【完結】美人過ぎる〇〇はワンコ彼氏に溺愛される

雪村こはる

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再会

【55】

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 とりあえずシャワーを浴びてメイクを落としてから、スマホを持つ。まだ濡れた髪をフェイスタオルで拭きながら、あまねくんに返信を打つ。

〔今起きたよ。昨日は送ってくれてありがとう。飲み過ぎないようにしなきゃって思ってたのに、潰れちゃってごめんね。また迷惑かけちゃった。
 お父さんに会った? 怒ってなかったかや? 私は、何時頃帰っただか……。起きたらこんな時間だからさ、何言われるかわかんないよ〕

〔おはよう。ハイジさんが強い酒ばっかり勧めたからだよ。飲むペースも早かったしさ。
 まどかさんち着いたのは22時半くらいかな? とりあえず子供も待ってるし、先に茉紀さんからって思って優先させちゃったから30分くらい遅くなっちゃった。
 ハイジさんが、まどかさんと茉紀さんの家に電話してくれて、体調が悪そうだから俺を迎えに呼んだことにしてもらったよ。上手く誤魔化してくれたみたいだから、恐らく大丈夫〕

 返信を読んで安堵する。ハイジさんが上手いこと言ってくれたのたら、何の根拠もないけれど大丈夫だろうと思った。

〔そうだったんだ。ハイジさんにも今度お礼を言わなきゃ。あまねくんも今日仕事だったのに、最後までお守りさせてごめんね。
 あまねくんがお父さんに怒られなくてよかったよ〕

〔お守りなんてとんでもない。まどかさん、お酒強いから一緒に飲みに行ってもあんまり変わらないし、時々酔ったところ見ると凄く可愛いから得した気分。
 お父さん、期末テスト作ってて遅くまで残業だったみたいだから、運よく会えてないんだ〕

 ああ、そうか! この前中間テストが終わって採点するのにも残業が多いと母が言っていたけれど、今度はすぐに期末テストが始まるのか。
 問題つくるのも楽じゃないって言ってたな……。何にしても、あまねくんと遭遇しないのが1番何事もなくて済む。

〔もうそんな時期だったね。高校卒業してから随分経つから、そんなこと忘れちゃってたよ。茉紀は大丈夫だったのかな? 旦那さんとか……〕

〔それが、送ってったのが俺だったのが不味かったかな? さすがに家の前に置き去りっていうのも悪い気がして、一応引き渡すところまで行ったんだけど、旦那さんが出て来てご関係は? って詰め寄られちゃったよ。
 まどかさんの婚約者で、今回は俺達のお祝いに来てくれたって言っておいたけど、納得してくれたかはわかんない。茉紀さん、悩んでたみたいだけど大丈夫かな?〕

 トイレから戻ってきた後の茉紀の顔を見ると、やはりハイジさんには何かと相談しているようだった。
 付き合いの長い私にこそ打ち明けてくれてもいいと思うけれど、結婚後の事となると、これから結婚しようと思っている私に現実を思い知らすようで悪いとでも思っているのだろうか。
 私の方は、父との揉め事が避けられそうなため、余計に心配事は、茉紀の方を向いた。
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