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婚姻届
【72】
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いいけど別に……計算だったとしても実際あまねくんの魅力に惹かれて好きになったのは事実だし……だから別にいいけど。
いいけど、何か納得いかない。
「……そうやって人の心を弄んで……」
「弄んでなんかないよ! どーしてもまどかさんと付き合いたかったんだもん。どんな手を使っても一緒にいたかったんだよ……」
「……わかったよ。他に隠してることない?」
「もうない。絶対ない!」
「そっかぁ……。私はとっても愛されてたんだね」
「うん。これからもっともっと愛すよ? まどかさんが幸せだって思えるように頑張る」
「ありがとうね」
「うん! でもね、ちょっとこんだけ色々暴露して一緒に振り返ったら、俺けっこうヤバい奴かもしれないなって思った」
「……気付いてくれて嬉しいよ」
「恋は盲目だね!」
「本当にわかってる?」
「うん。好きだよ。まどかさん大好き。でも、嫌われたくないから嫌なら言って? 大事なコレクションだけど、まどかさんが俺のこと気持ち悪いって思うなら全部捨てるから……」
あんなに嬉しそうに私の写真を見せてきたのに、私のためにそれを捨てるなんて……。私の肩に額を当てて俯くあまねくん。そんな彼に甘いのは、私だって彼が好きだから。
こんなに溺愛されてしまっては、その1つ1つに応えられるのか不安ではあるけれど、あまねくんが笑顔でいてくれるのが私の幸せでもあるのは事実。
「言わないよ。でも……ストローはやっぱり捨てようね」
「えぇ!?」
眉を寄せて、顔をしかめる。悲痛な叫びが伝わってきます。
「あれは不衛生だから」
「でも……」
「いっぱいちゅうしてあげるから」
「……まどかさんから?」
「うん」
目を大きくさせて私を見上げる彼の唇に、そっとキスをする。両手で彼の頬を挟み、三度ついばむように唇を重ねる。
「……」
あまねくんは、嬉しそうに頬を赤く染めて俯いた。
「捨てる?」
「うん……」
「いい子」
もう一度彼の唇にキスをする。さっきよりも深く。自分からこんなことができるようになってしまうなんて、私もあまねくんの歪な愛情が移ってしまってきているのかもしれない。
どちらのかわからない唾液が混ざり合って、吐息を漏らしてまた絡み合う。
こんなに激しく求め合うのに、彼からは優しさしか感じない。驚く程の歪んだ愛と独占欲を持つ彼。でも、それが私に牙を向くことは決してない。
いいけど、何か納得いかない。
「……そうやって人の心を弄んで……」
「弄んでなんかないよ! どーしてもまどかさんと付き合いたかったんだもん。どんな手を使っても一緒にいたかったんだよ……」
「……わかったよ。他に隠してることない?」
「もうない。絶対ない!」
「そっかぁ……。私はとっても愛されてたんだね」
「うん。これからもっともっと愛すよ? まどかさんが幸せだって思えるように頑張る」
「ありがとうね」
「うん! でもね、ちょっとこんだけ色々暴露して一緒に振り返ったら、俺けっこうヤバい奴かもしれないなって思った」
「……気付いてくれて嬉しいよ」
「恋は盲目だね!」
「本当にわかってる?」
「うん。好きだよ。まどかさん大好き。でも、嫌われたくないから嫌なら言って? 大事なコレクションだけど、まどかさんが俺のこと気持ち悪いって思うなら全部捨てるから……」
あんなに嬉しそうに私の写真を見せてきたのに、私のためにそれを捨てるなんて……。私の肩に額を当てて俯くあまねくん。そんな彼に甘いのは、私だって彼が好きだから。
こんなに溺愛されてしまっては、その1つ1つに応えられるのか不安ではあるけれど、あまねくんが笑顔でいてくれるのが私の幸せでもあるのは事実。
「言わないよ。でも……ストローはやっぱり捨てようね」
「えぇ!?」
眉を寄せて、顔をしかめる。悲痛な叫びが伝わってきます。
「あれは不衛生だから」
「でも……」
「いっぱいちゅうしてあげるから」
「……まどかさんから?」
「うん」
目を大きくさせて私を見上げる彼の唇に、そっとキスをする。両手で彼の頬を挟み、三度ついばむように唇を重ねる。
「……」
あまねくんは、嬉しそうに頬を赤く染めて俯いた。
「捨てる?」
「うん……」
「いい子」
もう一度彼の唇にキスをする。さっきよりも深く。自分からこんなことができるようになってしまうなんて、私もあまねくんの歪な愛情が移ってしまってきているのかもしれない。
どちらのかわからない唾液が混ざり合って、吐息を漏らしてまた絡み合う。
こんなに激しく求め合うのに、彼からは優しさしか感じない。驚く程の歪んだ愛と独占欲を持つ彼。でも、それが私に牙を向くことは決してない。
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