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15話
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学園に帰り、その日は疲れたので解散し、それぞれの自室へ戻って寝た
…
翌日
ルーシーが目を覚ましてボーっとしているとノックをする音が聞こえる
コンコン
ルーシーはベッドの上で眠い目をこすりながら返事をする
「だれー?」
許可もしていないのに扉が開く、カーラが扉からひょこっと顔を出した
「へへー、昨日の素材を早速捧げに行きたいんだー。一緒にアンテのところ行こうよー」
「あぁ…うん。ちょっと待ってて」
「わかったー待ってるねー」
カーラは中に入ると扉を閉めて正座した
「なんで?普通出るでしょ」
「いやだってこれから着替えるんでしょ?」
「そりゃもう」
「ルーちんの筋肉を眺めるチャンスじゃん」
「堂々と変態発言するなよ出てけ」
「あ、わかった恥ずかしいんでしょ?じゃルーちんがムキムキになる呪文考えてあげるね」
「はぁ、じゃあ見てなよ」
「えぇっ!?い、いいの??は、はずかしい…」
カーラは両手で顔を覆い、指のスキマからチラ見している
「見たいのか見たくないのかハッキリしろよ…」
…
ルーシーは着替え終わるとホクホク顔のカーラと共にアンテの部屋へ来た
「アンテー、神殿いこー!」
ノックもせずにカーラが部屋へ入っていく
(普通怒られるだろもうちょっと遠慮しろ)
中に入るとアンテはいなかった
カーラは腕を組んで考える
「うーん、どこいったんだろ。あれかなぁにくきゅう部隊と訓練してるのかなぁ」
「へぇ、熱心だね」
「まぁ、見たらわかるよ」
…
アンテの教室へ行くとにくきゅう部隊の声が聞こえ始めた
エイ!エイ!アッ! エイ!エイ!アッ!
カーラがその声を聞くとつぶやく
「やってるやってる」
ルーシーは不穏な空気に眉をひそめ不安を隠せないでいた
(あいつ教室に取り巻き呼んでんのか?やりたい放題だな)
カーラが勢いよく教室の扉を開ける
「アンテー!神殿いくよー!」
中を覗くとにくきゅう部隊が規則正しく並び、両手両足を一直線に伸ばし横になって激しくうねっていた。その中心にアンテが仰向けにベッド型の浮き輪を敷いて寝そべりくつろいでいる
アンテがカーラの声にきづいてこちらを見る
「カーラじゃないですかぁ、るーちんもぉご一緒ですねぇ」
ルーシーは力の限り眉をひそめ、軽蔑のまなざしで質問した
「なにしてんの?」
「勇育にはプールがないので気分の演出ですぅ~にくきゅう部隊のトレーニングも兼ねてるんですよぉ」
「大浴場行けばいいでしょ」
「だってぇ~女湯ににくきゅうの子たち連れてけないじゃないですかぁ~」
「当たり前だろ何がしたいんだ」
(アンテがしかたなく担がれてるかと思ってたけど違うな、こいつ楽しんでる。変態だ。理解しようと思ったら負けだ…もう何も聞かないことにしよう)
「にくきゅう部隊の肉体美を維持するためにぃ、こうしていろいろ課題を授けてトレーニングしてるんですよぉ」
「邪魔したね。神殿いく」
「あ、まってぇ。わたくしも向かいますぅ」
…
女神神殿
カーラとアンテに魔物素材を捧げる順番を伝えていろいろと試して貰った
基本的に素材となる魔物の長所をより強く肉体に反映していく傾向が見られるそうだ。ソードベアを捧げたときは特に腕力に効果があるような感想を述べられた
女神に素材を供物として祈りを捧げると白い世界で光の玉と対話するようなイメージが広がるそうだ
女神の加護は見た目には一切影響がなく、体の中から力が溢れる感じがするらしい。ルーシーの予想通り強い魔物ほど効果が高く、小物でも数が揃えばそれなりの効果を感じられるという事だった。またヒュドラなどの上位の魔物を捧げた際はスキルを授かり、毒に対しての危機感が薄れていく感じがあったという事だ、毒に耐性が出来たのだろう
また、カーラは攻撃系スキル、アンテは支援系のスキルを新たに獲得した
スキルの場合はどのように体を使うかが脳内に流れ込んでくるそうだ
カーラはスキルに “三段斬り” と名付けていた、一太刀浴びせると同じ斬撃が2度遅れてくるスキルだそうだ。訓練場で練習していると普段より早く疲れるような印象を受けた。何かしら消費しているようだ
アンテは “光の恵み” と名付けた、魔法を利用するごとに消費するエネルギーを補給する。
供物を捧げ終わるとカーラとアンテは基礎体力の向上にも驚いていた
カーラは一人で演習場のキマイラを余裕で倒せるほど強くなっている
アンテがカーラの成長に驚きながら話す
「凄いですねぇ、キマイラを一人で倒せるようになっちゃったんですかぁ」
「いやーもう相手の動きはよく見えるようになったし、体を動かすのも今までよりずっと軽い感じ。相手が今までより柔らかく感じたよー、苦労した甲斐があったぁ」
ルーシーが話した
「女神に捧げるものが強力な魔物ほどよいなら魔物の領地になった場所を重点的に回るようにしてもいいかもしれないね。見違えるほど強くなったみたいだし、ちょうどいい腕試しになるんじゃないかな」
「そうだね!早くルーシーの力に頼らず魔物をバンバン倒せるようになりたい!」
…
翌日
ルーシーが目を覚ましてボーっとしているとノックをする音が聞こえる
コンコン
ルーシーはベッドの上で眠い目をこすりながら返事をする
「だれー?」
許可もしていないのに扉が開く、カーラが扉からひょこっと顔を出した
「へへー、昨日の素材を早速捧げに行きたいんだー。一緒にアンテのところ行こうよー」
「あぁ…うん。ちょっと待ってて」
「わかったー待ってるねー」
カーラは中に入ると扉を閉めて正座した
「なんで?普通出るでしょ」
「いやだってこれから着替えるんでしょ?」
「そりゃもう」
「ルーちんの筋肉を眺めるチャンスじゃん」
「堂々と変態発言するなよ出てけ」
「あ、わかった恥ずかしいんでしょ?じゃルーちんがムキムキになる呪文考えてあげるね」
「はぁ、じゃあ見てなよ」
「えぇっ!?い、いいの??は、はずかしい…」
カーラは両手で顔を覆い、指のスキマからチラ見している
「見たいのか見たくないのかハッキリしろよ…」
…
ルーシーは着替え終わるとホクホク顔のカーラと共にアンテの部屋へ来た
「アンテー、神殿いこー!」
ノックもせずにカーラが部屋へ入っていく
(普通怒られるだろもうちょっと遠慮しろ)
中に入るとアンテはいなかった
カーラは腕を組んで考える
「うーん、どこいったんだろ。あれかなぁにくきゅう部隊と訓練してるのかなぁ」
「へぇ、熱心だね」
「まぁ、見たらわかるよ」
…
アンテの教室へ行くとにくきゅう部隊の声が聞こえ始めた
エイ!エイ!アッ! エイ!エイ!アッ!
カーラがその声を聞くとつぶやく
「やってるやってる」
ルーシーは不穏な空気に眉をひそめ不安を隠せないでいた
(あいつ教室に取り巻き呼んでんのか?やりたい放題だな)
カーラが勢いよく教室の扉を開ける
「アンテー!神殿いくよー!」
中を覗くとにくきゅう部隊が規則正しく並び、両手両足を一直線に伸ばし横になって激しくうねっていた。その中心にアンテが仰向けにベッド型の浮き輪を敷いて寝そべりくつろいでいる
アンテがカーラの声にきづいてこちらを見る
「カーラじゃないですかぁ、るーちんもぉご一緒ですねぇ」
ルーシーは力の限り眉をひそめ、軽蔑のまなざしで質問した
「なにしてんの?」
「勇育にはプールがないので気分の演出ですぅ~にくきゅう部隊のトレーニングも兼ねてるんですよぉ」
「大浴場行けばいいでしょ」
「だってぇ~女湯ににくきゅうの子たち連れてけないじゃないですかぁ~」
「当たり前だろ何がしたいんだ」
(アンテがしかたなく担がれてるかと思ってたけど違うな、こいつ楽しんでる。変態だ。理解しようと思ったら負けだ…もう何も聞かないことにしよう)
「にくきゅう部隊の肉体美を維持するためにぃ、こうしていろいろ課題を授けてトレーニングしてるんですよぉ」
「邪魔したね。神殿いく」
「あ、まってぇ。わたくしも向かいますぅ」
…
女神神殿
カーラとアンテに魔物素材を捧げる順番を伝えていろいろと試して貰った
基本的に素材となる魔物の長所をより強く肉体に反映していく傾向が見られるそうだ。ソードベアを捧げたときは特に腕力に効果があるような感想を述べられた
女神に素材を供物として祈りを捧げると白い世界で光の玉と対話するようなイメージが広がるそうだ
女神の加護は見た目には一切影響がなく、体の中から力が溢れる感じがするらしい。ルーシーの予想通り強い魔物ほど効果が高く、小物でも数が揃えばそれなりの効果を感じられるという事だった。またヒュドラなどの上位の魔物を捧げた際はスキルを授かり、毒に対しての危機感が薄れていく感じがあったという事だ、毒に耐性が出来たのだろう
また、カーラは攻撃系スキル、アンテは支援系のスキルを新たに獲得した
スキルの場合はどのように体を使うかが脳内に流れ込んでくるそうだ
カーラはスキルに “三段斬り” と名付けていた、一太刀浴びせると同じ斬撃が2度遅れてくるスキルだそうだ。訓練場で練習していると普段より早く疲れるような印象を受けた。何かしら消費しているようだ
アンテは “光の恵み” と名付けた、魔法を利用するごとに消費するエネルギーを補給する。
供物を捧げ終わるとカーラとアンテは基礎体力の向上にも驚いていた
カーラは一人で演習場のキマイラを余裕で倒せるほど強くなっている
アンテがカーラの成長に驚きながら話す
「凄いですねぇ、キマイラを一人で倒せるようになっちゃったんですかぁ」
「いやーもう相手の動きはよく見えるようになったし、体を動かすのも今までよりずっと軽い感じ。相手が今までより柔らかく感じたよー、苦労した甲斐があったぁ」
ルーシーが話した
「女神に捧げるものが強力な魔物ほどよいなら魔物の領地になった場所を重点的に回るようにしてもいいかもしれないね。見違えるほど強くなったみたいだし、ちょうどいい腕試しになるんじゃないかな」
「そうだね!早くルーシーの力に頼らず魔物をバンバン倒せるようになりたい!」
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