104 / 208
第8章 クリフ一家と領地改革!?
第266話 プラチナスパイダーをテイム!?
しおりを挟む
「待ってわクリフ君。」
「やっほー。クリフ君久しぶり。」
クリフが今いる場所は髪会だ。まだプラチナスパイダーには出会っていないが、エルフ達の脅威を取り除き、この後の事を話す為、報告と相談にきていた。
「はい。報告と相談があったので、寄らせてもらいました。」
(いつも思うけど、ここにいる神様達って基本くつろいですよな。今もコタツに入ってミカン食べてるし。これにテレビでもあれば確実にダメ人間コースだな。あっ。そう言えばテレビなんかなくても神様達ってここから世界の事を見れるんだっけ。そっか。そっか。)
「ふふふ。そうですよ。だらだらしてるのではなく、ちゃんと下界を見てやるべき事をやってるんですよ。」
(ははは。心を読まれた。)
「僕はただ、ダラダラしてるだけだよ~。」
(キューブ様はあいかわらずだな。)
今クリフの目の前にいるのは、豊穣神アイリーンと遊戯神キューブだ。いつもいるはずの創造神はなぜかいなかった。
「二人だけですか?珍しいですね。いつもなら創造神様もいらっしゃるのに。」
「爺ちゃんは忙しいからね。一応神会のトップだし。時間があればくるんじゃない?」
「そうですね。まあそんな事より見てましたよ。あの子達を救ってくれてありがとうございます。何も説明しないまま転移させてしまってごめんなさい。」
「いえいえ。無事に解決できてよかったです。プラチナスパイダーとはまだ会えていませんが。でもそうですね。先に言っといてくれたらもっと早く解決できたとは思うんですが、なんで何も説明しなかったんですか?」
「基本的に私達は下界へはあまり干渉できません。ああなってしまったのも元々はあの子達の自業自得ですし。今回は邪神が長期間絡んでいると言う事で私が動きました。」
(そういや下界にはあまり干渉できないって言ってな。聖女に神託したりしてるし、それこそキューブ様なんてダンジョンで会ってるし今更な感じもするけど・・・)
「グレーゾーンです。ルールは破っていません。」
(やべっ。心読まれたよ。)
「クリフ君は僕達の代行者みたいな所があるからね。クリフ君には比較的楽に干渉できるんだよ。」
(なるほど。たしかに今の俺って人族ではないみたいだし、神の領域に足を踏み込んでるような存在だもんな。怖くて最近はステータスも確認してないけど、さてさてどうなっているのやら・・・)
「事情はわかりました。見てたなら知ってるとは思いますが今後の事で、他の大陸との交流と言う案が出たので、俺の街と転移魔法陣で繋ごうと思ってます。今日はその許可をもらいに来ました。」
「構わないわよ。」
「えっ?軽!?いいんですか?」
「もちろん。精霊ちゃんと契約したんでしょ?クリフ君が世界樹を気にしてくれるなら枯れる事もないだろうしね。苦労した分エルフ、ダークエルフともにあの子達には幸せになってもらいたいから。あっでもちゃんとユーナちゃんも構ってあげてよ。」
「それはもちろんです。」
「ならクリフ君の自由にしてくれてかまいません。」
「ありがとうございます。」
「それにしてもクリフ君は見ていて飽きないね~。レインボージュエルが足りないなら言ってよ。クリフ君にならいくらでもあげるから。」
(いやいや対価も無しにそれはまずいでしょキューブ様。それに・・・運が良いのか悪いのか手元にはあと3個未使用の指輪があるんだよな~。リン、サラサ、ライシャ、丁度3人・・・そう言う事なんだろか。)
「うんうん。足りてるなら大丈夫だね。」
(あっ。又心を読まれた。)
世界樹の事と、転移魔法陣の事を伝えたクリフは、その後少し雑談して、エルフ達のいるグリーンランドに戻った。最後まで創造神は現れなかった。
グリーンランドに戻ったクリフは、早速世界樹に向かった。プラチナスパイダーの素材を手に入れる為だ。
サラサとライシャは共に自分達の村でやる事があると、同行していない。
『リン。プラチナスパイダーは世界樹の中にいるんだよな?』
『はい。主様。世界樹の実がある場所です。強くありませんのですぐに倒せると思います。』
常に腕に抱きついていたリンだったが、説得の末、普段は世界樹の元か、精霊界に戻っていた。パスが繋がってるのでどこにいても念話はできる。
(定期的に糸を手に入れるならテイムして飼うって選択肢もあるか。だけどな~蜘蛛だろ~。虫って苦手なんだよな・・・。連れて帰ったらセリーヌ達に瞬殺されるかも。)
世界樹の中に入り、階段を上がって行くとプラチナスパイダーはすぐに見つかった。銀色の蜘蛛で体長1mもあればすぐにわかるのは当然だ。
「やっぱテイムするのは無しだな。気持ち悪い。」
風魔法でプラチナスパイダーをスパスパと倒していき、ドロップした純白の糸を集めて行った。
「これだけあれば大丈夫だろ。色は多分魔法で変えれるから、後は転移魔法陣を作って、ようやく帰る事ができるな。」
大量のプラチナスパイダーの糸を手に入れたクリフは意気揚々と、グリーンランドへと戻った。
すると・・・
昨日あれだけの大宴会をして仲良くなったと思ったエルフとダールエルフがいきなり声をあげて言い争っていたのだった。
「やっほー。クリフ君久しぶり。」
クリフが今いる場所は髪会だ。まだプラチナスパイダーには出会っていないが、エルフ達の脅威を取り除き、この後の事を話す為、報告と相談にきていた。
「はい。報告と相談があったので、寄らせてもらいました。」
(いつも思うけど、ここにいる神様達って基本くつろいですよな。今もコタツに入ってミカン食べてるし。これにテレビでもあれば確実にダメ人間コースだな。あっ。そう言えばテレビなんかなくても神様達ってここから世界の事を見れるんだっけ。そっか。そっか。)
「ふふふ。そうですよ。だらだらしてるのではなく、ちゃんと下界を見てやるべき事をやってるんですよ。」
(ははは。心を読まれた。)
「僕はただ、ダラダラしてるだけだよ~。」
(キューブ様はあいかわらずだな。)
今クリフの目の前にいるのは、豊穣神アイリーンと遊戯神キューブだ。いつもいるはずの創造神はなぜかいなかった。
「二人だけですか?珍しいですね。いつもなら創造神様もいらっしゃるのに。」
「爺ちゃんは忙しいからね。一応神会のトップだし。時間があればくるんじゃない?」
「そうですね。まあそんな事より見てましたよ。あの子達を救ってくれてありがとうございます。何も説明しないまま転移させてしまってごめんなさい。」
「いえいえ。無事に解決できてよかったです。プラチナスパイダーとはまだ会えていませんが。でもそうですね。先に言っといてくれたらもっと早く解決できたとは思うんですが、なんで何も説明しなかったんですか?」
「基本的に私達は下界へはあまり干渉できません。ああなってしまったのも元々はあの子達の自業自得ですし。今回は邪神が長期間絡んでいると言う事で私が動きました。」
(そういや下界にはあまり干渉できないって言ってな。聖女に神託したりしてるし、それこそキューブ様なんてダンジョンで会ってるし今更な感じもするけど・・・)
「グレーゾーンです。ルールは破っていません。」
(やべっ。心読まれたよ。)
「クリフ君は僕達の代行者みたいな所があるからね。クリフ君には比較的楽に干渉できるんだよ。」
(なるほど。たしかに今の俺って人族ではないみたいだし、神の領域に足を踏み込んでるような存在だもんな。怖くて最近はステータスも確認してないけど、さてさてどうなっているのやら・・・)
「事情はわかりました。見てたなら知ってるとは思いますが今後の事で、他の大陸との交流と言う案が出たので、俺の街と転移魔法陣で繋ごうと思ってます。今日はその許可をもらいに来ました。」
「構わないわよ。」
「えっ?軽!?いいんですか?」
「もちろん。精霊ちゃんと契約したんでしょ?クリフ君が世界樹を気にしてくれるなら枯れる事もないだろうしね。苦労した分エルフ、ダークエルフともにあの子達には幸せになってもらいたいから。あっでもちゃんとユーナちゃんも構ってあげてよ。」
「それはもちろんです。」
「ならクリフ君の自由にしてくれてかまいません。」
「ありがとうございます。」
「それにしてもクリフ君は見ていて飽きないね~。レインボージュエルが足りないなら言ってよ。クリフ君にならいくらでもあげるから。」
(いやいや対価も無しにそれはまずいでしょキューブ様。それに・・・運が良いのか悪いのか手元にはあと3個未使用の指輪があるんだよな~。リン、サラサ、ライシャ、丁度3人・・・そう言う事なんだろか。)
「うんうん。足りてるなら大丈夫だね。」
(あっ。又心を読まれた。)
世界樹の事と、転移魔法陣の事を伝えたクリフは、その後少し雑談して、エルフ達のいるグリーンランドに戻った。最後まで創造神は現れなかった。
グリーンランドに戻ったクリフは、早速世界樹に向かった。プラチナスパイダーの素材を手に入れる為だ。
サラサとライシャは共に自分達の村でやる事があると、同行していない。
『リン。プラチナスパイダーは世界樹の中にいるんだよな?』
『はい。主様。世界樹の実がある場所です。強くありませんのですぐに倒せると思います。』
常に腕に抱きついていたリンだったが、説得の末、普段は世界樹の元か、精霊界に戻っていた。パスが繋がってるのでどこにいても念話はできる。
(定期的に糸を手に入れるならテイムして飼うって選択肢もあるか。だけどな~蜘蛛だろ~。虫って苦手なんだよな・・・。連れて帰ったらセリーヌ達に瞬殺されるかも。)
世界樹の中に入り、階段を上がって行くとプラチナスパイダーはすぐに見つかった。銀色の蜘蛛で体長1mもあればすぐにわかるのは当然だ。
「やっぱテイムするのは無しだな。気持ち悪い。」
風魔法でプラチナスパイダーをスパスパと倒していき、ドロップした純白の糸を集めて行った。
「これだけあれば大丈夫だろ。色は多分魔法で変えれるから、後は転移魔法陣を作って、ようやく帰る事ができるな。」
大量のプラチナスパイダーの糸を手に入れたクリフは意気揚々と、グリーンランドへと戻った。
すると・・・
昨日あれだけの大宴会をして仲良くなったと思ったエルフとダールエルフがいきなり声をあげて言い争っていたのだった。
94
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!
霜月雹花
ファンタジー
神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。
神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。
書籍8巻11月24日発売します。
漫画版2巻まで発売中。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。