ヤンデレ魔法使いに捕まって、従属魔法で逃げられない

すももゆず

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1.従属(前編)

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「ロア、今日は奥の森に行かないか? 欲しい薬草があるんだ。手伝ってくれると助かる」

 魔法使いであるラウルスの家を訪ねると、そう提案された。

 ラウルスとは、10年ほど前に出会った。小さいころ、町の近くの森に迷い込み彷徨っていると、森の中に小さな家があった。中からは銀色の髪に紫の瞳の、見たことないくらい綺麗な魔法使いが出てきて驚いた。
 それからは、ラウルスと過ごして魔法を見るのが楽しくて何度も家に通った。一緒に町で食事をしたり、市場を見たりもした。俺が成長し、騎士団に所属するようになって、会う機会は少し減ったが、こうして休暇になるとラウルスの家を訪れた。少し遠くに冒険して魔術に使う素材を取りに行ったり、そんな平和な毎日を過ごしていた。

 ラウルスの提案に二つ返事で頷き、家を出発した。

 揺れる木々の間を爽やかな風が抜ける。陽光もいい具合に降り注ぎ、穏やかな時が流れる。

「ラウルス、魔法強いし、奥の森ぐらいなら俺は要らねーと思うけどなぁ」
「はは、いいだろ。たまにはこうして2人で散歩すんのも。お前は荷物持ちだけどな」
「はぁ!? でもまあ、力は俺の方が強いけど。騎士団で鍛えてるからな」
「まだ子どものくせに、言うようになったなあ」

 ラウルスは、綺麗な見た目の割に言葉は大雑把だ。それが話しやすくていいんだけど。

 魔法使いは普通の人間とは時の流れが違うらしく、ラウルスは出会った時と変わらない姿だ。俺は今年で20になるが、ようやく同じくらいの見た目になった。これから先はどうなるんだろう。俺が先に歳をとって、ラウルスの見た目年齢を越して、先に死ぬのかな……

 いやいや、暗いこと考えるのはやめだ。こうやって過ごす今の時間を大切にしないと。

 話しているうちに、森の最深部へ着いた。
 開けた空間の中心に、とても大きな木がある。その根本に生えている薬草が本日の目的だ。

 歩み寄ると、突然、目の前の木が大きく揺れはじめた。

 幹も枝も、普通じゃありえないほどグネグネとうねる。これは魔物だ、と思った頃には伸びてきた蔦に絡め取られ、あっという間に拘束されてしまった。力が強くて、手も足も動かせない。

「しまった……っ! ラウルス! 無事……か……」

 ラウルスの方を見やる。ラウルスはその場に立って、俺を見上げていた。笑っていた。見たこともないほど、楽しそうに、恍惚とした表情で、笑っていた。何かがおかしい。

「あっはははははは!!」
「ラウルス……!? どうした、大丈夫か、何かに操られているのか!?」
「んなわけないだろ。おいで、ロア」

 ラウルスが指をクイっと傾けると、それに応じて蔦が動き、俺をラウルスの目の前まで移動させた。目線の高さは同じだが、足がつかなくてもどかしい。

「この木……っ、お前の魔法なのか!?」
「そうだよ。木がすり替わってるの、気づかなかっただろ?」

 ラウルスはそっと俺の頬を包み込んだ。触れる手は優しいのに、蔦の締め付けは徐々に増していく。

「ごめんな……苦しいか?」
「か……はっ なんでこんなこと……っ、苦しいって……早くほどけ……っ!」
「痛いよな、苦しいよな……あはは……可愛い♡」

 ーーは?

「なあ、もっと見せてくれよ。ロアの可愛い顔……♡」

 頰を染め、濡れた眼でラウルスは微笑んだ。声は弾み、いつもとまるで違う笑い方。寒気が止まらなかった。急にこんなことするなんて、どうしたんだ。何が目的でこんなことを……

 ラウルスが小さく呪文を唱えると、蔦の動きが変わった。服の中に滑り込んできて、スルスルと身体中を這う。「ひい!」と声が漏れる。気持ち悪いのに、どうにもできなくて耐えるしかなかった。やがて、蔦は俺の乳首を触り出した。

「やっ……え、なんでそんなとこ……」
「気持ちいい?」
「いや、別に……それより身体中這ってるのが気持ち悪い。早くほどけ」
「感度はイマイチか。それならこれはどうだろうな」

 木の幹が眼前に伸びてくる。その先には歪なハートの形をした、赤黒い果実が実っている。それを無理矢理、口いっぱいに突っ込まれて果汁を搾られる。

「モゴッ!?!?」

 吐き出せなくて、飲み込むしかなかった。
 喉が焼けるほど甘い!鼻から抜ける匂いも、全部がありえないほど甘い!

 あ、え、なんか、だんだん身体が痺れて……♡力はいんない……頭もぐるぐるして……ふわふわする……♡ 

 いつのまにか防具は蔦に外されて地面に落ち、纏っているのはシャツとズボンだけだ。それから、さらに追加で果汁を全身にかけられて、白いシャツに赤い染みをつくってる……甘い匂いに包まれてる……♡

「すげえ匂い……俺まで持っていかれそう♡」
「あ……なに、これ……♡」
「媚薬調合に使われる果実だ。普段は薄めて使うんだが……そのまま飲んだらどうなるか分かるよなあ?」
「へ……あ……っや……っ♡ ひあああ~~~~~~ッ♡♡」

 絡みついた蔦が再び動き出した。ズルズルと全身に絡みつかれ、触れてるところ、全部感じてしまう……っ♡

「これで乳首、感じるようになっただろ?」

 ギューーーーッ♡

「っあ、あああああああああ♡♡♡」

 服の上からなのに、つままれただけで腰がガクガクと震えた。ズボンの中が気持ち悪い。触らずに、乳首だけでイった……♡ ふわふわと快感に浸る間に、ラウルスがシャツのボタンを外していく。剥き出しになった乳首に風が当たるだけで甘く痺れてしまう。

 ラウルスは綺麗な顔を情欲で染めて舌舐めずりをした。そして、唇を胸に近づけてくる。この後起こることは理解したが、今そんなことされたら狂ってしまう! 俺はぶんぶんと首を振った。

「やめっ、やめてぇぇえっ♡なんで、なんでっ♡ラウルスぅッ~~♡~~~~ッッ♡♡♡」

 チューーーーーッ♡ジュルジュル♡♡
 ペロ♡ペロ♡ コリッ♡コリッ♡

 乳首を吸われて、舐められる♡反対側は指でコリコリしたり、つまんだり、弾いたり♡こんなん、耐えれるわけない♡♡

「おっ♡にゃ、にゃめないでぇ"ッ♡♡あっ♡ううっ♡コリコリも♡だめぇッ♡♡むりむりっ♡やだあ"っ♡♡」
「はぁ……っすっげえエロっ……♡」
「そこで、しゃべんにゃあっ♡♡ 息あたる……ッ♡♡」
「可愛いなあ、ロア♡」
「んにゃこと言ってないでぇええ♡♡♡たすけ、たすけてぇッ♡あっ♡んっ♡あ"あああああああッ♡♡♡♡♡」

 ガクガクガクガク♡♡ ビクンビクンッ……♡♡

「っ……あ……♡ はぁ……♡ンッ♡」
「はっ、ははは……♡ 盛大にイったなあ……ズボン、染みになってる……乳首だけじゃ可哀想だし、こっちも抜いてやるよ♡」

 ズボンの上から少し触れられただけで軽くイった。前を寛げられ、何回かの射精でドロドロになってもまだ萎えていない、ちんこを取り出される。

 シュコッ♡シュコッ♡シュコッ♡シュコッ♡

「うあっ♡やっ……ああっ♡♡ も、だめ、んなことしたらっ♡いまっ♡やばいからぁっ♡すぐイくッ♡ イくイくイくッッ♡♡♡ッ~~~~~~~~~~~~♡♡♡♡♡♡」

 びゅるびゅるびゅるっ♡♡

 あっという間に頂点までのぼった。余韻で身体がビクビクして、頭が真っ白だ。
 その隙をつかれ、唇を塞がれた。

「んむ~~っ♡ んんっ……ん……♡」

 すぐに舌を入れられる。口内を甘く愛撫され、全身がとろけていく。長いキスのあと、ようやく唇が離れた。

「ぷは……はーっ……♡はーっ……♡」
「ロア……♡ お前の口の中、甘くて美味しいなあ、キス気持ちいいなあ♡」

 何度か大きく呼吸をするうちに、快楽にぶっ飛んでいた意識が戻ってきてる気がした。精一杯、ラウルスを睨みつけた。

「らう、るす……なんで、急にこんなこと……!」
「ああ、そろそろ媚薬切れてきたか。あの果実、そのまま食べると効き目はすごいけど揮発性が高くて、何回かイったら効果がなくなるんだよなあ。だから調整して媚薬にするんだけど……そんなこと、今はいいか」
「訳わかんねえよ……! なんでだよ、俺たち親友だろ……?」

 ラウルスは怪しげに口角を上げ、笑い声をあげる。

「親友か……そうでありたかった時もあったなあ。でも、俺の欲は大きくなりすぎた。親友なんて、そんな括りで収まらなくなった。ずっとずっと、こうしたかった……乱れて、よがり狂ってる、お前の可愛い姿が見たくてなあ……♡」

 紫の瞳に、俺が映る。助けてと言っても、やめてと言っても、ラウルスは笑うだけだ。それどころか助けを乞えば乞うほど、恍惚と、心から楽しんで笑っている。

「もっともっと、見せてくれ、ロア♡」

 ラウルスがパチンと指を弾く。その瞬間、空間がぐにゃりと曲がり、目が回って思わず瞼を閉じた。


 次に目を開けたときには、木々も蔦も消えていた。ここはラウルスの家のベッドの上だ。転移魔法を使ったんだ……今まで使ったことなんてなかったのに。魔力たくさん使うし難しくて面倒だからって、一緒に隣を歩いていたのに。目の前のラウルスは本当に別人のようだ。

「さて、こっからが本番だ」
「ほん……ばん……」

 獣みたいに舌舐めずりをするラウルスに組み敷かれ、ズボンを脱がされる。手足は凍りついたように、自分の意思で動かせなかった。ラウルスの魔法なのか、恐怖なのかは分からない。

「ハジメテを木に取られるわけにはいかないからなあ。お前の中に入るのは俺だけだ……誰にも渡さない……!」
「な、何言って……」
「ほら、足開け。最初だからこれ使うか」

 ラウルスは謎の液体が入った瓶を持ち、ゆらゆらと揺らしている。嫌な予感。中身はトロトロと揺れ、さっきの果実を薄めたようなそんな色をしていて……

「やっ、やだ!嫌だ!」
「不安にならなくて大丈夫だぞ。これを使うとすぐに慣れるから……はは、早く挿れてぇな……♡」

 逃げ出したいのに、自分の意思で足は動かない。ラウルスが俺の足を持ち上げて開く。そして足の間に割って入ってきて、尻の穴にトロトロとした液体を垂らされた。ぬるぬるした感触が肌を滑り落ちていく。

 ーーツプン♡

「んあっ♡」
「可愛い反応だな……♡」

 ラウルスの細くて長い指が、尻に侵入してきた。気持ち悪いはずなのに、なんか、あつい、変なかんじ……っ♡

「ううっ……♡は、あっ……♡」
「気持ちいいだろ? そりゃこれも媚薬だからな。それに……」

 ズプンッ♡
 明らかに入っている質量が増えた。でも苦しくはなくて、甘い声が漏れる。

「ああっ!?♡♡」
「わかるか?指、2本目入ったの。すごいだろ?これを使えばあっという間にほぐれるんだよ。時間かけてゆーっくりほぐすのもいいけどなあ……今回はちょっとできないな」

 ラウルスはニヤリと笑う。

「はい、さーんぼん♡」
「はぅああああッ♡♡」

 ズポ♡ズポ♡ズポ♡ズポ♡ズポ♡
 コリコリ♡♡コリコリ♡♡

「ここ、こすられんの気持ちいいだろ?」
「あっ♡あああああ"ッ♡♡きもちい、よすぎる、からッ♡♡やめてぇッ♡♡イっちゃうぅッ♡♡」
「あー、もう無理。可愛すぎ。我慢できねーわ♡」
「んんっ♡」

 勢いよく指を抜かれ、それで軽く甘いイキした♡はーはー、と荒く息を乱す。抜かれて安心なはずなのに、開いた尻穴が寂しく感じて……おかしい、絶対おかしいのに!

 ヒクヒクとしているそこに、熱い棒が、あてがわれる。そそり立ったラウルスの肉棒だ。

「感じまくってて可愛いなあ。ほら、ここも物欲しそうにしてるぞ。早く欲しいよなあ♡」
「やだ、むり、そんなの挿れたら、しぬっ……♡」
「死なねーよ。気持ちいいだけ」
「やだって……! なあ、ラウルス……っ! こんな無理矢理じゃなくたっていいだろ……いやだ……っ!」
「だーめ。こっちは悠長なこと言ってられねーんだよ。さあ、ロア……俺のものになれッ♡」

 ~~~~ドチュンッッッッッ♡♡♡♡♡

「ああああ"ッッ♡♡♡♡♡♡」

 パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡
 ドチュドチュドチュドチュドチュ♡♡♡♡♡

「あははははっ! きもちいい、きもちいいなあ、ロア♡これでお前は俺のものだ♡♡」
「おっおっおっ♡ はぁっ♡はあっ♡ やだぁ、やだっ♡ラウルスのもの、やだぁ♡こわいぃぃぃ"ッッ♡♡」
「なにが怖いんだ?そんな訳ないだろう?俺に愛されるんだから、幸せに決まってる!」
「あっ♡あっ♡あっ♡ああああ♡も、イくッ♡イくぅ~~~~~~ッ♡♡」
「はは、中、痙攣してる♡可愛い、ロア……♡俺、お前のことが好きだよ。お前だってそうだろう? だからなあ、ロア……」

 ピタリと動きが止まる。ラウルスを纏う空気が冷えた。笑っているのに、瞳は笑っていない。

「見合い、断るよなぁ?」
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