夢世界ナル

白蓮

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2話-15 不能

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「な・・・に者・・・」
「戦闘慣れしている。お前達など動作もなく無力化は出来る」
 戦闘はほぼ終わっていた。もう1人の女性は地面に倒れていた。起き上がろうと、ゆっくりと体を動かしている。
 いくつも同時に操り、ナルは戦闘を行なっていた。彼女の攻撃は遠距離からの攻撃特化。それの全ての攻撃をポイントとして合わせて、能力で握り潰した。
 同時に合わせ、同時に破壊するのは至難の技ではあるが、彼女は動作もなくそれを実行した。
「確かにあなたは強い。能力は不明ですが、想像以上に操るようだ」
「それはどうも」
 彼女はまだ戦おうとしていた。だが、重力を掛けられ、そのまま地面に倒れ込んでしまう。
「く・・・」
「もう限界のようね。さっきの子と同じく寝てね」
 すると彼女の体に重力がかけられる。その重さに彼女は地面にめり込んでいく。
「・・・そんなに力使って、それ以上の戦闘は出来るかしら?もう限界じゃないの」
 そんな言葉を聞いた時、ナルはため息をつく。
「残念。私は半永久なの。こんなので全力なんて出さない」
 その言葉と同時に更に力を増して、襲撃者を重力で押さえ込む。
「ではお休み。継ぎ目を覚ます時は現実だ」
 ナルは表情を変える事なく、ただ力を増して握り潰した。




 どことなく、爆発は響く。どことなく、悲鳴みたいな声が聞こえて来る。
 どこに今いる。どこで響いている。どこも反響してる影響で場所に辿り着けない。
「・・・無闇に移動しては辿り着けない・・・よね」
 似たような構造物。もっと高い場所に移動して見渡せればいいのだが、生憎似たような高さが多く、上に行っても見えない。
 だが、どこかで爆発は起こっている。そう思い、歩いている時、
「・・・え?」
 空が突然と眩しく光った。大きい光の球体が浮かんでいた。それが突然と破裂するように動き始めた。
 そして、それが割れた瞬間に雨のような物が高速で降り始めた。
 地面に当たり、銃弾のように地面に穴が開いていく。
 瞬時にヤバいと脳裏に走る。重力空間を作り、その中に籠る。光の銃弾は瞬時に広範囲に広がるように降り注いでいた。
「くぅ・・・」
 かなり体力を持っていかれる。無数の銃弾が重力を形成する空間の膜に何度も当たる。それでもそれが崩れないように張り続ける。止んだ時、私は空間を解除し、その場に倒れた。
「はぁはぁ・・・なんとかなった」
 痛い。身体中に痛みが走り抜けていく。
 やっとの思いで立ち上がり、光の球体が上がった所に向けて歩き出す。
 武器を片手に振る構えをする。その後に重力を武器に掛け、横の建物に向けて一振りした。
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