猫ちゃんの異世界、旅日記。

椿姫哀翔

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魔の森

12話

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片付けをしてテントに戻ったあと、ハルにはベットにクッションを積んでそれを背もたれにして座ってもらった。
アキはベットに寝っ転がりたかったため、ハルの隣りに丸くなりしっぽをハルの膝の上に乗せた。

「ん?アキちゃん、乗らないの?」
〔うん。ベットでゴロゴロしたいから。でも、近づいてた方が良いから隣にいてしっぽだけ乗せさせて?〕
「いいよー。」
〔ありがとう。本と果実水は、ベット横にテーブル出すからその上に置くね。〕
「うん。」
〔じゃあ、魔力流すよ〕
「お願いします。
……んっ、ふう…」
〔大丈夫?〕
「うん。なんかアキちゃんからくる魔力が感じられるのか暖かいものが流れてきてる感じがする。」
〔いい傾向だね。その感じだと、今日の夜には魔力解放出来そうだね。〕
「ほんと!?」
〔うん。気持ち悪くは無い?〕
「うん、大丈夫。」
〔なら続けるね。〕

それから4時間程魔力を流した。
そのあいだハルは本を読み、アキは魔力流すのに慣れたのか、疲れたのか魔力を流しながら眠っていた。

〔んんー、くぁー…。あり、寝ちゃったんだ…。〕
「ん?アキちゃん、起きた?」
〔ごめん、体調大丈夫!?〕
「うん、問題ないよ。」
〔ほんとごめん。寝るつもりなかったのに…。〕
「気にしないで。」
〔ありがとう。でも、確認だけはさせて。〕
「うん。」
〔…………、うん、大丈夫だね。よかった…。
魔力解放もあと1時間ぐらいで出来そうだよ。〕
「ほんと!?」
〔うん。でも、とりあえず一旦休憩しよ。〕
「そうだね。本も読み終わっちゃったし。」
〔は?ウソでしょ!?20冊もあったよ!?〕
「ん?ほんとだよ。だから読み終わったあとアキちゃんの事眺めてなでなでしてたんだから。」
〔マジか……。いや、起こしてよ!〕
「だって、すごい気持ち良さそうに寝てたし。」
〔う、それはごめん…。〕
「だから、謝らないでよ!可愛い可愛いアキちゃん見れたからぼくは最高の気分なんだから!!」
〔そんなこと、良い笑顔で言わないでー……。〕
「あはっ、照れてるー。」
〔もおー、ほら、お腹空いたからご飯作るよ!〕

バッダダダッ

「ありゃ、逃げちゃった」

照れたアキは、寝てる間にハルに抱えられたのか腕の中に居たところから一瞬で魔力を止めて逃げ出した。


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