魔力値1の私が大賢者(仮)を目指すまで

ひーにゃん

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第一章

旅立つ日まで 4月13日

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昨日の反省から取得する候補は二つ。
 アンナリーナはそのうち【治癒】を選んだ。

「意識がなかったらしょうがないけど、ポーションを取り出す余裕のないとき……そんなときのために取得っといた方がいいと思うの」


「ギフト【治癒】」

「ステータスオープン」



 アンナリーナ 14才
 職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
 
 体力値 25
 魔力値 3095/4096(ステータス鑑定に1使用、治癒取得に1000使用)

 ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
  [一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
 調薬
 鑑定(看破)
 魔力倍増・継続(12日間継続)
 錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
 探索(探求、探究)
 水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
 生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き、発酵)
 隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知、索敵)
 防御
 飛行(空中浮遊、空中停止)
 加温(沸騰)
 治癒(体力回復、魔力回復、解毒、麻痺解除、状態異常回復、石化解除)


「これで安心だね」

 アンナリーナは振り返って窓の外を見た。
 未明に降り出した雨が森全体を包んで著しく視界をさえぎっている。
 ここ最近にはなかった肌寒さに、ブルリと震えた。

「今日は外出はやめて、昨日の蜂蜜や巣の処理をしようかな」

 蜂蜜は採る時に細心の注意をはらっていたのでそれほど手はかからない。
 不純物が入っていないか確認するだけだ。
 問題は巣の方だ。
 これは薬の材料や嗜好品になる蜂の子や、蜜蝋などに分けなければならない。

「ちょうど良いよね」

 蜂の巣のハニカム構造の穴の中から一つ一つ蜂の子をつまみ出す。

「お?蛹もあるよ!ラッキー!!」

 これも高価値な薬の素材だ。
 潰さないように慎重に取り出してパラフィン紙の上に置いていく。
 ちなみに蜜蝋はこの紙の材料でもある。

「蜂の子は今回は全部素材に加工しよう……【乾燥】」

 机の上に蜂蜜、乾燥させた蜂の子、乾燥させた蛹が入った瓶が並んでいく。
 最後に、匙を使って丁寧に蜜蝋を取り、素焼きの壺に収めていった。

「これはハーブオイルと合わせて化粧クリームにしようかな……それならもう少し欲しいな」

 そんな悠長なことを言ってられないのだが、前世の性格がおっとりしていたのでそちらに引きずられるのだろう。
 特に製薬や調合に関しては顕著だった。

「明日も【飛行】の練習を兼ねて森に行こうかな……森の奥は色々な素材があるよね。それに……」

 アンナリーナは奥の物置に行き、雑布の反物と麻紐、それと裁縫道具を持って戻ってきた。
 布を適当な大きさに切り、まず口になる方を三つ折りにし、チクチクと縫う。それから袋の形に縫い、はじめに縫った口のところに紐を2本左右の穴から通し、絞って巾着になるようにする。
 これをどんどん作りはじめた。

「袋はいくつあっても良いからね。
 どんどん作っていくよ~」



 4/1 魔力値 1 魔力倍増取得
 同日夜 (推定)魔力値 2
 4/2 (推定)魔力値 4
 4/3 鑑定取得
 4/4 魔力値 8
 4/5 ① 魔力値16 魔力倍増・継続取得(魔力倍増は併合
 4/6 ② 魔力値32 探索取得
 4/7 ③ 魔力値64 水魔法取得
 4/8 ④ 魔力値128 生活魔法取得
 4/9 ⑤ 魔力値256 隠形取得
 4/10 ① 魔力値512 防御取得
 4/11 ② 魔力値1024 飛行取得
 4/12 ③ 魔力値2048 加温取得
 4/13 ④ 魔力値4096 治癒取得
 
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