浦島太郎と猫

WISE

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ねこ丸、再び竜宮城へ

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むかしむかし、海辺の村に、正義(せいぎ)のねこ「ねこ丸」がいました。
彼はかつて竜宮城に招待(しょうたい)されましたが――
魚を食べすぎて、追い出されてしまったのでした。

それからしばらくして――
ねこ丸は、浜辺でおせんべいをかじりながらつぶやきました。

「もう一度…行きたいニャ。今度こそ、魚はがまんするニャ…たぶん。」

そこへ現れたのは、あのとき助けたカメ。

「ねこ丸さん、乙姫さまがまた会いたいとおっしゃってますよ。反省(はんせい)したなら…ぜひもう一度。」

「おおっ! 竜宮(りゅうぐく)リベンジチャンス!? 行くニャ!!」



ねこ丸はカメに乗って、再び海の底へ。
すると、きらきらと光る竜宮城が見えてきました。

「ようこそ、ねこ丸さま」
と、乙姫さまがやさしく出迎えます。

「今回は、お食事(しょくじ)は…軽めにお願いしますね。」

「もちろんニャ! オレはもう昔のネコじゃないニャ!」



音楽(おんがく)が鳴(な)り、魚たちがまいおどり、再びパーティーが始まりました。

ねこ丸は、ゆっくり、ちょっとだけ焼き魚を食べ、残りは見ているだけ。

太郎(※今度は付き添い)はヒヤヒヤしながら見守ります。

「おお…ねこ丸が…がまんしている…!!」



しかし――そのとき!

バァン!!!

竜宮城に、大きな水流(すいりゅう)とともにサメの大軍(たいぐん)が押し寄せてきました!

「ヒャッハー! 竜宮城をのっとってやるぜぇ!」

魚たちは大パニック!
乙姫さまもおびえています。

「このままでは…みんな食べられてしまうわ!」

ねこ丸はサングラスをクイっとあげて、言いました。

「魚は食べるものニャ。でも…仲間(なかま)は食べさせないニャ!!」

背中から取り出したのは――
巨大マグロ型ミサイル!!!

「これがオレの新兵器(しんへいき)、トロ・ミサイルニャーーー!!」

ドッカーーーン!!!

ミサイルが海中を走り、大爆発(だいばくはつ)!
サメたちは目を回して、しっぽを巻いて逃げていきました。



魚たちは大よろこび。
乙姫さまは、感動(かんどう)で涙をうかべました。

「ねこ丸さま、今回は本当にありがとうございました。今度こそ、あなたは竜宮城の英雄(えいゆう)です。」

「もう、食いしんぼうとは呼ばせませんニャ。」

その日、ねこ丸は「竜宮の守りねこ」の称号(しょうごう)をもらい、みんなにチヤホヤされながら帰っていきました。
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