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南国物語 秘密の巨乳
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グアム旅行の二日目の出来事。
四人は学生時代の男女二人ずつのグループで旅行に来ていた。
ライセンスを持っている健と佳恵がスキューバダイビングに出かけている間、残った僕と瑠美は別行動をすることになった。
とりあえず繁華街に出てみる。
「あの二人ってもう付き合ってたりして。」
「まさか、でもいい感じではあるよね。」
そんな会話を交わしながら歩く。その会話がきっかけになって、じゃあ僕たちも…というムードに発展したら嬉しいと思ったがそんな雰囲気は特に生まれなかった。
横を歩く瑠美はぴったりしたTシャツにハーフパンツから伸びたスラッとした脚。足下はビーチサンダルだ。
どうしてもTシャツに目がいってしまう。
やっぱり瑠美の胸はみんなが言ってるとおり大きい。
丸くボリュームある胸が高い位置ではち切れんばかりにTシャツを盛り上げていた。
瑠美が歩くペースが昨日よりゆっくりな事に気づいた。
前日に飛行機移動のあとたくさん歩き回ったせいで、二人とも疲れがたまっていた。
ちょっと歩いた先で「マッサージでも受けようか、思ったより安いし」と意見が一致し、最初に見つけた看板の地元のマッサージ店に入ることになった。
バリ風?リゾートチックなインテリアが印象的な店内。
受付を済ませると、当然のように二人一緒の個室に案内され、ゆったりとした作務衣のような薄い施術着を手渡された。
「着替えが終わったら声をかけてくださいね」
スタッフの女性がそう言い残して部屋を出ていく。
どうやらカップルだと思われたらしい。まあ、そうだろうね。
部屋には僕と瑠美だけが残された。
視線を彷徨わせながら、なるべく動揺を悟られないように「後ろ向いてるから、終わったら声かけて」と伝え、背中を向けて手早く着替えを始めた。
けれど、意識しないようにしても背後の気配が気になってしまう。
(よし、考えるな……考えるな……今、瑠美はただ着替えてるだけ……普通のこと……)
カチャッ、スルッ……ストン。
(いや、なんかすごく生々しい音した!? ハーフパンツが落ちた音!? いやいや、冷静になれ! ただの着替えだ!)
ヒュッ、ストン。
(今の音、Tシャツ脱いだな!? ってことは今、瑠美は下着姿……え、ええと……お、おい僕! 想像するな!!)
さらに、ゴムがペチンと皮膚に当たる小さな音、小さな金具がカチャッと外れる音と、前かがみになる気配。
(……ちょっと待て、まさかブラまで……!? でも、マッサージって背中押すもんな! そりゃ邪魔だもんな! うん、分かる、分かるよ瑠美!! でも僕にそれを悟らせないで!!)
「終わったよ」
真顔を作ってから振り向くと、瑠美は施術着の紐を結んでいるところだった。
施術着の薄い布越しに、瑠美の胸の形が浮かび上がる。先端のわずかなふくらみが突起の位置を主張しているように見えた。
(……さっきと形が違う…柔らかそうになって位置が下がっている…え、ええと……え? ってことはつまり…ノーブラ…あ、やばいやばい! 何考えてんだ僕!!)
僕は思わず視線をそらしたが、その形は頭の中に焼き付いた。
そして瑠美が脱いだ服は隅に重ねられていた。ハーフパンツの上に重ねられたTシャツが丸く盛り上がっていた。間に大きいカップのブラジャーが挟まっているのは明白だった。
マッサージ師が二人入ってきて、僕たちは並んで施術を受けた。
指先が疲れた筋肉をほぐしていくのが心地よく、最初は瑠美と僕で言葉を交わしていたのにいつの間にかリラックスしてお互い寝息を立てていた。
施術が終わり、再び着替えの時間になった。
僕はさっきと同じように「着替え終わったら声をかけて」と言い、背中を向けた。
背後では、瑠美が軽く肩を回したり身体を反らして、マッサージの効果を実感しているようだった。
そして、さわさわと上下の施術着の布擦れの音が聞こえ、脱ぎ始めたことが分かった。
「終わった……」
瑠美の声がした。
(あれ、妙に早いな。)
そう思ったが反射的に振り向いた。
「あ……」
視界に飛び込んできたのは、水色のパンティだけしか身につけていない瑠美の半裸姿だった。
(おおおおおおおおおおい!!!??)
日焼けしてない部分の肌は白く滑らかで、腰はきれいにくびれ、鎖骨のラインが美しく浮かび上がり、頬まで紅潮した瑠美が、驚いた表情のまま胸を強く両手で押さえていた。胸が押しつぶされてむにゅっとなっている。
その一瞬前、僕の視線は瑠美の胸の先端に吸い寄せられていた。
さっき施術着越しに確認した突起の位置、それが、まったく同じ場所にやっぱりあった。
瑠美は胸を押さえたまま僕に背を向け、僕は反射的に前を向き直した。
「ごめん!」
同時に謝る。
「終わったって言ったよね!?」
「終わったら、体がすごく軽くなった、って言おうとしたんだよ!」
瑠美の声が裏返っていた。
「大丈夫!何も見てないよ!」
とりあえずバレバレの嘘をつくと、瑠美も「ならよかった」と、少し震えた声で言った。
それから、今度こそちゃんと着替え終わった瑠美が「終わったよ」と言い、振り向くと、もうさっきのTシャツとハーフパンツ姿に戻っていた。
胸の形も最初に見た位置でさっきと同じボリューム感に収まっていた。
そして、僕たちはぎこちないながらも何事もなかったかのように振る舞いながら、ランチを食べたりお土産を物色して、午後にスキューバダイビング組と合流した。
「……あれ? なんか二人とも様子おかしくない?」
ダイビング帰りの佳恵が怪訝な顔をする。
「え? そんなことないよ?」
瑠美が不自然に笑う。
「いや、なんかさ……妙にぎこちないっていうか?」
健も乗ってきた。
「まさか、二人きりで……なにかあったとか?」
明らかに何かを感じ取っている健がニヤニヤしながら言う。
「な、何もないって!」
「ほんとに?」
「ほんとほんと! な、なあ瑠美!」
「えっ!? う、うん! ないない!」
二人揃って大慌てで否定する。
健が近寄ってきて僕だけに耳打ちしてくる。
「もしかしてヤったの?」
「そんなわけないだろ!」
「ほんとに~?で、瑠美のおっぱいどうだったんだよ?」
「…え…おい!なんで知ってるんだ?…あ、しまった!」
「ほらほら!!!やっぱり、感想聞かせろよ」
「違うって」
健はノリノリで僕を小突いてくる。
向こうでは佳恵からも瑠美が何か聞かれて困っているのが見える
僕と瑠美の間で共有している小さな秘密。
それは、どうやら簡単には隠し通せなさそうだ。
でもなんだか瑠美との間に不思議な連帯感が生まれてしまったのは僕の側だけなんだろうか。
四人は学生時代の男女二人ずつのグループで旅行に来ていた。
ライセンスを持っている健と佳恵がスキューバダイビングに出かけている間、残った僕と瑠美は別行動をすることになった。
とりあえず繁華街に出てみる。
「あの二人ってもう付き合ってたりして。」
「まさか、でもいい感じではあるよね。」
そんな会話を交わしながら歩く。その会話がきっかけになって、じゃあ僕たちも…というムードに発展したら嬉しいと思ったがそんな雰囲気は特に生まれなかった。
横を歩く瑠美はぴったりしたTシャツにハーフパンツから伸びたスラッとした脚。足下はビーチサンダルだ。
どうしてもTシャツに目がいってしまう。
やっぱり瑠美の胸はみんなが言ってるとおり大きい。
丸くボリュームある胸が高い位置ではち切れんばかりにTシャツを盛り上げていた。
瑠美が歩くペースが昨日よりゆっくりな事に気づいた。
前日に飛行機移動のあとたくさん歩き回ったせいで、二人とも疲れがたまっていた。
ちょっと歩いた先で「マッサージでも受けようか、思ったより安いし」と意見が一致し、最初に見つけた看板の地元のマッサージ店に入ることになった。
バリ風?リゾートチックなインテリアが印象的な店内。
受付を済ませると、当然のように二人一緒の個室に案内され、ゆったりとした作務衣のような薄い施術着を手渡された。
「着替えが終わったら声をかけてくださいね」
スタッフの女性がそう言い残して部屋を出ていく。
どうやらカップルだと思われたらしい。まあ、そうだろうね。
部屋には僕と瑠美だけが残された。
視線を彷徨わせながら、なるべく動揺を悟られないように「後ろ向いてるから、終わったら声かけて」と伝え、背中を向けて手早く着替えを始めた。
けれど、意識しないようにしても背後の気配が気になってしまう。
(よし、考えるな……考えるな……今、瑠美はただ着替えてるだけ……普通のこと……)
カチャッ、スルッ……ストン。
(いや、なんかすごく生々しい音した!? ハーフパンツが落ちた音!? いやいや、冷静になれ! ただの着替えだ!)
ヒュッ、ストン。
(今の音、Tシャツ脱いだな!? ってことは今、瑠美は下着姿……え、ええと……お、おい僕! 想像するな!!)
さらに、ゴムがペチンと皮膚に当たる小さな音、小さな金具がカチャッと外れる音と、前かがみになる気配。
(……ちょっと待て、まさかブラまで……!? でも、マッサージって背中押すもんな! そりゃ邪魔だもんな! うん、分かる、分かるよ瑠美!! でも僕にそれを悟らせないで!!)
「終わったよ」
真顔を作ってから振り向くと、瑠美は施術着の紐を結んでいるところだった。
施術着の薄い布越しに、瑠美の胸の形が浮かび上がる。先端のわずかなふくらみが突起の位置を主張しているように見えた。
(……さっきと形が違う…柔らかそうになって位置が下がっている…え、ええと……え? ってことはつまり…ノーブラ…あ、やばいやばい! 何考えてんだ僕!!)
僕は思わず視線をそらしたが、その形は頭の中に焼き付いた。
そして瑠美が脱いだ服は隅に重ねられていた。ハーフパンツの上に重ねられたTシャツが丸く盛り上がっていた。間に大きいカップのブラジャーが挟まっているのは明白だった。
マッサージ師が二人入ってきて、僕たちは並んで施術を受けた。
指先が疲れた筋肉をほぐしていくのが心地よく、最初は瑠美と僕で言葉を交わしていたのにいつの間にかリラックスしてお互い寝息を立てていた。
施術が終わり、再び着替えの時間になった。
僕はさっきと同じように「着替え終わったら声をかけて」と言い、背中を向けた。
背後では、瑠美が軽く肩を回したり身体を反らして、マッサージの効果を実感しているようだった。
そして、さわさわと上下の施術着の布擦れの音が聞こえ、脱ぎ始めたことが分かった。
「終わった……」
瑠美の声がした。
(あれ、妙に早いな。)
そう思ったが反射的に振り向いた。
「あ……」
視界に飛び込んできたのは、水色のパンティだけしか身につけていない瑠美の半裸姿だった。
(おおおおおおおおおおい!!!??)
日焼けしてない部分の肌は白く滑らかで、腰はきれいにくびれ、鎖骨のラインが美しく浮かび上がり、頬まで紅潮した瑠美が、驚いた表情のまま胸を強く両手で押さえていた。胸が押しつぶされてむにゅっとなっている。
その一瞬前、僕の視線は瑠美の胸の先端に吸い寄せられていた。
さっき施術着越しに確認した突起の位置、それが、まったく同じ場所にやっぱりあった。
瑠美は胸を押さえたまま僕に背を向け、僕は反射的に前を向き直した。
「ごめん!」
同時に謝る。
「終わったって言ったよね!?」
「終わったら、体がすごく軽くなった、って言おうとしたんだよ!」
瑠美の声が裏返っていた。
「大丈夫!何も見てないよ!」
とりあえずバレバレの嘘をつくと、瑠美も「ならよかった」と、少し震えた声で言った。
それから、今度こそちゃんと着替え終わった瑠美が「終わったよ」と言い、振り向くと、もうさっきのTシャツとハーフパンツ姿に戻っていた。
胸の形も最初に見た位置でさっきと同じボリューム感に収まっていた。
そして、僕たちはぎこちないながらも何事もなかったかのように振る舞いながら、ランチを食べたりお土産を物色して、午後にスキューバダイビング組と合流した。
「……あれ? なんか二人とも様子おかしくない?」
ダイビング帰りの佳恵が怪訝な顔をする。
「え? そんなことないよ?」
瑠美が不自然に笑う。
「いや、なんかさ……妙にぎこちないっていうか?」
健も乗ってきた。
「まさか、二人きりで……なにかあったとか?」
明らかに何かを感じ取っている健がニヤニヤしながら言う。
「な、何もないって!」
「ほんとに?」
「ほんとほんと! な、なあ瑠美!」
「えっ!? う、うん! ないない!」
二人揃って大慌てで否定する。
健が近寄ってきて僕だけに耳打ちしてくる。
「もしかしてヤったの?」
「そんなわけないだろ!」
「ほんとに~?で、瑠美のおっぱいどうだったんだよ?」
「…え…おい!なんで知ってるんだ?…あ、しまった!」
「ほらほら!!!やっぱり、感想聞かせろよ」
「違うって」
健はノリノリで僕を小突いてくる。
向こうでは佳恵からも瑠美が何か聞かれて困っているのが見える
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