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第二章~勇者修行編~
6.たいま先輩
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「およよよよ!?」
「なんだ、おじいさん...。」
そう、あれからおれはヴァニラの後をついて行ったら奇跡的に教会についた。確率的にはゴリラという生物とヴァニラというケモミミ少女が結婚したというレベルに低い。奇跡すぎ。
そして、いざ入ると聖職者っぽいおじいさんが興奮しすぎて突如吐き出すという事態に。
......ここまでくるともう意味が分からない......。
「...牧師どの。大丈夫かや?」
「...いや。お前さんたちすごいカップルじゃな。猫耳王女と最強勇者とか。」
「「カップルじゃありませんっ!!」」
俺は無表情で行ったが横のヴァニラは顔を赤らめている。こんなにも気が合うからカップルと思われても仕方がないかもしれない。ちなみに、カップルじゃないぞ。
「ところで、お前さんたちどうして教会においでなさったのですか?この教会は普通、教徒以外は来ないはずじゃよ。」
「俺を!強くして下さい。それを言うため。」
「教会なのにっ!?いいけどね...。」
牧師のおじいさんは俺の声に頷いてはいるが、どこかパッとしない表情を浮かべていた。
「牧師のおじいさん、どうかしましたか...?」
「ん、ああ。わしの名前はアレクサンダーじゃよ。どうかしたというより、ソフィアから聞いていたあのたいまくんを倒した勇者が目の前にいるんだと思いましてね。」
「どうもです。」
教会の中にはソフィアはおろか、誰一人として教徒はおらずガラリとしている。アレク爺さん一人なのか、さぞ寂しかったのだろう。
「じいさんどの!!ソフィアどのがこの前、魔王のことをたいま先輩って呼んでいたのですがなにかあったんですか?」
今まで俺の後ろに立っていたヴァニラが一歩踏み出してそういった。
「まあ、分かるが。勇者君はいいのか?強くなりに来たんじゃないのか?」
そういえば、そんなこと言っていたな。確かに話しはずれるがここは......。
「俺も知りたいです!!」
と、答えておいた。
「少し微妙なところで終わるがいいか?」
「...はい。お願いします。」
そしてアレク爺さんは静かに語り始めた......。
「話は二十年前にさかのぼる。わしのもとに一人の青年がやってきたのだ。」
※・※・※
魔王の日、コッピディアン教会へと向かう人の青年がいた。青年の名前は『タイマ・オウヨウ』。彼は自分の名前が憎かった。
「誰か助けて下さい!!「
彼に助けを求める声、その声に反応した彼は急いでる自分を押し殺し、困っている人のほうへと走っていった。彼は心優しかった。
「大丈夫ですか!?お姉さん!?」
その声の主は二十代の女性のものだった。どうやら魔物に襲われて困っているようだ。こわいけど助けよう。そう心に誓った彼は武器など持っていないその腕で魔物を強く殴った。
(ボゴッ)
「どうですか?怪我はないですか?」
彼は笑顔を出その女性を見つめた。しかし、その顔は彼の顔とはとても真逆だった。
「うちのペットに何してんのアンタ!?」
「...へ?襲われてたんじゃないんですか?」
「違います!!魔力切れを起こしたので誰かにポーションを分けてほしかっただけです!」
「...すいません。ポーションは持っていません。」
そして彼は走り出した。タイマ・オウヨウ、そのドジな性格が後々世界を大きく動かすなんて知るはずもなかった。
―小さな教会にて
「よろしくお願いします!!今日から牧師として活動を始めるタイマ・オウヨウと申します。」
「遅刻してるじゃん!?」
満五十二歳のアレクサンダーが軽く腹を立て、タイマには冷めた目つきが四方八方から浴びせられる。そう、彼は先ほどの人助けが原因なのか一時間以上も遅刻していた。
「言い訳してもいいですか?」
「ダメです。」
「あ、はい。分かりました。」
タイマはコクッコクッと頷き、アレクサンダーは微笑んだ。その瞬間...。
「宿を出て、女の人を助けようとしたら遅れましたっ!!さらに細かく言いますと......です。」
ダメと言われたはずなのに、彼は言い訳してしまった。
「...ダメと言ったはずじゃよ?」
「...へ?聞いていませんでした。」
長ったらしい言い訳を聞かされたアレクサンダーはやれやれと首を振り、コッピディアン教会二代目の牧師となるタイマ・オウヨウの按手礼を始め、冷たい目線を浴びせていた教徒たちは礼拝を始めた。
―十五年後
彼はとても優れた牧師となった。そんな中、一人の少女が教会を訪れた。
「失礼します!!」
入ってきたその少女はとても幼かった。
「誰じゃ?」
六十七歳となったアレクサンダーが言い、幼い少女は元気よく言葉を放った。
「去年神官になりましたソフィアと申します!」
「し、神官!?何で教会に?てか幼い...。」
「仕えていた神が滅びまして、やることがなくなったので教徒になってみようかなと...。」
「...そうじゃな。それなら教徒ではなく、この教会の保護を頼んでもいいかな?」
アレクサンダーは少し躊躇しながらもそう少女に問いかけた。そう、この教会はアニマニクスにもグランドドイッスにも属していないため、国やモンスターに襲われた場合に教会を守る手段がほぼ皆無なのだ。神に仕えていた神官は召喚獣に優れている。そのため、どんなに幼くても無力な教会には必要不可欠な存在なのだ。
そんな存在である少女ソフィアは十秒ほど黙り込み、その後「はい。」と答えた。
―三日後
「ソフィア!!ちょっといいか?」
タイマが聖書らしき本を読んでいたソフィアを力強く呼び止め、教会の裏へと連れて行った。
「なんでしょうたいま先輩。」
その声にタイマはコクリと息を飲み込んだ。これから話すことでソフィアに嫌われないかが心配なようだ。
「実は俺、ラスタオカ出身の魔族なんだよな...。」
タイマは静かに告白した。それとほぼ同時に、一瞬だけ現場の空気が氷のように凍り付いた。
魔族とは、魔法に特化した人間のことであり、八十年前の種族戦争で振り分けられた人間のことである。
そして、魔族というのは魔王を信仰することが義務付けられている。そのため、教会の教徒はもちろん、牧師になるなど極悪非道な行いなのである。
いつかバレると思っていたであろうタイマは仕方がなくソフィアに話すことにしたという。
「え!?嘘でしょ!?!?」
凍り付いたその空間でソフィアは愕然とした声を漏らす。そして、タイマはタイミングを見計らい。『フラッシュアサルト』と唱えた。それはラスタオカ出身の魔族特有の魔法であり、タイマが魔族であるという証明になった。
フラッシュアサルトにより現れし無数の煌きく光の粒子たちはソフィアの周りを踊るように散布され、時間の経過とともに少しずつ消滅していった。
「わぁ。すごい。」
「これはアレクサンダーさんに内緒な...。」
そして、その様子をうっかりと見てしまった人物は、そのアレクサンダーだった。
―その日の夜
「タイマ、ソフィア。来い。」
教会に来る礼拝客がいなくなり、これはチャンスだと思ったアレクサンダーは教会の外へと二人を呼び出した。
そして二人は「はい。」と答え、アレクサンダーの後に続いた。
―教会の庭にて
「何で呼び出されたかわかっているよな?」
「「はい。」」
ソフィアとタイマに説教を始めるアレクサンダー。ソフィアは悪いことを何一つとして行っていたわけでゃないが、あくまでも無関係なわけではない。
「タイマ!!わしゃお前のこと普通の人だと思っておったぞい。魔族だって!?ふざけとんのか...。神と魔王が入り混じることはあってはならないことなんだぞ。」
アレクサンダーからのお叱りにタイマは小さく「ゲッ。聞こえていたのか...。」とつぶやいた。そして同時にソフィアがアレクサンダーに近づき言葉を放った。
「この人は!!r確かに魔王信仰の義務を破ったのかもしれないけど、やさしくて、強くて、いい人で...。」
ソフィアの発言に対し、アレクサンダーはため息をついた。
「はぁ。お前が頑張りやだってことはわしが一番知っている......。されど、魔王に仕えるべきものが神の儀式に参加するなど、あってはならないだろう。嗚呼、きっと天の神もお怒りのことだろう...。」
(チッ)
現場の中の誰かが舌打ちをした。
「俺だって!!魔族に生まれたかったわけじゃねえよ!お前だってそうだろう?俺が魔族だからって俺を差別するんだろ?」
タイマの指差した方向には首をぶんぶん振っているソフィアがいた。
「存在するかもわかんねぇ魔王を崇拝してきますよ。そうすりゃいいんだろ?」
タイマ・オウヨウあそう言い残し二人の前から姿を消したのであった。
※・※・※
「...と、わしが分かるのはここまでじゃ。」
約十分間、俺とヴァニラはアレク爺さんの話を聞いていた。しかし、俺はひとつ気になったことがある。
「「そこからどうして魔王になったかが一番気になるんですけど!!」」
...ヴァニラと被った。何回めすか?
「ホッホッホ。さすがの和紙でもそこから一度もあってないから知らないのじゃよ。」
と、アレク爺さんが言った。いや、ここまで聞いておいて一生聞けないとかないよね...?
「安心せい。どうせ今、心の中で死ぬまでに聞きたいとか思ったじゃろ?魔王となった魔族は滅びることはなかなかない。いつか復活してまた攻めてくるじゃろう。」
バレてた...。でも、あんな奴だぞ。間接的にスフィカを殺した奴だぞ。そんなのとまともな会話など死んでもしたくない。
「勇者どの。爺さん殿と戦う前にわつぃと一騎打ちしてほしいんだけど...。」
アレク爺さんが戦う準備をし始めた。そして、それを見つけたヴァニラが俺とアレク爺さんとの練習試合を阻止するかの如く戦いたいと言い出した。これは面白そうだな。
「いいよ、やってやろうじゃねぇか。」
「よし来た!勇者殿なら受け入れてくれると信じていたよ。じゃあ、さっそく始めようね!。」
そして、ヴァニラは一人で教会を出て行った。俺もヴァニラの後に続くことにした。
「なんだ、おじいさん...。」
そう、あれからおれはヴァニラの後をついて行ったら奇跡的に教会についた。確率的にはゴリラという生物とヴァニラというケモミミ少女が結婚したというレベルに低い。奇跡すぎ。
そして、いざ入ると聖職者っぽいおじいさんが興奮しすぎて突如吐き出すという事態に。
......ここまでくるともう意味が分からない......。
「...牧師どの。大丈夫かや?」
「...いや。お前さんたちすごいカップルじゃな。猫耳王女と最強勇者とか。」
「「カップルじゃありませんっ!!」」
俺は無表情で行ったが横のヴァニラは顔を赤らめている。こんなにも気が合うからカップルと思われても仕方がないかもしれない。ちなみに、カップルじゃないぞ。
「ところで、お前さんたちどうして教会においでなさったのですか?この教会は普通、教徒以外は来ないはずじゃよ。」
「俺を!強くして下さい。それを言うため。」
「教会なのにっ!?いいけどね...。」
牧師のおじいさんは俺の声に頷いてはいるが、どこかパッとしない表情を浮かべていた。
「牧師のおじいさん、どうかしましたか...?」
「ん、ああ。わしの名前はアレクサンダーじゃよ。どうかしたというより、ソフィアから聞いていたあのたいまくんを倒した勇者が目の前にいるんだと思いましてね。」
「どうもです。」
教会の中にはソフィアはおろか、誰一人として教徒はおらずガラリとしている。アレク爺さん一人なのか、さぞ寂しかったのだろう。
「じいさんどの!!ソフィアどのがこの前、魔王のことをたいま先輩って呼んでいたのですがなにかあったんですか?」
今まで俺の後ろに立っていたヴァニラが一歩踏み出してそういった。
「まあ、分かるが。勇者君はいいのか?強くなりに来たんじゃないのか?」
そういえば、そんなこと言っていたな。確かに話しはずれるがここは......。
「俺も知りたいです!!」
と、答えておいた。
「少し微妙なところで終わるがいいか?」
「...はい。お願いします。」
そしてアレク爺さんは静かに語り始めた......。
「話は二十年前にさかのぼる。わしのもとに一人の青年がやってきたのだ。」
※・※・※
魔王の日、コッピディアン教会へと向かう人の青年がいた。青年の名前は『タイマ・オウヨウ』。彼は自分の名前が憎かった。
「誰か助けて下さい!!「
彼に助けを求める声、その声に反応した彼は急いでる自分を押し殺し、困っている人のほうへと走っていった。彼は心優しかった。
「大丈夫ですか!?お姉さん!?」
その声の主は二十代の女性のものだった。どうやら魔物に襲われて困っているようだ。こわいけど助けよう。そう心に誓った彼は武器など持っていないその腕で魔物を強く殴った。
(ボゴッ)
「どうですか?怪我はないですか?」
彼は笑顔を出その女性を見つめた。しかし、その顔は彼の顔とはとても真逆だった。
「うちのペットに何してんのアンタ!?」
「...へ?襲われてたんじゃないんですか?」
「違います!!魔力切れを起こしたので誰かにポーションを分けてほしかっただけです!」
「...すいません。ポーションは持っていません。」
そして彼は走り出した。タイマ・オウヨウ、そのドジな性格が後々世界を大きく動かすなんて知るはずもなかった。
―小さな教会にて
「よろしくお願いします!!今日から牧師として活動を始めるタイマ・オウヨウと申します。」
「遅刻してるじゃん!?」
満五十二歳のアレクサンダーが軽く腹を立て、タイマには冷めた目つきが四方八方から浴びせられる。そう、彼は先ほどの人助けが原因なのか一時間以上も遅刻していた。
「言い訳してもいいですか?」
「ダメです。」
「あ、はい。分かりました。」
タイマはコクッコクッと頷き、アレクサンダーは微笑んだ。その瞬間...。
「宿を出て、女の人を助けようとしたら遅れましたっ!!さらに細かく言いますと......です。」
ダメと言われたはずなのに、彼は言い訳してしまった。
「...ダメと言ったはずじゃよ?」
「...へ?聞いていませんでした。」
長ったらしい言い訳を聞かされたアレクサンダーはやれやれと首を振り、コッピディアン教会二代目の牧師となるタイマ・オウヨウの按手礼を始め、冷たい目線を浴びせていた教徒たちは礼拝を始めた。
―十五年後
彼はとても優れた牧師となった。そんな中、一人の少女が教会を訪れた。
「失礼します!!」
入ってきたその少女はとても幼かった。
「誰じゃ?」
六十七歳となったアレクサンダーが言い、幼い少女は元気よく言葉を放った。
「去年神官になりましたソフィアと申します!」
「し、神官!?何で教会に?てか幼い...。」
「仕えていた神が滅びまして、やることがなくなったので教徒になってみようかなと...。」
「...そうじゃな。それなら教徒ではなく、この教会の保護を頼んでもいいかな?」
アレクサンダーは少し躊躇しながらもそう少女に問いかけた。そう、この教会はアニマニクスにもグランドドイッスにも属していないため、国やモンスターに襲われた場合に教会を守る手段がほぼ皆無なのだ。神に仕えていた神官は召喚獣に優れている。そのため、どんなに幼くても無力な教会には必要不可欠な存在なのだ。
そんな存在である少女ソフィアは十秒ほど黙り込み、その後「はい。」と答えた。
―三日後
「ソフィア!!ちょっといいか?」
タイマが聖書らしき本を読んでいたソフィアを力強く呼び止め、教会の裏へと連れて行った。
「なんでしょうたいま先輩。」
その声にタイマはコクリと息を飲み込んだ。これから話すことでソフィアに嫌われないかが心配なようだ。
「実は俺、ラスタオカ出身の魔族なんだよな...。」
タイマは静かに告白した。それとほぼ同時に、一瞬だけ現場の空気が氷のように凍り付いた。
魔族とは、魔法に特化した人間のことであり、八十年前の種族戦争で振り分けられた人間のことである。
そして、魔族というのは魔王を信仰することが義務付けられている。そのため、教会の教徒はもちろん、牧師になるなど極悪非道な行いなのである。
いつかバレると思っていたであろうタイマは仕方がなくソフィアに話すことにしたという。
「え!?嘘でしょ!?!?」
凍り付いたその空間でソフィアは愕然とした声を漏らす。そして、タイマはタイミングを見計らい。『フラッシュアサルト』と唱えた。それはラスタオカ出身の魔族特有の魔法であり、タイマが魔族であるという証明になった。
フラッシュアサルトにより現れし無数の煌きく光の粒子たちはソフィアの周りを踊るように散布され、時間の経過とともに少しずつ消滅していった。
「わぁ。すごい。」
「これはアレクサンダーさんに内緒な...。」
そして、その様子をうっかりと見てしまった人物は、そのアレクサンダーだった。
―その日の夜
「タイマ、ソフィア。来い。」
教会に来る礼拝客がいなくなり、これはチャンスだと思ったアレクサンダーは教会の外へと二人を呼び出した。
そして二人は「はい。」と答え、アレクサンダーの後に続いた。
―教会の庭にて
「何で呼び出されたかわかっているよな?」
「「はい。」」
ソフィアとタイマに説教を始めるアレクサンダー。ソフィアは悪いことを何一つとして行っていたわけでゃないが、あくまでも無関係なわけではない。
「タイマ!!わしゃお前のこと普通の人だと思っておったぞい。魔族だって!?ふざけとんのか...。神と魔王が入り混じることはあってはならないことなんだぞ。」
アレクサンダーからのお叱りにタイマは小さく「ゲッ。聞こえていたのか...。」とつぶやいた。そして同時にソフィアがアレクサンダーに近づき言葉を放った。
「この人は!!r確かに魔王信仰の義務を破ったのかもしれないけど、やさしくて、強くて、いい人で...。」
ソフィアの発言に対し、アレクサンダーはため息をついた。
「はぁ。お前が頑張りやだってことはわしが一番知っている......。されど、魔王に仕えるべきものが神の儀式に参加するなど、あってはならないだろう。嗚呼、きっと天の神もお怒りのことだろう...。」
(チッ)
現場の中の誰かが舌打ちをした。
「俺だって!!魔族に生まれたかったわけじゃねえよ!お前だってそうだろう?俺が魔族だからって俺を差別するんだろ?」
タイマの指差した方向には首をぶんぶん振っているソフィアがいた。
「存在するかもわかんねぇ魔王を崇拝してきますよ。そうすりゃいいんだろ?」
タイマ・オウヨウあそう言い残し二人の前から姿を消したのであった。
※・※・※
「...と、わしが分かるのはここまでじゃ。」
約十分間、俺とヴァニラはアレク爺さんの話を聞いていた。しかし、俺はひとつ気になったことがある。
「「そこからどうして魔王になったかが一番気になるんですけど!!」」
...ヴァニラと被った。何回めすか?
「ホッホッホ。さすがの和紙でもそこから一度もあってないから知らないのじゃよ。」
と、アレク爺さんが言った。いや、ここまで聞いておいて一生聞けないとかないよね...?
「安心せい。どうせ今、心の中で死ぬまでに聞きたいとか思ったじゃろ?魔王となった魔族は滅びることはなかなかない。いつか復活してまた攻めてくるじゃろう。」
バレてた...。でも、あんな奴だぞ。間接的にスフィカを殺した奴だぞ。そんなのとまともな会話など死んでもしたくない。
「勇者どの。爺さん殿と戦う前にわつぃと一騎打ちしてほしいんだけど...。」
アレク爺さんが戦う準備をし始めた。そして、それを見つけたヴァニラが俺とアレク爺さんとの練習試合を阻止するかの如く戦いたいと言い出した。これは面白そうだな。
「いいよ、やってやろうじゃねぇか。」
「よし来た!勇者殿なら受け入れてくれると信じていたよ。じゃあ、さっそく始めようね!。」
そして、ヴァニラは一人で教会を出て行った。俺もヴァニラの後に続くことにした。
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