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糖度150%、スパイス多め
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「じゃあそれまでは今まで通りってこと?」
ダリアはおたまを持ったまま首を傾げた。全員のところに行き届いた取り皿からはそれぞれに湯気が立つ。
鱈が入った海鮮出汁の鍋だった。前回はカニを食べ損ねたが、鱈はまた違った魅力があって美味しそうだと千愛希は思った。
「そうだね」
「でもそれじゃ、またご飯食べなくなっちゃうじゃない」
「できるだけ食べるようにします」
千愛希は、元はと言えば自分が食事を抜くからこんな話になったんだったと眉を下げて口元を緩めた。
「どうせ毎週末会うなら、その時だけここでご飯食べたらいいんじゃないの?」
そう提案したのは周だが、「週末は千愛希だって食事するから。仕事の後に遅くなるから夕飯抜くことがあるって言ってたわけでしょ? 週末は関係ないじゃん」という棘のある律の言葉に制止された。
「律、あまりキツイ言い方しないの。周だって千愛希ちゃんのことを想って言ってるんだから」
ダリアが律を宥める。律は白菜を口に運び返事もせずに黙々と食べていた。まるで子供の喧嘩だとまどかと千愛希が苦笑する。
「週末は律が千愛希さんと2人でいたいだけでしょ? 邪魔されるのが嫌なんだ」
「そうだよ。悪いの?」
未だにつっかかってくる周に、律はしれっとそう答えた。普段なら「そんなわけないでしょ。周とは違うんだから」なんて周のまどかを溺愛する様子をバカにするかのような発言が聞かれるはずだった。誰も予想していない律の返答に全員の視線が集まった。
ダリアはおたまを持ったまま首を傾げた。全員のところに行き届いた取り皿からはそれぞれに湯気が立つ。
鱈が入った海鮮出汁の鍋だった。前回はカニを食べ損ねたが、鱈はまた違った魅力があって美味しそうだと千愛希は思った。
「そうだね」
「でもそれじゃ、またご飯食べなくなっちゃうじゃない」
「できるだけ食べるようにします」
千愛希は、元はと言えば自分が食事を抜くからこんな話になったんだったと眉を下げて口元を緩めた。
「どうせ毎週末会うなら、その時だけここでご飯食べたらいいんじゃないの?」
そう提案したのは周だが、「週末は千愛希だって食事するから。仕事の後に遅くなるから夕飯抜くことがあるって言ってたわけでしょ? 週末は関係ないじゃん」という棘のある律の言葉に制止された。
「律、あまりキツイ言い方しないの。周だって千愛希ちゃんのことを想って言ってるんだから」
ダリアが律を宥める。律は白菜を口に運び返事もせずに黙々と食べていた。まるで子供の喧嘩だとまどかと千愛希が苦笑する。
「週末は律が千愛希さんと2人でいたいだけでしょ? 邪魔されるのが嫌なんだ」
「そうだよ。悪いの?」
未だにつっかかってくる周に、律はしれっとそう答えた。普段なら「そんなわけないでしょ。周とは違うんだから」なんて周のまどかを溺愛する様子をバカにするかのような発言が聞かれるはずだった。誰も予想していない律の返答に全員の視線が集まった。
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