[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep8

ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』 血塗れの乙女

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「……ちょっと待ってくれ」

俺は頭を抱えた。

なんでこう、次から次へと!?

佐々木の方の件もあるし───────そもそも、俺がそんな真面目なボランティア団体に入って役に立てるとも思えない。

どうしよう、とにかく今の状況をまとめないと。頭が混乱する。

「えっと……俺が手伝えるかどうかってのは置いといてさ、まあ団体メンバーになったってのは分かった。人手が足りねぇとかって時は協力するぜ?」

とりあえず、と俺は強調した。

「今さっきの─────その、なんだっけ?スピリチュアル?ってのが近隣の女子の間で流行ってんだな?それがちょっと困った事になってるって話なんだよな?」

ああ、と小泉は頷く。

「本来は大人の女がターゲットな感じの商売なんだろ?……で、“本家”でやってるビジネスのやり方をパクった奴がいる。ソイツが問題で─────何故か中学生相手に商売を始めやがった」

そうだ、と言いながら小泉は俺の顔を見る。

「全くその通りだ。元々の『』っていうのは─────賛否両論あろうが、それで救われたという人も居るらしいからな」

『子宮系スピリチュアル』

それがこのジャンルの名前なのか。

初めて聞く衝撃的な単語に俺は少しビビっていた。

どえらいものが都会では流行ってるんだな。

だが、と小泉は続けた。

「“布ナプキンを使いましょう”といったメソッドで身体の調子が良くなったという人も確かに居るが────────それは大人だから実行可能だったんだろう」

「“布ナプキン”?」

初めて聞く単語に俺は思わず反応してしまう。

「え?何それ??それで身体が良くなんの?」

小泉はタブレットの画面を開き、画像を俺に見せる。

「まあ、本来なら男子のお前に見せるような物でもないんだが─────団体の活動もあるしな。知っておいて損はないだろう」

画像の中ではカラフルなハンドタオルのようなものが綺麗に並べられていた。

「ん?タオルみたいに見えるけど……?」

俺がそう言うと、小泉は少し考え込む素振りを見せた。

「まあ、そう見えるよな。これは布ナプキンと言って──────使い捨てずに洗って何度も使う物だ」

え!?

「待ってくれ、布ナプキン!?え?洗う!?これって血だらけになんのか?」

そこだよ、と小泉は待ってましたと言わんばかりの表情を浮かべた。

「『ナプキンをトイレに設置したい』『事情でナプキンを買えない子に配布を』みたいな活動をしようとすると必ず[布ナプキンを使えばいい]という人が必ず出てくるんだが──────お前ならこれが使えると思うか?」

え??どゆこと??これを学校で休憩時間に取り替えて家に持って帰るって意味か!?

「それってさ、血だらけの布を持ってトイレから教室に移動すんのか!?めっちゃ大変じゃね??」

ビニール袋に血だらけの布を入れて、その後どうすんだ?ロッカーに置くのか?と俺が尋ねると小泉は首を縦に振る。

「お前ですらそう疑問に思うだろう?思春期の女子中学生が布ナプキンをトイレで取り替えて────血が滴る布をビニール袋に入れて教室に持って帰り、鞄やロッカーに置いておくってのは現実的にはハードルが高過ぎるんだ」

「なんかさ、1日に何回かナプキンを変えるんだったらさ……血でヒタヒタになった布切れを入れたビニール袋が何個か発生してそれをずっと持っとかなきゃいけねぇってことか!?」

おおらかな女子だと気にしねぇかもしれねぇが───────大半の女子には耐えられんだろう。自分の血で汚れた布を教室に置いとかなきゃなんねぇのって嫌じゃね?罰ゲームかよ。






初めて知ってしまった概念が俺にはとんでもなく恐ろしく感じられてしまった。世の中は俺の知らない事で一杯なんだな。
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