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あなたには友達と呼べる人はいますか?
いるとしたらそれは本当に友達といえますか?あなたが勝手に友達と思ってるだけかもしれないですよ。
その友達と思っている相手からは友達だとは思われていなくても友達といえますか?
私は都内の大学に通う普通の女子大学生、東田リサ。
最近ちょっと寝不足気味だ。なぜならアレが出るのだ。
いわゆる幽霊ってやつが。
テレビ番組で恐怖映像の特集を夏にやっていても見はするけれどどれも本気にしていなかったし、幽霊の存在なんて信じていなかった。たまに読む少女漫画で死んでしまった彼氏が彼女のもとに幽霊になってくるみたいなはなしがあって少し憧れたりするけれどそんなの作り話に過ぎない。
私自身今まで金縛りにあったことも記念写真を撮った時に幽霊が映り込んでて心霊写真になってしまったりなんてことは生まれてこの方一度もない。心霊スポットを探索しようと友人に誘われることもあることにはあったけれど馬鹿馬鹿し過ぎて心霊スポットには行ったことがない。
今住んでいるこの物件も殺人事件があったとか自殺があったとかは聞いていない。不動産屋の人も結構いい人そうだったしそんな嘘をつくようには見えなかったけれどそういう人こそが嘘をつくのかもしれない。
七度尋ねて人を疑え。私の下調べというかあの時はとりあえず住むところがなくて住む場所を探すので精一杯だったし、まあ私が悪い。でも幽霊がいるのはさほど重要なことではない。初めて出てきた時こそは怖かったし驚きもした。怖くて全然寝れない時もあったけど
この幽霊はそこにいる、あるだけなのだ。
見た目は女の人で髪は黒のぼさぼさのロングヘアー。顔は真っ黒なのか電気をつけてもライトを向けてもうっすらしか見えない。服装はきれいな青のワンピース。服はきれいなのに髪がぼさぼさなのがすごく不気味な感じだ。幽霊にも天パがいるのかねんて考えたけど変に馬鹿にして刺激というかかかわるのはやめようと思った。
幽霊は特に何もしてこない。いるときに金縛りにあうわけでもなく普通に動けるし「殺してやる」とか言っているわけでもないし首を絞めてくるとか実害が出たこともない。まだこの幽霊がでてきてから三日しか経ってないけれど。ただずっとベッドの横にいるだけで何もしてこないのだ。
初めての心霊体験だったからこれくらいで助かった。
いきなりポルターガイスト現象でお皿をたくさん割られたり誰かに呪われて首を絞められて殺されそうになったりしたらそれこそすぐに引っ越しを考えるし除霊をすぐにしてもらう。
でも幽霊に会わないほうがいいけどいるだけで実害がなくてよかった。
今日は友達の津田アカリと少しおしゃれなカフェでランチ。
アカリは霊感があるらしいからカフェでランチをした後私の部屋に来てもらった。
楽しいランチの後にこんな幽霊のことで台無しになってしまうと思ってアカリは来てくれないと思ったけれど来てくれた。
「あそこ。あのベッドの横に立ってる女の人見える? 」
「見えないなあ。ほんとにいる? 」
「ほんとにいるからちゃんと見てよ」
「見えないなあ。私も霊感があるとは言ったけど専門家的な人じゃないからね。みえないや」
「見えないか。そんなに強力な霊的な奴じゃないってことなのかな」
「そうだといいけど。私が今まで強力な幽霊たちだけが見えてたならそれはそれで怖いな」
「そうだね」
そのあとはしばらく二人で話していた。他愛のない話を。その間もずっと幽霊はいた。
ずっといるから幽霊じゃなくてなんか別のものなのかなと思ったけれど何も思いつかなかった。
アカリに見えないなら弱い幽霊ってことでいいのかな。でもいるだけでも不気味だからな。いつか除霊専門の人にでも来てもらうか。
何もしてこない。ただいるだけの幽霊。ただいるだけの……
いるとしたらそれは本当に友達といえますか?あなたが勝手に友達と思ってるだけかもしれないですよ。
その友達と思っている相手からは友達だとは思われていなくても友達といえますか?
私は都内の大学に通う普通の女子大学生、東田リサ。
最近ちょっと寝不足気味だ。なぜならアレが出るのだ。
いわゆる幽霊ってやつが。
テレビ番組で恐怖映像の特集を夏にやっていても見はするけれどどれも本気にしていなかったし、幽霊の存在なんて信じていなかった。たまに読む少女漫画で死んでしまった彼氏が彼女のもとに幽霊になってくるみたいなはなしがあって少し憧れたりするけれどそんなの作り話に過ぎない。
私自身今まで金縛りにあったことも記念写真を撮った時に幽霊が映り込んでて心霊写真になってしまったりなんてことは生まれてこの方一度もない。心霊スポットを探索しようと友人に誘われることもあることにはあったけれど馬鹿馬鹿し過ぎて心霊スポットには行ったことがない。
今住んでいるこの物件も殺人事件があったとか自殺があったとかは聞いていない。不動産屋の人も結構いい人そうだったしそんな嘘をつくようには見えなかったけれどそういう人こそが嘘をつくのかもしれない。
七度尋ねて人を疑え。私の下調べというかあの時はとりあえず住むところがなくて住む場所を探すので精一杯だったし、まあ私が悪い。でも幽霊がいるのはさほど重要なことではない。初めて出てきた時こそは怖かったし驚きもした。怖くて全然寝れない時もあったけど
この幽霊はそこにいる、あるだけなのだ。
見た目は女の人で髪は黒のぼさぼさのロングヘアー。顔は真っ黒なのか電気をつけてもライトを向けてもうっすらしか見えない。服装はきれいな青のワンピース。服はきれいなのに髪がぼさぼさなのがすごく不気味な感じだ。幽霊にも天パがいるのかねんて考えたけど変に馬鹿にして刺激というかかかわるのはやめようと思った。
幽霊は特に何もしてこない。いるときに金縛りにあうわけでもなく普通に動けるし「殺してやる」とか言っているわけでもないし首を絞めてくるとか実害が出たこともない。まだこの幽霊がでてきてから三日しか経ってないけれど。ただずっとベッドの横にいるだけで何もしてこないのだ。
初めての心霊体験だったからこれくらいで助かった。
いきなりポルターガイスト現象でお皿をたくさん割られたり誰かに呪われて首を絞められて殺されそうになったりしたらそれこそすぐに引っ越しを考えるし除霊をすぐにしてもらう。
でも幽霊に会わないほうがいいけどいるだけで実害がなくてよかった。
今日は友達の津田アカリと少しおしゃれなカフェでランチ。
アカリは霊感があるらしいからカフェでランチをした後私の部屋に来てもらった。
楽しいランチの後にこんな幽霊のことで台無しになってしまうと思ってアカリは来てくれないと思ったけれど来てくれた。
「あそこ。あのベッドの横に立ってる女の人見える? 」
「見えないなあ。ほんとにいる? 」
「ほんとにいるからちゃんと見てよ」
「見えないなあ。私も霊感があるとは言ったけど専門家的な人じゃないからね。みえないや」
「見えないか。そんなに強力な霊的な奴じゃないってことなのかな」
「そうだといいけど。私が今まで強力な幽霊たちだけが見えてたならそれはそれで怖いな」
「そうだね」
そのあとはしばらく二人で話していた。他愛のない話を。その間もずっと幽霊はいた。
ずっといるから幽霊じゃなくてなんか別のものなのかなと思ったけれど何も思いつかなかった。
アカリに見えないなら弱い幽霊ってことでいいのかな。でもいるだけでも不気味だからな。いつか除霊専門の人にでも来てもらうか。
何もしてこない。ただいるだけの幽霊。ただいるだけの……
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