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変化の理由
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律は、自室でスマートフォンを落としそうになった。電話の向こう側で親友が結婚することになっただなんて言ったからだ。
「結婚って、なに……」
「なにって。入籍するんだけど」
「いや、聞いてないし」
「今初めて言ったから」
「じゃなくて、付き合い始めたことも」
「あれ? 叶衣から聞いてないの?」
電話の向こう側で璃空が不思議そうな声を上げた。律は、テレビゲームの電源を落として、目頭を押さえた。閑散とした部屋で唸っていた機械音がプツンと途切れ、静寂に包まれた。
「聞いてないよ。そもそも恋愛相談されるような仲でもないし。今回のことでもない限り、叶衣から俺のところに頻繁に連絡なんてこないんだから」
「あぁ、そう。妹の件で電話したって言ってたからてっきり」
「ねぇ、それいつの話だよ。蓮と別れてすぐじゃん」
「うん。付き合い始めたのもすぐだけど」
「いつ」
「んー……12月24日」
「……」
あっそ。律はスマートフォンをベッドに投げ付けてやろうかと思った。本日は1月28日だ。仕事を終えて帰宅した律は、夕食と入浴を済ませ余暇時間にテレビゲームをしていた。
そこに突然電話が鳴り、こんな夜に璃空がなんの用かと出てみれば婚約をしたという報告だった。
しかも双方の家族には挨拶済みだと言うのだから律が驚かないわけがない。
叶衣はあんなにも璃空のことが大切だから付き合うことはないと言っていた。友達でいれば失うことはないから、律とも璃空とも友達でいたいと言っていたのだ。
それも一つの選択だと思ったし、叶衣らしいとも思った。それなのに、もう1ヶ月以上も前に付き合い始めていてたった1ヶ月で結婚だなんてと目眩がしたのだ。
「結婚って、なに……」
「なにって。入籍するんだけど」
「いや、聞いてないし」
「今初めて言ったから」
「じゃなくて、付き合い始めたことも」
「あれ? 叶衣から聞いてないの?」
電話の向こう側で璃空が不思議そうな声を上げた。律は、テレビゲームの電源を落として、目頭を押さえた。閑散とした部屋で唸っていた機械音がプツンと途切れ、静寂に包まれた。
「聞いてないよ。そもそも恋愛相談されるような仲でもないし。今回のことでもない限り、叶衣から俺のところに頻繁に連絡なんてこないんだから」
「あぁ、そう。妹の件で電話したって言ってたからてっきり」
「ねぇ、それいつの話だよ。蓮と別れてすぐじゃん」
「うん。付き合い始めたのもすぐだけど」
「いつ」
「んー……12月24日」
「……」
あっそ。律はスマートフォンをベッドに投げ付けてやろうかと思った。本日は1月28日だ。仕事を終えて帰宅した律は、夕食と入浴を済ませ余暇時間にテレビゲームをしていた。
そこに突然電話が鳴り、こんな夜に璃空がなんの用かと出てみれば婚約をしたという報告だった。
しかも双方の家族には挨拶済みだと言うのだから律が驚かないわけがない。
叶衣はあんなにも璃空のことが大切だから付き合うことはないと言っていた。友達でいれば失うことはないから、律とも璃空とも友達でいたいと言っていたのだ。
それも一つの選択だと思ったし、叶衣らしいとも思った。それなのに、もう1ヶ月以上も前に付き合い始めていてたった1ヶ月で結婚だなんてと目眩がしたのだ。
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