辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー

文字の大きさ
77 / 208
第8章 クリフ一家と領地改革!?

第239話 地下10階に到達

しおりを挟む
「早速やられたみたいだね。」

「キューブ様。そうですね。地下3階でモンスターハウスに当たっちゃって・・・。あたふたしてる間にHPがゼロになりました。」

「モンスターハウスに当たったんだね。あれってとってもおもしろいよね。できれば入った瞬間に音楽とか流したかったんだけどね。その方が雰囲気出るでしょ?」

(たしかにその方がぽいといえばぽいけど・・・そこまで行ったらもはや体験ゲームと一緒だよな。かなり高性能なVRゲームみたいな感じか・・・。)

「たしかにそれは面白いと思いますね。だけどキューブ様。地下3階でモンスターハウスはちょっと厳しいと思います。武器に防具、アイテムにレベルもそうですけど、うるおいだした地下5階以降で出現するようにしないと、すぐに死んじゃいますよ。もしかして地下1階でもモンスターハウスが出る可能性があるんですか?」

「もちろんあるよ。でもクリフ君の言う通りだね。レベル1の状態の地下1階でいきなり20~30のモンスターに襲われたら、死んじゃうよね。なるほどね。」

「はい。キューブ様は多くの人い利用してもらいたいって言ってました。利用してすぐに死ぬようなダンジョンには誰も来ないと思いますよ。」

「わかった。モンスターハウスは地下5階以降で出現するように設定しておくよ。」

「ありがとうございます。あと気になったんですが俺ってどれぐらいダンジョンに入っていたんですか?ここにいると時間の感覚が全くわからなくて。」

「ああ、たしかにそうだね。一応、今は夜になってるよ。ダンジョン内では地下10階までに死ぬか帰還の魔法書で出てくるとその日の夜に。それ以降は10階事に一日立つように設定してるんだ。」

「そういう事ですね。という事は毎回ダンジョンから戻ってくると夜って事ですね。まあ食料はアイテムボックスに入ってるし、寝るところもコテージがあるから問題はないけど。」

(10階分で1日かかるって事は地下50階まで行くのに5日かかるって事だな。3カ月で攻略するつもりだから90日か。30回ぐらいで攻略すれば間に合うか?とりあえずここなら日の感覚もないから覚えておかないとな。)

「じゃあ引き続き頑張ってね。ダンジョンから出てきた時何かあったら念話してくれたらいいから。」

「ありがとうございます。」

キューブが消えて、クリフはコテージを出して休んだ。

「さて、明日からどうやって攻略して行くかだな。まずは帰還の魔法書を手に入れてアイテム類を揃える所からだな。それまでは今日と同じアイテムを持ち込めばいいか。」

クリフは一人、不思議なダンジョンをどうやって攻略するか考えていた。

「モンスターハウスと罠は厄介だよな~。多分罠を回避するアイテムとか、一度にモンスターを倒すような魔法書もあるとは思うけど・・・。いつ出るかわからないからな~。まあ多分そこがこのダンジョンの醍醐味なんだとは思うけど・・・。」

(いっそそれっぽいの作って持ち込んでみるか。時間も限られてるし。結界魔法を発動する指輪とか、罠が見破れるメガネとかもおもしろいな。それぐらいなら作れると思うし、チートはお約束だしな。)

「よし。異世界テンプレ、折角作ったダンジョン、チート使って楽々攻略しちゃった。テヘッ!をやるか」

そうしてクリフは、不思議なダンジョンで使えそうなアイテムを作っていった。





「よし、これを降りれば地下10階だ。ようやくここまで来たな。チートアイテムが持ち込めなかったのはショックだったけど、だいぶこのダンジョンにも慣れてきた。帰還の魔法書も運良く手に入ったし、今日は行ける所まで行くぞ。」

罠を見つける事ができる眼鏡、結界魔法を発動する指輪、大火力の火魔法を出す杖、気配を消すローブなど、不思議なダンジョンで使えそうなモノを作って持って行こうとしたクリフだったが、ことごとく入口でNGが出たのだ。

『そのアイテムは持ち込めません。』

全てこの一言で、クリフは努力は無駄に終わった。それから3日、チート無しでダンジョンに挑み、ようやく地下10階にたどり着いた。

「普通だったら10回ってボスとか出るよな?ここもそうなのかな?大部屋一つでボスだけとか?まあ一応HPは満タンにしとくか。」

地下10階へと降りたクリフ・・・

「今までと変わらないな。って事は10階だからボスっていうのは無しか。ってあれは魔法書だ。ラッキー。」

移動した先の部屋で本を見つけた。不思議なダンジョンに落ちているアイテムは今の所、見た目で種類がわかるようになっていた。

剣、盾、指輪、パン、草、本(魔法書)、袋(お金)、杖、素材(鉱石)だ。

「早速中身を確認しよう。どれどれ・・・おっ爆裂魔法の魔法書だ。これは使えるな。」

爆裂魔法の魔法書・・・部屋全体に爆裂魔法を放つ。

「魔法書に魔法の杖は、地上でもかなりのレアアイテムになるだろうから持ち帰る事ができるならダンジョンとして人気が出るだろうな。爆裂魔法の魔法書の部屋全体っていうのが外ならどんな範囲で発動するのかはわからないけど、まあ人気にはなるだろうな。」

地下10階を進んでいき、新しい部屋に入ると、そこには、色々なアイテムが床に置いていて、ゴーレムがいた。

「おっ!これはお店だな。やっぱりあるよなお店。ゴールド1200だな。レアアイテムがあればいいけど・・・」

クリフは床に置かれたアイテムを見ていくのだった。
しおりを挟む
感想 121

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る

マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・ 何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。 異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。  ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。  断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。  勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。  ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。  勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。  プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。  しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。  それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。  そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。  これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。