2 / 20
1話 佐藤美咲(31)
しおりを挟む
茜色に染まった空の下、世界の中心にそびえ立つ世界樹の下に、2人の男が立っていた。
1人は柔らかな茶色の髪を風に靡かせながら、両手で自分より身長の高い男のフードを脱がせる。
男がフードを脱がせた瞬間、ぶわりと襲った風が隠されていた長い銀色の髪を巻き上げる。
その空を舞う銀色に、茶髪の男ーー……タツミは愛しそうに目を細めた。
「エルヴィン。君のその髪も、その赤い目も、俺は好きだよ」
銀髪の男、エルヴィンは一瞬だけ苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、その赤い目を隠すようにすぐに視線を逸らす。
タツミはそんなエルヴィンに仕方がないと笑い、その男の顔を両手で挟むとゆっくりと視線を合わせた。
「髪と目の色が違うだけ。お前も俺と何も変わらない、同じ人間だよ。だからさ」
タツミはそのまま自分の腕をエルヴィンの背中に回す。意外と筋肉質なその身体を引き寄せ、胸の音を確認すると、タツミは安心したように息を吐いた。
「自分自身のこと、大切にして欲しいんだ」
その言葉に、エルヴィンは目を見開いた。
見上げるタツミからはエルヴィンのこの世のものとは思えないほど整った綺麗な顔が良く見えた。
大きく赤い瞳が揺らめくのも。
そのまま2人は見つめ合い、そしてゆっくりと唇を合わせていく。
それが、大人気ブラウザBLゲーム「愛の華」のエルヴィン×ナインルートのワンシーン。
そして、佐藤美咲(31)の大好きなシーンだった。
◇◇◇
「ハァ~~……何回読んでもエルナイちゃん最高……尊い……泣けてくる……」
ぐすり。
鼻を啜りながら、佐藤美咲はティッシュを手にとった。
そしてちん、と鼻をかむと、ティッシュで一杯になったゴミ箱にそれを投げ捨てる。
「エルナイちゃんのおかげでティッシュの消費量が物凄い……超花粉症の人みたい……私花粉症じゃないし、そもそも今は花粉症の季節じゃないけど」
こんもりと溜まったティッシュの山に溜息をつき、美咲はパソコンの電源を落とす。
昼間は保険の営業として駆け回る美咲にとって、寝る前のBLゲームだけが忙しい日々の唯一の癒しになっていた。どれだけ疲れた日でも、夜に推しカプに触れ、軽く涙を流せば気持ちよく眠ることが出来た。
いつも通り美咲はそのままベッドに潜り込んだものの、疲労している身体とは裏腹に頭が覚めてしまい眠れない。
「(前は軽く泣いたら心地よく眠れたのに)」
最近はこういう日が増えていた。
大好きな推しカプに触れても、ずっと胸に重くのしかかる蟠りの存在。
何度目かの溜息をつき、美咲は観念したようにスマホの電源を入れる。
「(そろそろ腹を括らないとね。……皆を心配させたい訳じゃないし)」
表示された検索窓に、すっかり予測変換で出るようになってしまった単語を打ち込む。
《結婚》《出会い》
もう何度も見た検索結果を眺めながら、美咲は理由もなくじわりと涙が滲み出てくるのを感じた。
「(私の人生って、なんなんだろう)」
美咲は3人兄弟の長女として生まれ、3歳年の離れた弟と、5歳年の離れた妹がいる。
両親は美咲が18歳、高校三年生の時に事故で他界した。
「(私、頑張って来たんだけどな)」
両親を亡くしてから、美咲は大学進学を諦めた。
人より少しだけ暗記が得意だった美咲はたまたま合格した進学校に通っていたものの、特に大きな夢もなかった。
だから、大学進学より、弟と妹のために働くことを選んだ。
いくら両親の遺産と保険金があったとしても、お金はあるに越したことはない。
まだ幼かった弟と妹がどんな夢を抱くかも分からない。
特に目的も夢もない自分のためにお金を使うことなんて、許されないと思った。
美咲は必死に働いた。
弟と妹になるべく苦労はかけたくなかった。
弟と妹は美咲を慕い、自ら家事を手伝ったり、アルバイトの給料を美咲に渡したりと協力的だった。
でも、美咲はそれが嫌だった。
「親がいないから」と弟と妹を縛りたくなかったのだ。
美咲にとって、家族は何よりも大切で、弟と妹を1人前にして幸せにすることが、美咲の生きる目的になった。
そして弟は1年前に、妹も先月結婚した。
無事、立派な大人として1人前になった。
これからは自分たちの幸せな家庭を築いて、幸せになっていくだろう。
美咲は心から2人の幸せを願った。
「お姉ちゃん。これからは、自分のために生きて、お姉ちゃん自身の幸せを優先して欲しいの」
涙ながらにそう話す妹は、真っ白のウェディングドレスが世界で一番似合っていた。
「姉さん、俺たちはもう大丈夫だから。今度は姉さんが幸せになる番だよ」
そう笑う弟の隣には、幸せそうに寄り添う義理妹がいた。最近妊娠が分かったと笑う2人は、世界で一番幸せそうだった。
「「幸せになって」」
幸せそうな2人の言葉は、美咲の心に太い楔を打ち込んだ。
「(幸せってなんだろう……結婚したら幸せなわけ? 私は2人が幸せなら、幸せだったのに……)」
その日、結局美咲は眠ることが出来なかった。
◇
「疲れた……」
朝から分刻みのスケジュールをこなした美咲は、やっとの休憩時間にオレンジジュースを買うと近くのガードレールに腰を下ろした。
近くに公園はあったものの、そのベンチまで歩く気力すら残っていなかったのだ。
朝から何も食べていない身体は早くから空腹を訴えていたが、空が橙に染まり始めた今となってはもはや何も感じ無くなっていた。
睡眠不足の中でこなしたハードスケジュールに疲労困憊だったものの、どこか頭はスッキリしていた。
少しでも雑念が湧くと、ずっと胸に巣食う翳りに脳内が侵食されていく。その変わり、雑念が湧く隙も与えないくらい忙しければ翳りの存在はいつの間にか消えたような気になる。
「(でもそれ、社畜になるってこと……? それはそれで嫌なんだけど)」
買ったばかりのオレンジジュースを流し込めば、その冷たさが心地よかった。
「(結婚だけが幸せとは思わないけど……他にやりたいことも、BL以外に趣味もないし。仕事もお金が貰えるからやっているだけで楽しいわけじゃない)」
ずっと「弟と妹を幸せにすること」を目標に掲げて頑張ってきたのだ。それこそ、恋愛やお洒落には目もくれず。
それなのに突然「自分のために生きろ」と言われても、美咲は自分が何をしたいかすら分からない。
自分の思いに全て蓋をしたから、両親をなくしてからここまでこうしてやってこれたのだから。
「はぁ……モブの私には難しいよ……」
これまで生きてきて学んだこと。
それは、この世界には「スポットライトが当たる人間」と「それ以外の人間」がいるということ。
どんなに努力をしても、苦労をしても、報われるのは「スポットライトの当たる人間」だけなのだ。
弟と妹は幸いなことに「当たる側」の人間らしいことはすぐに分かった。
運動も勉強もそつなくこなし、前向きで優しさも持ち合わせている。
努力は勿論重ねるが、その努力は何倍にもなって2人の元に戻ってきた。
対して、美咲はと言えば。
苦労も努力も人一倍してきた自信がある。
それなのに、これといった「報い」はまだ手にしたことがない。
人生は山あり谷あり、トータルするとみんな等しく平等だと語る人は沢山いる。そんなことを語るのは皆「スポットライトが当たる側」なのだ。
当たらない側……「モブ」には、神様は微笑まない。
いつか報われるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きながら、美咲は31歳になった。
周りはどんどん結婚をし始め、幸せそうに笑っている。
徐々に周りからの「あなたはいつ?」という静かな圧も感じ始めている。
まだ焦る時では無い。30代前半で結婚という人も多いのだ。
でも、もし「結婚」という形を望むなら、恋愛経験も無い自分は早くからそれに向けて取り組まねばならないだろうことも予想が着く。
これまでの遅れを取り返さなければならないのだろうから。
でも、そこまで必死になって結婚をしたいかどうかも分からない。
「(生きることがめんどくさい……もうこのまま時が止まればいいのに)」
そう思った時、女性の叫び声が耳に入る。
次の瞬間、美咲は道路に飛び出していた。
叫び声も、クラクションも、全てがどこか遠くに聞こえた。
必死に手を伸ばし、美咲はトラックの前に飛び出した男の子の背中を突き飛ばす。
力加減は出来なかった。
力いっぱい突き飛ばした男の子は顔からアスファルトに投げ出されていった。
きっと顔には傷を負っただろう。
申し訳ないと思いながら、美咲は目をつぶる。
やけに時間の経過がゆっくりに感じたが、自分が逃げおおせる時間は無いことは分かっていた。
ドンッ
1人は柔らかな茶色の髪を風に靡かせながら、両手で自分より身長の高い男のフードを脱がせる。
男がフードを脱がせた瞬間、ぶわりと襲った風が隠されていた長い銀色の髪を巻き上げる。
その空を舞う銀色に、茶髪の男ーー……タツミは愛しそうに目を細めた。
「エルヴィン。君のその髪も、その赤い目も、俺は好きだよ」
銀髪の男、エルヴィンは一瞬だけ苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、その赤い目を隠すようにすぐに視線を逸らす。
タツミはそんなエルヴィンに仕方がないと笑い、その男の顔を両手で挟むとゆっくりと視線を合わせた。
「髪と目の色が違うだけ。お前も俺と何も変わらない、同じ人間だよ。だからさ」
タツミはそのまま自分の腕をエルヴィンの背中に回す。意外と筋肉質なその身体を引き寄せ、胸の音を確認すると、タツミは安心したように息を吐いた。
「自分自身のこと、大切にして欲しいんだ」
その言葉に、エルヴィンは目を見開いた。
見上げるタツミからはエルヴィンのこの世のものとは思えないほど整った綺麗な顔が良く見えた。
大きく赤い瞳が揺らめくのも。
そのまま2人は見つめ合い、そしてゆっくりと唇を合わせていく。
それが、大人気ブラウザBLゲーム「愛の華」のエルヴィン×ナインルートのワンシーン。
そして、佐藤美咲(31)の大好きなシーンだった。
◇◇◇
「ハァ~~……何回読んでもエルナイちゃん最高……尊い……泣けてくる……」
ぐすり。
鼻を啜りながら、佐藤美咲はティッシュを手にとった。
そしてちん、と鼻をかむと、ティッシュで一杯になったゴミ箱にそれを投げ捨てる。
「エルナイちゃんのおかげでティッシュの消費量が物凄い……超花粉症の人みたい……私花粉症じゃないし、そもそも今は花粉症の季節じゃないけど」
こんもりと溜まったティッシュの山に溜息をつき、美咲はパソコンの電源を落とす。
昼間は保険の営業として駆け回る美咲にとって、寝る前のBLゲームだけが忙しい日々の唯一の癒しになっていた。どれだけ疲れた日でも、夜に推しカプに触れ、軽く涙を流せば気持ちよく眠ることが出来た。
いつも通り美咲はそのままベッドに潜り込んだものの、疲労している身体とは裏腹に頭が覚めてしまい眠れない。
「(前は軽く泣いたら心地よく眠れたのに)」
最近はこういう日が増えていた。
大好きな推しカプに触れても、ずっと胸に重くのしかかる蟠りの存在。
何度目かの溜息をつき、美咲は観念したようにスマホの電源を入れる。
「(そろそろ腹を括らないとね。……皆を心配させたい訳じゃないし)」
表示された検索窓に、すっかり予測変換で出るようになってしまった単語を打ち込む。
《結婚》《出会い》
もう何度も見た検索結果を眺めながら、美咲は理由もなくじわりと涙が滲み出てくるのを感じた。
「(私の人生って、なんなんだろう)」
美咲は3人兄弟の長女として生まれ、3歳年の離れた弟と、5歳年の離れた妹がいる。
両親は美咲が18歳、高校三年生の時に事故で他界した。
「(私、頑張って来たんだけどな)」
両親を亡くしてから、美咲は大学進学を諦めた。
人より少しだけ暗記が得意だった美咲はたまたま合格した進学校に通っていたものの、特に大きな夢もなかった。
だから、大学進学より、弟と妹のために働くことを選んだ。
いくら両親の遺産と保険金があったとしても、お金はあるに越したことはない。
まだ幼かった弟と妹がどんな夢を抱くかも分からない。
特に目的も夢もない自分のためにお金を使うことなんて、許されないと思った。
美咲は必死に働いた。
弟と妹になるべく苦労はかけたくなかった。
弟と妹は美咲を慕い、自ら家事を手伝ったり、アルバイトの給料を美咲に渡したりと協力的だった。
でも、美咲はそれが嫌だった。
「親がいないから」と弟と妹を縛りたくなかったのだ。
美咲にとって、家族は何よりも大切で、弟と妹を1人前にして幸せにすることが、美咲の生きる目的になった。
そして弟は1年前に、妹も先月結婚した。
無事、立派な大人として1人前になった。
これからは自分たちの幸せな家庭を築いて、幸せになっていくだろう。
美咲は心から2人の幸せを願った。
「お姉ちゃん。これからは、自分のために生きて、お姉ちゃん自身の幸せを優先して欲しいの」
涙ながらにそう話す妹は、真っ白のウェディングドレスが世界で一番似合っていた。
「姉さん、俺たちはもう大丈夫だから。今度は姉さんが幸せになる番だよ」
そう笑う弟の隣には、幸せそうに寄り添う義理妹がいた。最近妊娠が分かったと笑う2人は、世界で一番幸せそうだった。
「「幸せになって」」
幸せそうな2人の言葉は、美咲の心に太い楔を打ち込んだ。
「(幸せってなんだろう……結婚したら幸せなわけ? 私は2人が幸せなら、幸せだったのに……)」
その日、結局美咲は眠ることが出来なかった。
◇
「疲れた……」
朝から分刻みのスケジュールをこなした美咲は、やっとの休憩時間にオレンジジュースを買うと近くのガードレールに腰を下ろした。
近くに公園はあったものの、そのベンチまで歩く気力すら残っていなかったのだ。
朝から何も食べていない身体は早くから空腹を訴えていたが、空が橙に染まり始めた今となってはもはや何も感じ無くなっていた。
睡眠不足の中でこなしたハードスケジュールに疲労困憊だったものの、どこか頭はスッキリしていた。
少しでも雑念が湧くと、ずっと胸に巣食う翳りに脳内が侵食されていく。その変わり、雑念が湧く隙も与えないくらい忙しければ翳りの存在はいつの間にか消えたような気になる。
「(でもそれ、社畜になるってこと……? それはそれで嫌なんだけど)」
買ったばかりのオレンジジュースを流し込めば、その冷たさが心地よかった。
「(結婚だけが幸せとは思わないけど……他にやりたいことも、BL以外に趣味もないし。仕事もお金が貰えるからやっているだけで楽しいわけじゃない)」
ずっと「弟と妹を幸せにすること」を目標に掲げて頑張ってきたのだ。それこそ、恋愛やお洒落には目もくれず。
それなのに突然「自分のために生きろ」と言われても、美咲は自分が何をしたいかすら分からない。
自分の思いに全て蓋をしたから、両親をなくしてからここまでこうしてやってこれたのだから。
「はぁ……モブの私には難しいよ……」
これまで生きてきて学んだこと。
それは、この世界には「スポットライトが当たる人間」と「それ以外の人間」がいるということ。
どんなに努力をしても、苦労をしても、報われるのは「スポットライトの当たる人間」だけなのだ。
弟と妹は幸いなことに「当たる側」の人間らしいことはすぐに分かった。
運動も勉強もそつなくこなし、前向きで優しさも持ち合わせている。
努力は勿論重ねるが、その努力は何倍にもなって2人の元に戻ってきた。
対して、美咲はと言えば。
苦労も努力も人一倍してきた自信がある。
それなのに、これといった「報い」はまだ手にしたことがない。
人生は山あり谷あり、トータルするとみんな等しく平等だと語る人は沢山いる。そんなことを語るのは皆「スポットライトが当たる側」なのだ。
当たらない側……「モブ」には、神様は微笑まない。
いつか報われるかもしれない。
そんな淡い期待を抱きながら、美咲は31歳になった。
周りはどんどん結婚をし始め、幸せそうに笑っている。
徐々に周りからの「あなたはいつ?」という静かな圧も感じ始めている。
まだ焦る時では無い。30代前半で結婚という人も多いのだ。
でも、もし「結婚」という形を望むなら、恋愛経験も無い自分は早くからそれに向けて取り組まねばならないだろうことも予想が着く。
これまでの遅れを取り返さなければならないのだろうから。
でも、そこまで必死になって結婚をしたいかどうかも分からない。
「(生きることがめんどくさい……もうこのまま時が止まればいいのに)」
そう思った時、女性の叫び声が耳に入る。
次の瞬間、美咲は道路に飛び出していた。
叫び声も、クラクションも、全てがどこか遠くに聞こえた。
必死に手を伸ばし、美咲はトラックの前に飛び出した男の子の背中を突き飛ばす。
力加減は出来なかった。
力いっぱい突き飛ばした男の子は顔からアスファルトに投げ出されていった。
きっと顔には傷を負っただろう。
申し訳ないと思いながら、美咲は目をつぶる。
やけに時間の経過がゆっくりに感じたが、自分が逃げおおせる時間は無いことは分かっていた。
ドンッ
0
あなたにおすすめの小説
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
乙女ゲームのヒロインに転生したのに、ストーリーが始まる前になぜかウチの従者が全部終わらせてたんですが
侑子
恋愛
十歳の時、自分が乙女ゲームのヒロインに転生していたと気づいたアリス。幼なじみで従者のジェイドと準備をしながら、ハッピーエンドを目指してゲームスタートの魔法学園入学までの日々を過ごす。
しかし、いざ入学してみれば、攻略対象たちはなぜか皆他の令嬢たちとラブラブで、アリスの入る隙間はこれっぽっちもない。
「どうして!? 一体どうしてなの~!?」
いつの間にか従者に外堀を埋められ、乙女ゲームが始まらないようにされていたヒロインのお話。
女性が少ない世界に転生した控えめ伯爵令嬢、なぜか五人の婚約候補に選ばれて少しずつ恋を知っていきます
ノッポ
恋愛
女性が極端に少ない異世界に転生した私は、気づけば伯爵令嬢になっていた。
前世は日本で普通に生きていたせいか、貴族令嬢らしい強気な振る舞いがどうしても苦手。
社交界デビューを迎えても、「どうして私が選ばれるの?」と戸惑うばかりだった。
けれど今年デビューする高位令嬢はわずか三人。
家同士の思惑も重なり、騎士団長家の息子、宰相子息、魔術師団長の息子、幼なじみの侯爵子息、そして英雄騎士――
五人の若きエリートとのお見合いが次々と始まってしまう。
遠慮がちで控えめな性格は、この世界では珍しく、気づけば少しずつ距離を縮めていく彼ら。
異世界での恋愛に戸惑う日々。けれど出会いを重ねるたびに、私は少しずつ変わっていく――。
女性希少世界で、自分の幸せを選べるようになるまでの逆ハーレム恋愛ファンタジー。
私の作るおにぎりが、騎士団の士気を異常に上げています(犯人は副団長)
星乃和花
恋愛
おにぎりを配っただけで、騎士団の士気が異常値になりました。
団長は警戒、監察部は呪術検査、国まで動きかけるのに――副団長だけが平然と断言。
副団長「彼女のご飯は軍事物資です」
私「えっ重い」
胃袋で落ちた策略家副団長の“最適化溺愛”に巻き込まれ、気づけば専属補給係(=婚約)寸前!?
ほのぼの爆笑&甘々の騎士団ラブコメです。
(月水金21:00更新ー本編16話+後日談6話)
乙女ゲームの中の≪喫茶店の店長≫というモブに転生したら、推しが来店しました。
千見るくら
恋愛
社畜OL、乙女ゲームの世界に転生!?
でも私が転生したのは――女主人公でも攻略対象でもなく、ただの喫茶店の店長(モブ)だった。
舞台は大人気乙女ゲーム『ときめき☆青春学園~キミの隣は空いてますか?~』。
放課後、女主人公と攻略キャラがデートにやってくるこの店は、いわば恋愛イベントスポット。
そんな場所で私は、「選択肢C.おまかせメニュー」を選んでくる女主人公のため、飲料メーカーで培った知識を駆使して「魂の一杯」を提供する。
すると――攻略キャラ(推し)の様子が、なんかおかしい。
見覚えのないメッセージウインドウが見えるのですが……いやいや、そんな、私モブですが!?
転生モブ女子×攻略キャラの恋愛フラグが立ちすぎる喫茶店、ここに開店!
※20260116執筆中の連載作品のショート版です。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
男女比バグった世界で美女チート無双〜それでも私は冒険がしたい!〜
具なっしー
恋愛
日本で暮らしていた23歳喪女だった女の子が交通事故で死んで、神様にチートを貰い、獣人の世界に転生させられた!!気づいたらそこは森の中で体は15歳くらいの女の子だった!ステータスを開いてみるとなんと白鳥兎獣人という幻の種族で、白いふわふわのウサ耳と、神秘的な白鳥の羽が生えていた。そしてなんとなんと、そこは男女比が10:1の偏った世界で、一妻多夫が普通の世界!そんな世界で、せっかく転生したんだし、旅をする!と決意した主人公は絶世の美女で…だんだん彼女を囲う男達が増えていく話。
主人公は見た目に反してめちゃくちゃ強いand地球の知識があるのでチートしまくります。
みたいなはなし
※表紙はAIです
主人公の義兄がヤンデレになるとか聞いてないんですけど!?
玉響なつめ
恋愛
暗殺者として生きるセレンはふとしたタイミングで前世を思い出す。
ここは自身が読んでいた小説と酷似した世界――そして自分はその小説の中で死亡する、ちょい役であることを思い出す。
これはいかんと一念発起、いっそのこと主人公側について保護してもらおう!と思い立つ。
そして物語がいい感じで進んだところで退職金をもらって夢の田舎暮らしを実現させるのだ!
そう意気込んでみたはいいものの、何故だかヒロインの義兄が上司になって以降、やたらとセレンを気にして――?
おかしいな、貴方はヒロインに一途なキャラでしょ!?
※小説家になろう・カクヨムにも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる