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友人の恋人
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いつもは亜純にべったりの依が1人でいることに驚いた。真白と2人で話すために亜純の方から離れたのかはわからないが、自分に話しかけてきたということは少なくとも亜純を探しているわけではなさそうだと千景は思った。
「依、久しぶり」
「おう。久しぶりだな」
相変わらずの依は歯を見せてにかっと笑った。千景が忙しくなってから、依と会う回数もかなり減った。数年前は亜純と依が住む家に定期的に遊びにも行っていた。しかし、絵本作家はシナリオを考えつつ絵も描かなければならないので部屋で缶詰状態の日が続くようになり、締め切りがあれば2人と休みを合わせるのも難しくなった。
こうして顔を合わせることもだいぶ久しぶりだった。
「また絵本を送ってくれたんだってな。亜純が言ってた」
「うん。新作出したんだ」
亜純はいつも子供たちに読み聞かせたあと、感想とお礼の電話をくれる。作品を出した分だけ亜純からの連絡が来るので、自然と作品数=亜純からの電話の数になりつつあった。
それ以外は亜純から連絡してくることはないし、千景から連絡することもほとんどない。依の独占欲が強いことをよくわかっているからだ。
高校時代もまだ依と亜純が付き合う前だというのに、何度亜純に手を出すなと言われたかわからない。自然と亜純のことは恋愛対象といてみてはいけないという存在になった。
「今となっては有名作家だもんな。才能があるっていいよな」
「まあ、ありがたいことに好きなものを仕事にさせてもらってるからね。でも依だってずっと好きだった亜純と結婚できたんだから幸せでしょ?」
「まあ、な」
自慢するわけでもなく、幸せな結婚生活を手に入れたと言った千景に依は満更でもなさそうな顔をした。それだけで、相変わらず依は亜純に惚れているのだと感じた。
「そこまで1人の人を想い続けられるって羨ましいよ。あとは子供ができれば賑やかくなりそうだな」
何気なくそう言った千景に依は目の色を変えた。
「依、久しぶり」
「おう。久しぶりだな」
相変わらずの依は歯を見せてにかっと笑った。千景が忙しくなってから、依と会う回数もかなり減った。数年前は亜純と依が住む家に定期的に遊びにも行っていた。しかし、絵本作家はシナリオを考えつつ絵も描かなければならないので部屋で缶詰状態の日が続くようになり、締め切りがあれば2人と休みを合わせるのも難しくなった。
こうして顔を合わせることもだいぶ久しぶりだった。
「また絵本を送ってくれたんだってな。亜純が言ってた」
「うん。新作出したんだ」
亜純はいつも子供たちに読み聞かせたあと、感想とお礼の電話をくれる。作品を出した分だけ亜純からの連絡が来るので、自然と作品数=亜純からの電話の数になりつつあった。
それ以外は亜純から連絡してくることはないし、千景から連絡することもほとんどない。依の独占欲が強いことをよくわかっているからだ。
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「今となっては有名作家だもんな。才能があるっていいよな」
「まあ、ありがたいことに好きなものを仕事にさせてもらってるからね。でも依だってずっと好きだった亜純と結婚できたんだから幸せでしょ?」
「まあ、な」
自慢するわけでもなく、幸せな結婚生活を手に入れたと言った千景に依は満更でもなさそうな顔をした。それだけで、相変わらず依は亜純に惚れているのだと感じた。
「そこまで1人の人を想い続けられるって羨ましいよ。あとは子供ができれば賑やかくなりそうだな」
何気なくそう言った千景に依は目の色を変えた。
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