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第8章 クリフ一家と領地改革!?
第269話 ウェディングドレスと世界樹の素材
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エターレイン領の屋敷に戻って早々嫁達に怒られたクリフだったが、うまく収まったかどうかは不明だが、なんやかんやで場が収まったので、席について世界樹の大陸の事を話した。
話の内容の要点は大きく分けると以下の2点だ。
ウェディングドレスの素材を手に入れた。だがまだ作っていない。
世界樹の素材が手に入るようになったのでエターレイン領の特産にしたい。
「クリフ様の話はわかりましたわ。世界樹の素材に関しては、世界樹ってだけでネームバリューは抜群です。エターレイン領の特産品として申し分ないでしょう。プラチナスパイダーに関しては実物を見てませんので何とも言えませんが、クリフ様がおススメするんですから大丈夫なんでしょう。」
「それで世界樹の素材を扱うのが、そこにいるサラサさんとライシャさんってわけですね。2人はずっといた大陸から離れる事になるのは大丈夫なんですか?」
「はい。クリフと何日か過ごして外の大陸に興味を持ちました。絶好の機会なので、これを機に外の世界の事を色々知りたいと思います。」
「私も。クリフには村を救ってもらいました。少しでも恩返ししたいと思ってます。」
「ならサラサとライシャはクリフとは、仕事のパートナーって事でいいのよね。」
「「いや・・・それは・・・」」
「やっぱりね。クリフ。あなたはもういいわ。後は女性だけで話をするわ。サラサとライシャはこの屋敷に泊まるんでしょ?」
「えっ・・・ああ、うん。」
「ならクリフは、早く私達のウェディングドレスを作ってもらわないといけないし、話はこれで終わりにしましょ。あっサラサとライシャは残ってね。色々聞きたい事もあるし。」
ナリアが話をまとめたので、クリフは会議室を出て、自分の部屋に入った。
「は~。ナリア達とサラサとライシャは何を話してるんだろうか・・・気になるな~。でもまあ仲良くなってくれればいいんだけど・・・。は~しょうがないウェディングドレス作るか。その為にプラチナスパイダーを探しに行ったんだしな。」
嫁達とサラサ達の話が気になるクリフだったが、こそっと盗み聞きして後で怒られるのが怖かったので、切り替えてウェディングドレスを作る事にした。
「問題は色だよな~。そこまでセンスがないから、デザインは全員一緒になるだろうけど、全員白のウェディングドレスにするか、それぞれに合わせたカラードレスにするか・・・悩みどころだな。」
純白のウェディングドレスにするか。カラードレスにするか。両方作るか・・・悩んだクリフは両方作ってもデザインが同じなら意味がないと思い、それぞれに合わせたカラードレスにする事を決めた。
セリーヌは、真っ白のウェディングドレス
ユーナは、水色のウェディングドレス
ナリアは、黒色のウェディングドレス
ジャンヌは、ピンク色のウェディングドレス
ソフィアは、黄色のウェディングドレス
グランは、赤色のウェディングドレス に決まった。
色が決まれば制作は早かった。デザインは一緒なのだ。クリフのイメージは前世の結婚式だ。物語の王女様が着るようなドレスをイメージして6人分のウェディングドレスを作り上げた。
プラチナスパイダーの糸はけっこう多めに手に入れていたので半分ぐらいは余った。下着や普段着なども作ろうかと考えながらセリーヌ達がドレスを着た姿を想像してニヤニヤするクリフだった。
☆☆☆
一方その頃、クリフ以外の女性メンバーは・・・
「じゃから妾が言った通りだったじゃろ。マスターは王女コレクションが終われば種族コレクションもすると思ったのじゃ。」
「まさかグランの言った通りになるとはね。サラサはエルフでライシャはダークエルフでしょ。しかもどっちも美人だし・・・」
「それでサラサさんにライシャさん。直球で聞きます。貴方達はクリフ様が好きなんですか??」
「「・・・はい。」」
「まあ2人の態度見てたらまるわかりだよねー。クリフ君も多少は気づいてると思うよ。」
「そうね。クリフも多分気になってるけど、私達がいるから遠慮してるって感じよね。」
「私はクリフさんが、サラサさんとライシャさんを受け入れるなら、別に反対はしません。」
「「本当!?」」
「はい。それに他の方もそうだと思いますよ。」
「まあそうね。」
「マスターには良い女が集まるからしょうがないのぉ。」
「そうですね。ユーナが言う通りクリフ様が決めた事なら私達はきちんと受け入れますわ。新しく増えたからと言って、クリフ様が私達を無下にするとは思いませんから。それに・・・」
「「それに??」」
「貴方達は知らないでしょうけど、クリフ様は綺麗な女性が好きなんです。クリフ様はバレないようにしてますが、私は子供の頃からの付き合いなので良く知ってます。」
「ライシャ!」
「うん。」
「セリーヌさん、ユーナさん、ナリアさん、ジャンヌさん、ソフィアさん、グランさん。私達は必ずクリフの新しい結婚相手に選んでもらいます。なので、これからよろしくお願いします。」
「お願いします。」
サラサ、ライシャの2人は現在の嫁6名に丁寧にお辞儀をした。
「ええ。しばらく一緒に住むんだもの。なんでも言って頂戴。だけどクリフは競争率高いわよ。早くしないと後から後からドンドン増やしちゃうからね。」
「!?サラサ。今すぐ2人でクリフを夜這いにいきましょ。」
「そうね。」
「それはダメじゃ。妾達だって久々にマスターに会ったんじゃ。愛してもらうのは妾達、嫁優先じゃぞ。」
クリフがいなくなった会議室では、世界樹の素材の“せ”の字も出る事なく、終始、桃色の内容だった。だが、これによってサラサ達と嫁達の距離がグッと縮まったのだ。
距離が縮まった事で2人がクリフの妻になったかどうかは現時点では不明だが、二人の努力により世界樹の素材は爆発的な人気でエターレイン領は一気に有名になるのだった。
話の内容の要点は大きく分けると以下の2点だ。
ウェディングドレスの素材を手に入れた。だがまだ作っていない。
世界樹の素材が手に入るようになったのでエターレイン領の特産にしたい。
「クリフ様の話はわかりましたわ。世界樹の素材に関しては、世界樹ってだけでネームバリューは抜群です。エターレイン領の特産品として申し分ないでしょう。プラチナスパイダーに関しては実物を見てませんので何とも言えませんが、クリフ様がおススメするんですから大丈夫なんでしょう。」
「それで世界樹の素材を扱うのが、そこにいるサラサさんとライシャさんってわけですね。2人はずっといた大陸から離れる事になるのは大丈夫なんですか?」
「はい。クリフと何日か過ごして外の大陸に興味を持ちました。絶好の機会なので、これを機に外の世界の事を色々知りたいと思います。」
「私も。クリフには村を救ってもらいました。少しでも恩返ししたいと思ってます。」
「ならサラサとライシャはクリフとは、仕事のパートナーって事でいいのよね。」
「「いや・・・それは・・・」」
「やっぱりね。クリフ。あなたはもういいわ。後は女性だけで話をするわ。サラサとライシャはこの屋敷に泊まるんでしょ?」
「えっ・・・ああ、うん。」
「ならクリフは、早く私達のウェディングドレスを作ってもらわないといけないし、話はこれで終わりにしましょ。あっサラサとライシャは残ってね。色々聞きたい事もあるし。」
ナリアが話をまとめたので、クリフは会議室を出て、自分の部屋に入った。
「は~。ナリア達とサラサとライシャは何を話してるんだろうか・・・気になるな~。でもまあ仲良くなってくれればいいんだけど・・・。は~しょうがないウェディングドレス作るか。その為にプラチナスパイダーを探しに行ったんだしな。」
嫁達とサラサ達の話が気になるクリフだったが、こそっと盗み聞きして後で怒られるのが怖かったので、切り替えてウェディングドレスを作る事にした。
「問題は色だよな~。そこまでセンスがないから、デザインは全員一緒になるだろうけど、全員白のウェディングドレスにするか、それぞれに合わせたカラードレスにするか・・・悩みどころだな。」
純白のウェディングドレスにするか。カラードレスにするか。両方作るか・・・悩んだクリフは両方作ってもデザインが同じなら意味がないと思い、それぞれに合わせたカラードレスにする事を決めた。
セリーヌは、真っ白のウェディングドレス
ユーナは、水色のウェディングドレス
ナリアは、黒色のウェディングドレス
ジャンヌは、ピンク色のウェディングドレス
ソフィアは、黄色のウェディングドレス
グランは、赤色のウェディングドレス に決まった。
色が決まれば制作は早かった。デザインは一緒なのだ。クリフのイメージは前世の結婚式だ。物語の王女様が着るようなドレスをイメージして6人分のウェディングドレスを作り上げた。
プラチナスパイダーの糸はけっこう多めに手に入れていたので半分ぐらいは余った。下着や普段着なども作ろうかと考えながらセリーヌ達がドレスを着た姿を想像してニヤニヤするクリフだった。
☆☆☆
一方その頃、クリフ以外の女性メンバーは・・・
「じゃから妾が言った通りだったじゃろ。マスターは王女コレクションが終われば種族コレクションもすると思ったのじゃ。」
「まさかグランの言った通りになるとはね。サラサはエルフでライシャはダークエルフでしょ。しかもどっちも美人だし・・・」
「それでサラサさんにライシャさん。直球で聞きます。貴方達はクリフ様が好きなんですか??」
「「・・・はい。」」
「まあ2人の態度見てたらまるわかりだよねー。クリフ君も多少は気づいてると思うよ。」
「そうね。クリフも多分気になってるけど、私達がいるから遠慮してるって感じよね。」
「私はクリフさんが、サラサさんとライシャさんを受け入れるなら、別に反対はしません。」
「「本当!?」」
「はい。それに他の方もそうだと思いますよ。」
「まあそうね。」
「マスターには良い女が集まるからしょうがないのぉ。」
「そうですね。ユーナが言う通りクリフ様が決めた事なら私達はきちんと受け入れますわ。新しく増えたからと言って、クリフ様が私達を無下にするとは思いませんから。それに・・・」
「「それに??」」
「貴方達は知らないでしょうけど、クリフ様は綺麗な女性が好きなんです。クリフ様はバレないようにしてますが、私は子供の頃からの付き合いなので良く知ってます。」
「ライシャ!」
「うん。」
「セリーヌさん、ユーナさん、ナリアさん、ジャンヌさん、ソフィアさん、グランさん。私達は必ずクリフの新しい結婚相手に選んでもらいます。なので、これからよろしくお願いします。」
「お願いします。」
サラサ、ライシャの2人は現在の嫁6名に丁寧にお辞儀をした。
「ええ。しばらく一緒に住むんだもの。なんでも言って頂戴。だけどクリフは競争率高いわよ。早くしないと後から後からドンドン増やしちゃうからね。」
「!?サラサ。今すぐ2人でクリフを夜這いにいきましょ。」
「そうね。」
「それはダメじゃ。妾達だって久々にマスターに会ったんじゃ。愛してもらうのは妾達、嫁優先じゃぞ。」
クリフがいなくなった会議室では、世界樹の素材の“せ”の字も出る事なく、終始、桃色の内容だった。だが、これによってサラサ達と嫁達の距離がグッと縮まったのだ。
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