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婚姻届
【41】
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「急になっちゃったけど、明後日もう1度うちで顔合わせをするの。それでようやく結婚が決まるかな」
「そう。よかったじゃない。家は?」
「この前ちょっと見に行って、建てるところは決めたの」
「ふーん。結局一軒家にするんだ?」
「うん。マンションもオシャレでいいんだけど、やっぱり一軒家に住みたいなって思って」
「そう。セキュリティはマンションの方がしっかりしてそうだけどね」
「そうなんだよね。だから、あまねくんも一軒家にするにしても鍵はオートロックにするだとか、強化ガラスの下見したりけっこうそこに力入れてるよ」
あまねくんがそこまで拘るのは、私が鍵をかけずに家に入る習慣が抜けないからだ。以前、私のアパートでも心配をかけてしまった。
「そう。まあ、あっくんも楽しそうだし本人がいいならいいんじゃない」
「うん! とりあえず家が完成するまではあまねくんのマンションで一緒に暮らすつもりなの」
「何か、長いことかかったね」
「まあ、しょうがないよ。色々あったし……。後2ヶ月であまねくんと出会って1年かと思うとあっという間だったな」
「そう? てかまだ1年なんだ?」
「そうだよ。結婚なんて早すぎるよとか言ってたのが嘘みたいだもん」
あの時はまだ付き合って3ヶ月目のことだったから。まさかこんなにも結婚が難しいことだったなんて思いもしなかった。
「仕事始めたら多分もっと時間が過ぎるのも早いよ」
「忙しくなるだろうしね。仕事辞めてからも時間が経つのが早く感じたのは、それなりに充実してたのかなぁ」
「前よりも表情がいいですからね。きっと幸せなんですね」
黙って私と奏ちゃんのやりとりを見ていた古河医師は、にっこりと笑ってそう言う。
幸せなんですねと言われれば、心に暖かさが染み渡る。この人は、やっぱり人を癒す力があるのだろう。
「そうですね。先生も奏ちゃんと幸せになって下さいね」
「あんたに心配されなくてもこっちはこっちで適当にやるからいいの」
私は先生に言ったのに、隣でそっぽ向く可愛い彼女。雑誌の中の彼女とはまた違うけれど、私の妹になる子は生意気だけれどとても可愛い。
やっぱりショーを見に行きたいなぁ。まだオーディションだって受けてないのにってまた怒られそうだけれど、きっと彼女なら受かる気がする。
だって、奏ちゃんが着てランウェイを歩いた服なら、私だって欲しいと思うもん。
鼻の高い横顔は、可愛らしい女の子の格好をしていてもやはり律くんに似ていた。
奏ちゃんにもらった雑誌に再び目を向けながら、今後の彼女の活躍が楽しみでたまらなくなった。
「そう。よかったじゃない。家は?」
「この前ちょっと見に行って、建てるところは決めたの」
「ふーん。結局一軒家にするんだ?」
「うん。マンションもオシャレでいいんだけど、やっぱり一軒家に住みたいなって思って」
「そう。セキュリティはマンションの方がしっかりしてそうだけどね」
「そうなんだよね。だから、あまねくんも一軒家にするにしても鍵はオートロックにするだとか、強化ガラスの下見したりけっこうそこに力入れてるよ」
あまねくんがそこまで拘るのは、私が鍵をかけずに家に入る習慣が抜けないからだ。以前、私のアパートでも心配をかけてしまった。
「そう。まあ、あっくんも楽しそうだし本人がいいならいいんじゃない」
「うん! とりあえず家が完成するまではあまねくんのマンションで一緒に暮らすつもりなの」
「何か、長いことかかったね」
「まあ、しょうがないよ。色々あったし……。後2ヶ月であまねくんと出会って1年かと思うとあっという間だったな」
「そう? てかまだ1年なんだ?」
「そうだよ。結婚なんて早すぎるよとか言ってたのが嘘みたいだもん」
あの時はまだ付き合って3ヶ月目のことだったから。まさかこんなにも結婚が難しいことだったなんて思いもしなかった。
「仕事始めたら多分もっと時間が過ぎるのも早いよ」
「忙しくなるだろうしね。仕事辞めてからも時間が経つのが早く感じたのは、それなりに充実してたのかなぁ」
「前よりも表情がいいですからね。きっと幸せなんですね」
黙って私と奏ちゃんのやりとりを見ていた古河医師は、にっこりと笑ってそう言う。
幸せなんですねと言われれば、心に暖かさが染み渡る。この人は、やっぱり人を癒す力があるのだろう。
「そうですね。先生も奏ちゃんと幸せになって下さいね」
「あんたに心配されなくてもこっちはこっちで適当にやるからいいの」
私は先生に言ったのに、隣でそっぽ向く可愛い彼女。雑誌の中の彼女とはまた違うけれど、私の妹になる子は生意気だけれどとても可愛い。
やっぱりショーを見に行きたいなぁ。まだオーディションだって受けてないのにってまた怒られそうだけれど、きっと彼女なら受かる気がする。
だって、奏ちゃんが着てランウェイを歩いた服なら、私だって欲しいと思うもん。
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奏ちゃんにもらった雑誌に再び目を向けながら、今後の彼女の活躍が楽しみでたまらなくなった。
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