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First Summer~君と出会った夏の思い出~
その日の終わりに
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私はしばらくの間、笑いが止まりませんでした。
そのまま笑っていると彼に
「そんなに笑わないでくださいよ。」
と、言われてしまいました。
なんとか笑うのを止めた私は、まだ彼の名前を聞いていなかった事を思いだしました。私が名前を尋ねると彼の名前は稲荷修一さんだということが分かりました。
どうやら彼は祖父の家に用事があるようでしたが、森に入ったら迷子になったということで……大変だったでしょう。
「稲荷さん、ここからだと大体2キロ程は歩かないと着きませんよ?」
「なるほど、大体2キロ………えっ、遠くないか!?そんなに歩いて無いはずだけど……」
そう言う稲荷さんに、私はこの辺りが迷いやすい道だということを告げると聞き直されたので、返事を返すとため息をついて居ました。恐らくは、めんどうな道だと思っているのだと思います。
事実そうなので、何も否定はしませんでしたが。
その後、稲荷さんは時計を確認して、
「あの、僕はそろそろ帰ろうと思うんですけど、美波さんはどうしますか?」
と言いました。
大体5時ぐらいなので少し空が赤くなっていました。ただ、もう少し本を読んでいたかったので、母達が居ると言って先に行ってもらいました。
森の中なので心配など掛けないようにするためそう言ったのです。
稲荷さんが帰って行く途中、こちらを振り向いたので、私は手を振りました。そして彼は軽く頭を下げてから、森の中に入って行きました。
それから暫くした後、私は置いていた本を持って家に帰りました。
その途中、彼はきちんと家に着いたのか少し気になっていましたが、恐らく大丈夫だろうと思いそのまま森を抜け、家の扉を開けました。
扉を開けると、母と、もう1人女性の方が何か話していました。
「それでね……あら、お帰り彩夏。ご飯はもう少し掛かるから待っててね。」
「うん、分かった。お母さん、その方は?」
母の言葉に返事した後、隣の女性について聞いてみた。
「ん?あぁ、私の妹の多恵よ。しばらくここに泊まっていくらしいから、そうよね?」
「えぇ。彩夏ちゃん、しばらくよろしくね?それと私の夫と息子も泊まってくから。」
その女性は母の妹ということでした。私からはおばに当たるようです。
「ちなみに、夫が広志で息子が修一よ。」
その名前を聞いて、驚きました。少し前に森の中で話していましたから。
「あの、その修一さんって稲荷修一さんですか?」
思わず私は多恵さんにそう聞いていました。
「え?そうだけど……あ、もしかして森の中とかで会った?」
「はい。先ほど森の中で迷っていたので。」
「そうなの?だから遅いのね。もしかしてまだ迷ってるのかしら。」
私と会ってからある程度時間が経って居たので、もしかしたらそうかも知れないと言ったら多恵さんが、
「まぁ多分?大丈夫でしょ。どうしても遅くなったら迎えに行くし。」
と言いました。少し不安ですが、迎えに行くのだったら大丈夫だろうと私は思いました。
それから私は、広志さんを紹介されてそのまま晩御飯の準備を手伝いに行きました。ある程度手伝った後、母に「先にお風呂入りたかったら入ってきて良いよ。」と言われたので、お風呂に行くことにしました。
お風呂に入りながら私は、今日の事を思いだしていました。それは、今日読んだ本の事と、稲荷さん……間違えそうなので修一さんと呼びましょう。修一さんの事です。
修一さんの顔を思い出していると、なんとなくですが小さい頃に会ったことがあるような気がしました。ただ、確証は無いのでどうやって確認したら良いのでしょう?
そんな事を考えていたら、気付いたら三十分程度経っていました。
「のぼせそうですし、そろそろ出ましょうかね。」
私はそう言いながら浴槽から出て、脱衣場へ向かいました。
「明日は何しましょう……また本でも読みましょうかねぇ。」
体にバスタオルを巻きながら呟いていると、廊下の方から足音が聞こえて来ました。母が来たのかと思っていると脱衣場の扉が開かれました。するとそこには、先程まで考えていた修一さんが立っていました。
「「……えぇ!」」
私は思わず、近くにあった石鹸の容器を修一さんに向かって投げてしまいました。
そして、修一さんの後ろから多恵さんが出て来て「まさか本当にこんなことが起こるなんて……。」と頬をかきながら呟いていました。
その後、多恵さんから何があったのか聞き驚きましたが、とりあえず修一さんを部屋に運んでから母達の元へ向かいました。
理由が母達の確認不足だったので、修一さんを責める気には成れませんでした。とにかく、修一さんが起きた時に謝らないと、と思いながら私は、母達の待っている部屋に向かいました。
そのまま笑っていると彼に
「そんなに笑わないでくださいよ。」
と、言われてしまいました。
なんとか笑うのを止めた私は、まだ彼の名前を聞いていなかった事を思いだしました。私が名前を尋ねると彼の名前は稲荷修一さんだということが分かりました。
どうやら彼は祖父の家に用事があるようでしたが、森に入ったら迷子になったということで……大変だったでしょう。
「稲荷さん、ここからだと大体2キロ程は歩かないと着きませんよ?」
「なるほど、大体2キロ………えっ、遠くないか!?そんなに歩いて無いはずだけど……」
そう言う稲荷さんに、私はこの辺りが迷いやすい道だということを告げると聞き直されたので、返事を返すとため息をついて居ました。恐らくは、めんどうな道だと思っているのだと思います。
事実そうなので、何も否定はしませんでしたが。
その後、稲荷さんは時計を確認して、
「あの、僕はそろそろ帰ろうと思うんですけど、美波さんはどうしますか?」
と言いました。
大体5時ぐらいなので少し空が赤くなっていました。ただ、もう少し本を読んでいたかったので、母達が居ると言って先に行ってもらいました。
森の中なので心配など掛けないようにするためそう言ったのです。
稲荷さんが帰って行く途中、こちらを振り向いたので、私は手を振りました。そして彼は軽く頭を下げてから、森の中に入って行きました。
それから暫くした後、私は置いていた本を持って家に帰りました。
その途中、彼はきちんと家に着いたのか少し気になっていましたが、恐らく大丈夫だろうと思いそのまま森を抜け、家の扉を開けました。
扉を開けると、母と、もう1人女性の方が何か話していました。
「それでね……あら、お帰り彩夏。ご飯はもう少し掛かるから待っててね。」
「うん、分かった。お母さん、その方は?」
母の言葉に返事した後、隣の女性について聞いてみた。
「ん?あぁ、私の妹の多恵よ。しばらくここに泊まっていくらしいから、そうよね?」
「えぇ。彩夏ちゃん、しばらくよろしくね?それと私の夫と息子も泊まってくから。」
その女性は母の妹ということでした。私からはおばに当たるようです。
「ちなみに、夫が広志で息子が修一よ。」
その名前を聞いて、驚きました。少し前に森の中で話していましたから。
「あの、その修一さんって稲荷修一さんですか?」
思わず私は多恵さんにそう聞いていました。
「え?そうだけど……あ、もしかして森の中とかで会った?」
「はい。先ほど森の中で迷っていたので。」
「そうなの?だから遅いのね。もしかしてまだ迷ってるのかしら。」
私と会ってからある程度時間が経って居たので、もしかしたらそうかも知れないと言ったら多恵さんが、
「まぁ多分?大丈夫でしょ。どうしても遅くなったら迎えに行くし。」
と言いました。少し不安ですが、迎えに行くのだったら大丈夫だろうと私は思いました。
それから私は、広志さんを紹介されてそのまま晩御飯の準備を手伝いに行きました。ある程度手伝った後、母に「先にお風呂入りたかったら入ってきて良いよ。」と言われたので、お風呂に行くことにしました。
お風呂に入りながら私は、今日の事を思いだしていました。それは、今日読んだ本の事と、稲荷さん……間違えそうなので修一さんと呼びましょう。修一さんの事です。
修一さんの顔を思い出していると、なんとなくですが小さい頃に会ったことがあるような気がしました。ただ、確証は無いのでどうやって確認したら良いのでしょう?
そんな事を考えていたら、気付いたら三十分程度経っていました。
「のぼせそうですし、そろそろ出ましょうかね。」
私はそう言いながら浴槽から出て、脱衣場へ向かいました。
「明日は何しましょう……また本でも読みましょうかねぇ。」
体にバスタオルを巻きながら呟いていると、廊下の方から足音が聞こえて来ました。母が来たのかと思っていると脱衣場の扉が開かれました。するとそこには、先程まで考えていた修一さんが立っていました。
「「……えぇ!」」
私は思わず、近くにあった石鹸の容器を修一さんに向かって投げてしまいました。
そして、修一さんの後ろから多恵さんが出て来て「まさか本当にこんなことが起こるなんて……。」と頬をかきながら呟いていました。
その後、多恵さんから何があったのか聞き驚きましたが、とりあえず修一さんを部屋に運んでから母達の元へ向かいました。
理由が母達の確認不足だったので、修一さんを責める気には成れませんでした。とにかく、修一さんが起きた時に謝らないと、と思いながら私は、母達の待っている部屋に向かいました。
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