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ep5.
ep5. 『死と処女(おとめ)』 告げ口
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本人がどう捉えて居るかは判らないが、上野から夢野へのイジメは無い。
それどころか3年女子によって更に凶悪な事件が引き起こされていた。
だが何か引っかかる。
どうして夢野はそのことを俺に言わなかった?
大きな金額が絡む事案だから言えなかった?
話す時間やきっかけがなかった?
それとも、これから話そうと思ってるとか?
「なんか腑に落ちねぇんだよな」
何でそれを親や教師に言ってないんだ?表沙汰になってないって事だろ?と俺が独り言のように呟いたのを上野は聞き逃さなかったようだ。
「まあ、告げ口みたいなのってさ、あーしあんまり好きじゃないから」
気になるなら佐藤っちが直接彼女に訊けばいいじゃん、と上野は匙を投げるように言った。
告げ口?
夢野に関する事を俺に話すのが告げ口になるって意味か?
「どういうことだよ?」
全く意味がわからない。
「何って、言葉通りの意味っしょ?」
上野は“そろそろ勘弁してくれ”とでも言いたげな目で俺を見ている。
俺に対して、これ以上は話せない何かがあるって言うのか……?
「わかった、付き合ってくれてサンキュな。でも、これだけ確認させてくれ」
俺は一呼吸置いてもう一度上野に尋ねる。
「夢野がどう受け取ったかは知らないが、上野はイジメの意図は無かったって事だよな?」
上野は神妙な顔でコクンと頷いた。
「ま、彼女って元からあーしのコト、避けてたって言うかそんなオーラ出してたかんねー」
嫌われてたんだろうな、あーし。と上野はやや自虐的な口調で呟いた。
夢野の方が上野を嫌っていた?
なんかもうわかんねぇな、女子って。
けど問題はそこじゃねぇ。
「じゃあさ、水森唯に関してはどうなんだよ?」
お前が手紙を回して来て水森が泣いてたってハナシじゃねーか、と俺はやや強調して確認する。
これに関しては行き違いや勘違いって事はないだろうからな。
「え?泣いてた?水森っちが?」
そうなんだ、と上野はやや驚いたような表情を浮かべた。
「どうなんだよ?」
俺の問いかけに対し、上野は思わぬ方向のリアクションを返して来た。
「へへっ……そっかぁ。水森っちがね……なるほどねぇ」
は?
イジメてるかどうかを聞かれて『へへ』?
全く意味が分からなかった。
上野といい、夢野といい女子が何を考えてるか皆目見当がつかねぇ。
上野と話した結果、余計に混乱してしまった俺は頭を抱えた。
それどころか3年女子によって更に凶悪な事件が引き起こされていた。
だが何か引っかかる。
どうして夢野はそのことを俺に言わなかった?
大きな金額が絡む事案だから言えなかった?
話す時間やきっかけがなかった?
それとも、これから話そうと思ってるとか?
「なんか腑に落ちねぇんだよな」
何でそれを親や教師に言ってないんだ?表沙汰になってないって事だろ?と俺が独り言のように呟いたのを上野は聞き逃さなかったようだ。
「まあ、告げ口みたいなのってさ、あーしあんまり好きじゃないから」
気になるなら佐藤っちが直接彼女に訊けばいいじゃん、と上野は匙を投げるように言った。
告げ口?
夢野に関する事を俺に話すのが告げ口になるって意味か?
「どういうことだよ?」
全く意味がわからない。
「何って、言葉通りの意味っしょ?」
上野は“そろそろ勘弁してくれ”とでも言いたげな目で俺を見ている。
俺に対して、これ以上は話せない何かがあるって言うのか……?
「わかった、付き合ってくれてサンキュな。でも、これだけ確認させてくれ」
俺は一呼吸置いてもう一度上野に尋ねる。
「夢野がどう受け取ったかは知らないが、上野はイジメの意図は無かったって事だよな?」
上野は神妙な顔でコクンと頷いた。
「ま、彼女って元からあーしのコト、避けてたって言うかそんなオーラ出してたかんねー」
嫌われてたんだろうな、あーし。と上野はやや自虐的な口調で呟いた。
夢野の方が上野を嫌っていた?
なんかもうわかんねぇな、女子って。
けど問題はそこじゃねぇ。
「じゃあさ、水森唯に関してはどうなんだよ?」
お前が手紙を回して来て水森が泣いてたってハナシじゃねーか、と俺はやや強調して確認する。
これに関しては行き違いや勘違いって事はないだろうからな。
「え?泣いてた?水森っちが?」
そうなんだ、と上野はやや驚いたような表情を浮かべた。
「どうなんだよ?」
俺の問いかけに対し、上野は思わぬ方向のリアクションを返して来た。
「へへっ……そっかぁ。水森っちがね……なるほどねぇ」
は?
イジメてるかどうかを聞かれて『へへ』?
全く意味が分からなかった。
上野といい、夢野といい女子が何を考えてるか皆目見当がつかねぇ。
上野と話した結果、余計に混乱してしまった俺は頭を抱えた。
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