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2話-13 狩りの時間
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「なるほど、これは苦戦する訳だ」
「何呑気に見ている。これでは獲物は狩られる」
「俺からしたら、同士討ちにしか見えないがな」
どことなく観察を行う2人の女性、彼女らは核と思われる者と交戦する数人の者達を眺めていた。
だが、一歩及ばない。1人は勢いよく何処かへと飛ばされた。家壁を破り、家の中を通って反対側の家壁を破る程だ。
「あぁ、早く狩りたい」
「待ちなさい。もう少し弱ってから美味しく頂くのが一番ですよ」
「俺は強い奴とやりたい。あんな弱々しい奴らやった所で意味なんてなさないわ」
「はあ・・・、なら好きにしなさい。ちょうど移動中の奴を挑みなさい」
よっしゃ!!っと片方の女性は叫んだ。叫びと共にその場を飛び降りた。
1人離れ、その場に残った片方はため息をついていた。
「はぁ、私の範疇を本当に超えるわね」
小さく呟き、その場から消えていった。
「何人飛ばされた?あぁ、あれはまだ死ぬレベルじゃないから大丈夫だろうが」
ナルは急いで移動していた。核に対して既に何人も挑んでは飛ばされている。
更に光の光線のような物が飛んでいる。その先端には人がいた。光が消えたても、勢いは止まらずに人は何処かへと飛んでいった。
「あの攻撃を受けているせいで遠くに飛ばされるのね」
その光景を見ながら、彼女はただ前へと走る。視線を前へと移した時、彼女は突然と足を止めた。だが、スピードが出ていたのもあり、そう簡単には止まれず、勢いよく鎌を振り下ろした。
煙が巻き上がり、反動で止まった。それと同時に目の前が突然と何かが振り下された。
「あぁくそ。避けるとかありかよ」
煙の中から大きなストックアンカーを所持した女性が立っていた。
「どこで気付いたかは知らないが、俺の攻撃を避けるなんてお前はただ者じゃねえ」
アンカーの先端には握れるぐらいの細長い柄があり、そこを持って引っこ抜いた。
「どこからか殺気を感じたから止まったの」
「へぇー、俺に気付いたのか」
「あなた狩りを楽しむ側ってわけね」
「ならどうするよ」
アンカーを肩に乗せ、ナルを睨む。ナルは少し笑いながら、鎌に重力を掛ける。
「そう、なら相手になってあげる。私に勝てるなんて保証はないけど」
女性はニヤリとし、そのまま上へとジャンプする。持っていたアンカーを投げ飛ばす。その勢いは早く、地面に勢いよくぶつかった。大きな煙を上げていたが、ナルは軽く避けていた。
そのまま重力で彼女に向けて飛ぶ。アンカーに取り付けられていた柄の先には鎖が装着されている。それを勢いよく引っ張るとアンカーは彼女の手元へと戻る。
そのままナルに向けてもう一度飛ばした。
「何呑気に見ている。これでは獲物は狩られる」
「俺からしたら、同士討ちにしか見えないがな」
どことなく観察を行う2人の女性、彼女らは核と思われる者と交戦する数人の者達を眺めていた。
だが、一歩及ばない。1人は勢いよく何処かへと飛ばされた。家壁を破り、家の中を通って反対側の家壁を破る程だ。
「あぁ、早く狩りたい」
「待ちなさい。もう少し弱ってから美味しく頂くのが一番ですよ」
「俺は強い奴とやりたい。あんな弱々しい奴らやった所で意味なんてなさないわ」
「はあ・・・、なら好きにしなさい。ちょうど移動中の奴を挑みなさい」
よっしゃ!!っと片方の女性は叫んだ。叫びと共にその場を飛び降りた。
1人離れ、その場に残った片方はため息をついていた。
「はぁ、私の範疇を本当に超えるわね」
小さく呟き、その場から消えていった。
「何人飛ばされた?あぁ、あれはまだ死ぬレベルじゃないから大丈夫だろうが」
ナルは急いで移動していた。核に対して既に何人も挑んでは飛ばされている。
更に光の光線のような物が飛んでいる。その先端には人がいた。光が消えたても、勢いは止まらずに人は何処かへと飛んでいった。
「あの攻撃を受けているせいで遠くに飛ばされるのね」
その光景を見ながら、彼女はただ前へと走る。視線を前へと移した時、彼女は突然と足を止めた。だが、スピードが出ていたのもあり、そう簡単には止まれず、勢いよく鎌を振り下ろした。
煙が巻き上がり、反動で止まった。それと同時に目の前が突然と何かが振り下された。
「あぁくそ。避けるとかありかよ」
煙の中から大きなストックアンカーを所持した女性が立っていた。
「どこで気付いたかは知らないが、俺の攻撃を避けるなんてお前はただ者じゃねえ」
アンカーの先端には握れるぐらいの細長い柄があり、そこを持って引っこ抜いた。
「どこからか殺気を感じたから止まったの」
「へぇー、俺に気付いたのか」
「あなた狩りを楽しむ側ってわけね」
「ならどうするよ」
アンカーを肩に乗せ、ナルを睨む。ナルは少し笑いながら、鎌に重力を掛ける。
「そう、なら相手になってあげる。私に勝てるなんて保証はないけど」
女性はニヤリとし、そのまま上へとジャンプする。持っていたアンカーを投げ飛ばす。その勢いは早く、地面に勢いよくぶつかった。大きな煙を上げていたが、ナルは軽く避けていた。
そのまま重力で彼女に向けて飛ぶ。アンカーに取り付けられていた柄の先には鎖が装着されている。それを勢いよく引っ張るとアンカーは彼女の手元へと戻る。
そのままナルに向けてもう一度飛ばした。
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