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第一章
攻防の決着
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「……嫌なんです。」
「えっ?」
「セックスだけは許してください。高校生の間は……清い体でいたいんです。」
「なっ……」
友介は絶句して逡巡する。
その中年教師の顔を、涙目の上目遣いで美奈子はじっと見つめる。
あらためて、ぱっちりとした目と目が合うと、たちまち吸い寄せられる。黒い瞳に身体ごと吸い込まれそうだ。
それが涙に濡れ、瞼や目の周りが少しだけ腫れ赤くなっていて、肌の白さとのコントラストが強調され、清楚な色気を醸し出している。
鼻は愛らしく小ぶりで、少しだけ上向きで、小さな唇は信じられないほど綺麗な桜色で、喋ると真っ白な歯が覗く。八重歯がとてつもなくキュートだ。
教壇から眺めるレベルでは気づきにくかったが、目元に小さな微かなホクロがあることがわかる。それにより、間近で見つめることで更に美奈子の魅力がアップする。
素人女性経験皆無の友介が、それに耐えられるわけがない。
息が詰まってしまった。
何せ、五年以上にわたって見守ってきた美少女と、こんなに間近で見つめ合うのだ。
全てが、めちゃめちゃに可愛い。こんな生き物がいていいのかと思う。
訴えかけたまま無言で見つめる美少女には、もうギブアップするしかない。
「わかった……わかったよ。
彼女である可愛いミナちゃんが、嫌がっているのに、それを無理に僕がするはずないじゃないか」
友介は、もうそう言うしかなかった。
美奈子は更に
「唇へのキスも、嫌なんです……」
追い打ちをかける。
「そ、それはぁ……昨日約束したじゃないか」
友介は、もう息も絶え絶えだ。
美奈子は、そこまで聞くと、にっこりと素晴らしい笑みを浮かべた。
「それでこそ、わたしの彼氏さんですね」
「そ、そーかな。ハハっ」
友介は、美奈子の手のひらで転がされていると、もちろん感じているが、
それすらも心地よくて、どうでもいい気がしてくる。
目の前で泣かれるより、よほどよい。
「ありがとうございます! あっ、いけない。先生、朝のホームルームがもう始まりますよ。
私は、その前にちょっと顔を洗わないといけないから、……失礼しますね」
美奈子は、ぱっと立ち上がると、ぺこりと頭を下げ、出口に向かう。
そこで振り返り
「先生も、ホームルームに遅刻しないでください」と笑顔を見せながら去って行った。
友介は、呆然と美奈子を見送った。
暫く固まっていた。
「えっ?」
昨夜、ソファーベッドを買いに行きながら、あれやこれや考えていたのとは
全く異なる展開だ。
「どーして、こーなった! あれぇ?」
頭を抱えて考える。
(なんで俺はエッチNGをOKしたんだ……いや、あんなにつぶらな瞳でお願いされたらどうしようもない。俺には無理だ、ムリ。
だって、あのミナちゃんだぞ。あの娘を泣かせられないよなぁ。)
非モテ男の弱気が顔を出す。女性経験のなさが致命的だ。
(本当なら、朝はここでミナちゃんの裸などを堪能し、放課後にはバージンを貰っているはずだったのに。
写真で脅迫すれば、エロ同人とかだと、弱みを握られたらどんな強気なコも言いなりになるんだけどなぁ。
特に、本人じゃなくて彼氏絡みなら。彼氏のために仕方ないとか言って。
くーっ、現実は、そんな甘くないな。
もっと強気に、それなら職員会議にかけるだけだと鬼畜に迫ればよかったんだよな……お前の気持ちなど知ったことかと。
いやいや、理屈でわかってもリアルがあんなに可愛いミナちゃんに、間近でお願いされたら、俺はかなわないよ。
だいたい、それでもいいとあの時は思ってしまったし……)
友介は、自分の実行力のなさにがっくりと落ち込む。
別に心底の悪人というわけではないから、ここまでが精一杯、まさに惚れた弱みを実感し、自分自身納得するしかなかった。
「ヤバい! マジに遅刻する」
あれこれ考えているうちに、ホームルームの時間が迫っていて、慌てて新校舎に走った。
一方の美奈子は、旧文芸部室を出ると、急いでトイレに向かった。
顔を洗い、身支度を整えながら、安堵した。
(なんとかやれたわ。今日のところは主導権が取れたし、エッチとキスなしの約束もできた。
どこまで守ってくれるかは正直わからない。でも、浜田先生が私を好きという告白は、どうやら本当だったみたいね。かわいらしくお願いしたら、何とかなるかもっていうのが通用してよかったー。先生にうまく媚びられるか、心配だったけど。まあ、アキラくんのこと考えたら泣きたくなって、本当に涙が出てしまったおかげかな。怪我の功名っていうの? でも、また突然何を言い出すかわからないヒトだから、油断は禁物ね。明日も、頑張ってご機嫌とらなくちゃ)
何とか表情を落ち着かせた美奈子は、教室に向かった。
「おはよう」
「どこ行ってたの? 珍しいね」
毎朝、早めに来て予習している美奈子が
カバンを置いたまま、割とギリギリの時間に教室に入ってきたので
隣席の友人の陽菜が問いかけてきた。
「うん、ちょっとね?」
曖昧な笑顔で美奈子はスルーしようとする。
すると、陽菜は耳元に顔を寄せて
「アキラくんとお楽しみだったの? それキスマークでしょ」
「えっ?」
美奈子は蒼ざめる。
最初に浜田先生にハグされて「顔以外なら」ということで、うなじや首にキスされた事を思い出した。
その時、つけらけたのかもしれない。
「な、何を言ってるのよ。昨夜ちょっと虫に刺されたの」
「こんな季節に? ワルイ虫だね」
陽菜は、わかってますよという顔をする。
美奈子は、思わず反論しようとしたが、タイミングよく、そこで担任の浜田が入ってきて、話題は中断された。
美奈子は、休み時間に手持ちのバンドエイド二枚で、何とか赤い部分は隠した。
(もう、ひどい。朝からキスマークつけるなんて。アキラくんに気づかれたわけじゃなくて、よかったわ)
今日ほど違うクラスでよかったと思ったことはない。いつもは、特進クラスが二つに分かれていることを恨めしく思っていたのに。上位・下位ではなく、成績順で交互に分けているらしく、常に1位と2位を分け合っている美奈子とアキラは、同じクラスにはなれない仕組みだ。
何でも、少人数の特進クラス同士を競わせるのが学園の伝統らしい。
その日の放課後、友介は再び旧文芸部室を訪れていた。
「今朝は、バタバタしてして出たからな。さて」
本棚の上部と下部四か所に設置したビデオカメラから、SDカードを取り出した。
「ちょっとだけ見てみるか」
友介はノートPCで録画データの再生を始めた。
「おっ、この角度だとパンチラがしっかり撮れてる! 今日は白だったのか。
うーん、じかに見たかったなぁ。
こちらからは、、、さすがにブレザー着てるとブラチラも無理か。次は何としても上着は脱いで
もらわないとな。
あぁ、でもちょっと鎖骨が見えているのも色っぽいな。
ひゃぁっ、涙目のミナちゃんは、殺人的に可愛いなー。
あー、どうしてもっと長く抱きしめなかったんだろ」
美奈子が登場してから去るまで、全てが録画されていたのだ。
それを見ながら、美奈子の身体のどこまでも沈んでいきそうな柔らかさ、張りがありちょっとひんやりと吸い付くような太ももの手触りなどを友介は反芻していた。
「フフっ、予算の関係で旧校舎には監視カメラは出入り口くらいにしかついてないから、まさかミナちゃんも、この部屋の様子が録画されているとは思うまい。これは秘密にしておかないと」
友介の美奈子コレクションが、こうして増えていく。
「はぁっ、しかし今朝は動転して放課後も来いと言えなかったし、LIMEも教えてもらうの忘れてたから、呼び出しもできないか。全然ダメだなボクは。せっかくのチャンスを無駄にしてる。
まぁ、明日朝は来ると言ったし。今日は、この動画をじっくり確認して、カメラの角度や位置の調整を頑張ろう」
「えっ?」
「セックスだけは許してください。高校生の間は……清い体でいたいんです。」
「なっ……」
友介は絶句して逡巡する。
その中年教師の顔を、涙目の上目遣いで美奈子はじっと見つめる。
あらためて、ぱっちりとした目と目が合うと、たちまち吸い寄せられる。黒い瞳に身体ごと吸い込まれそうだ。
それが涙に濡れ、瞼や目の周りが少しだけ腫れ赤くなっていて、肌の白さとのコントラストが強調され、清楚な色気を醸し出している。
鼻は愛らしく小ぶりで、少しだけ上向きで、小さな唇は信じられないほど綺麗な桜色で、喋ると真っ白な歯が覗く。八重歯がとてつもなくキュートだ。
教壇から眺めるレベルでは気づきにくかったが、目元に小さな微かなホクロがあることがわかる。それにより、間近で見つめることで更に美奈子の魅力がアップする。
素人女性経験皆無の友介が、それに耐えられるわけがない。
息が詰まってしまった。
何せ、五年以上にわたって見守ってきた美少女と、こんなに間近で見つめ合うのだ。
全てが、めちゃめちゃに可愛い。こんな生き物がいていいのかと思う。
訴えかけたまま無言で見つめる美少女には、もうギブアップするしかない。
「わかった……わかったよ。
彼女である可愛いミナちゃんが、嫌がっているのに、それを無理に僕がするはずないじゃないか」
友介は、もうそう言うしかなかった。
美奈子は更に
「唇へのキスも、嫌なんです……」
追い打ちをかける。
「そ、それはぁ……昨日約束したじゃないか」
友介は、もう息も絶え絶えだ。
美奈子は、そこまで聞くと、にっこりと素晴らしい笑みを浮かべた。
「それでこそ、わたしの彼氏さんですね」
「そ、そーかな。ハハっ」
友介は、美奈子の手のひらで転がされていると、もちろん感じているが、
それすらも心地よくて、どうでもいい気がしてくる。
目の前で泣かれるより、よほどよい。
「ありがとうございます! あっ、いけない。先生、朝のホームルームがもう始まりますよ。
私は、その前にちょっと顔を洗わないといけないから、……失礼しますね」
美奈子は、ぱっと立ち上がると、ぺこりと頭を下げ、出口に向かう。
そこで振り返り
「先生も、ホームルームに遅刻しないでください」と笑顔を見せながら去って行った。
友介は、呆然と美奈子を見送った。
暫く固まっていた。
「えっ?」
昨夜、ソファーベッドを買いに行きながら、あれやこれや考えていたのとは
全く異なる展開だ。
「どーして、こーなった! あれぇ?」
頭を抱えて考える。
(なんで俺はエッチNGをOKしたんだ……いや、あんなにつぶらな瞳でお願いされたらどうしようもない。俺には無理だ、ムリ。
だって、あのミナちゃんだぞ。あの娘を泣かせられないよなぁ。)
非モテ男の弱気が顔を出す。女性経験のなさが致命的だ。
(本当なら、朝はここでミナちゃんの裸などを堪能し、放課後にはバージンを貰っているはずだったのに。
写真で脅迫すれば、エロ同人とかだと、弱みを握られたらどんな強気なコも言いなりになるんだけどなぁ。
特に、本人じゃなくて彼氏絡みなら。彼氏のために仕方ないとか言って。
くーっ、現実は、そんな甘くないな。
もっと強気に、それなら職員会議にかけるだけだと鬼畜に迫ればよかったんだよな……お前の気持ちなど知ったことかと。
いやいや、理屈でわかってもリアルがあんなに可愛いミナちゃんに、間近でお願いされたら、俺はかなわないよ。
だいたい、それでもいいとあの時は思ってしまったし……)
友介は、自分の実行力のなさにがっくりと落ち込む。
別に心底の悪人というわけではないから、ここまでが精一杯、まさに惚れた弱みを実感し、自分自身納得するしかなかった。
「ヤバい! マジに遅刻する」
あれこれ考えているうちに、ホームルームの時間が迫っていて、慌てて新校舎に走った。
一方の美奈子は、旧文芸部室を出ると、急いでトイレに向かった。
顔を洗い、身支度を整えながら、安堵した。
(なんとかやれたわ。今日のところは主導権が取れたし、エッチとキスなしの約束もできた。
どこまで守ってくれるかは正直わからない。でも、浜田先生が私を好きという告白は、どうやら本当だったみたいね。かわいらしくお願いしたら、何とかなるかもっていうのが通用してよかったー。先生にうまく媚びられるか、心配だったけど。まあ、アキラくんのこと考えたら泣きたくなって、本当に涙が出てしまったおかげかな。怪我の功名っていうの? でも、また突然何を言い出すかわからないヒトだから、油断は禁物ね。明日も、頑張ってご機嫌とらなくちゃ)
何とか表情を落ち着かせた美奈子は、教室に向かった。
「おはよう」
「どこ行ってたの? 珍しいね」
毎朝、早めに来て予習している美奈子が
カバンを置いたまま、割とギリギリの時間に教室に入ってきたので
隣席の友人の陽菜が問いかけてきた。
「うん、ちょっとね?」
曖昧な笑顔で美奈子はスルーしようとする。
すると、陽菜は耳元に顔を寄せて
「アキラくんとお楽しみだったの? それキスマークでしょ」
「えっ?」
美奈子は蒼ざめる。
最初に浜田先生にハグされて「顔以外なら」ということで、うなじや首にキスされた事を思い出した。
その時、つけらけたのかもしれない。
「な、何を言ってるのよ。昨夜ちょっと虫に刺されたの」
「こんな季節に? ワルイ虫だね」
陽菜は、わかってますよという顔をする。
美奈子は、思わず反論しようとしたが、タイミングよく、そこで担任の浜田が入ってきて、話題は中断された。
美奈子は、休み時間に手持ちのバンドエイド二枚で、何とか赤い部分は隠した。
(もう、ひどい。朝からキスマークつけるなんて。アキラくんに気づかれたわけじゃなくて、よかったわ)
今日ほど違うクラスでよかったと思ったことはない。いつもは、特進クラスが二つに分かれていることを恨めしく思っていたのに。上位・下位ではなく、成績順で交互に分けているらしく、常に1位と2位を分け合っている美奈子とアキラは、同じクラスにはなれない仕組みだ。
何でも、少人数の特進クラス同士を競わせるのが学園の伝統らしい。
その日の放課後、友介は再び旧文芸部室を訪れていた。
「今朝は、バタバタしてして出たからな。さて」
本棚の上部と下部四か所に設置したビデオカメラから、SDカードを取り出した。
「ちょっとだけ見てみるか」
友介はノートPCで録画データの再生を始めた。
「おっ、この角度だとパンチラがしっかり撮れてる! 今日は白だったのか。
うーん、じかに見たかったなぁ。
こちらからは、、、さすがにブレザー着てるとブラチラも無理か。次は何としても上着は脱いで
もらわないとな。
あぁ、でもちょっと鎖骨が見えているのも色っぽいな。
ひゃぁっ、涙目のミナちゃんは、殺人的に可愛いなー。
あー、どうしてもっと長く抱きしめなかったんだろ」
美奈子が登場してから去るまで、全てが録画されていたのだ。
それを見ながら、美奈子の身体のどこまでも沈んでいきそうな柔らかさ、張りがありちょっとひんやりと吸い付くような太ももの手触りなどを友介は反芻していた。
「フフっ、予算の関係で旧校舎には監視カメラは出入り口くらいにしかついてないから、まさかミナちゃんも、この部屋の様子が録画されているとは思うまい。これは秘密にしておかないと」
友介の美奈子コレクションが、こうして増えていく。
「はぁっ、しかし今朝は動転して放課後も来いと言えなかったし、LIMEも教えてもらうの忘れてたから、呼び出しもできないか。全然ダメだなボクは。せっかくのチャンスを無駄にしてる。
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