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第二章~勇者修行編~
2.今宵
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俺は走った。走り続けた。走り始めてから約三時間が経過しているはずだ。
俺の周りを取り囲む会期には少量の光しか届いておらず、世界はさらに闇へと近づいていっている。
「これがグランドドイッス西国立公園か!!」
今はもう、夜十時を回っている。ようやく発見した公園に圧倒された俺は反射的に独り言をつぶやいていた。
「こんばんわ。」
俺の目の前で、浮遊した白キツネ的な謎の生命体が俺に挨拶してきた。しかも頭上には魔法陣があり、クッソ神々しい...。
「お前は誰だ!?」
「ボクは『聖・リゲル』さ、この公園に来た人を公園の中に案内してるんだヨ。」
リゲルは空中おっさん座りで俺に語る。
「さっそくお願いしたいところなのだが、その語尾は何なんだよ...。」
「ああこれネ。公園のマスコット幻獣であるこのボクはやっぱり印象的でなくちゃネ!ということだヨ。」
「...」
「じゃあ、さっそくお願いします。案内。」
「ええ!?十時だヨ。もう公園閉めるヨ。ネムイし無理...。はぁぁ。」
リゲルがあくびをしやがった。
「お、おい!?大事なことがあるんだが...!!」
「幻獣であるボクに、人間ごときである君が歯向かおうとでもいうのかい?」
リゲルよ...口悪くないか?
「いやいや!旧パーティーメンバーが捕えられているらしいんですよ!!」
「どこだよ!?そんなに危険なところはないはずだヨ。」
「...禁断の扉。」
「...?...ああ...え?そんなのあったっけ!」
宙に浮いたリゲルは氷のように固まってしまった。そりゃそうだ...。
この公園は見た感じ百ヘクタールくらいあるっぽい。そんな巨大公園の中から俺の求めている一つの部屋を特定することなど、不可能に等しいだろう。
「あ!分かったヨ!!」
「嘘でしょ!?」
あまりのとんでも発言にびっくりして反射的に声が出てしまった。このキツネ、やるな。
「まじ。」
「ど、どこだ...?教えてくれ!」
「わかった。ついてこい。」
そういうとリゲルはふわふわと白いキツネのような体を浮遊させながら俺を公園の入り口へと案内してくれた。
「ここが入り口だヨ。」
「おおお!?」
暗くて眠くてよく見えないが、リゲルの案内してくれた公園の入り口は左右に気の小屋があり、なかなか幻想的だ。
右奥はクソでかい木々とツリーハウスが見え、左奥にはこれまた巨大なクリスタルが見えた。しかし、夜なので汚い。しかし、今から入れるとなるとなかなかわくわくするな。
「君、こっちに来てヨ。」
「そ、そっちすか!?」
俺がリゲルに案内された場所は公園の中ではなく入口周辺にある謎の小屋だった。そっちかい!?
「ほら、このドア見てみ、『禁断』って書いてあるでしょ?」
「...。禁断っていうからもっとやばい地下施設とかかと思ったが、そういう名前なだけなのか。」
「この小屋を作った人がそういう趣味だからネ...。あと、その子を助けたら公園も観光していってネ。」
「おう。助けたら公園も観光してみるよ。」
あまりにも暗いので公園の全貌はよく見えないが、昼だったらよく魅えるのだろう。
「よく言った。それでは僕はこの辺で本部に戻るから、また明日ネ。」
「リゲル、今日はありがとうございました。」
「いえいえ、これも仕事の一環だからネ。」
白い毛に包まれた浮遊キツネはそう言い残し、俺の視界から消えると同時に闇の奥へと姿を消していった。
「おい!クラリア聞こえるか!?返事をしてくれよ!おーい!!」
そのドアには少しの隙間があった。俺はそこに向って読んでいるのだが、返事は一向にない。
「もう開けんぞ。」
俺はグイっとドアノブを握りしめ、ドアを開けた。
そこには、約五平方メートルほどの小さな小部屋があった。しかし、そこにはクラリアの姿は存在していなかった。
「暗くて狭くて汚いな。クラさん...どこ?」
少し部屋の奥へと進んでみた。その瞬間(バタンッ!)と大きな音が鳴り、勢いよくドアが閉まった。まずいことになったぞ。この部屋のドアには内側のカギが壊れているらしくドアが全然開かない。一度は行ってしまった俺はもう二度と出ることができないのかもしれない。まさに禁断の扉だ。ていうか何で閉まった!?
「勇者く...様。こんばんは。」
そのドアの小さな隙間から声が聞こえた。
しかし、その声はソフィアとは程遠いソフィアの声だった。
「ソ、ソフィアか!?開けてくれ!?ていうかクラリアがいないぞ!?」
俺がそういうとソフィアは潔くドアを開けてくれた。もうここまでくると意味が分からん。
「ソフィア!?意味が分からんぞ!クラさんはどこにいるんだ!」
「...フフ。ソフィア...何のこと?」
目の前にいる少女は確かにソフィアだ。
―ソフィアだった。
彼女が鼻で笑った後に、もくもくとした煙が俺の視界を徐々に奪っていった。
そこには探していたパーティーメンバー立っていた。
「勇者くん。さようなら。どうだったかな?わたしの変身魔法は...?」
「...」
ハメられた。その衝撃で声は出なかった。彼女は涙の含まれた笑顔を俺に向け、ドアを再度閉鎖した。
外からは夜の寒さを感じさせる風の音色、そして...。
(ドゴオオオオオォ!!ガァ!!ヌヌヌヌ!!)
モンスターの鳴き声が聞こえる。彼女は襲われているのだろう。ざまあみやがれ。俺を閉じ込めた罰だ。
五分後
音はしなくなった。探していたパーティーメンバーは逃げたのだろうか。
「しっかし、鬼のように暇だな...。」
声が漏れるくらいに暇。ドアを開ける方法はないのだろうか。俺は記憶をたどる。
「あ、フラニック・オブ・クライネスがある。確か魔王城にいたとき...。」
そういえばそうだった。フラニック・オブ・クライネスならきっと。
そして俺は立ち上がり中に装着したあるフラニック・オブ・クライネスをぬき、ひょいっと振りかざしてみた。
(ッバァッン!!)
バカみたいな音量でドアが吹き飛んだ。
そこにはクマのような巨大なモンスターの死体と...。
パーティーメンバー、クラリアの死体。
「嘘!?え!?どういう状況!?
悲惨すぎる状況に混乱した俺のお前をさっとさっきの風圧で飛んだであろう紙が横切った・なんか文字が書いてある。どうやら手紙の用だ、読むか。
『勇者くんへ。多分、あなたの前に私とモンスターの死体があると思います。この手紙は私が死ぬ直前にダッシュで書き上げました。全部書ききれてなかったらごめんなさい。それは置いといて、よく脱出できたわね。実はこの変なモンスターは魔王が死ぬ直前に派遣したフラニック・オブ・クライネスでも倒せない際強モンスターなの。倒す方法はただ一つ、誰かが犠牲になること。このモンスターは誰か一人を殺したら同時に自滅するモンスター。騙してごめんなさいね。閉じ込めないと勇者くんが私を守ろうとして負けちゃったかもしれないから。そして、勇者に生きてほしくてわたしがぎせ』
文章はここで終わっている。また、守ることができなかった。
そういうことだったのか。ざまあ見やがれと思って島田自分に罪悪感が込み上げてきた。最後のほうは字が汚い。死ぬ直前で焦ったのだろうか..............。
クラリアはさっき、閉鎖をしていた。ドア、そして、人生を。
友達、パーティーメンバー。俺は守るべき二人を守り切れなかった。フラニック・オブ・クライネス。首の紋章。
俺は一見最強勇者なのかもしれない。だけど、弱い最強勇者。ひとことで表すと、最弱勇者だ。
「もっと早く気づいていれば...。」
深夜十時半。一人で泣く最強...弱勇者。今すぐ本物のソフィアと、ヴァニラに報告するべきだな...。
この世界では『死』は軽い話で済む。戦争や、冒険など。毎日人は死んでいく。
悲しいが、切り替えろ俺。ヴァニラのもとに向わなければ...。
ヴァニラの城まで全速力して三十分ほど。夜遅いが、仕方がない。クラリア、いつか必ず生き返らせるからな。
そのときは、最強勇者になっているよ。
俺は今宵、そう決心した。
俺の周りを取り囲む会期には少量の光しか届いておらず、世界はさらに闇へと近づいていっている。
「これがグランドドイッス西国立公園か!!」
今はもう、夜十時を回っている。ようやく発見した公園に圧倒された俺は反射的に独り言をつぶやいていた。
「こんばんわ。」
俺の目の前で、浮遊した白キツネ的な謎の生命体が俺に挨拶してきた。しかも頭上には魔法陣があり、クッソ神々しい...。
「お前は誰だ!?」
「ボクは『聖・リゲル』さ、この公園に来た人を公園の中に案内してるんだヨ。」
リゲルは空中おっさん座りで俺に語る。
「さっそくお願いしたいところなのだが、その語尾は何なんだよ...。」
「ああこれネ。公園のマスコット幻獣であるこのボクはやっぱり印象的でなくちゃネ!ということだヨ。」
「...」
「じゃあ、さっそくお願いします。案内。」
「ええ!?十時だヨ。もう公園閉めるヨ。ネムイし無理...。はぁぁ。」
リゲルがあくびをしやがった。
「お、おい!?大事なことがあるんだが...!!」
「幻獣であるボクに、人間ごときである君が歯向かおうとでもいうのかい?」
リゲルよ...口悪くないか?
「いやいや!旧パーティーメンバーが捕えられているらしいんですよ!!」
「どこだよ!?そんなに危険なところはないはずだヨ。」
「...禁断の扉。」
「...?...ああ...え?そんなのあったっけ!」
宙に浮いたリゲルは氷のように固まってしまった。そりゃそうだ...。
この公園は見た感じ百ヘクタールくらいあるっぽい。そんな巨大公園の中から俺の求めている一つの部屋を特定することなど、不可能に等しいだろう。
「あ!分かったヨ!!」
「嘘でしょ!?」
あまりのとんでも発言にびっくりして反射的に声が出てしまった。このキツネ、やるな。
「まじ。」
「ど、どこだ...?教えてくれ!」
「わかった。ついてこい。」
そういうとリゲルはふわふわと白いキツネのような体を浮遊させながら俺を公園の入り口へと案内してくれた。
「ここが入り口だヨ。」
「おおお!?」
暗くて眠くてよく見えないが、リゲルの案内してくれた公園の入り口は左右に気の小屋があり、なかなか幻想的だ。
右奥はクソでかい木々とツリーハウスが見え、左奥にはこれまた巨大なクリスタルが見えた。しかし、夜なので汚い。しかし、今から入れるとなるとなかなかわくわくするな。
「君、こっちに来てヨ。」
「そ、そっちすか!?」
俺がリゲルに案内された場所は公園の中ではなく入口周辺にある謎の小屋だった。そっちかい!?
「ほら、このドア見てみ、『禁断』って書いてあるでしょ?」
「...。禁断っていうからもっとやばい地下施設とかかと思ったが、そういう名前なだけなのか。」
「この小屋を作った人がそういう趣味だからネ...。あと、その子を助けたら公園も観光していってネ。」
「おう。助けたら公園も観光してみるよ。」
あまりにも暗いので公園の全貌はよく見えないが、昼だったらよく魅えるのだろう。
「よく言った。それでは僕はこの辺で本部に戻るから、また明日ネ。」
「リゲル、今日はありがとうございました。」
「いえいえ、これも仕事の一環だからネ。」
白い毛に包まれた浮遊キツネはそう言い残し、俺の視界から消えると同時に闇の奥へと姿を消していった。
「おい!クラリア聞こえるか!?返事をしてくれよ!おーい!!」
そのドアには少しの隙間があった。俺はそこに向って読んでいるのだが、返事は一向にない。
「もう開けんぞ。」
俺はグイっとドアノブを握りしめ、ドアを開けた。
そこには、約五平方メートルほどの小さな小部屋があった。しかし、そこにはクラリアの姿は存在していなかった。
「暗くて狭くて汚いな。クラさん...どこ?」
少し部屋の奥へと進んでみた。その瞬間(バタンッ!)と大きな音が鳴り、勢いよくドアが閉まった。まずいことになったぞ。この部屋のドアには内側のカギが壊れているらしくドアが全然開かない。一度は行ってしまった俺はもう二度と出ることができないのかもしれない。まさに禁断の扉だ。ていうか何で閉まった!?
「勇者く...様。こんばんは。」
そのドアの小さな隙間から声が聞こえた。
しかし、その声はソフィアとは程遠いソフィアの声だった。
「ソ、ソフィアか!?開けてくれ!?ていうかクラリアがいないぞ!?」
俺がそういうとソフィアは潔くドアを開けてくれた。もうここまでくると意味が分からん。
「ソフィア!?意味が分からんぞ!クラさんはどこにいるんだ!」
「...フフ。ソフィア...何のこと?」
目の前にいる少女は確かにソフィアだ。
―ソフィアだった。
彼女が鼻で笑った後に、もくもくとした煙が俺の視界を徐々に奪っていった。
そこには探していたパーティーメンバー立っていた。
「勇者くん。さようなら。どうだったかな?わたしの変身魔法は...?」
「...」
ハメられた。その衝撃で声は出なかった。彼女は涙の含まれた笑顔を俺に向け、ドアを再度閉鎖した。
外からは夜の寒さを感じさせる風の音色、そして...。
(ドゴオオオオオォ!!ガァ!!ヌヌヌヌ!!)
モンスターの鳴き声が聞こえる。彼女は襲われているのだろう。ざまあみやがれ。俺を閉じ込めた罰だ。
五分後
音はしなくなった。探していたパーティーメンバーは逃げたのだろうか。
「しっかし、鬼のように暇だな...。」
声が漏れるくらいに暇。ドアを開ける方法はないのだろうか。俺は記憶をたどる。
「あ、フラニック・オブ・クライネスがある。確か魔王城にいたとき...。」
そういえばそうだった。フラニック・オブ・クライネスならきっと。
そして俺は立ち上がり中に装着したあるフラニック・オブ・クライネスをぬき、ひょいっと振りかざしてみた。
(ッバァッン!!)
バカみたいな音量でドアが吹き飛んだ。
そこにはクマのような巨大なモンスターの死体と...。
パーティーメンバー、クラリアの死体。
「嘘!?え!?どういう状況!?
悲惨すぎる状況に混乱した俺のお前をさっとさっきの風圧で飛んだであろう紙が横切った・なんか文字が書いてある。どうやら手紙の用だ、読むか。
『勇者くんへ。多分、あなたの前に私とモンスターの死体があると思います。この手紙は私が死ぬ直前にダッシュで書き上げました。全部書ききれてなかったらごめんなさい。それは置いといて、よく脱出できたわね。実はこの変なモンスターは魔王が死ぬ直前に派遣したフラニック・オブ・クライネスでも倒せない際強モンスターなの。倒す方法はただ一つ、誰かが犠牲になること。このモンスターは誰か一人を殺したら同時に自滅するモンスター。騙してごめんなさいね。閉じ込めないと勇者くんが私を守ろうとして負けちゃったかもしれないから。そして、勇者に生きてほしくてわたしがぎせ』
文章はここで終わっている。また、守ることができなかった。
そういうことだったのか。ざまあ見やがれと思って島田自分に罪悪感が込み上げてきた。最後のほうは字が汚い。死ぬ直前で焦ったのだろうか..............。
クラリアはさっき、閉鎖をしていた。ドア、そして、人生を。
友達、パーティーメンバー。俺は守るべき二人を守り切れなかった。フラニック・オブ・クライネス。首の紋章。
俺は一見最強勇者なのかもしれない。だけど、弱い最強勇者。ひとことで表すと、最弱勇者だ。
「もっと早く気づいていれば...。」
深夜十時半。一人で泣く最強...弱勇者。今すぐ本物のソフィアと、ヴァニラに報告するべきだな...。
この世界では『死』は軽い話で済む。戦争や、冒険など。毎日人は死んでいく。
悲しいが、切り替えろ俺。ヴァニラのもとに向わなければ...。
ヴァニラの城まで全速力して三十分ほど。夜遅いが、仕方がない。クラリア、いつか必ず生き返らせるからな。
そのときは、最強勇者になっているよ。
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