451 / 1,153
ep6
ep6『夢千夜』 “壊れた夜” 第二十二夜
しおりを挟む
「…………」
小泉は無言のまま俺の顔を見つめた。
「……は?」
言葉の意味を理解していないのだろうか。
「……え?」
一呼吸置いてもまだ小泉は現状を理解していないようだった。
「????」
いや、だからさ、と俺は小泉にもう一度説明する。
「もう入ってるからさ。本体の方が」
ほら、と俺は小泉の目の前で両手をヒラヒラと振って見せた。
「……え?……両手……?でも今……中に……」
小泉は俺の両手を見ながら不可解そうに呟いた。
「さっきから言ってんじゃん。本体がもう入ったんだってば」
俺がそう言うとやっと小泉は自分の状況がうっすらと理解出来たのか、短く悲鳴を上げた。
「……嘘!?」
「この状況で嘘ついてどうすんだよ。ほら、見てみなって」
俺がそう言うと小泉は再び上体を起こし、下半身を凝視した。
文字通り結合している二人分の下腹部。
……ひっ!?という小泉の悲鳴が部屋に響く。
てか、この下り二回目じゃねぇか。
「……まあその、上手く行って良かったじゃねぇか」
気付かなかったって事はそこまで痛くなかったって事だろ、と俺はフォローするつもりで言ったのだが────火に油を注いでしまったようだった。
パニックになった小泉はまたしても暴れ始めた。
「……は!?……え!?……なんで!?……いつの間に!?」
どうして気付かなかったんだ!?と狼狽える小泉を押さえ付けるようにして俺はこう言った。
「まだ半分くらいしか入ってねぇし────暴れたら抜けるからさ、センセェ」
また一からふりだしになるのも嫌だろ?と俺が宥めるように言うと小泉は少し大人しくなった。
まあ、またあの一連の作業を繰り返すってのも小泉的にも負担になるだろうしな。
「ほら、指三本入れたのに耐えられたんならさ。理論上は本体の方も耐えられるって事だろ?」
質量はそう変わんねぇんだろうし、と言う俺の言葉に小泉は頷いた。
「……それはそうかもしれないけど─────」
俺はまた小泉の頭を撫でた。
「頑張ったじゃんセンセェ。こっから先、終わりまでがまだ残ってるけど──────」
もうちょっとだから、あともう少し頑張れるよな?と俺が問いかけると小泉は涙目でコクンと頷いた。
「……でもどうして」
さっきは痛くて入らなかったのに?と未だに納得がいかない様子で小泉が呟いた。やっぱ気にしてるんだな。
「ほら。えっと……さっきは身体がガチガチで痛かったってのもあったんだろうけどさ。センセェに深呼吸しててもらったじゃん?」
センセェが息を吐ききった瞬間、これから息を吸い込むってタイミングでブッ込んだからさ。上手く行ったんじゃね?と俺が答えると小泉は困惑したような表情を浮かべた。
「……なんでこんな時に限ってそんな知恵が働くんだ、佐藤」
「普段は知恵が働いてないような言い方じゃねぇか。酷ぇなあ」
俺がそう言うと小泉は少し笑った。
「まあ、それはとにかく────まだ半分くらいしか入ってねぇし。とにかく全部入れようぜ」
小泉は無言のまま俺の顔を見つめた。
「……は?」
言葉の意味を理解していないのだろうか。
「……え?」
一呼吸置いてもまだ小泉は現状を理解していないようだった。
「????」
いや、だからさ、と俺は小泉にもう一度説明する。
「もう入ってるからさ。本体の方が」
ほら、と俺は小泉の目の前で両手をヒラヒラと振って見せた。
「……え?……両手……?でも今……中に……」
小泉は俺の両手を見ながら不可解そうに呟いた。
「さっきから言ってんじゃん。本体がもう入ったんだってば」
俺がそう言うとやっと小泉は自分の状況がうっすらと理解出来たのか、短く悲鳴を上げた。
「……嘘!?」
「この状況で嘘ついてどうすんだよ。ほら、見てみなって」
俺がそう言うと小泉は再び上体を起こし、下半身を凝視した。
文字通り結合している二人分の下腹部。
……ひっ!?という小泉の悲鳴が部屋に響く。
てか、この下り二回目じゃねぇか。
「……まあその、上手く行って良かったじゃねぇか」
気付かなかったって事はそこまで痛くなかったって事だろ、と俺はフォローするつもりで言ったのだが────火に油を注いでしまったようだった。
パニックになった小泉はまたしても暴れ始めた。
「……は!?……え!?……なんで!?……いつの間に!?」
どうして気付かなかったんだ!?と狼狽える小泉を押さえ付けるようにして俺はこう言った。
「まだ半分くらいしか入ってねぇし────暴れたら抜けるからさ、センセェ」
また一からふりだしになるのも嫌だろ?と俺が宥めるように言うと小泉は少し大人しくなった。
まあ、またあの一連の作業を繰り返すってのも小泉的にも負担になるだろうしな。
「ほら、指三本入れたのに耐えられたんならさ。理論上は本体の方も耐えられるって事だろ?」
質量はそう変わんねぇんだろうし、と言う俺の言葉に小泉は頷いた。
「……それはそうかもしれないけど─────」
俺はまた小泉の頭を撫でた。
「頑張ったじゃんセンセェ。こっから先、終わりまでがまだ残ってるけど──────」
もうちょっとだから、あともう少し頑張れるよな?と俺が問いかけると小泉は涙目でコクンと頷いた。
「……でもどうして」
さっきは痛くて入らなかったのに?と未だに納得がいかない様子で小泉が呟いた。やっぱ気にしてるんだな。
「ほら。えっと……さっきは身体がガチガチで痛かったってのもあったんだろうけどさ。センセェに深呼吸しててもらったじゃん?」
センセェが息を吐ききった瞬間、これから息を吸い込むってタイミングでブッ込んだからさ。上手く行ったんじゃね?と俺が答えると小泉は困惑したような表情を浮かべた。
「……なんでこんな時に限ってそんな知恵が働くんだ、佐藤」
「普段は知恵が働いてないような言い方じゃねぇか。酷ぇなあ」
俺がそう言うと小泉は少し笑った。
「まあ、それはとにかく────まだ半分くらいしか入ってねぇし。とにかく全部入れようぜ」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち
ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。
クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。
それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。
そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決!
その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる