おもひでぽぽぽろ

眠兎

文字の大きさ
上 下
1 / 1

おもひでぽぽぽろ

しおりを挟む
たぶんもう20歳の前ころ、今より新陳代謝が活発で
痩せてて色白で、それなりの美少年だったので、
通りすがりの見知らぬ女にも好意を持たれた。
俺自身は異常性欲者で、そんな好意を受けるような
人品ではないことは当時から了解していたし、
少なからず変態行為に及んでしまったこともあるが、
美少年ということで、なんとか捕獲もされずに、
この歳まで来たっていうわけ。
ある日、大阪あたりでイベントが有るみたいなことで、
偶然乗り込んだ電車が、今の時代ではあり得ないぐらい
混雑してて、俺は押し流されるまま、つり革に捕まる
ことも出来ずに、真ん中あたりに、ぎゅうぎゅう詰めで
乗り込むことになった。
前にはちょっと太めだが、若い女が乗っていて、ちょうど
スカートの布越しだが、女のケツの割れ目が、俺のムスコ
にめり込むように密着していた。
電車が揺れまくって、その度に女の柔らかいケツの感触が
もろにムスコを包みこんで刺激していた。
当然若い性欲が刺激されまくって、固く肥大しまくったが、
その女はむしろケツを否応がまでもなく、ムスコに
押し付けてきた。そんなことは錯覚だと思うなら
そうなのかもしれないが、俺が堪らなくなって
鉄みたいに固くなったムスコを、ほとんど突き刺す
みたいに、女のケツの割れ目に押し付けてやった
ときにも、女の方では、まるで気づいてない風を
装って、逆にムスコに挑みかかるように、ケツを
押し付けてきた。
もう少しで昇天するところだったが、大阪に到着して
なんとかすし詰めから降りたが、ムスコがズボンを
せり上げていたので、さすがに周囲に露見すると思い、
前かがみで電車から降りたのだが、会社員風の男が
その姿勢と、混雑と、顛末に気がついて、普通に
せせら笑ってきやがったな。
もう歳を食って、電車に乗っても、思い切り距離を
取られる今となっては、若さって最強だったんだなって、
思いを馳せる出来事だった。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...