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キース視点10
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昨夜散々犯やりまくったのに、起き掛けに三回も抜いてしまった。
それと言うのも、昨夜の情事が断片的な記憶があっても全てを覚えていない事実が悔しかったからだ。
ベッドを良く見れば、初めての証である血も混じっておりアンが初めてだった事は揺るぎのない事実。
その辺りの記憶も断片的だが、確かにあった。
接合部から漏れだした白濁に混じる朱を見て興奮したのは覚えている。
だからか……彼女との一夜を思い出すように繋がったのだ。
可愛いアンはあんな王女とは違い俺に従順で甘く啼く。
「あぁ……キース様。もう無理……」
涙目で俺にしがみつく姿がたまらない。
あの横柄でつんけんした王女では決して見られないだろう姿。
可愛いアン。
俺のアン。
俺は三度目の交わりを終えるとその涙を吸い取るように目元へと口付けた。
例えアンが平民でも、俺は彼女と添い遂げる。
それで、もし父の怒りを買って廃嫡になろうと、王家の怒りを買って仕事を辞めさせられようと構わない。
だから、俺の気持ちに応えて欲しい。
そっと抱き締めて今ある幸福を確かめる。
柔らかい肢体はそれでも女性特有の魅力を秘めている。
「アン。もし俺が無一文になったとしても俺を慕ってくれるかい?」
もし、自分に何の価値もなくなっても添い遂げてくれるのだろうか?
それとも、やはり公爵家の嫡男だから体を許したのだろうか?
「私は家柄ではなくキース様だからこそ体を許したのです。もし、嫌われているのならこの事は良い思い出として生きて行こうかと……」
切なくそう言うアンががあまりにも可愛いくていじらし過ぎて思わず口付けてしまった。
「俺も、君が手に入るなら地位も何もいらない。君との温かな家庭を築く為に頑張るよ。例え今の仕事を辞める事になっても」
「本当に?今のお仕事が好きだったのではなくて?」
アンが俺を見ながら真剣に聞いて来る。
「馬鹿だな。君より優先すべき仕事などない」
仕事など、文官以外もあるだろう。
「一つ所に居られなくても?」
確かにあの王女の事だ、執拗に俺達を貶めようとするかもしれないな。
足がつかないように住む場所も色々移さなくては。
「勿論だ。いっその事、国外に行くのもありかもしれない」
そうだ。
国外なら追っては来れないだろう。
そう思いニコリと微笑めば、アンが嬉しそうに俺に抱きついて来た。
勿論理性の糸は簡単に外れたが……。
それと言うのも、昨夜の情事が断片的な記憶があっても全てを覚えていない事実が悔しかったからだ。
ベッドを良く見れば、初めての証である血も混じっておりアンが初めてだった事は揺るぎのない事実。
その辺りの記憶も断片的だが、確かにあった。
接合部から漏れだした白濁に混じる朱を見て興奮したのは覚えている。
だからか……彼女との一夜を思い出すように繋がったのだ。
可愛いアンはあんな王女とは違い俺に従順で甘く啼く。
「あぁ……キース様。もう無理……」
涙目で俺にしがみつく姿がたまらない。
あの横柄でつんけんした王女では決して見られないだろう姿。
可愛いアン。
俺のアン。
俺は三度目の交わりを終えるとその涙を吸い取るように目元へと口付けた。
例えアンが平民でも、俺は彼女と添い遂げる。
それで、もし父の怒りを買って廃嫡になろうと、王家の怒りを買って仕事を辞めさせられようと構わない。
だから、俺の気持ちに応えて欲しい。
そっと抱き締めて今ある幸福を確かめる。
柔らかい肢体はそれでも女性特有の魅力を秘めている。
「アン。もし俺が無一文になったとしても俺を慕ってくれるかい?」
もし、自分に何の価値もなくなっても添い遂げてくれるのだろうか?
それとも、やはり公爵家の嫡男だから体を許したのだろうか?
「私は家柄ではなくキース様だからこそ体を許したのです。もし、嫌われているのならこの事は良い思い出として生きて行こうかと……」
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「本当に?今のお仕事が好きだったのではなくて?」
アンが俺を見ながら真剣に聞いて来る。
「馬鹿だな。君より優先すべき仕事などない」
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「一つ所に居られなくても?」
確かにあの王女の事だ、執拗に俺達を貶めようとするかもしれないな。
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「勿論だ。いっその事、国外に行くのもありかもしれない」
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