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土曜日の夜
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1
苦手な上司の「なんの用事?」という一言で無事に終わりそうだった今日が台無しになる。リラックスして過ごした1日の最後にストレスがたまる。
有休を取るのに3日前までに申告する義務はあるがわざわざ休む理由を答える義務はない。私は「病院に行く」と言った。嘘だとバレてもおかしくはない嘘である。
私はこの人と喋りたくない。私はこの男から信頼されておらずどうやら嘘つきと思われてるらしい。この人は他人に満点をあげたくないタイプの人間だなと思った。
以前から考えていたことだが、何十年とここで働き続けるのは不可能だ。あの上司と一緒に仕事し続けるのは苦痛だろう。
その人に認められない自分に価値はないと思ってるからそうなるのだろう。腹が立つ。会社にも社会にも。認められる必要はない。そっちのが私としては好都合である。
あと40年間も人の言いなりになるつもりはない。職がなくてもしんどいし、職に就いててもしんどいって袋小路だよななんて思う。人生はしんどいなんて言葉で納得したくない。なぜみんな動かない。従うのだ。楽しく生きたいのに邪道だというのか。おかしい世の中。誰もおかしいと思わないのか。とも思うが世の中からしたらこんなことを考えている私の方がよっぽど社会不適合者なのだろう。間違えないように石橋叩いて渡る人生。夢なんか語るよりそっちの方がよっぽど健全である。
2
私はもう誰かの顔色を気にして生きたくないし、誰かに顔色を気にさせるような大人にもなりたくない。
この会社に稀にいる後輩に優しい人は恐らく先輩とうまくいってなかった人で、その歪みが美しい世界を作っているのだと感じる。
最近友達に勧められて始めたマッチングアプリを開く。何通かメッセージが来ているがおそらくマルチの業者としょーもない男たちからだろう。
あの曲を聴くとあの人を思い出す。高校3年の時同じクラスだった出席番号が前後のあいつ。あいつより好きな人ができることはあるのだろうかと私は本気で思う。彼は間違いなく私の運命の人だった。
私はふと次付き合うなら誰だろうと考える。候補としてははマッチングアプリで出会って連絡先を交換したけどまだ会う約束をしていないあの人。そして大学のゼミの後輩。いつものことだが全て上手く行きそうにない。私の恋愛はいつもお先真っ暗である。きっと二人とも遊びのつもりなんだろう。
3
私の人生はこんなはずじゃなかった。
私はこんなことしたくなかった。人生の今持ってるもの全てにおいてそう思ってしまう。
マッチングアプリで連絡が来るのはサクラからで、懐かしいはずのあの曲には特に何も感じなくなってしまった。私は明日で24歳になる。
男は信じられない。そう思うのはロクな男としか付き合ってこなかったからだろう。私に言い寄ってくるどの男にも既に彼女がいるように思えてしまう。
彼氏を作る意味とはなんなのか。いつの日からかそんなことを考えるようになった。子供の頃思い描いていたような甘くて少し酸っぱい恋愛。淡くて夜と朝の境目の色のような恋愛。そんなものは幻想である。
仕事も私生活も面白くない。何事にもやる気が起きない。休みの日を充実させようとしてNetflixを覗いてみるが見たい映画なんてない。
この感情はなんとなく、なんとなくだが私が本当に心の底から好きだと思える人と付き合駅たら失くなる気がする。きっと。
顔が好みとかグループの中でイケてるとかじゃなくて私が本当に好きな人。
探している、ずっと探しているのかもしれない。私のことを素敵と言ってくれる人。自分の都合ばかりじゃなくてちゃんと私を見てくれる運命の人。
こんな病んでるのは原因は寝不足だからかもしれない。
現代では本当の愛を見つけるのが困難になっているのかもしれない。現代社会では本当の愛はピンクのワゴンに乗らないと見つからないらしい。
4
誰かが誰かを悪く言う環境にはもううんざりだ。
よく考えたら今なんで生きてるのかなんのために生きてるのかわからない。私は人のために誰かを笑顔にするために生きたい。
いつかは裏切られるそれでも私はまた別の誰かを信じたい。
これら綺麗事である。しかし美しいこととはそんなもんなのかもしれない。
しんどいこと辛いこと裏切られることあるけど私はそんな時こそ次の楽しいことを考えて笑いたい。
5
仕事でのストレスが限界に達したので数ヶ月吸っていなかったタバコを吸った。カウンターにあった見たことないタバコ。ライターをつけると懐かしい感じがした。そしたら意外としょーもない。全然満たされないんだ。依存したらめっちゃしんどいんだったと思い出す。こんな数分間の幸せよりもっと長い幸せを得たいと思ったから私は箱に入ってる残りのタバコを全部ゴミ箱に捨てた。
もっと長い幸せっていうのは結婚とか成功とか永遠に続く幸せとか自分への絶対的評価での自信とか。
タバコ一本吸った後は百メートル走を八割の力で走った後のしんどさが30分続くらしい。
日常的に吸ってない状態で吸ってもストレス解消にはならない。日常的に吸ってる状態だとタバコを吸えないことがストレスになっている。日常的に吸う事によって自らタバコを吸わないとストレスを解消できない体にしているだけだ。
どんなに日常的に人に怒られて落ち込んだり自我が無くなりそうな感覚に陥っても、自分の喜怒哀楽の表現、好奇心の探究をやめてはいけない。それをしなくなると人は目の輝きを失い他者を攻撃することで自分の精神状態を保つようになる。
私はこの会社に入ってから周りより優れていたいとか馬鹿にされたくないとか他人によく思われたい等の欲求は感じなくなってしまった。ただ私が救われていることはまだ涙を流すこどができ感情が死んでいないことと夢を持てる馬鹿馬鹿しさを持てていることである。そして私はそんな男を探している。きっとそんな人が私の運命の人だ。
上司から来年から案件の担当を任せると言われた。入社2年目の身分にしては重荷すぎる。人手不足の弊社ではよくあることだ。本来こういうのは喜ばしいことなんだろうがこればつまり弊社においては爆発寸前の時限爆弾が回ってくるようなものである。
上司に怒られることが少なくなり楽になりつつあるが今までしんどい事に耐えることしか脳になかったから楽しいという感情を忘れつつある。やばいので取り戻そうと思う。
私は一人でナイトクラブに行った。少しだけ素敵な出会いに期待しながら。ほんの少しだけ。ダンスフロアで会った男と朝まで過ごした。
「また今度遊ぼうよ」と言われたが雰囲気がタイプではない。
人を信じられないと言う彼を裏切ることは残酷すぎる。
それが世界なのか。
しかし彼との約束を守れるほど私は優しくない。
ごめんなさい。
別れを告げるには3月の空は青すぎる
私は優しい人間になれなかった。
6
市役所に用事があって行った。
人生に疲れすぎて目の前のお嬢さんが美人かどうかさえどうでも良くなっている。
周りの同期は目が死んでいっている。
40年会社で勤めている父親の気持ちがわかった気がした。
ストリートピアノに癒される。
思ってた社会人と違ったな。
みんな先輩が優しく教えてくれるもんだと思ってたな。
新人の私に優しくしちゃいけない雰囲気だもんな。
ピアノ初めてストリートピアノしたいななんて思った。
ピアノで人の心を動かすのは凄いな。
知り合いが受け直して地元の市役所受かったらしい。
人の幸せを素直に喜べなくなったのはいつからだろう。
マッチングアプリて知り合った男と遊びに行く週末。
結婚するかどうかは別としてしっかり生きてる真面目な彼がこの先私に依存することなく生きていくことを願う。
私に会わなくなっても彼が強く生きていけるようにたくさん、たくさん肯定するんだ、重いかなぁ。
ありがとう私も君と電話したら元気出たよ。いつもは暗い歌しか聴いてなかったが久しぶりに明るい歌を聴ける気分だ。
出会い系で会った男が「そういえ俺顔見せたっけ?」って聴いてきたか。こいつ自信あるってことだな。イケメンか。と思った私は馬鹿だ。質問の意図がわからなかった。異性の胸中を探るのは昔から苦手だ。
よく考えたら私は小説みたいな出会いをしたいんだった。
久しぶりにテレビのバラエティを見た。よく知らないお笑い芸人が大御所MCにいじられて周りが笑っている。君のことを笑ってる人間より笑わせてる君の勇気、覚悟はすごい。なんて思った。
人って若いうちは人より仕事できてるって感覚がないときつい。
君が酔ってるふりしてるのはわかっててトイレに行くときにちゃんとマスク付けて行くところとか。
初デートで料理頼みすぎて食べ切れなくなったりとかしたけど。
君の髪のボリュームから今まで苦労してるのはわかってる。
私は小説みたいな恋がしたいと思ってる。
今ここで君にわがままを言って君と朝まで過ごすことになれば君はテストの勉強できないしそれは困るな。
私も君と朝までいたかった。
連絡返ってこないと思ってたからほっとしたよ。
人は誰ががこけているのを見ても昔は痛そうだねえですんだのに、友達ができてこけてる人を見て笑うようになるんだな。
気がつけば人におめでとうって言われるよりも誰かにおめでとうって言う方が多い人生だった。
昔付き合ってた真面目すぎる彼と今でも付き合ってたら今頃結婚してるのかな。
同期が結婚してるのに明日クラブに行く私は馬鹿じゃないか。
今日本気で会社辞めるかどうか迷ってた私。
意外と穴抜けてみたらいけそうな気にはなってる。
挨拶しても帰ってこない上司がいる私。
やばい。やばい。嫌われてるのか?いやほぼ喋ったことない。大丈夫だ。と毎回疑心暗鬼になる。
人に厳しく当たる人ほど誰かに優しくされることを求めているのかもしれない。
周りは私より幸せになって当然。私には夢があるから。幸せ捨てて夢掴むよ。ほんと子供だよね。忘れてない。あの時の自分を。
まだギリ走れそう。
電車の中から外の景色を見たのはいつ以来だろう。
今までそんな余裕なかった。
もうそろそろ明るい動画を見出してもいいのかもしれない。
7
最近ストレスがやばい。
奨学金あと3百万あるから会社辞めたくても辞めれないのが困ったものだ。
心張り裂けそうだ。
もう会社いるのしんどいんですが、怒られることは無くなったが。
またいつ怒られるかわからないんで怖いのは変わりない。
青空を見上げたのはいつぶりだろう。
慢性的に疲れが取れない。
いつも会社に行くまでに押し付けてた気持ちがあって無理に気分を上げようとしていたのかも。
体はなれないままでまだ胸がドキドキしている。
上司に怒られる事がなくなり心は楽になっているから体が追いついていないのか。
気がつけば昔付き合ってた真面目な彼にに小説を借りようとしていた。
仕事を辞めようか本気で悩んだのは何回目だろう。
仕事は面白くないし上司は怖いし憂鬱になる。だけどみんなそれでも働かなければならないから働いてるわけで。それはすごいと思う。
私もそうか。
今私の両肩に乗ってるのは後三百万円の借金だ。
だけど、自分の作った資料否定される未来しか見えないんだけど。
まじでこの仕事将来続けていく気ゼロだし、辞めてバイトしてた方が良かったりするの?
酒を飲んで家で一人。
明後日からも仕事頑張ろと思う。
仕事で躓いたら酒を飲めばいいと最近思える。
昔の友達をふと思い出す。
あの友達は今何をしてるのだろう。
もしかしたら設計士になりたくてもなれなかった奴がいるのかもしれない。
不景気で就職難で設計士になりたかった奴が就職できてないのかもしれない。
私より優秀な人が就きたい仕事に就けていない。
たから頑張ろうと思う。
その人たちに申し訳ないような仕事をしないように頑張ろうと思う。
今日も隣のベンチでは女子大生を口説いている男がいる。
平和だなあ、なんて思う。
平和じゃないとこんなことできないもの。
そんな世界に生まれて幸せだ。
ニュースを見ている。
世間からはみ出した者を吊し上げてるようにしか見えない。
罪を憎んで人を憎まず。
そんな事を教えない世の中であるとつくづく思う。
この一生働きたくないからFXしてるというYouTuberみたいに私も少しだけ休息が欲しい。
おばあちゃんと一緒に住んでただ平和に日常を過ごしたい。1ヶ月くらいでいいから。
それが終わったらバイトでも探してまた働き出すよ。
もう疲れたんだよ自分のデスクに通う日々に。
束の間の休息が欲しいから明日も私は会社辞めるか本気で悩むのだろう。
YouTubeにルーティーンとかあげたら何気ないに日常が特別なものになって毎日に色がついたりするのかな。
なんだかんだ怒られんくなったら問題になってくるのは本質的に仕事が面白くないということ。
やる気がないから働いてはいけないというルールはない。
この仕事好きではないけど私には働く権利がある。それで十分幸せ。
また人に嘘をついてしまった。
愛が欲しいばかりに自分の心に嘘をつくのは何回目だろう。
僕が傷つけた人がいることを忘れてはいけないのだ。
考えたら奨学金の利息が消費者金融と同じくらいだとしたら月の利息だけで三万から四万払わないといけない。
そう考えたらまだましだ。
苦しい時って自分の事にしか目がいってないので自分よりしんどい思いしてる人がいることに気づきにくくなってる。
私はこの不況の影響で収入が減ったりしてないしまだましだな。
なので仕事があるだけで幸せである。
さらに怖い上司が怖くなくなったので仕事に集中できる理想の環境にいてる。
目の前に目が真っ黒の大人が2人。
私の目も真っ黒である。
息が詰まりそうな空気に思わず膝小僧を掴みそうになる。上司に会社を辞めることを告げた。
私は大人の世界に入っているようで当分男遊びなんてしないだろう。
大人たちの質問に答える。
私は本当のことを言いたくないので(恥ずかしいので〕少し嘘をつく。
身内といえどビジネスの世界である。
誰も私の味方はいない。
ビジネスは本音と建前と言うなら、私は今日も自分を守るために建前を使う。
しかし罪悪感が半端ない。
こんなに大人の困ってる姿を見ることは人生で初めてかもしれない。
よく考えたら親に反対されるかもしれない。考えてなかった予想外の事態。
五百万あった奨学金はこの一年間で三百万にまで減った。
といつてもあと三百万もあるのだが。
会社辞めたことある人本当にすごいな。
こんなに大事になるとは思わなかった。
私の目の前で上司が見せる姿で入社して一番動揺しているかもしれない。
ブルーハーツの「チェインギャング」が頭の中で流れる。
こんな申し訳ないことはない。
ただ辞めたい理由はたっくさんあるのに、辞めていい理由は一つしかない。
もしかしてこの厳しさって当たり前なのか?
今後私の人生を委ねる人はこのきつさを知ってる人がいいな。
軽く考えていたが今後あの人たちの期待に答える結果を出さないといけない。世に出なかったら忘れられてるだろうが。
目が泳ぐ。
あれ、嘘ついてる時って黒目ってどの方向向いてるんだっけ?
普段そうでもないが今この瞬間こんなに優しくしてもらえるんなら私も人に優しくしなければと思う。
遊びで男と会うのはやめようと思う。なんでかわからないけど、裏切ってるのにこんな応援してくれる大人がいるからかもしれない。
目の前の大人たちは私が考えれる範囲よりずっと広い物事を知っていて経験をしていてその人たちをこんなに困らせてしまっていることをほんとに申し訳なく思う。
今の私には想像できないことだ。
真面目に生きないといけないなと思った。
こういう時乗ってる電車ってなんでこんなにゆっくりなんだろう。全然最寄駅に着かない。
こういう時って意外と誰かを踏み台にする歌なんて聞きたくない。
人に優しくしようと思っている。
なんでこんな気持ちになるかというとあの大人たちの人生も背負っているからかもしれない。
大人になってしまうと今の仕事を簡単に辞めることなんて到底できないらしい。
だから大人たちの羨ましそうな視線も見て見ぬ振りはできないのである。
もう一つわかったことがある。
自分のためだけでは無く家族のために働いている大人を見たら自分もまじめに生きざるをえないのかもしれない。
8
この恋は独りよがりの愛を求めるものではなくて優しさを取り戻すための恋である。
24歳のクリスマス前に私はとても優しい男に出会った。
9
僕がいつも好きになるタイプの女の子は決まっていて、優しくて自分が不利になったからといって誰かを傷つけるわけでもなくみんなの前で明るく笑って人知れず涙を流すようなそんな女性だった。
決まって貧乳だがそっちのが謙虚でいいのだろうか。
しかし残念ながら僕が彼女たちの運命の人になることはなかった。
運命という言葉は信じない主義だが。
運命より優先してきたものがあったからである。
25歳のクリスマスの一ヶ月前に出会った彼女はとても笑顔が優しい恥ずかしがり屋の女の子だった。
女の人って誰しもアイドルとか自分が好きなものがあってそれにうんざりしてたけどあの子の好きなものは
苦手な上司の「なんの用事?」という一言で無事に終わりそうだった今日が台無しになる。リラックスして過ごした1日の最後にストレスがたまる。
有休を取るのに3日前までに申告する義務はあるがわざわざ休む理由を答える義務はない。私は「病院に行く」と言った。嘘だとバレてもおかしくはない嘘である。
私はこの人と喋りたくない。私はこの男から信頼されておらずどうやら嘘つきと思われてるらしい。この人は他人に満点をあげたくないタイプの人間だなと思った。
以前から考えていたことだが、何十年とここで働き続けるのは不可能だ。あの上司と一緒に仕事し続けるのは苦痛だろう。
その人に認められない自分に価値はないと思ってるからそうなるのだろう。腹が立つ。会社にも社会にも。認められる必要はない。そっちのが私としては好都合である。
あと40年間も人の言いなりになるつもりはない。職がなくてもしんどいし、職に就いててもしんどいって袋小路だよななんて思う。人生はしんどいなんて言葉で納得したくない。なぜみんな動かない。従うのだ。楽しく生きたいのに邪道だというのか。おかしい世の中。誰もおかしいと思わないのか。とも思うが世の中からしたらこんなことを考えている私の方がよっぽど社会不適合者なのだろう。間違えないように石橋叩いて渡る人生。夢なんか語るよりそっちの方がよっぽど健全である。
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私はもう誰かの顔色を気にして生きたくないし、誰かに顔色を気にさせるような大人にもなりたくない。
この会社に稀にいる後輩に優しい人は恐らく先輩とうまくいってなかった人で、その歪みが美しい世界を作っているのだと感じる。
最近友達に勧められて始めたマッチングアプリを開く。何通かメッセージが来ているがおそらくマルチの業者としょーもない男たちからだろう。
あの曲を聴くとあの人を思い出す。高校3年の時同じクラスだった出席番号が前後のあいつ。あいつより好きな人ができることはあるのだろうかと私は本気で思う。彼は間違いなく私の運命の人だった。
私はふと次付き合うなら誰だろうと考える。候補としてははマッチングアプリで出会って連絡先を交換したけどまだ会う約束をしていないあの人。そして大学のゼミの後輩。いつものことだが全て上手く行きそうにない。私の恋愛はいつもお先真っ暗である。きっと二人とも遊びのつもりなんだろう。
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私の人生はこんなはずじゃなかった。
私はこんなことしたくなかった。人生の今持ってるもの全てにおいてそう思ってしまう。
マッチングアプリで連絡が来るのはサクラからで、懐かしいはずのあの曲には特に何も感じなくなってしまった。私は明日で24歳になる。
男は信じられない。そう思うのはロクな男としか付き合ってこなかったからだろう。私に言い寄ってくるどの男にも既に彼女がいるように思えてしまう。
彼氏を作る意味とはなんなのか。いつの日からかそんなことを考えるようになった。子供の頃思い描いていたような甘くて少し酸っぱい恋愛。淡くて夜と朝の境目の色のような恋愛。そんなものは幻想である。
仕事も私生活も面白くない。何事にもやる気が起きない。休みの日を充実させようとしてNetflixを覗いてみるが見たい映画なんてない。
この感情はなんとなく、なんとなくだが私が本当に心の底から好きだと思える人と付き合駅たら失くなる気がする。きっと。
顔が好みとかグループの中でイケてるとかじゃなくて私が本当に好きな人。
探している、ずっと探しているのかもしれない。私のことを素敵と言ってくれる人。自分の都合ばかりじゃなくてちゃんと私を見てくれる運命の人。
こんな病んでるのは原因は寝不足だからかもしれない。
現代では本当の愛を見つけるのが困難になっているのかもしれない。現代社会では本当の愛はピンクのワゴンに乗らないと見つからないらしい。
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誰かが誰かを悪く言う環境にはもううんざりだ。
よく考えたら今なんで生きてるのかなんのために生きてるのかわからない。私は人のために誰かを笑顔にするために生きたい。
いつかは裏切られるそれでも私はまた別の誰かを信じたい。
これら綺麗事である。しかし美しいこととはそんなもんなのかもしれない。
しんどいこと辛いこと裏切られることあるけど私はそんな時こそ次の楽しいことを考えて笑いたい。
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仕事でのストレスが限界に達したので数ヶ月吸っていなかったタバコを吸った。カウンターにあった見たことないタバコ。ライターをつけると懐かしい感じがした。そしたら意外としょーもない。全然満たされないんだ。依存したらめっちゃしんどいんだったと思い出す。こんな数分間の幸せよりもっと長い幸せを得たいと思ったから私は箱に入ってる残りのタバコを全部ゴミ箱に捨てた。
もっと長い幸せっていうのは結婚とか成功とか永遠に続く幸せとか自分への絶対的評価での自信とか。
タバコ一本吸った後は百メートル走を八割の力で走った後のしんどさが30分続くらしい。
日常的に吸ってない状態で吸ってもストレス解消にはならない。日常的に吸ってる状態だとタバコを吸えないことがストレスになっている。日常的に吸う事によって自らタバコを吸わないとストレスを解消できない体にしているだけだ。
どんなに日常的に人に怒られて落ち込んだり自我が無くなりそうな感覚に陥っても、自分の喜怒哀楽の表現、好奇心の探究をやめてはいけない。それをしなくなると人は目の輝きを失い他者を攻撃することで自分の精神状態を保つようになる。
私はこの会社に入ってから周りより優れていたいとか馬鹿にされたくないとか他人によく思われたい等の欲求は感じなくなってしまった。ただ私が救われていることはまだ涙を流すこどができ感情が死んでいないことと夢を持てる馬鹿馬鹿しさを持てていることである。そして私はそんな男を探している。きっとそんな人が私の運命の人だ。
上司から来年から案件の担当を任せると言われた。入社2年目の身分にしては重荷すぎる。人手不足の弊社ではよくあることだ。本来こういうのは喜ばしいことなんだろうがこればつまり弊社においては爆発寸前の時限爆弾が回ってくるようなものである。
上司に怒られることが少なくなり楽になりつつあるが今までしんどい事に耐えることしか脳になかったから楽しいという感情を忘れつつある。やばいので取り戻そうと思う。
私は一人でナイトクラブに行った。少しだけ素敵な出会いに期待しながら。ほんの少しだけ。ダンスフロアで会った男と朝まで過ごした。
「また今度遊ぼうよ」と言われたが雰囲気がタイプではない。
人を信じられないと言う彼を裏切ることは残酷すぎる。
それが世界なのか。
しかし彼との約束を守れるほど私は優しくない。
ごめんなさい。
別れを告げるには3月の空は青すぎる
私は優しい人間になれなかった。
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市役所に用事があって行った。
人生に疲れすぎて目の前のお嬢さんが美人かどうかさえどうでも良くなっている。
周りの同期は目が死んでいっている。
40年会社で勤めている父親の気持ちがわかった気がした。
ストリートピアノに癒される。
思ってた社会人と違ったな。
みんな先輩が優しく教えてくれるもんだと思ってたな。
新人の私に優しくしちゃいけない雰囲気だもんな。
ピアノ初めてストリートピアノしたいななんて思った。
ピアノで人の心を動かすのは凄いな。
知り合いが受け直して地元の市役所受かったらしい。
人の幸せを素直に喜べなくなったのはいつからだろう。
マッチングアプリて知り合った男と遊びに行く週末。
結婚するかどうかは別としてしっかり生きてる真面目な彼がこの先私に依存することなく生きていくことを願う。
私に会わなくなっても彼が強く生きていけるようにたくさん、たくさん肯定するんだ、重いかなぁ。
ありがとう私も君と電話したら元気出たよ。いつもは暗い歌しか聴いてなかったが久しぶりに明るい歌を聴ける気分だ。
出会い系で会った男が「そういえ俺顔見せたっけ?」って聴いてきたか。こいつ自信あるってことだな。イケメンか。と思った私は馬鹿だ。質問の意図がわからなかった。異性の胸中を探るのは昔から苦手だ。
よく考えたら私は小説みたいな出会いをしたいんだった。
久しぶりにテレビのバラエティを見た。よく知らないお笑い芸人が大御所MCにいじられて周りが笑っている。君のことを笑ってる人間より笑わせてる君の勇気、覚悟はすごい。なんて思った。
人って若いうちは人より仕事できてるって感覚がないときつい。
君が酔ってるふりしてるのはわかっててトイレに行くときにちゃんとマスク付けて行くところとか。
初デートで料理頼みすぎて食べ切れなくなったりとかしたけど。
君の髪のボリュームから今まで苦労してるのはわかってる。
私は小説みたいな恋がしたいと思ってる。
今ここで君にわがままを言って君と朝まで過ごすことになれば君はテストの勉強できないしそれは困るな。
私も君と朝までいたかった。
連絡返ってこないと思ってたからほっとしたよ。
人は誰ががこけているのを見ても昔は痛そうだねえですんだのに、友達ができてこけてる人を見て笑うようになるんだな。
気がつけば人におめでとうって言われるよりも誰かにおめでとうって言う方が多い人生だった。
昔付き合ってた真面目すぎる彼と今でも付き合ってたら今頃結婚してるのかな。
同期が結婚してるのに明日クラブに行く私は馬鹿じゃないか。
今日本気で会社辞めるかどうか迷ってた私。
意外と穴抜けてみたらいけそうな気にはなってる。
挨拶しても帰ってこない上司がいる私。
やばい。やばい。嫌われてるのか?いやほぼ喋ったことない。大丈夫だ。と毎回疑心暗鬼になる。
人に厳しく当たる人ほど誰かに優しくされることを求めているのかもしれない。
周りは私より幸せになって当然。私には夢があるから。幸せ捨てて夢掴むよ。ほんと子供だよね。忘れてない。あの時の自分を。
まだギリ走れそう。
電車の中から外の景色を見たのはいつ以来だろう。
今までそんな余裕なかった。
もうそろそろ明るい動画を見出してもいいのかもしれない。
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最近ストレスがやばい。
奨学金あと3百万あるから会社辞めたくても辞めれないのが困ったものだ。
心張り裂けそうだ。
もう会社いるのしんどいんですが、怒られることは無くなったが。
またいつ怒られるかわからないんで怖いのは変わりない。
青空を見上げたのはいつぶりだろう。
慢性的に疲れが取れない。
いつも会社に行くまでに押し付けてた気持ちがあって無理に気分を上げようとしていたのかも。
体はなれないままでまだ胸がドキドキしている。
上司に怒られる事がなくなり心は楽になっているから体が追いついていないのか。
気がつけば昔付き合ってた真面目な彼にに小説を借りようとしていた。
仕事を辞めようか本気で悩んだのは何回目だろう。
仕事は面白くないし上司は怖いし憂鬱になる。だけどみんなそれでも働かなければならないから働いてるわけで。それはすごいと思う。
私もそうか。
今私の両肩に乗ってるのは後三百万円の借金だ。
だけど、自分の作った資料否定される未来しか見えないんだけど。
まじでこの仕事将来続けていく気ゼロだし、辞めてバイトしてた方が良かったりするの?
酒を飲んで家で一人。
明後日からも仕事頑張ろと思う。
仕事で躓いたら酒を飲めばいいと最近思える。
昔の友達をふと思い出す。
あの友達は今何をしてるのだろう。
もしかしたら設計士になりたくてもなれなかった奴がいるのかもしれない。
不景気で就職難で設計士になりたかった奴が就職できてないのかもしれない。
私より優秀な人が就きたい仕事に就けていない。
たから頑張ろうと思う。
その人たちに申し訳ないような仕事をしないように頑張ろうと思う。
今日も隣のベンチでは女子大生を口説いている男がいる。
平和だなあ、なんて思う。
平和じゃないとこんなことできないもの。
そんな世界に生まれて幸せだ。
ニュースを見ている。
世間からはみ出した者を吊し上げてるようにしか見えない。
罪を憎んで人を憎まず。
そんな事を教えない世の中であるとつくづく思う。
この一生働きたくないからFXしてるというYouTuberみたいに私も少しだけ休息が欲しい。
おばあちゃんと一緒に住んでただ平和に日常を過ごしたい。1ヶ月くらいでいいから。
それが終わったらバイトでも探してまた働き出すよ。
もう疲れたんだよ自分のデスクに通う日々に。
束の間の休息が欲しいから明日も私は会社辞めるか本気で悩むのだろう。
YouTubeにルーティーンとかあげたら何気ないに日常が特別なものになって毎日に色がついたりするのかな。
なんだかんだ怒られんくなったら問題になってくるのは本質的に仕事が面白くないということ。
やる気がないから働いてはいけないというルールはない。
この仕事好きではないけど私には働く権利がある。それで十分幸せ。
また人に嘘をついてしまった。
愛が欲しいばかりに自分の心に嘘をつくのは何回目だろう。
僕が傷つけた人がいることを忘れてはいけないのだ。
考えたら奨学金の利息が消費者金融と同じくらいだとしたら月の利息だけで三万から四万払わないといけない。
そう考えたらまだましだ。
苦しい時って自分の事にしか目がいってないので自分よりしんどい思いしてる人がいることに気づきにくくなってる。
私はこの不況の影響で収入が減ったりしてないしまだましだな。
なので仕事があるだけで幸せである。
さらに怖い上司が怖くなくなったので仕事に集中できる理想の環境にいてる。
目の前に目が真っ黒の大人が2人。
私の目も真っ黒である。
息が詰まりそうな空気に思わず膝小僧を掴みそうになる。上司に会社を辞めることを告げた。
私は大人の世界に入っているようで当分男遊びなんてしないだろう。
大人たちの質問に答える。
私は本当のことを言いたくないので(恥ずかしいので〕少し嘘をつく。
身内といえどビジネスの世界である。
誰も私の味方はいない。
ビジネスは本音と建前と言うなら、私は今日も自分を守るために建前を使う。
しかし罪悪感が半端ない。
こんなに大人の困ってる姿を見ることは人生で初めてかもしれない。
よく考えたら親に反対されるかもしれない。考えてなかった予想外の事態。
五百万あった奨学金はこの一年間で三百万にまで減った。
といつてもあと三百万もあるのだが。
会社辞めたことある人本当にすごいな。
こんなに大事になるとは思わなかった。
私の目の前で上司が見せる姿で入社して一番動揺しているかもしれない。
ブルーハーツの「チェインギャング」が頭の中で流れる。
こんな申し訳ないことはない。
ただ辞めたい理由はたっくさんあるのに、辞めていい理由は一つしかない。
もしかしてこの厳しさって当たり前なのか?
今後私の人生を委ねる人はこのきつさを知ってる人がいいな。
軽く考えていたが今後あの人たちの期待に答える結果を出さないといけない。世に出なかったら忘れられてるだろうが。
目が泳ぐ。
あれ、嘘ついてる時って黒目ってどの方向向いてるんだっけ?
普段そうでもないが今この瞬間こんなに優しくしてもらえるんなら私も人に優しくしなければと思う。
遊びで男と会うのはやめようと思う。なんでかわからないけど、裏切ってるのにこんな応援してくれる大人がいるからかもしれない。
目の前の大人たちは私が考えれる範囲よりずっと広い物事を知っていて経験をしていてその人たちをこんなに困らせてしまっていることをほんとに申し訳なく思う。
今の私には想像できないことだ。
真面目に生きないといけないなと思った。
こういう時乗ってる電車ってなんでこんなにゆっくりなんだろう。全然最寄駅に着かない。
こういう時って意外と誰かを踏み台にする歌なんて聞きたくない。
人に優しくしようと思っている。
なんでこんな気持ちになるかというとあの大人たちの人生も背負っているからかもしれない。
大人になってしまうと今の仕事を簡単に辞めることなんて到底できないらしい。
だから大人たちの羨ましそうな視線も見て見ぬ振りはできないのである。
もう一つわかったことがある。
自分のためだけでは無く家族のために働いている大人を見たら自分もまじめに生きざるをえないのかもしれない。
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この恋は独りよがりの愛を求めるものではなくて優しさを取り戻すための恋である。
24歳のクリスマス前に私はとても優しい男に出会った。
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僕がいつも好きになるタイプの女の子は決まっていて、優しくて自分が不利になったからといって誰かを傷つけるわけでもなくみんなの前で明るく笑って人知れず涙を流すようなそんな女性だった。
決まって貧乳だがそっちのが謙虚でいいのだろうか。
しかし残念ながら僕が彼女たちの運命の人になることはなかった。
運命という言葉は信じない主義だが。
運命より優先してきたものがあったからである。
25歳のクリスマスの一ヶ月前に出会った彼女はとても笑顔が優しい恥ずかしがり屋の女の子だった。
女の人って誰しもアイドルとか自分が好きなものがあってそれにうんざりしてたけどあの子の好きなものは
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