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婚姻届
【2】
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「そう言えば、まどかさんいつからあんなに奏と仲良くなったの?」
「うーん、どうだろう。急に何かが変わったわけじゃないんだけどね。でも、電話くれたり、病院連れてってくれたりよく気にかけてくれるよ」
「奏が人を気にかけるようになったんだから凄いことだよ。雰囲気も全然変わっちゃったしさ」
「先月、仕事のことで悩んでたみたいなんだよね。若い子に雑誌の表紙とられちゃったって言っててさ」
「え!? 奏、まどかさんにそんな話するの?」
あまねくんは、相当驚いたのか、目を大きく見開く。奏ちゃんと出会った時には、あまねくんのことも律くんのことも、大好きな印象だったから、今まで相談するとしたら2人にしていたと思っていた。
しかし、あまねくんの反応を見るに、仕事が減ってきていたことも知らなかったようだ。
「うん。話の流れでだけどね。あまねくんには仕事の話しないの?」
「あー、うん。昔ちょっと色々あってさ……」
彼が言葉を濁したことで、律くんが言っていた来栖瑠美のことを思い出した。そういえば、あまねくんに紹介したことで奏ちゃんと来栖瑠美との関係が悪化したはずだ。
そもそもが、あまねくん狙いで奏ちゃんに近付いたのは彼女からだったが。
あまねくんは、この話を私が知っているとは思ってもみないだろう。あまねくんだって、自分のせいで奏ちゃんが嫌な目に遭ったと思っているかもしれない。できれば忘れたいことだろう。
「そう……。でも、雰囲気変えたらすぐに新しい仕事が決まるなんて凄いよ」
私は、その件には触れないことにした。彼に辛い過去を思い出して欲しくなかったし、昔連絡をとっていたモデルの存在を、私も気にしたくはなかった。
「ね、びっくりした。大きな仕事が決まったって言ってたから、てっきり急に路線変更したのかと思ってたけど、まさか今までの仕事がなくなったから新しい仕事に挑戦してたなんて思ってなかったし」
「ねぇ。あんなにボーイッシュは嫌だっていってたのに、今ではすっかり気に入っちゃったみたいで、めっきり可愛らしい服は着なくなっちゃったもんね」
「え? ボーイッシュ嫌だったのに、やったの? 撮影のため?」
「ううん。ギャル雑誌の仕事とられたんなら、ギャルはやめてちょっと落ち着いたらって言ってみたの。律くんに似てるし絶対カッコよくなるよって」
「へぇ……。よくまどかさんのアドバイスを素直に聞いたね」
「私だってびっくりした。それにしても律くんにそっくりだよね」
思い出せば、笑いが込み上げる程だ。
あの姿を他の人にも見せたい。そう思っていたが、奏ちゃんがSNSにイメチェンと題して写真をアップしたら、途端にネットニュースに上がっていた。
それからそれへと「どこのモデル?」「謎のイケメン」「かなんせイメチェン大成功」とネットも盛り上がっていた。
「うーん、どうだろう。急に何かが変わったわけじゃないんだけどね。でも、電話くれたり、病院連れてってくれたりよく気にかけてくれるよ」
「奏が人を気にかけるようになったんだから凄いことだよ。雰囲気も全然変わっちゃったしさ」
「先月、仕事のことで悩んでたみたいなんだよね。若い子に雑誌の表紙とられちゃったって言っててさ」
「え!? 奏、まどかさんにそんな話するの?」
あまねくんは、相当驚いたのか、目を大きく見開く。奏ちゃんと出会った時には、あまねくんのことも律くんのことも、大好きな印象だったから、今まで相談するとしたら2人にしていたと思っていた。
しかし、あまねくんの反応を見るに、仕事が減ってきていたことも知らなかったようだ。
「うん。話の流れでだけどね。あまねくんには仕事の話しないの?」
「あー、うん。昔ちょっと色々あってさ……」
彼が言葉を濁したことで、律くんが言っていた来栖瑠美のことを思い出した。そういえば、あまねくんに紹介したことで奏ちゃんと来栖瑠美との関係が悪化したはずだ。
そもそもが、あまねくん狙いで奏ちゃんに近付いたのは彼女からだったが。
あまねくんは、この話を私が知っているとは思ってもみないだろう。あまねくんだって、自分のせいで奏ちゃんが嫌な目に遭ったと思っているかもしれない。できれば忘れたいことだろう。
「そう……。でも、雰囲気変えたらすぐに新しい仕事が決まるなんて凄いよ」
私は、その件には触れないことにした。彼に辛い過去を思い出して欲しくなかったし、昔連絡をとっていたモデルの存在を、私も気にしたくはなかった。
「ね、びっくりした。大きな仕事が決まったって言ってたから、てっきり急に路線変更したのかと思ってたけど、まさか今までの仕事がなくなったから新しい仕事に挑戦してたなんて思ってなかったし」
「ねぇ。あんなにボーイッシュは嫌だっていってたのに、今ではすっかり気に入っちゃったみたいで、めっきり可愛らしい服は着なくなっちゃったもんね」
「え? ボーイッシュ嫌だったのに、やったの? 撮影のため?」
「ううん。ギャル雑誌の仕事とられたんなら、ギャルはやめてちょっと落ち着いたらって言ってみたの。律くんに似てるし絶対カッコよくなるよって」
「へぇ……。よくまどかさんのアドバイスを素直に聞いたね」
「私だってびっくりした。それにしても律くんにそっくりだよね」
思い出せば、笑いが込み上げる程だ。
あの姿を他の人にも見せたい。そう思っていたが、奏ちゃんがSNSにイメチェンと題して写真をアップしたら、途端にネットニュースに上がっていた。
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