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ep8
ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』 それぞれの事情と思惑
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「……ボーイミーツガール?」
俺は思わず聞き返す。
ボランティア団体だよな?何かそれっぽくないネーミングに思えた。
「まあ、そう思うわよね」
俺が怪訝そうな表情を浮かべてたからだろう。藤川さんは苦笑しながら答える。
「今までこういう活動する団体って──────『女の子をサポートする』的な趣旨の所が多かった気がしてたのよね」
私達は男の子も女の子も同じように助けたいって思ってたから……どうしても団体名に”BOY“って入れたいねって話してて、と藤川さんは続けた。
「それで『ボーイミーツガール』に?」
俺がもう一度尋ねると小泉が頷いた。
「“BOY”っていう単語を入れるなら必然的に“GIRL”って単語も入れないといけないだろう?」
そうそう、と藤川さんも相槌を打つ。
「それで私達……創立メンバーで新庄くんちに集まって会議してるときにね、お茶を出してくれたお母さんが何気なく口にした言葉があって」
「ああ、ノートにああでもない、こうでもないって──────いろんな候補の名前を書いてたら新庄君のお母さんがそれを覗き込んで『そういえば昔、“ BOY MEETS GIRL“って曲が好きだったのよね』って言ったんだっけ」
なんだか勢いでその名前で行こうって決まったんだよな、と小泉も少し笑った。
「え?センセェもこの活動に関わってんの?」
意外だったので思わずそう反応すると小泉は手にしていた書類で俺の頭を軽く叩く。
「失礼な奴だな。私だってこういう有意義な活動にもちゃんと参加している」
私がゲームばかりして遊んでいるように思っていたのか、と小泉が不機嫌そうな顔で俺をギロリと睨むので慌てて首を振る。
「いやいやいや……そうじゃなくて!!なんかセンセェってそういうイメージなくてさ!」
「じゃあどういうイメージなんだ、おい」
更に小泉は俺を睨むが───────まあまあ、と藤川さんが割って入る。
「佐藤くん。小泉先輩はこの“BMG”の設立に尽力して下さった中心メンバーでもあるのよ。私達後輩は随分と先輩に助けられたの」
学生時代の小泉の生活。
それは俺には全く判らない領域の話のようにも思えた。
小泉が団体を立ち上げる?ボランティア活動の?しかも、他にもメンバーを集めて?
俺の知らない小泉の別の側面。
「そもそもね、私達がこの団体を立ち上げようって思ったのも────────それぞれのメンバー自身が困った経験や事情を抱えてたからで……」
事情?経験?
なんだかよくわからないが─────────そもそもこの団体の立ち上げ自体が何か訳アリなのか?
俺は思わず聞き返す。
ボランティア団体だよな?何かそれっぽくないネーミングに思えた。
「まあ、そう思うわよね」
俺が怪訝そうな表情を浮かべてたからだろう。藤川さんは苦笑しながら答える。
「今までこういう活動する団体って──────『女の子をサポートする』的な趣旨の所が多かった気がしてたのよね」
私達は男の子も女の子も同じように助けたいって思ってたから……どうしても団体名に”BOY“って入れたいねって話してて、と藤川さんは続けた。
「それで『ボーイミーツガール』に?」
俺がもう一度尋ねると小泉が頷いた。
「“BOY”っていう単語を入れるなら必然的に“GIRL”って単語も入れないといけないだろう?」
そうそう、と藤川さんも相槌を打つ。
「それで私達……創立メンバーで新庄くんちに集まって会議してるときにね、お茶を出してくれたお母さんが何気なく口にした言葉があって」
「ああ、ノートにああでもない、こうでもないって──────いろんな候補の名前を書いてたら新庄君のお母さんがそれを覗き込んで『そういえば昔、“ BOY MEETS GIRL“って曲が好きだったのよね』って言ったんだっけ」
なんだか勢いでその名前で行こうって決まったんだよな、と小泉も少し笑った。
「え?センセェもこの活動に関わってんの?」
意外だったので思わずそう反応すると小泉は手にしていた書類で俺の頭を軽く叩く。
「失礼な奴だな。私だってこういう有意義な活動にもちゃんと参加している」
私がゲームばかりして遊んでいるように思っていたのか、と小泉が不機嫌そうな顔で俺をギロリと睨むので慌てて首を振る。
「いやいやいや……そうじゃなくて!!なんかセンセェってそういうイメージなくてさ!」
「じゃあどういうイメージなんだ、おい」
更に小泉は俺を睨むが───────まあまあ、と藤川さんが割って入る。
「佐藤くん。小泉先輩はこの“BMG”の設立に尽力して下さった中心メンバーでもあるのよ。私達後輩は随分と先輩に助けられたの」
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それは俺には全く判らない領域の話のようにも思えた。
小泉が団体を立ち上げる?ボランティア活動の?しかも、他にもメンバーを集めて?
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