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ep8
ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』 夢見る少女たちと体内の呪い
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────────なんだそれは!?
俺の背中に冷や汗が流れる。
小泉の言葉の端々から伝わってくるかのような怒りの感情。
「えっ!?……悪ィ、よくわかんねぇんだけど────────」
このカリスマって奴が直接、女子の身体にアクセサリーとやらをぶっ込んだって事でいいのか?と俺はストレートに尋ねる。
回りくどく聞くのは苦手だからな。
そうだ、と小泉は苛立ちを隠せない様子で答える。
あの宝石───────フォールジェムとか言っただろうか。
けど、女子にとって一番デリケートな部分だろ?
いくらなんでもそんな場所によくわかんねぇモンを簡単に入れさせたりするか?
「なあ、もしさ、センセェだったらコレ──────身体に入れたいと思うか?」
仮に運気が上がって願いが叶うとしてだぜ?とまだ腑に落ちない俺は小泉に尋ねる。
いや、と小泉は首を振った。
「元々の─────“オリジナル”の方のこっちのヒーリングジュエリーには─────『必ず身体の中に入れること』という指定や指示は一切無いんだ」
小泉の言葉の意味がよく理解できない。
「は?じゃあこっちの本家ではさ、どうやって使ってるんだ?」
小泉はもう一度タブレットを操作してサイトを表示させた。
「ほら、ここにもあるように……手で握ったりお守りにしたり─────あと、ツボ押しやかっさみたいな使い方も紹介されている」
俺はタブレットの画像を覗き込む。
そこでは、例のジュエリーでツボを押したり手足や顔をマッサージする様子が映し出されていた。
「これを見る限りじゃ普通の健康法とか、そんな健全なイメージしかねぇな……?」
ツボ押しだのマッサージだのは別段、怪しくもなんともねぇよな。
俺は爺さん婆さんと暮らしてたからな。大体、年寄りってのはそういう健康器具をやたらと買い込んでたりもするし。
「何がどうなってそれを身体の中に入れるってなったんだ?」
やっぱりそれらのジュエリーだのアクセサリーと、『それを身体の中に入れる』って発想がどうもよく分からない。
何がどうしてそうなったんだよ?
「一部のユーザーやインフルエンサーの間で『身体の中に入れる』という使用法が提唱されてから、このアイテムの主な用途になってしまったらしいんだが」
一応、これらのアイテムは『使用者の自由な判断に任せる』という形になっているな、と小泉は続けた。
「ん?それってさ、じゃあ売ってる方はあくまでも開運とか健康アイテムとして売っててさ、買ってる方が勝手に身体に入れてるって事か?」
俺が首を傾げると小泉も唸る。
「まあ……概ねそんなとこかもしれんな。とにかく、これらは多分だが───────中学生くらいの年齢の者が体内に入れることは全く想定されていないだろう」
小泉は更にタブレットを操作し、別の画像を表示させる。
「これらの『スピリチュアルセミナー』の様子がSNSにアップされてるんだが……どの参加者も20代後半から30代の女性がメインだ。未成年者なんて1人も居ないだろう?」
レストランのような場所でアラサー前後の女性が集まっている写真。
確かに、年齢層的にはアラサーOLといった印象を受ける。
「成人した大人の女性が自分の意思でこれらの物品を購入して自ら体内に入れるのは全く構わないと思う。それは自由だからな。具合が悪くなれば自分の判断で使用を中止することも出来るし、不安なら病院で診察を受けることも出来るんだし」
だがな、と小泉は語気を荒げた。
「中学生だとそうはいかない。一度入れられると自分で取り出すこともままなならないし、ましてや産婦人科に一人で行くなんてことも難しいだろう」
小泉の言葉に俺は固まってしまう。
え?自分で取り出せない?
それって──────────体内に入れられた“宝石”が出て来なくなった女子が居るのか!?
俺の背中に冷や汗が流れる。
小泉の言葉の端々から伝わってくるかのような怒りの感情。
「えっ!?……悪ィ、よくわかんねぇんだけど────────」
このカリスマって奴が直接、女子の身体にアクセサリーとやらをぶっ込んだって事でいいのか?と俺はストレートに尋ねる。
回りくどく聞くのは苦手だからな。
そうだ、と小泉は苛立ちを隠せない様子で答える。
あの宝石───────フォールジェムとか言っただろうか。
けど、女子にとって一番デリケートな部分だろ?
いくらなんでもそんな場所によくわかんねぇモンを簡単に入れさせたりするか?
「なあ、もしさ、センセェだったらコレ──────身体に入れたいと思うか?」
仮に運気が上がって願いが叶うとしてだぜ?とまだ腑に落ちない俺は小泉に尋ねる。
いや、と小泉は首を振った。
「元々の─────“オリジナル”の方のこっちのヒーリングジュエリーには─────『必ず身体の中に入れること』という指定や指示は一切無いんだ」
小泉の言葉の意味がよく理解できない。
「は?じゃあこっちの本家ではさ、どうやって使ってるんだ?」
小泉はもう一度タブレットを操作してサイトを表示させた。
「ほら、ここにもあるように……手で握ったりお守りにしたり─────あと、ツボ押しやかっさみたいな使い方も紹介されている」
俺はタブレットの画像を覗き込む。
そこでは、例のジュエリーでツボを押したり手足や顔をマッサージする様子が映し出されていた。
「これを見る限りじゃ普通の健康法とか、そんな健全なイメージしかねぇな……?」
ツボ押しだのマッサージだのは別段、怪しくもなんともねぇよな。
俺は爺さん婆さんと暮らしてたからな。大体、年寄りってのはそういう健康器具をやたらと買い込んでたりもするし。
「何がどうなってそれを身体の中に入れるってなったんだ?」
やっぱりそれらのジュエリーだのアクセサリーと、『それを身体の中に入れる』って発想がどうもよく分からない。
何がどうしてそうなったんだよ?
「一部のユーザーやインフルエンサーの間で『身体の中に入れる』という使用法が提唱されてから、このアイテムの主な用途になってしまったらしいんだが」
一応、これらのアイテムは『使用者の自由な判断に任せる』という形になっているな、と小泉は続けた。
「ん?それってさ、じゃあ売ってる方はあくまでも開運とか健康アイテムとして売っててさ、買ってる方が勝手に身体に入れてるって事か?」
俺が首を傾げると小泉も唸る。
「まあ……概ねそんなとこかもしれんな。とにかく、これらは多分だが───────中学生くらいの年齢の者が体内に入れることは全く想定されていないだろう」
小泉は更にタブレットを操作し、別の画像を表示させる。
「これらの『スピリチュアルセミナー』の様子がSNSにアップされてるんだが……どの参加者も20代後半から30代の女性がメインだ。未成年者なんて1人も居ないだろう?」
レストランのような場所でアラサー前後の女性が集まっている写真。
確かに、年齢層的にはアラサーOLといった印象を受ける。
「成人した大人の女性が自分の意思でこれらの物品を購入して自ら体内に入れるのは全く構わないと思う。それは自由だからな。具合が悪くなれば自分の判断で使用を中止することも出来るし、不安なら病院で診察を受けることも出来るんだし」
だがな、と小泉は語気を荒げた。
「中学生だとそうはいかない。一度入れられると自分で取り出すこともままなならないし、ましてや産婦人科に一人で行くなんてことも難しいだろう」
小泉の言葉に俺は固まってしまう。
え?自分で取り出せない?
それって──────────体内に入れられた“宝石”が出て来なくなった女子が居るのか!?
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