20 / 43
第二章 王子様の家庭教師
第20話
しおりを挟む
アドの魔法学も剣術も、実践練習も周りの協力で順調だ。
一番は、アドの集中力。座学で学んだ詠唱を正しく判断して使えるようになった。剣を振るいながら瞬時に判断するスピードはまだまだだけど、この短い期間でここまで物にしているのだから凄い。
(魔力のコントロールも落ち着いているし、このままいけば合格出来るわね!)
アドの成長に嬉しくて私はウキウキで魔法省の廊下を歩く。魔法省の玄関は一つ。研究棟に行くにもここを通らなければいけないのだ。
私のローブを見た魔術師団の人たちがヒソヒソと眉をしかめている。いつもの風景だ。
「お荷物部署」「無能の集まり」「魔法省に何でいるんだ」
大抵がこんな内容で、もっとバリエーションは無いのか、と思ってしまう。
(あーあ、せっかく研究棟に住むようになっても、ここから出入りしなきゃいけないのは変わらないのね)
街で買い出し帰りの私はヒソヒソと聞こえる悪口に目もくれず研究棟を目指す。
「ミュリエルさん、こんにちは」
研究棟へと分かれる入口の近くで優しい声が聞こえた。
「こんにちは、アロイス様!」
穏やかな笑みで後ろからやって来たアロイス様に私は元気よく挨拶をした。
「元気ですね、ミュリエルさん」
「はい!」
アロイス様の言葉に私はニコニコと返す。
アドのおかげで毎日が充実している。悪口を言ってくる魔術師団の人たちも目に入らないくらい。
「……殿下の進捗はいかがですか?」
「順調です!」
アロイス様がおずおずと伺うので、私は力強く親指を立てて笑った。
「そう……ですか……良かったです」
あまり良かったようには見えない複雑そうな笑顔でアロイス様が言った。
「アロイス様?」
アロイス様のおかげで、アドのサポート体制が取れている。国王陛下から条件付とはいえ、家庭教師も認められている。
(それでも周りから何か言われるのかな?)
もしかしたらアロイス様が防波堤になってくれているのかも。気弱な上司が心配になり、声をかけようとした所で、後ろから懐かしい声が聞こえた。
「ミュリエル、早くアドリア殿下の家庭教師を降りたらどうなんだい?」
「………………アンリ様……」
振り返れば、紫色のローブを羽織り、魔術師団たち数名の前に立つアンリ様。彼の後ろからはぴょこっと妹のクリスティーが顔を出す。
「君は勘当されたとはいえ、元シルヴァラン家の長女だ。これ以上、俺の家に恥を上塗りするのはやめて欲しい」
結婚はまだだし、家督も継いでいないのに我が物顔でアンリ様が言うので、私は呆れ顔になる。
「クリスティーが君の代わりに殿下の家庭教師をやってもいいと言っている! 君は退くべきじゃないか?」
アンリ様に肩を抱かれたクリスティーがにんまりと笑ってこちらを見ている。
(はっ……そういうこと。婚約者だけじゃ飽き足らず、今度は家庭教師の座まで奪おうってわけ?)
クリスティーの思い通りに行動をするアンリ様に、プツンと音を立てて腹が立つと同時に、婚約破棄されて良かった、何ならこっちから願い下げだ、と遅ればせながら思った。
「お断りします」
「なっ!?」
私の即答に、アンリ様の表情が焦る。
「アドリア殿下の家庭教師は私だけです。誰にも譲りません。それに、国王陛下も認めてくださいました」
「ぐっ……」
譲らない私に、アンリ様は増々焦り、言葉に詰まる。
「でも、それは条件付ですよね? 魔力量の無いお姉様が失敗するのは目に見えているから、アンリ様は心配されているのですわ!」
「そ、そうだ!」
見かねたのか、クリスティーがにっこりとアンリ様をフォローする。愚かなアンリ様はそれに乗っかる。
「今なら引き返せます。私に任せてくだされば、お姉様も牢屋行きなんて防げますよ?」
クリスティーの言葉に、周りの取り巻きたちも「そうだそうだ」と声を上げる。元々、魔術師団に任されるはずだった仕事を研究棟の私に取られた恨みもあるのだろう。
(というか、何で条件のことも知っているの?)
クリスティーがそこまで知っていることに驚いたが、また彼女の信者が漏らしたのかもしれない。
「お姉様も殿下も、恥をかかれる前に、私に任せて……」
「恥なんて、かかない!」
クリスティーの言葉に、聞き捨てならず叫んだ。
「……っ、失敗したら全てお姉様のせいにされて投獄、ですわよ?」
少し怯み、クリスティーが言った。
「アドは、そんな奴じゃない! ちゃんと自分に責任が持てる奴よ! 私のせいになんてしない! それに、私はアドを信じてる! アドは絶対にやり遂げるって。それでもダメなら、その時は私も家庭教師としての責任を取る覚悟はあるわ!」
「……おまえ……本当にミュリエルか……?」
気付いたら叫んでいた。こんな奴らに、アドの、アドと私の何がわかるんだ、と。
アンリ様もクリスティーも取り巻きたちも、私の叫びにシン、となった。
「ミュリエルさん……魔術師団とのいざこざは……」
黙って見ていたアロイス様が見かねて口を出した。
「でもアロイス様……」
納得がいかず抗議しようとした所で、研究棟の方からアドがやって来た。
「俺の家庭教師はミュリエルだけだ」
急に現れたアドに、私以外の全員が頭を下げる。
「アド……」
「お前、遅いと思ったら何やってんだよ」
見上げる私の手を、アドは眉尻を下げて引いた。
啖呵を切ったのは良いものの、アドの気持ちを改めて聞いて泣きそうになる。
「ふっ、何だその顔」
「うっ、うるさい……」
泣きそうなのを我慢した私の顔を見たアドの表情が緩む。私は怒って見せながらも、心底安心していた。
アドの家庭教師は私だけであって欲しい。
いつの間にか芽生えた感情に戸惑いつつ、アドの信頼が心地いい。
「お、お待ちを殿下! ミュリエルは魔力量も少ない無能です! そんな者に殿下の未来を託されるのですか!!」
「黙れ」
私たちの後ろで叫ぶアンリ様に、アドは表情を険しくさせ、彼を制した。
王族としての威圧がアンリ様を黙らせる。そんなアドの表情は、増々大人びていて、目が離せなかった。
「殿下……っ! それでも私の方が、シルヴァラン伯爵家の娘として魔力量もありますし、お姉様よりお役に立てると思いますわっ!」
そんな空気を破ってクリスティーが訴える。
「ミュリエルより?」
アドの目力でクリスティーは気圧されるも、続ける。
「はい! きっと後悔させませんわっ」
上目遣いで瞳を潤ませ、アドを見つめるクリスティー。
(皆、このクリスティーの表情にやられて好きになるのよね)
少し冷静な頭でクリスティーを見つめる私は、アドをちらりと見た。
アドはクリスティーに見惚れるどころか、悪い顔で微笑んだ。
「なら、証明してもらおうかな?」
一番は、アドの集中力。座学で学んだ詠唱を正しく判断して使えるようになった。剣を振るいながら瞬時に判断するスピードはまだまだだけど、この短い期間でここまで物にしているのだから凄い。
(魔力のコントロールも落ち着いているし、このままいけば合格出来るわね!)
アドの成長に嬉しくて私はウキウキで魔法省の廊下を歩く。魔法省の玄関は一つ。研究棟に行くにもここを通らなければいけないのだ。
私のローブを見た魔術師団の人たちがヒソヒソと眉をしかめている。いつもの風景だ。
「お荷物部署」「無能の集まり」「魔法省に何でいるんだ」
大抵がこんな内容で、もっとバリエーションは無いのか、と思ってしまう。
(あーあ、せっかく研究棟に住むようになっても、ここから出入りしなきゃいけないのは変わらないのね)
街で買い出し帰りの私はヒソヒソと聞こえる悪口に目もくれず研究棟を目指す。
「ミュリエルさん、こんにちは」
研究棟へと分かれる入口の近くで優しい声が聞こえた。
「こんにちは、アロイス様!」
穏やかな笑みで後ろからやって来たアロイス様に私は元気よく挨拶をした。
「元気ですね、ミュリエルさん」
「はい!」
アロイス様の言葉に私はニコニコと返す。
アドのおかげで毎日が充実している。悪口を言ってくる魔術師団の人たちも目に入らないくらい。
「……殿下の進捗はいかがですか?」
「順調です!」
アロイス様がおずおずと伺うので、私は力強く親指を立てて笑った。
「そう……ですか……良かったです」
あまり良かったようには見えない複雑そうな笑顔でアロイス様が言った。
「アロイス様?」
アロイス様のおかげで、アドのサポート体制が取れている。国王陛下から条件付とはいえ、家庭教師も認められている。
(それでも周りから何か言われるのかな?)
もしかしたらアロイス様が防波堤になってくれているのかも。気弱な上司が心配になり、声をかけようとした所で、後ろから懐かしい声が聞こえた。
「ミュリエル、早くアドリア殿下の家庭教師を降りたらどうなんだい?」
「………………アンリ様……」
振り返れば、紫色のローブを羽織り、魔術師団たち数名の前に立つアンリ様。彼の後ろからはぴょこっと妹のクリスティーが顔を出す。
「君は勘当されたとはいえ、元シルヴァラン家の長女だ。これ以上、俺の家に恥を上塗りするのはやめて欲しい」
結婚はまだだし、家督も継いでいないのに我が物顔でアンリ様が言うので、私は呆れ顔になる。
「クリスティーが君の代わりに殿下の家庭教師をやってもいいと言っている! 君は退くべきじゃないか?」
アンリ様に肩を抱かれたクリスティーがにんまりと笑ってこちらを見ている。
(はっ……そういうこと。婚約者だけじゃ飽き足らず、今度は家庭教師の座まで奪おうってわけ?)
クリスティーの思い通りに行動をするアンリ様に、プツンと音を立てて腹が立つと同時に、婚約破棄されて良かった、何ならこっちから願い下げだ、と遅ればせながら思った。
「お断りします」
「なっ!?」
私の即答に、アンリ様の表情が焦る。
「アドリア殿下の家庭教師は私だけです。誰にも譲りません。それに、国王陛下も認めてくださいました」
「ぐっ……」
譲らない私に、アンリ様は増々焦り、言葉に詰まる。
「でも、それは条件付ですよね? 魔力量の無いお姉様が失敗するのは目に見えているから、アンリ様は心配されているのですわ!」
「そ、そうだ!」
見かねたのか、クリスティーがにっこりとアンリ様をフォローする。愚かなアンリ様はそれに乗っかる。
「今なら引き返せます。私に任せてくだされば、お姉様も牢屋行きなんて防げますよ?」
クリスティーの言葉に、周りの取り巻きたちも「そうだそうだ」と声を上げる。元々、魔術師団に任されるはずだった仕事を研究棟の私に取られた恨みもあるのだろう。
(というか、何で条件のことも知っているの?)
クリスティーがそこまで知っていることに驚いたが、また彼女の信者が漏らしたのかもしれない。
「お姉様も殿下も、恥をかかれる前に、私に任せて……」
「恥なんて、かかない!」
クリスティーの言葉に、聞き捨てならず叫んだ。
「……っ、失敗したら全てお姉様のせいにされて投獄、ですわよ?」
少し怯み、クリスティーが言った。
「アドは、そんな奴じゃない! ちゃんと自分に責任が持てる奴よ! 私のせいになんてしない! それに、私はアドを信じてる! アドは絶対にやり遂げるって。それでもダメなら、その時は私も家庭教師としての責任を取る覚悟はあるわ!」
「……おまえ……本当にミュリエルか……?」
気付いたら叫んでいた。こんな奴らに、アドの、アドと私の何がわかるんだ、と。
アンリ様もクリスティーも取り巻きたちも、私の叫びにシン、となった。
「ミュリエルさん……魔術師団とのいざこざは……」
黙って見ていたアロイス様が見かねて口を出した。
「でもアロイス様……」
納得がいかず抗議しようとした所で、研究棟の方からアドがやって来た。
「俺の家庭教師はミュリエルだけだ」
急に現れたアドに、私以外の全員が頭を下げる。
「アド……」
「お前、遅いと思ったら何やってんだよ」
見上げる私の手を、アドは眉尻を下げて引いた。
啖呵を切ったのは良いものの、アドの気持ちを改めて聞いて泣きそうになる。
「ふっ、何だその顔」
「うっ、うるさい……」
泣きそうなのを我慢した私の顔を見たアドの表情が緩む。私は怒って見せながらも、心底安心していた。
アドの家庭教師は私だけであって欲しい。
いつの間にか芽生えた感情に戸惑いつつ、アドの信頼が心地いい。
「お、お待ちを殿下! ミュリエルは魔力量も少ない無能です! そんな者に殿下の未来を託されるのですか!!」
「黙れ」
私たちの後ろで叫ぶアンリ様に、アドは表情を険しくさせ、彼を制した。
王族としての威圧がアンリ様を黙らせる。そんなアドの表情は、増々大人びていて、目が離せなかった。
「殿下……っ! それでも私の方が、シルヴァラン伯爵家の娘として魔力量もありますし、お姉様よりお役に立てると思いますわっ!」
そんな空気を破ってクリスティーが訴える。
「ミュリエルより?」
アドの目力でクリスティーは気圧されるも、続ける。
「はい! きっと後悔させませんわっ」
上目遣いで瞳を潤ませ、アドを見つめるクリスティー。
(皆、このクリスティーの表情にやられて好きになるのよね)
少し冷静な頭でクリスティーを見つめる私は、アドをちらりと見た。
アドはクリスティーに見惚れるどころか、悪い顔で微笑んだ。
「なら、証明してもらおうかな?」
58
あなたにおすすめの小説
王宮の万能メイド、偏屈魔術師を餌付けする
葉山あおい
恋愛
王宮で働く勤続八年のメイド、エレナ・フォスター。仕事は完璧だが愛想がない彼女は、いつしか「鉄の女」と呼ばれ恐れられていた。
そんな彼女に下された辞令は、王宮の敷地内にありながら「魔窟」と呼ばれる『北の塔』の専属メイドになること。そこの主である宮廷魔術師団長・シルヴィス・クローデルは、稀代の天才ながら極度の人嫌い&生活能力ゼロの偏屈男だった!
ゴミ屋敷と化した塔をピカピカに掃除し、栄養失調寸前の彼に絶品の手料理を振る舞うエレナ。黄金色のオムレツ、とろける煮込みハンバーグ、特製カツサンド……。美味しいご飯で餌付けされた魔術師様は、次第にエレナへの独占欲を露わにし始めて――?
意地悪な聖女や侯爵夫人のいびりも、完璧なスキルで華麗に返り討ち。平民出身のメイドが、身分差を乗り越えて幸せな花嫁になるまでの、美味しくて甘いシンデレラストーリー。
完結·異世界転生したらアザラシ? でした〜白いモフモフでイケメン騎士たちに拾われましたが、前世の知識で医療チートしています〜
禅
恋愛
ネットでアザラシを見ることが癒しだった主人公。
だが、気が付くと知らない場所で、自分がアザラシになっていた。
自分が誰か分からず、記憶が曖昧な中、個性的なイケメン騎士たちに拾われる。
しかし、騎士たちは冬の女神の愛おし子を探している最中で……
※小説家になろう、Nolaノベルにも投稿しています
※完結まで毎日投稿します
地味令嬢の私が婚約破棄された結果、なぜか最強王子に溺愛されてます
白米
恋愛
侯爵家の三女・ミレイアは、控えめで目立たない“地味令嬢”。
特に取り柄もなく、華やかな社交界ではいつも壁の花。だが幼いころに交わされた約束で、彼女は王弟・レオンハルト殿下との婚約者となっていた。
だがある日、突然の婚約破棄通告――。
「やはり君とは釣り合わない」
そう言い放ったのは、表向きには完璧な王弟殿下。そしてその横には、社交界の華と呼ばれる公爵令嬢の姿が。
悲しみも怒りも感じる間もなく、あっさりと手放されたミレイア。
しかしその瞬間を見ていたのが、王家随一の武闘派にして“最強”と噂される第一王子・ユリウスだった。
「……くだらん。お前を手放すなんて、あいつは見る目がないな」
「よければ、俺が貰ってやろうか?」
冗談かと思いきや、なぜか本気のご様子!?
次の日には「俺の婚約者として紹介する」と言われ、さらには
「笑った顔が見たい」「他の男の前で泣くな」
――溺愛モードが止まらない!
冷徹団長の「ここにいろ」は、騎士団公認の“抱きしめ命令”です
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー全16話+後日談5話⭐︎
王都最硬派、規律と責任の塊――騎士団長ヴァルド・アークライトは、夜の見回り中に路地で“落とし物”を拾った。
……いや、拾ったのは魔物の卵ではなく、道端で寝ていた少女だった。しかも目覚めた彼女は満面の笑みで「落とし物です!拾ってくださってありがとうございます!」と言い張り、団長の屋敷を“保護施設”だと勘違いして、掃除・料理・当番表作りに騎士の悩み相談まで勝手に開始。
追い出せば泣く、士気は落ちる、そして何より――ヴァルド自身の休息が、彼女の存在に依存し始めていく。
無表情のまま「危ないから、ここにいろ」と命令し続ける団長に、周囲はざわつく。「それ、溺愛ですよ」
騎士団内ではついに“団長語翻訳係”まで誕生し、命令が全部“愛の保護”に変換されていく甘々溺愛コメディ!
物置部屋に追いやられた伯爵令嬢ですが、公爵様に見初められて人生逆転しました〜妹の引き立て役だったのに、今では社交界の花と呼ばれています〜
丸顔ちゃん。
恋愛
伯爵家の令嬢セレナは、実母の死後、継母と義妹に虐げられて育った。
与えられた部屋は使用人以下の物置、食事は残飯、服はボロ。
専属侍女も与えられず、家の運営や帳簿管理まで押し付けられ、
失敗すれば鞭打ち――それが彼女の日常だった。
そんなある日、世間体のためだけに同行させられた夜会で、
セレナは公爵家の跡取りレオンと出会う。
「あなたの瞳は、こんな場所に閉じ込めていいものではない」
彼はセレナの知性と静かな強さに一瞬で心を奪われ、
彼女の境遇を知ると激怒し、家族の前で堂々と求婚する。
嫁ぎ先の公爵家で、セレナは初めて“人として扱われ”、
広い部屋、美味しい食事、優しい侍女たちに囲まれ、
独学で身につけた知識を活かして家の運営でも大活躍。
栄養と愛情を取り戻したセレナは、
誰もが振り返るほどの美しさを開花させ、
社交界で注目される存在となる。
一方、セレナを失った伯爵家は、
彼女の能力なしでは立ち行かず、
ゆっくりと没落していくのだった――。
虐げられた令嬢が、公爵の愛と自分の才能で幸せを掴む逆転物語。
【完結】辺境伯の溺愛が重すぎます~追放された薬師見習いは、領主様に囲われています~
深山きらら
恋愛
王都の薬師ギルドで見習いとして働いていたアディは、先輩の陰謀により濡れ衣を着せられ追放される。絶望の中、辺境の森で魔獣に襲われた彼女を救ったのは、「氷の辺境伯」と呼ばれるルーファスだった。彼女の才能を見抜いたルーファスは、アディを専属薬師として雇用する。
最弱白竜ですが、なぜか学園最強の銀竜に番認定されました
斉藤めめめ
恋愛
竜の血を引く者だけが貴族になれるこの世界で、白竜は最も格の低い竜の証。
白竜の男爵令嬢リーゼロッテは、特待生として国内最高峰の王立竜騎学園に入学する。待っていたのは上位貴族からの蔑みと、学園を支配する四人の御曹司「四竜」。
その筆頭、銀竜公爵家の嫡男ルシアンに初日から啖呵を切ったリーゼは、いじめと嫉妬の嵐に巻き込まれていく。
それでも彼女は媚びない、逃げない、折れない。
やがてルシアンはリーゼから目が離せなくなり――
白竜の少女が、学園と王国の運命を変える。
身分差×竜×学園ラブファンタジー、開幕。
婚約破棄された夜、最強魔導師に「番」だと告げられました
阿里
恋愛
学院の祝宴で告げられた、無慈悲な婚約破棄。
魔力が弱い私には、価値がないという現実。
泣きながら逃げた先で、私は古代の遺跡に迷い込む。
そこで目覚めた彼は、私を見て言った。
「やっと見つけた。私の番よ」
彼の前でだけ、私の魔力は輝く。
奪われた尊厳、歪められた運命。
すべてを取り戻した先にあるのは……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる