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ep10.
ep10.『聖母と道化、その支配人』 思い出泥棒
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俺は無意識のうちに指輪を掴み────────それをポケットに突っ込んでいた。
どうしてそうしたかなんて知らない。
ただ、勝手に体が動いたって言うかさ。なんだろうな?
多分本能的にマズいって感じたんだよな。
改めて俺は周囲を見渡す。
木製のフォトフレーム────────恐らくこれも100円ショップの物だろう──────に入れられたプリアリのイラストが目に入る。
水森唯は相変わらずこれが好きなんだろう。
それから俺は部屋を物色し始めた。
別に変質者って訳じゃない。知ってるだろ?
ただ、失禁したままの水森を着替えさせてやらなきゃって思ったんだ。
俺は古びた焦げ茶色の箪笥を開けた。
下着類や服が整然とした様子で入れられている。
部屋にあったボストンバッグにいくつかの服を適当に掴んで入れた。
大きなボストンバッグだった。部活の遠征用だろうか。
それから少し考えてボストンバッグのファスナーを閉めた。
なんとなく俺は思考を巡らせる。
この部屋は整然とし過ぎていないか?
生活感がない、とでも言うべきだろうか。
俺は首を振った。
わからない。
多分ここは────────荷物を置いたり何かを仕舞ったりするのには使われてたんだろうが───────メインの生活は別の部屋、って可能性は無いだろうか。
俺は立ち上がると部屋を後にした。
気は進まないがもう一度確認する必要があるだろう。
俺は意を決し───────────もう一度、亡骸のある地獄のような部屋に向かった。
どうしてそうしたかなんて知らない。
ただ、勝手に体が動いたって言うかさ。なんだろうな?
多分本能的にマズいって感じたんだよな。
改めて俺は周囲を見渡す。
木製のフォトフレーム────────恐らくこれも100円ショップの物だろう──────に入れられたプリアリのイラストが目に入る。
水森唯は相変わらずこれが好きなんだろう。
それから俺は部屋を物色し始めた。
別に変質者って訳じゃない。知ってるだろ?
ただ、失禁したままの水森を着替えさせてやらなきゃって思ったんだ。
俺は古びた焦げ茶色の箪笥を開けた。
下着類や服が整然とした様子で入れられている。
部屋にあったボストンバッグにいくつかの服を適当に掴んで入れた。
大きなボストンバッグだった。部活の遠征用だろうか。
それから少し考えてボストンバッグのファスナーを閉めた。
なんとなく俺は思考を巡らせる。
この部屋は整然とし過ぎていないか?
生活感がない、とでも言うべきだろうか。
俺は首を振った。
わからない。
多分ここは────────荷物を置いたり何かを仕舞ったりするのには使われてたんだろうが───────メインの生活は別の部屋、って可能性は無いだろうか。
俺は立ち上がると部屋を後にした。
気は進まないがもう一度確認する必要があるだろう。
俺は意を決し───────────もう一度、亡骸のある地獄のような部屋に向かった。
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