[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep8

ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』  神と呼ばれた存在の意義

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「じゃあさ、それってカフェイベントで執事のアルバイトを数回やったってだけでホストじゃなかったって話なのか?」

まあ、そうなるでしょうね、と佐々木は頷いた。

「なんというか、嘘ではないにせよ───────“話を盛った”といった表現がしっくり来るかもな」

小泉の言葉で俺もなんとなく納得出来た気がした。

なるほど。元ホストって肩書きはなんか凄そうだもんな。まあ経歴を盛ってハクを付けたくなる気持ちもわからんでもないが───────

「でもさ。執事って誰でもなれる訳でも無さそうだし……そもそもこのカリスマって女子にめっちゃ人気あんだろ?2年前や去年の投稿にもいろんなリプが付いてるじゃねぇか」

俺は佐々木が開いている画面を見る。

[今日の刻夜さんマジで神がかってました~♡チェキ家宝にします♡♡]

[ビジュアルが良すぎて尊すぎました♡♡控えめに言って神では?]

[刻夜きゅん最高オブ最高で優勝でした♡]

なんかテンションが少しおかしいが、女子からと思われる熱烈なメッセージであることは理解出来た。

「じゃあやっぱホストとあんま変わんねぇんじゃねぇの?どっちも似たようなモンじゃねぇか」

イケメンはいいよな。女にモテてさ、と俺がボソリと呟くと場の空気が変わるのを感じた。

ん?

俺って何か変なこと言ったか?

「……そうかしら」

佐々木はまたマウスをカチカチと鳴らし、別の画像を表示させる。

ズラリとコスプレした人物が並んだ写真。

そのどれもが執事やホストっぽかったり、舞台衣装のようなゴテゴテとした出で立ちをしていた。

[イベントカフェ OPEN 10.18   12:00~18:00]

デジタルフライヤーというやつだろうか。カフェの告知ポスターのような画像に思える。

「……ん?そういやさ、カフェって割には営業時間短くね?昼からやって夕方に閉めんのか?」

そんなんでよく採算取れるなぁ、とボソリと俺が呟くとすかさず小泉が口を開いた。

「ああ、これはな。いわゆる“レンタルスペース”“レンタルカフェ”って場所だろう。ほぼ採算は度外視なイベント的な利用も多いと聞くが」

「レンタルカフェ?」

耳慣れない単語に対し、俺は思わず聞き返す。

「レンタルカフェってのは……厨房設備や接客用の家具なんかを含むカフェの機能を持つスペースを1日単位や時間単位で利用者に貸し出す形式の店のことだ(※1)」

1日だけカフェのオーナーをやってみたいとか、自分の店を持つ前に試運転してみたいとか色んな需要があるみたいで年々増えてるらしい、と小泉は解説する。

「ん?どゆこと?許可とか資格無しで金さえ払えば一日だけその店の店長になれんの?好き勝手に商売していいってことか?」

俺がそう尋ねると小泉は頷いた。

「そうだな。飲食店営業許可取得済みのケースも多いらしいからな。素人であっても誰でも簡単に1日だけの自分の店をオープンさせることが出来るんだ。どうだ?なかなか楽しそうじゃないか」

マジか?

「え?じゃあさ、もし俺がバイト代とか貯めて店をレンタル出来たら俺も1日だけカフェのオーナーになれるってことなのか?」

「……需要があるかどうかは別として───────理論上可能じゃないかしら」

佐々木が淡々と言ってのける。まあ、確かに需要は無さそうではあるんだが。

それって誰でも簡単に1日だけ開業出来るってことだろ?

あれ?











じゃああのカリスマが執事みたいな仕事してたのって───────────要は誰でも出来る店だったってことなのか?






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