22 / 44
第22話 ダンジョンからの帰還
しおりを挟む
地下31階にいる魔物は俺達にとって、経験値はとても高いが、やっかいな魔物だった。出てくる魔物はスケルトンにゴブリン、包帯ミイラ、ラミアだ。
最初に出てくる最弱モンスターであるゴブリンにも苦戦する俺達だったが、毎日毎日朝から晩まで魔物を狩りまくった。夜はキュービの里に戻れば安全に過ごせる為、安定するまで、繰り返した。
気づけば食料も残りわずかになっていた。当初の予定では帰りの分の食糧を考えて行動する予定だったが、ミストからダンジョンから帰還する魔法がある事を聞き、ギリギリまでダンジョンでレベルを上げる事にしたのだ。
結果、俺のレベルは50まで上がった。マリーはレベル85まで上がっていた。ステータスはこうなっていた。
名前:レイ
職業:聖獣マスター
称号:一般冒険者
レベル50
HP:500(800)
MP:500(800)
力:500(800)
魔力:500(800)
体力: 250(400)
敏捷:500(800)
器用:500(800)
運:250(400)
名前:マリー
職業:聖女
称号: 一般冒険者
レベル85
HP:650
MP:1100
力:420
魔力:1100
体力:330
敏捷:430
器用:950
運:220
俺はレベルが上がれば漫勉なく能力が上がっていた。マリーはMPと魔力の伸びがいい。この辺りは職業によるものだろう。聖獣と神獣様の能力アップを考えればレベル80相当の能力だ。この能力なら地下40階までならいけるかもしれないが、夜キュー日の里で休む事を考えて、攻略は地下35階までしか行っていない。
地下35階でも魔物のレベルは70もあり、脅威だ。普通は4人~5人のパーティで行動するので、2人で行動できてるだけでも異常だろう。
「もう食料が残り少ないけど、そろそろ戻るの?」
「そうだな。ダンジョンに入ってから1か月か・・・そろそろ戻ってもいいだろう。」
さすがに地下60階まで行く事はできなかったが、レベルが上がってMPは800になった。これでキュービからファンドラへ直接転移できるだろう。ボルテックス達は丁度魔大陸についたぐらいか?今ならミュラとも邪魔を気にすることなく会うこともできるし一度状況を聞きに行ってもいいかもしれないな。その後、どうするか考えるか。他の聖獣の場所を探すか、場所がわかってるエンキに会う為に再度キュービのダンジョンを攻略するか・・・まあこれはマリーにも聞いて相談だな。
「わかったわ。じゃあキュービの里で長に挨拶しないとね。ダンジョン生活が長かったから、早く町に行ってお風呂にゆっくり入りたいわ。でも狐ちゃん達をモフモフできないのは悲しいわね。」
「たしかに。それは俺も思った。今日はモフ貯めしておかないとな。」
「モフ貯めって・・・まあでもそうね。今日戻るんじゃなくて、キュービの里で一泊してから町に戻るの?」
「ああ。MPが残り少ないから帰還の魔法が使えないからな。キュービの里でみんなに挨拶してから帰還魔法で町に戻ろう。町に戻ったらゆっくりしながら今後の相談だな。」
「一度ミュラに会いに行く?ボルテックス達はファンドラにはいないだろうし。」
「そうだな。それは俺も考えていた。ミュラを交えて今後の行動を考えるのもいいかもしれないな。」
そういや~マリーと一緒に行動してから夜も一緒に寝てるのに俺達って全くそういう事もないな。レベル上げに必死になってて考えることを忘れてたな。夜もMP切れで泥のように眠ってたし、マリーはどう思ってるんだろうか・・・いや、そういえば俺達って付き合ってるのか?そんな話はしてないな。って事はマリーは俺が言い出すのを待ってるのか・・・。う~ん。今更何て言えばいいんだ・・・困ったな~。こんな時誰かに相談できたらいいんだけど、俺にはそんな事相談できる相手なんかいないし・・・ミストに聞いても無駄だろうし・・・
そんな事を考えながら、レイはダンジョンでの生活を終えて町に戻った。町に戻ったレイ達は久々に豪華な食事、ゆっくりのお風呂に浸かって疲れをいやした。ただ、ゆっくり休む予定が、ここにきて、隣のベットで眠るマリーが気になってあまり寝ることができないレイだった。
翌日
「おはようレイ・・・ってどうしたの?目の下に隈が・・・あまり寝れなかったの?」
「ん?ああ。まだ疲れが残ってるみたいだ。」
マリーの事が気になって寝れなかったとはとてもじゃないが言えないよな。
「レイよ。マリーの事が気になるならさっさと告白すれば良いだろうが。マリーもお主の事を好いてるじゃから問題ないじゃろ。」
「ミスト⁉どうしてそれを・・・」
「いやいやお主昨日の晩、マリーを見ながらずっとブツブツ言っておったじゃろう。そんな姿見ればわかるのも当然じゃろ。」
「いやでもな~。仮に断られたらどうするよ?今うまく2人で冒険できてるのに気まずくなるだろ?もしかしたらパーティ解散もありえるじゃん。そんな事になったら困るだろ・・・」
「我はそんな事ないとは思うが・・・ヘタレじゃのぉ。」
「ヘタレ言うな。」
「どうしたの?」
「いやなんでもないよ。今日はギルドに素材の売却と食料類の補充やアイテム類の補充だったよな。」
「ええ。疲れてるなら一人で行くわよ。」
「いや素材は俺の収納魔法の中だし、買ったアイテムもこれに入れないといけないから一緒に行くよ。ありがとう心配してくれて。」
「言われてみれば私一人行っても何もできないわね。わかったわ。でも無理しないでよ。別に今日ファンドラに行かなくてもいいんだから。」
「いや大丈夫だよ。やることやってファンドラに向かおう。」
そうしてレイ達は町で必要な物を購入し、ミュラの元へ向かうのだった。
最初に出てくる最弱モンスターであるゴブリンにも苦戦する俺達だったが、毎日毎日朝から晩まで魔物を狩りまくった。夜はキュービの里に戻れば安全に過ごせる為、安定するまで、繰り返した。
気づけば食料も残りわずかになっていた。当初の予定では帰りの分の食糧を考えて行動する予定だったが、ミストからダンジョンから帰還する魔法がある事を聞き、ギリギリまでダンジョンでレベルを上げる事にしたのだ。
結果、俺のレベルは50まで上がった。マリーはレベル85まで上がっていた。ステータスはこうなっていた。
名前:レイ
職業:聖獣マスター
称号:一般冒険者
レベル50
HP:500(800)
MP:500(800)
力:500(800)
魔力:500(800)
体力: 250(400)
敏捷:500(800)
器用:500(800)
運:250(400)
名前:マリー
職業:聖女
称号: 一般冒険者
レベル85
HP:650
MP:1100
力:420
魔力:1100
体力:330
敏捷:430
器用:950
運:220
俺はレベルが上がれば漫勉なく能力が上がっていた。マリーはMPと魔力の伸びがいい。この辺りは職業によるものだろう。聖獣と神獣様の能力アップを考えればレベル80相当の能力だ。この能力なら地下40階までならいけるかもしれないが、夜キュー日の里で休む事を考えて、攻略は地下35階までしか行っていない。
地下35階でも魔物のレベルは70もあり、脅威だ。普通は4人~5人のパーティで行動するので、2人で行動できてるだけでも異常だろう。
「もう食料が残り少ないけど、そろそろ戻るの?」
「そうだな。ダンジョンに入ってから1か月か・・・そろそろ戻ってもいいだろう。」
さすがに地下60階まで行く事はできなかったが、レベルが上がってMPは800になった。これでキュービからファンドラへ直接転移できるだろう。ボルテックス達は丁度魔大陸についたぐらいか?今ならミュラとも邪魔を気にすることなく会うこともできるし一度状況を聞きに行ってもいいかもしれないな。その後、どうするか考えるか。他の聖獣の場所を探すか、場所がわかってるエンキに会う為に再度キュービのダンジョンを攻略するか・・・まあこれはマリーにも聞いて相談だな。
「わかったわ。じゃあキュービの里で長に挨拶しないとね。ダンジョン生活が長かったから、早く町に行ってお風呂にゆっくり入りたいわ。でも狐ちゃん達をモフモフできないのは悲しいわね。」
「たしかに。それは俺も思った。今日はモフ貯めしておかないとな。」
「モフ貯めって・・・まあでもそうね。今日戻るんじゃなくて、キュービの里で一泊してから町に戻るの?」
「ああ。MPが残り少ないから帰還の魔法が使えないからな。キュービの里でみんなに挨拶してから帰還魔法で町に戻ろう。町に戻ったらゆっくりしながら今後の相談だな。」
「一度ミュラに会いに行く?ボルテックス達はファンドラにはいないだろうし。」
「そうだな。それは俺も考えていた。ミュラを交えて今後の行動を考えるのもいいかもしれないな。」
そういや~マリーと一緒に行動してから夜も一緒に寝てるのに俺達って全くそういう事もないな。レベル上げに必死になってて考えることを忘れてたな。夜もMP切れで泥のように眠ってたし、マリーはどう思ってるんだろうか・・・いや、そういえば俺達って付き合ってるのか?そんな話はしてないな。って事はマリーは俺が言い出すのを待ってるのか・・・。う~ん。今更何て言えばいいんだ・・・困ったな~。こんな時誰かに相談できたらいいんだけど、俺にはそんな事相談できる相手なんかいないし・・・ミストに聞いても無駄だろうし・・・
そんな事を考えながら、レイはダンジョンでの生活を終えて町に戻った。町に戻ったレイ達は久々に豪華な食事、ゆっくりのお風呂に浸かって疲れをいやした。ただ、ゆっくり休む予定が、ここにきて、隣のベットで眠るマリーが気になってあまり寝ることができないレイだった。
翌日
「おはようレイ・・・ってどうしたの?目の下に隈が・・・あまり寝れなかったの?」
「ん?ああ。まだ疲れが残ってるみたいだ。」
マリーの事が気になって寝れなかったとはとてもじゃないが言えないよな。
「レイよ。マリーの事が気になるならさっさと告白すれば良いだろうが。マリーもお主の事を好いてるじゃから問題ないじゃろ。」
「ミスト⁉どうしてそれを・・・」
「いやいやお主昨日の晩、マリーを見ながらずっとブツブツ言っておったじゃろう。そんな姿見ればわかるのも当然じゃろ。」
「いやでもな~。仮に断られたらどうするよ?今うまく2人で冒険できてるのに気まずくなるだろ?もしかしたらパーティ解散もありえるじゃん。そんな事になったら困るだろ・・・」
「我はそんな事ないとは思うが・・・ヘタレじゃのぉ。」
「ヘタレ言うな。」
「どうしたの?」
「いやなんでもないよ。今日はギルドに素材の売却と食料類の補充やアイテム類の補充だったよな。」
「ええ。疲れてるなら一人で行くわよ。」
「いや素材は俺の収納魔法の中だし、買ったアイテムもこれに入れないといけないから一緒に行くよ。ありがとう心配してくれて。」
「言われてみれば私一人行っても何もできないわね。わかったわ。でも無理しないでよ。別に今日ファンドラに行かなくてもいいんだから。」
「いや大丈夫だよ。やることやってファンドラに向かおう。」
そうしてレイ達は町で必要な物を購入し、ミュラの元へ向かうのだった。
0
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる