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第8章 クリフ一家と領地改革!?
第254話 ダークエルフは何か知っている⁉
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クリフとサラサが世界樹に入り、世界樹の実を手に入れると、
「その実をこちらへ渡せ。」
声をかけられた方を見ると、そこには褐色の肌に長い耳のダークエルフがいた。
「何言ってるの?世界樹の実は拾った者の物。奪うのはルール違反のはずよ。」
「エルフは何も知らない。このままじゃ世界樹がなくなる。大人しくそれをこちらに渡せ。」
(このダークエルフは何か知っているのか・・・。見つかったダークエルフは5人。実力で排除してもいいけど、まだダークエルフが悪だと決まったわけじゃない。まあ邪神を称えてる時点で、どっちが悪いかは一目瞭然ではあるけど・・・。でもこのダークエルフはこのままじゃ世界樹がなくなる。って言った。つまり世界樹に関して何か知っているって事だ。なら少し話を聞いてみるべきか。)
「すいません。ダークエルフの皆さん。僕達は世界樹の実が少なくなってる原因を調べにここに来ました。世界樹の実はエルフとダークエルフの人達にとってとても重要なものだと聞いています。数が年々減ってきていてこのままじゃ全く落とさなくなるかもしれない。それを解決するためにきたんですが、あなたたちはこの世界樹で何が起きてるか知ってるんですか?」
「クリフ!?ダークエルフに何言っても無駄よ。」
「サラサ・・・いやそうでもないみたいだよ。何かコソコソ話してるみたいだし。」
クリフの言葉を聞いて、5人のダークエルフはコソコソと話しだした。しばらくその様子を眺めていると・・・
「先ほどはすまなかった。たしかにそちらのエルフの言うように世界樹の実は拾った者のものだ。」
(おっ。この人はこの5人のリーダーみたいな人かな?さっきの人も後ろで小さくなってるし。)
「じゃあこの世界樹の僕達がもらってもいいんですね?」
「ああ。だが、世界樹の実を手に入れたならここから早々に立ち去る事だ。私達以外にもこの場所には多くの同胞達が目を光らせている。他の者に見つかった場合は先ほどのように衝突する可能性もあるだろう。」
「僕達は世界樹に起きている事を調べに来ました。貴方は何か知っているんですか?」
「これは私達の問題だ。よそ者には関係ない。」
(ダークエルフの問題?どういう事だろ・・・。世界樹の実が少なくなってきているのはダークエルフが原因なのか。これはダークエルフの集落にも行ってみる必要があるな。でもこの感じじゃ行ったところで素直に話をしてくれる感じじゃないし、さてどうしよう・・・)
世界樹の実を一つ手に入れたクリフとサラサはダークエルフの言葉通り、その日は大人しく帰った。
そして・・・
「サラサ。僕はちょっとダークエルフの集落に行ってくるよ。」
(やっぱり実際に行ってみないとわからないな。世界樹にはプラチナスパイダーどころか妖精以外の魔物は全く出てこなかった。世界樹の問題を解決しないと、俺の目的は達成できない気がする。世界樹の実、魔物・・・可能性としてはどちらも世界樹の魔力から生み出されてる。それが少なくなっているって事は世界樹の魔力が減ってきている。なら何故世界樹の魔力が減ってる?何かに使っているのか?それとも取り込む量が減っているのか?ここにいてもこれ以上わからない。俺はエルフとダークエルフ両方に話を聞くべきだな。もしかして世界樹の問題とともに、エルフとダークエルフの問題も解決しろって事なのかな?)
「やはり行くのね。そんな気がしてたわ。世界樹の実は手に入れたけど、原因は全くわからなかったものね。」
「うん。世界樹の中で会ったダークエルフは何か知っている感じだった。向こうに行けば何かわかるかもしれない。」
「わかったわ。といいたい所だけど、私も行くわ。」
「えっ!?」
「何を驚いてるの?このままじゃどっちみちエルフの集落も滅ぶわ。ダークエルフの集落に行くのはちょっと怖いけど私だって世界樹をどうにかしたいと思っているの。」
(危険だとは思うけど、サラサがいた方が良いかもしれないな。何かあれば俺が守ればいいわけだし連れて行くか。)
「わかった。なら一緒に行こう。一緒に世界樹の原因を調べて解決しよう。」
「ええ。任せて頂戴。」
「ちなみにサラサはダークエルフの集落に行った事あるの?」
「いいえ。そもそも世界樹の向こう側にも行った事ないわ。エルフは世界樹のこちら側。ダークエルフは世界樹の向こう側。昔から決まっていた事だから。だからエルフの中で世界樹の向こう側に行った事ある者はいないんじゃないかしら。」
(まじか・・・。お互いが不干渉をずっと貫いてきたんだな。まあそりゃそうか。エルフ側にとってダークエルフは邪神を信仰した裏切り者だし、ダークエルフ側からしたら、エルフの集落を出て行った者達。交流なんてあるわけないか。)
「じゃあまずは世界樹の向こう側に行ってダークエルフの集落を探す所からだね。」
クリフとサラサはエルフの集落を出て世界樹の向こう側、ダークエルフの集落へと向かうのだった。
「その実をこちらへ渡せ。」
声をかけられた方を見ると、そこには褐色の肌に長い耳のダークエルフがいた。
「何言ってるの?世界樹の実は拾った者の物。奪うのはルール違反のはずよ。」
「エルフは何も知らない。このままじゃ世界樹がなくなる。大人しくそれをこちらに渡せ。」
(このダークエルフは何か知っているのか・・・。見つかったダークエルフは5人。実力で排除してもいいけど、まだダークエルフが悪だと決まったわけじゃない。まあ邪神を称えてる時点で、どっちが悪いかは一目瞭然ではあるけど・・・。でもこのダークエルフはこのままじゃ世界樹がなくなる。って言った。つまり世界樹に関して何か知っているって事だ。なら少し話を聞いてみるべきか。)
「すいません。ダークエルフの皆さん。僕達は世界樹の実が少なくなってる原因を調べにここに来ました。世界樹の実はエルフとダークエルフの人達にとってとても重要なものだと聞いています。数が年々減ってきていてこのままじゃ全く落とさなくなるかもしれない。それを解決するためにきたんですが、あなたたちはこの世界樹で何が起きてるか知ってるんですか?」
「クリフ!?ダークエルフに何言っても無駄よ。」
「サラサ・・・いやそうでもないみたいだよ。何かコソコソ話してるみたいだし。」
クリフの言葉を聞いて、5人のダークエルフはコソコソと話しだした。しばらくその様子を眺めていると・・・
「先ほどはすまなかった。たしかにそちらのエルフの言うように世界樹の実は拾った者のものだ。」
(おっ。この人はこの5人のリーダーみたいな人かな?さっきの人も後ろで小さくなってるし。)
「じゃあこの世界樹の僕達がもらってもいいんですね?」
「ああ。だが、世界樹の実を手に入れたならここから早々に立ち去る事だ。私達以外にもこの場所には多くの同胞達が目を光らせている。他の者に見つかった場合は先ほどのように衝突する可能性もあるだろう。」
「僕達は世界樹に起きている事を調べに来ました。貴方は何か知っているんですか?」
「これは私達の問題だ。よそ者には関係ない。」
(ダークエルフの問題?どういう事だろ・・・。世界樹の実が少なくなってきているのはダークエルフが原因なのか。これはダークエルフの集落にも行ってみる必要があるな。でもこの感じじゃ行ったところで素直に話をしてくれる感じじゃないし、さてどうしよう・・・)
世界樹の実を一つ手に入れたクリフとサラサはダークエルフの言葉通り、その日は大人しく帰った。
そして・・・
「サラサ。僕はちょっとダークエルフの集落に行ってくるよ。」
(やっぱり実際に行ってみないとわからないな。世界樹にはプラチナスパイダーどころか妖精以外の魔物は全く出てこなかった。世界樹の問題を解決しないと、俺の目的は達成できない気がする。世界樹の実、魔物・・・可能性としてはどちらも世界樹の魔力から生み出されてる。それが少なくなっているって事は世界樹の魔力が減ってきている。なら何故世界樹の魔力が減ってる?何かに使っているのか?それとも取り込む量が減っているのか?ここにいてもこれ以上わからない。俺はエルフとダークエルフ両方に話を聞くべきだな。もしかして世界樹の問題とともに、エルフとダークエルフの問題も解決しろって事なのかな?)
「やはり行くのね。そんな気がしてたわ。世界樹の実は手に入れたけど、原因は全くわからなかったものね。」
「うん。世界樹の中で会ったダークエルフは何か知っている感じだった。向こうに行けば何かわかるかもしれない。」
「わかったわ。といいたい所だけど、私も行くわ。」
「えっ!?」
「何を驚いてるの?このままじゃどっちみちエルフの集落も滅ぶわ。ダークエルフの集落に行くのはちょっと怖いけど私だって世界樹をどうにかしたいと思っているの。」
(危険だとは思うけど、サラサがいた方が良いかもしれないな。何かあれば俺が守ればいいわけだし連れて行くか。)
「わかった。なら一緒に行こう。一緒に世界樹の原因を調べて解決しよう。」
「ええ。任せて頂戴。」
「ちなみにサラサはダークエルフの集落に行った事あるの?」
「いいえ。そもそも世界樹の向こう側にも行った事ないわ。エルフは世界樹のこちら側。ダークエルフは世界樹の向こう側。昔から決まっていた事だから。だからエルフの中で世界樹の向こう側に行った事ある者はいないんじゃないかしら。」
(まじか・・・。お互いが不干渉をずっと貫いてきたんだな。まあそりゃそうか。エルフ側にとってダークエルフは邪神を信仰した裏切り者だし、ダークエルフ側からしたら、エルフの集落を出て行った者達。交流なんてあるわけないか。)
「じゃあまずは世界樹の向こう側に行ってダークエルフの集落を探す所からだね。」
クリフとサラサはエルフの集落を出て世界樹の向こう側、ダークエルフの集落へと向かうのだった。
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