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夫婦のかたち
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依は亜純の言葉を聞いてピタリと動きを止めた。言えば拒絶されることなど最初からわかっていた。それでも亜純から発せられた「気持ち悪い」は強烈だった。
「依も真白も体の関係があったくせにずっと黙って私と接してたってことでしょ」
「そうだけど……それも亜純と付き合うためだったんだよ」
「私と付き合うためってなに? 依は私と付き合えたら私の気持ちなんてどうでもよかったの? 私の友達と寝た人と付き合って結婚までして……2人して私を騙して……」
亜純は自然と体が震えるのを感じた。怒りで震えた先程とは全く感覚が違う。少なくとも結婚してからの6年間は2人の秘密を知らずにいた。
更に付き合った2年と少しを入れたら8年以上だ。その間自分は何も知らずに恋愛していた。あろうことか真白を抱いた男の子供がほしいと望んでいた。
真白は真白で自分が先に手を付けた男にどうして亜純を抱かないのかと詰め寄ったのだ。真白がまだ依のことを好きかどうかもわからないが、そんなことは亜純の問題ではなかった。
真白の薦めで依と付き合ったのだから、結局のところは依と真白の思い通りに自分は動いていたのだとまるで操り人形の自分に笑えてきた。
「騙すつもりなんかなかったんだよ! 俺は本気で亜純のことが好きだったし、今でも好きで大事にしたいと思ってる」
「……本気で好きだったら、真白のこと抱かないよ。私は、依以外に抱かれたいと思ったこともなかった」
「それはもう俺と付き合ってたからだろ? 俺は亜純と付き合えるなら」
「私が付き合う人は自分で決める! 確かに真白に言われて依と付き合ったけど、依が私のことを本気で好きでいてくれてるって思ったから付き合ったの! 真白とえっちなんかしてなくても、依の本気が伝わってたら私は真白に薦められなくても依と付き合ってた!」
どうしても操作されていただなんて思いたくはなくて、亜純は大声でそう叫んだ。
「依も真白も体の関係があったくせにずっと黙って私と接してたってことでしょ」
「そうだけど……それも亜純と付き合うためだったんだよ」
「私と付き合うためってなに? 依は私と付き合えたら私の気持ちなんてどうでもよかったの? 私の友達と寝た人と付き合って結婚までして……2人して私を騙して……」
亜純は自然と体が震えるのを感じた。怒りで震えた先程とは全く感覚が違う。少なくとも結婚してからの6年間は2人の秘密を知らずにいた。
更に付き合った2年と少しを入れたら8年以上だ。その間自分は何も知らずに恋愛していた。あろうことか真白を抱いた男の子供がほしいと望んでいた。
真白は真白で自分が先に手を付けた男にどうして亜純を抱かないのかと詰め寄ったのだ。真白がまだ依のことを好きかどうかもわからないが、そんなことは亜純の問題ではなかった。
真白の薦めで依と付き合ったのだから、結局のところは依と真白の思い通りに自分は動いていたのだとまるで操り人形の自分に笑えてきた。
「騙すつもりなんかなかったんだよ! 俺は本気で亜純のことが好きだったし、今でも好きで大事にしたいと思ってる」
「……本気で好きだったら、真白のこと抱かないよ。私は、依以外に抱かれたいと思ったこともなかった」
「それはもう俺と付き合ってたからだろ? 俺は亜純と付き合えるなら」
「私が付き合う人は自分で決める! 確かに真白に言われて依と付き合ったけど、依が私のことを本気で好きでいてくれてるって思ったから付き合ったの! 真白とえっちなんかしてなくても、依の本気が伝わってたら私は真白に薦められなくても依と付き合ってた!」
どうしても操作されていただなんて思いたくはなくて、亜純は大声でそう叫んだ。
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