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第4章
前世の記憶【クレア視点】
しおりを挟むとうとうこの時が来てしまった。アイシャに私の前世を話す時が……
『アイシャ・リンベル伯爵令嬢は、愛する者の手で死を迎えるだろう。これは避けられぬ運命である』
私室のソファに座り、今朝方、侍従から渡された兄からの手紙を読んでいたクレアの手が、怒りで震える。
ノア王太子から聞かされた不穏な予言。グレイスが、『さきよみの力』を使い行った予知は、クレアにとって耳を塞ぎたくなるほど、衝撃的なものだった。もちろん、クレアはノア王太子と同じく、グレイスに『さきよみの力』があるだなんて信じていない。
(あんな、誰にでも尻尾をふって、男を手玉に取るような女が、伝説的な白き魔女なわけない!)
クレアの知る乙女ゲームのヒロイン『グレイス』とは明らかに違う破廉恥な令嬢グレイス。確かにゲームの中のグレイスも攻略対象者三人に対して、優柔不断な態度を取る。しかしそれは、自身の出自に劣等感を持つ彼女が、三人からのアプローチに戸惑い、取ってしまった行動だ。決して、現実のグレイスのように、手当たり次第、男を手玉に取るような性格のヒロインではない。劣等感を抱え積極的になれないグレイスと、攻略対象者の距離が徐々に近づき、ラブ度が上がっていくのが、あのゲームの醍醐味だったはず。
ゲームの中のグレイスとは全く性格の異なる、見た目だけそっくりな女。
現実のグレイスに婚約者を誑かされ、婚約破棄に追い込まれた親しい友人令嬢の泣き顔が、クレアの脳裏に浮かぶ。アイシャとも、共通の友人令嬢。一方的に別れを告げられた彼女の悲嘆にくれた姿を思い出し、腹わたが煮え繰り返る。
(あんな女に大切なアイシャを傷つけられてたまるものですか! ……かと言って、王女である私は自由に動く事は出来ないわね)
すでに、アイシャにはナイトレイ侯爵家の影の者が付いていると聞く。それに、今後はノア王太子が全力でアイシャの守りを固めるはずだ。
ただ、アイシャの守りを固めるだけで、本当に彼女の命を守る事が出来るのだろうか?
アイシャは普通の令嬢とは違い、行動力が並外れている。夢の実現のため昔から突飛な行動を起こす事が多かった。幼少期に騎士団の見学に行き、副団長を師とし剣を学び出した時も、我がまま王女だった過去のクレアに紅茶をぶっかけ、引っ叩いた時も、普通の令嬢ならまずしない行動を起こして来た過去がある。
(おかげで今の私があり、前世の記憶を思い出すきっかけにもなったんだけどね)
アイシャは、大切に守られているだけを良しとしない。自身の気持ちのまま突き進む令嬢だ。予想外の事件に巻き込まれ、窮地に立たされる気がしてならない。
胸騒ぎがする。アイシャが私の元から消えてしまうのではないかと……
アイシャが、この世界と酷似している乙女ゲームの情報を知ることで、危険に飛び込む事を思い止まるなら、己の前世を明かす意義がある。
前世の記憶が蘇ったのは、アイシャを救うためだったのだろうか?
アイシャは私が前世の記憶持ちだと知っても変わらず友達でいてくれるのだろうか?
――――きっと彼女なら大丈夫。
だって、アイシャは規格外の令嬢なのだから……
♢
「アイシャ、久しぶり。色々と大変だったみたいね」
侍従に連れられクレアの私室へ現れたアイシャは、つき物が取れたかのように、スッキリとした顔をしていた。ノア王太子とアナベルの婚約を祝した夜会では、とても辛そうに見えたが、今はいつもの柔らかい笑顔を見せてくれている。
「クレア様、ご無沙汰しております。わたくし事でバタバタしておりまして、お会いするのが遅くなりました。沢山の励ましのお手紙、ありがとうございます」
「いいのよ。それよりも、座って」
目の前のソファへと座るようにアイシャを促したクレアは、ワゴンの上のティーセットからポットを取り、二人分の紅茶を入れ、一つをアイシャの前へと置く。
「あっ!? クレア様にお茶の準備をさせてしまうなんて、申し訳ありません! わたくしが代わります!!」
「アイシャはお客様ですもの、座ってて。わたくしの私室ですのよ。誰も見ていないわ。堅苦しい決まりはなしよ」
「えっと……、専属侍女のルーナさんも、いらっしゃらない?」
「えぇ。今日はアイシャに大切な話があって人払いをしましたの。だから、貴方も気を楽にしてね」
「そうですか……、ありがとうございます」
――――あら? 左手の薬指。ブルーサファイアの指輪なんて……
ソーサーを持つアイシャの左手に目がとまる。ブルーサファイアの大粒の石を中心に、周りを可愛らしいアクアマリンの石が散りばめられた美しい指輪。その指輪を見た瞬間、頭の片隅に何かが引っかかる。
「アイシャ、左手の薬指の指輪……、もしかして、キースにもらったのかしら? 確か、彼の瞳の色はブルーだったのではなくって? もしかして、キースと婚約したのかしら?」
「えっ!? ……あの…そのぉ……」
クレアの指摘にアイシャの顔がみるみると赤く染まっていく。
(どうやら、キースにプロポーズされたようね。町で暴漢に襲われたと聞いたけど、その後キースと進展があったのかしら? 確か、気絶したアイシャをキースが連れ去ったとか)
まぁ、私にとってはアイシャがキースとくっつこうが、リアムとくっつこうが、彼女が幸せならどちらでも良いのだが。
顔を真っ赤にし、視線を彷徨わせ紅茶を飲むアイシャの様子を見つめ、クレアは安心する。アイシャも少なからず、キースを想っているのだろう。
恥ずかしそうにするアイシャを見つつ、安堵のため息をコソッとこぼしたクレアは、ふと思う。
(この光景……、どこかで見たことがあるような気がするわね。なんだろう、この既視感――――、いや違う。あの指輪だ!!)
クレアの脳裏に次々と前世の記憶が流れていく。
乙女ゲームの美麗なスチル。
町で襲われたグレイスを偶然助けたキースが気を失った彼女を保護し、ナイトレイ侯爵家へ連れていくシーン。
利き手を怪我したグレイスを介抱するうちに徐々に二人の距離が縮まるシーン。
自身の出自に劣等感を抱くグレイスが、夜中に耐えきれず泣いている所をキースが見つけ抱きしめるシーン。
そして、薔薇園でキースがグレイスにプロポーズをするシーン。薔薇の花びらが舞い散る中、グレイスの手をとり薬指にはめた指輪。キースの瞳の色、ブルーサファイアを中心に、グレイスの瞳の色を模したエメラルドの小石が左右に配置された婚約指輪。
あの婚約指輪を彷彿とさせる指輪をアイシャがしている。
まるで、この世界のヒロインがアイシャだとでも示すように……
こんな偶然って……、キースとの婚約を了承したグレイスはその後どうなった?
突然思い出した前世の記憶に、クレアの背を大量の汗が流れ、身体が震え出す。喉元を迫り上がる恐怖に呼吸が浅くなり、目眩すらしてくる。
「クレア様! 大丈夫ですか!? 顔が真っ青でございます。誰か、誰か呼んできます」
クレアの異変にいち早く気づいたアイシャが立ち上がり、扉へと向かおうとするのを慌てて止める。
「――――っ、アイシャ! 大丈夫よ。座って」
焦る気持ちを落ち着かせるために、カップを手に取り、紅茶を一口飲む。呼吸を落ち着かせ、考える。
たった今、頭を駆け巡った前世の記憶を整理しなければ。この記憶が、アイシャの未来を表している可能性があるのだ。
あの乙女ゲームにはいくつかのラストが存在する。もちろん、攻略対象者三人それぞれとのハッピーエンドがある一方、たったひとつだけバッドエンドが存在するのだ。そのバッドエンドに至る方法が特殊で、奇跡でも起こさない限り、そのエンドにたどり着く事は難しいと言われていた。だからこそ、前世では、バッドエンドを見る為に、あの乙女ゲームをやり込み、はまっていったのだ。
そのバッドエンドとは、リアム攻略ルートの裏ルート。特別な条件を満たさない限り開放されないバッドエンドに繋がるレアルートだった。
リアムとグレイスが想いを通わせた後、突然発表される悪役令嬢アナベルとリアムとの婚約。その婚約自体は、悪役アナベルの悪事を暴くために仕掛けられた罠であったが、自身の出自が平民だから捨てられたと、グレイスは思い込む。
失意の中、気晴らしに出掛けた町で、悪役令嬢が仕掛けた暴漢に襲われたグレイスを偶然通りかかったキースが助ける。そこから短時間で初対面のキースとの高感度を上げる事に成功した場合にのみ現れる、彼からのプロポーズシーン。あのシーンでリアムへの想いを残したまま、キースからのプロポーズを受け入れた時にのみ開かれるバッドエンドへの道。
リアムへの想いを捨てきれなかったグレイスは、彼を人質にとった悪役令嬢に呼び出され、彼を助けるため自身の命を絶つ選択をする。命を絶ったグレイスを抱きしめ、慟哭するリアムの美しい泣き顔が印象に残るラストだった。
『アイシャがこの世界のヒロインなら』
あの乙女ゲームに酷似した、この世界のヒロインがアイシャだったとしたら?
キースにプロポーズされてなお、アイシャの心にリアムがまだ居座っているのなら、この物語の結末は……
『アイシャ・リンベル伯爵令嬢は、愛する者の手で死を迎えるだろう。これは避けられぬ運命である』
グレイスの予知が真実味を帯びてくる。
(アイシャを死なせてなるものか! 私が前世を思い出したのは、この事を伝えるためだったのね)
アイシャの命を救うために……
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