22 / 116
第二章
第22話 星渡りの塔へ
しおりを挟む
「今回は引き分けとしておいてあげる。次は容赦はしないわよ?」
「はいっ! アイギスの神盾さん! 良き勝負でした、ありがとうございましたです!」
アイギスとストブリも結果には納得したようで、決闘を握手で締める。
「これで序列は以前と変わらずですね。まず第一位がエルエルです」
「エルが一番です? わーい!」
「ええ、もちろんです。二位がアイちゃん、ブリちゃん。三位がトロちゃん」
「……ますた、ごはん、ほしい」
「ご飯はあとでね?」
エルは武具ではないし、そもそも不死身だから戦っても勝敗がつかない。
僕の服を引っ張るトロンは序列に興味がなさそうだし。順当な並びだと思う。
「ちょっと待ちなさい。ライブラはどうなのよ? そこをぼかされると先程の戦いの意味がなくなるわ!」
「そうです! もう一度勝負ですか!? 負けませんですよ!!」
アイギスとストブリが同時にライブラさんに詰め寄る。
国宝級の圧に対して、涼しげな表情でライブラさんは受け流す。
「私様は特別枠ですよ。なんせ神話級ですからね。お子様のお遊びに大人が本気になっては恥ずかしいでしょう?」
「ええっ!? ライブラ様は神話級様です? すごいです!」
疑う事を知らない純粋なストブリが驚いている。
「嘘に騙されては駄目よ? 変態妖精は☆1しかないただの端末だから」
「ぬっ、すっかり騙されましたです! 嘘つき妖精さんです!」
「みなさん私様を過小評価し過ぎでは……? むむむ、一度本気を見せてわからせますか……ですが、それではあまりに大人げなく――」
騒がしい集団を離れて、僕は一人佇むレイリアさんの所へ。
「ロロア様……申し訳ありませんでした。私の不注意で、危うく取り返しのつかない事に……」
「謝られる必要はありませんよ。最終的に二人にとって最善の結果になったと思いますから!」
一人飛びぬけて優秀だったアイギスに対等の相手が見つけたんだ。
あの場で変に決着が付くよりも、引き分けに終わらせた方が先がある。
大きな怪我もなく。終わりよければそれでいいんだ。僕はそう伝える。
「……はい」
僕の慰めも、あまり効果がなかったようで。
レイリアさんは、わかりやすく落ち込んでいた。
異界の神に与えられたユニークスキルに振り回される人生。
僕も同じ経験者だ。言葉一つで救われたら苦労はしないよね。
「レイリア、身体が汚れてしまいましたです。水浴びがしたいです!」
「ええ、わかりました。ラティアには有名な温泉があるの、これから一緒に入りましょう?」
「はい! 私がレイリアのお背中をお流ししますです!」
二人は僕たちにお礼を告げてから、地上世界へと戻っていく。
温泉か、いいな。庶民向けの温泉宿もあったはず。僕たちも入ろうかな。
「むむむ、温泉ですか! かつてない肌色データが私様を呼んでいる……!」
「そこに反応するな、変態妖精。貴女は目立つから拠点でお留守番ね」
「そ、そんな!? 私様に死ねと申すのですか!?」
「それか僕と一緒に男湯」
「あ、はい。それで構いません。一度じっくり、ねっとりとロロアさんのデータを記録しておきたかったので」
「いいんだ……ライブラさん節操ないね」
データに取られないよう隠すところは隠さないと。
「って認める訳ないでしょ!? ロロアのどこを記録するつもりよ!」
「おや、アイちゃん。私様に羞恥心はありませんよ? 知りたいなら答えて差し上げますが」
「黙りなさい。羽を毟り取るわよ」
「ズルいです! エルもあるじさまのお背中流したいです!」
「おんせん、おいしい?」
暴走するライブラさんを取り押さえて、
結局、僕たちは拠点で水を浴びて済ませたのだった。
◇
「えっ、レイリアさんがたった二人で【星渡りの塔】に!?」
後日、魔塔挑戦者としての心構えを学びにヘラさんの元を尋ねると。
どことなく暗い表情をさせた彼女から、そんな情報がもたらされる。
「そうなんですよ。こちらも危険だと何度もお引き留めはしたのですが……あくまで最終的な判断は冒険者の方に委ねていますので。個の意志を捻じ曲げるほどの過干渉は一職員では禁じられていますし」
「もちろん、ヘラさんに責任がないのはわかっていますよ」
僕とレイリアさんが酒場で会話している姿をヘラさんも目撃していたようで。
知り合いとして、何とか彼女を助けてあげられないかと相談を持ち掛けられた。
「手続きをする際、レイリアさんはどんな様子でしたか?」
「どうも焦っていらっしゃるような感じで、私の忠告もあまり届いていませんでした」
「……やっぱり、昨日の一件を引きずっているんだ」
ガーベラ王家の仕来りで二十までに【星渡りの塔】を制覇しないといけない。
ストームブリンガーの【擬人化】を望んでまで、彼女は人生を賭けている。
僕も気持ちは理解できる。もう一人の自分に負けたくないという想いを。
レイリアさんは真面目過ぎるんだ。そこは通過点であって終点じゃない。
このままだと彼女は自分の可能性に負けてしまう。魔塔で命を落としてしまう。
「二人が【星渡りの塔】に入ったのはいつ頃でしょうか?」
「今朝です。既に六時間は経過しているでしょうか。一階は短いので、そろそろ二階層に入っていてもおかしくありません」
「わかりました。僕たちもすぐに追いかけますよ!」
下層で連れ戻せなければいっそ、合流して最上層を目指そう。
幸運にも新しい拠点は物資が豊富で、準備に時間は掛からない。
荷物持ちの経験が生かせる。荷物整理は逃げ足の次に自信がある。
「助かります。不倒無血の盾使いロロアさんなら、安心して任せられますから!」
「ええ、僕も名前負けしないように心掛けますよ」
さっそくヘラさんに入塔の手続きをしてもらう。
ちなみに冒険者でなくても、誰でも魔塔には入れる。
七賢人の遺産を一部の者が独占するのは先人の教えに反すると。
管理国が許可を出しているので。なら、冒険者の利点は何かというと。
十階層ごとに置かれる転移ゲートと休息所を無料で使える点。
ここで冒険者の資格がないと、あとで高額請求をされてしまうのだ。
それに【情報板】の有無も大きい。これ一つあるだけで生存率が変わる。
あとは事前に目標の階層を申請しておくと、
ギルドの方から一定階層ごとに支援物資を支給してもらえる。
また、途中で連絡が途絶えた場合、近い階層から救護部隊も派遣される。
当然それらの保証を受けるには、相応の前金を支払う必要があるけど。
フロアボスの魔石報酬金がまだ残っているので。すべての支援を設定しておく。
クルトンたちは節約して、これらの保証を一切使わなかったから。
僕は同じ過ちは犯さない。仲間も増えたからこそ地盤は固めておきたい。
「ロロアさん、急に男らしくなりましたね? 顔付きが以前とは違います。可愛い弟のように見えていたのに、今はまさに挑戦者の面持ちですよ。男の子は成長が早いですね」
「僕も強くならないといけない理由を見つけたからですかね?」
「ふふっ、素敵な答えです」
申請書類に署名している間、ヘラさんはずっと僕の顔を見つめていた。
エルフ族特有の美しい翠瞳に整った眉。弟と見るにしては熱が籠っている。
(えぇい! 私様の王に色目を使う卑しいエルフ族め! まず歳の差を考えなさいっ明らかに三桁は離れているでしょうが、許しませんよ!?)
「……たった今、ロロアさんと近しい何者かに酷い暴言を吐かれた気配がしました」
「あはは……気のせいでは?」
(ロロアさん……く、苦しいです、潰れてしまいますっ!)
エルフの女性の勘は鋭い。僕は勝手に暴れる上着ポケットを抑えつける。
「それではロロアさん。どうかお気をつけて。地上からご武運をお祈りしています!」
「ありがとうございます。不倒無血で戻ってきますよ!」
ギルドでの用事を片付けて、僕は振り返る。
既にエルとアイギスは事情を聞いて待機しててくれた。
トロンはいつものように腰ベルト。ライブラさんはポケット内。
「エル、アイギスお待たせ、行くよ。生き急ぎなお姫さまと、小さなメイドさんを追いかけるんだ」
「はい、あるじさま!」
「任せなさい!」
「はいっ! アイギスの神盾さん! 良き勝負でした、ありがとうございましたです!」
アイギスとストブリも結果には納得したようで、決闘を握手で締める。
「これで序列は以前と変わらずですね。まず第一位がエルエルです」
「エルが一番です? わーい!」
「ええ、もちろんです。二位がアイちゃん、ブリちゃん。三位がトロちゃん」
「……ますた、ごはん、ほしい」
「ご飯はあとでね?」
エルは武具ではないし、そもそも不死身だから戦っても勝敗がつかない。
僕の服を引っ張るトロンは序列に興味がなさそうだし。順当な並びだと思う。
「ちょっと待ちなさい。ライブラはどうなのよ? そこをぼかされると先程の戦いの意味がなくなるわ!」
「そうです! もう一度勝負ですか!? 負けませんですよ!!」
アイギスとストブリが同時にライブラさんに詰め寄る。
国宝級の圧に対して、涼しげな表情でライブラさんは受け流す。
「私様は特別枠ですよ。なんせ神話級ですからね。お子様のお遊びに大人が本気になっては恥ずかしいでしょう?」
「ええっ!? ライブラ様は神話級様です? すごいです!」
疑う事を知らない純粋なストブリが驚いている。
「嘘に騙されては駄目よ? 変態妖精は☆1しかないただの端末だから」
「ぬっ、すっかり騙されましたです! 嘘つき妖精さんです!」
「みなさん私様を過小評価し過ぎでは……? むむむ、一度本気を見せてわからせますか……ですが、それではあまりに大人げなく――」
騒がしい集団を離れて、僕は一人佇むレイリアさんの所へ。
「ロロア様……申し訳ありませんでした。私の不注意で、危うく取り返しのつかない事に……」
「謝られる必要はありませんよ。最終的に二人にとって最善の結果になったと思いますから!」
一人飛びぬけて優秀だったアイギスに対等の相手が見つけたんだ。
あの場で変に決着が付くよりも、引き分けに終わらせた方が先がある。
大きな怪我もなく。終わりよければそれでいいんだ。僕はそう伝える。
「……はい」
僕の慰めも、あまり効果がなかったようで。
レイリアさんは、わかりやすく落ち込んでいた。
異界の神に与えられたユニークスキルに振り回される人生。
僕も同じ経験者だ。言葉一つで救われたら苦労はしないよね。
「レイリア、身体が汚れてしまいましたです。水浴びがしたいです!」
「ええ、わかりました。ラティアには有名な温泉があるの、これから一緒に入りましょう?」
「はい! 私がレイリアのお背中をお流ししますです!」
二人は僕たちにお礼を告げてから、地上世界へと戻っていく。
温泉か、いいな。庶民向けの温泉宿もあったはず。僕たちも入ろうかな。
「むむむ、温泉ですか! かつてない肌色データが私様を呼んでいる……!」
「そこに反応するな、変態妖精。貴女は目立つから拠点でお留守番ね」
「そ、そんな!? 私様に死ねと申すのですか!?」
「それか僕と一緒に男湯」
「あ、はい。それで構いません。一度じっくり、ねっとりとロロアさんのデータを記録しておきたかったので」
「いいんだ……ライブラさん節操ないね」
データに取られないよう隠すところは隠さないと。
「って認める訳ないでしょ!? ロロアのどこを記録するつもりよ!」
「おや、アイちゃん。私様に羞恥心はありませんよ? 知りたいなら答えて差し上げますが」
「黙りなさい。羽を毟り取るわよ」
「ズルいです! エルもあるじさまのお背中流したいです!」
「おんせん、おいしい?」
暴走するライブラさんを取り押さえて、
結局、僕たちは拠点で水を浴びて済ませたのだった。
◇
「えっ、レイリアさんがたった二人で【星渡りの塔】に!?」
後日、魔塔挑戦者としての心構えを学びにヘラさんの元を尋ねると。
どことなく暗い表情をさせた彼女から、そんな情報がもたらされる。
「そうなんですよ。こちらも危険だと何度もお引き留めはしたのですが……あくまで最終的な判断は冒険者の方に委ねていますので。個の意志を捻じ曲げるほどの過干渉は一職員では禁じられていますし」
「もちろん、ヘラさんに責任がないのはわかっていますよ」
僕とレイリアさんが酒場で会話している姿をヘラさんも目撃していたようで。
知り合いとして、何とか彼女を助けてあげられないかと相談を持ち掛けられた。
「手続きをする際、レイリアさんはどんな様子でしたか?」
「どうも焦っていらっしゃるような感じで、私の忠告もあまり届いていませんでした」
「……やっぱり、昨日の一件を引きずっているんだ」
ガーベラ王家の仕来りで二十までに【星渡りの塔】を制覇しないといけない。
ストームブリンガーの【擬人化】を望んでまで、彼女は人生を賭けている。
僕も気持ちは理解できる。もう一人の自分に負けたくないという想いを。
レイリアさんは真面目過ぎるんだ。そこは通過点であって終点じゃない。
このままだと彼女は自分の可能性に負けてしまう。魔塔で命を落としてしまう。
「二人が【星渡りの塔】に入ったのはいつ頃でしょうか?」
「今朝です。既に六時間は経過しているでしょうか。一階は短いので、そろそろ二階層に入っていてもおかしくありません」
「わかりました。僕たちもすぐに追いかけますよ!」
下層で連れ戻せなければいっそ、合流して最上層を目指そう。
幸運にも新しい拠点は物資が豊富で、準備に時間は掛からない。
荷物持ちの経験が生かせる。荷物整理は逃げ足の次に自信がある。
「助かります。不倒無血の盾使いロロアさんなら、安心して任せられますから!」
「ええ、僕も名前負けしないように心掛けますよ」
さっそくヘラさんに入塔の手続きをしてもらう。
ちなみに冒険者でなくても、誰でも魔塔には入れる。
七賢人の遺産を一部の者が独占するのは先人の教えに反すると。
管理国が許可を出しているので。なら、冒険者の利点は何かというと。
十階層ごとに置かれる転移ゲートと休息所を無料で使える点。
ここで冒険者の資格がないと、あとで高額請求をされてしまうのだ。
それに【情報板】の有無も大きい。これ一つあるだけで生存率が変わる。
あとは事前に目標の階層を申請しておくと、
ギルドの方から一定階層ごとに支援物資を支給してもらえる。
また、途中で連絡が途絶えた場合、近い階層から救護部隊も派遣される。
当然それらの保証を受けるには、相応の前金を支払う必要があるけど。
フロアボスの魔石報酬金がまだ残っているので。すべての支援を設定しておく。
クルトンたちは節約して、これらの保証を一切使わなかったから。
僕は同じ過ちは犯さない。仲間も増えたからこそ地盤は固めておきたい。
「ロロアさん、急に男らしくなりましたね? 顔付きが以前とは違います。可愛い弟のように見えていたのに、今はまさに挑戦者の面持ちですよ。男の子は成長が早いですね」
「僕も強くならないといけない理由を見つけたからですかね?」
「ふふっ、素敵な答えです」
申請書類に署名している間、ヘラさんはずっと僕の顔を見つめていた。
エルフ族特有の美しい翠瞳に整った眉。弟と見るにしては熱が籠っている。
(えぇい! 私様の王に色目を使う卑しいエルフ族め! まず歳の差を考えなさいっ明らかに三桁は離れているでしょうが、許しませんよ!?)
「……たった今、ロロアさんと近しい何者かに酷い暴言を吐かれた気配がしました」
「あはは……気のせいでは?」
(ロロアさん……く、苦しいです、潰れてしまいますっ!)
エルフの女性の勘は鋭い。僕は勝手に暴れる上着ポケットを抑えつける。
「それではロロアさん。どうかお気をつけて。地上からご武運をお祈りしています!」
「ありがとうございます。不倒無血で戻ってきますよ!」
ギルドでの用事を片付けて、僕は振り返る。
既にエルとアイギスは事情を聞いて待機しててくれた。
トロンはいつものように腰ベルト。ライブラさんはポケット内。
「エル、アイギスお待たせ、行くよ。生き急ぎなお姫さまと、小さなメイドさんを追いかけるんだ」
「はい、あるじさま!」
「任せなさい!」
0
あなたにおすすめの小説
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
借金5億で異世界転移、よりによって金本位制の世界だった
夜明け一葉
ファンタジー
32歳の個人トレーダー・佐藤慧は、5年間の雪辱を賭けたトレードで5億円の借金を抱え、意識を失った。目覚めると、そこは剣と魔法が存在する見知らぬ世界だった。常識が通じない異世界で、金貨を見るだけで嘔吐する「金アレルギー」を抱えながら、若き冒険者リナと出会い、生き延びる術を探し始める。諦めることだけができなかった男が、新たな世界で再び立ち上がる異世界サバイバル譚。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
辺境で静かに暮らしていた俺、実は竜王の末裔だったらしく気づけば国ができていた
平木明日香
ファンタジー
はるか五億四千万年前、この星は六柱の竜王によって治められていた。火・水・風・土・闇・光――それぞれの力が均衡を保ち、世界は一つの大きな生命のように静かに巡っていた。だが星の異変をきっかけに竜の力は揺らぎ、その欠片は“魂”となって新たな生命に宿る。やがて誕生した人類は文明を築き、竜の力を利用し、ついには六大陸そのものを巨大な封印装置へと変えて竜王を眠りにつかせた。
それから幾千年。
現代では六つの大国がそれぞれ封印を管理し、かろうじて世界の均衡を保っている。しかし各地で異常な魔獣が出現し、封印の揺らぎが噂されはじめていた。
そんな世界を気ままに旅する青年がいる。名はブラック・ドラグニル。三年前からハンターとして魔獣を討伐し、その肉を味わいながら各地を渡り歩く放浪者だ。規格外の実力を持ちながら名誉や地位には興味がなく、ただ「世界のうまいものを食べ尽くす」ことを楽しみに生きている。
ある日、光の王国ルミナリア近郊で王女ユリアナが大型魔獣に襲われる事件が起きる。死を覚悟した騎士団の前に現れたブラックは、その怪物をわずか数十秒で討ち倒す。彼にとっては雑魚同然だったが、その圧倒的な強さは王国中に知れ渡る。王女は自由に生きる彼の姿に心を奪われるが、ブラックは次の目的地へ向かう計画を練るばかり。
だが彼自身はまだ知らない。
自らが竜族の末裔であり、世界を再び“統合”へ導く鍵となる存在であることを。
竜の封印が揺らぐとき、自由を愛する青年は世界の命運を左右する選択を迫られる。
これは、竜の記憶と人の魂が交錯する壮大なファンタジー叙事譚である。
S級スキル『剣聖』を授かった俺はスキルを奪われてから人生が一変しました
白崎なまず
ファンタジー
この世界の人間の多くは生まれてきたときにスキルを持っている。スキルの力は強大で、強力なスキルを持つ者が貧弱なスキルしか持たない者を支配する。
そんな世界に生まれた主人公アレスは大昔の英雄が所持していたとされるSランク『剣聖』を持っていたことが明らかになり一気に成り上がっていく。
王族になり、裕福な暮らしをし、将来は王女との結婚も約束され盤石な人生を歩むアレス。
しかし物事がうまくいっている時こそ人生の落とし穴には気付けないものだ。
突如現れた謎の老人に剣聖のスキルを奪われてしまったアレス。
スキルのおかげで手に入れた立場は当然スキルがなければ維持することが出来ない。
王族から下民へと落ちたアレスはこの世に絶望し、生きる気力を失いかけてしまう。
そんなアレスに手を差し伸べたのはとある教会のシスターだった。
Sランクスキルを失い、この世はスキルが全てじゃないと知ったアレス。
スキルがない自分でも前向きに生きていこうと冒険者の道へ進むことになったアレスだったのだが――
なんと、そんなアレスの元に剣聖のスキルが舞い戻ってきたのだ。
スキルを奪われたと王族から追放されたアレスが剣聖のスキルが戻ったことを隠しながら冒険者になるために学園に通う。
スキルの優劣がものを言う世界でのアレスと仲間たちの学園ファンタジー物語。
この作品は小説家になろうに投稿されている作品の重複投稿になります
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる