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脅しの存在
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問題はどう接触するかだった。体さえ先に手に入れられれば……そうは思うが、千紘は凪に好かれたいのであって嫌われるのは本意じゃない。
嫌がるのを無理矢理して、傷付けたらどうしようか……。そんなふうに考えるが、女性が好きで女風の仕事をしている凪が普通に千紘と出会ったところで恋愛感情など抱いてもらえるわけがなかった。
ノンケの凪のが千紘を好きになることなどありえない。だったらせめて、体から入ればまだ可能性はある。しかし、どちらにせよ凪が簡単に抱かせてくれるとは考えにくく、結局のところ無理矢理にでも抱くしか方法はないと決意した。
嫌われたって、怖がられたって今のままじゃ近付けない。近付いたところで、自分は米山が尊敬している後輩の立ち位置で、凪にとってもその程度の認識だろうと思えた。
だったらせめて性的な対象としてくらいは見られたい。そんな願望から、千紘はどうやって凪を手に入れるかを悶々と考えていた。
とりあえずは米山を本店に異動させ、今後自分が凪の担当になれるよう手を回さなければと頑固な本店店長の顔を思い出していた。
絶対に諦めない。そんな執着心が熱量として伝わったのか、遂に店長が米山の異動を了承した。
交渉から1年近くもかかったが、店長からしても全く移籍する気配のない千紘をただ待つより、そんな千紘が推すスタッフを本店で働かせてみようと思ったのだった。
ここまでくれば、後は行動するのみ。
『初めての利用で不安だったり、心配事がありましたら、いつでもDMを歓迎しております』
そんな文章が写真日記にもツイッターにも書かれていて、とりあえず千紘はそこに連絡してみることにした。
これまでの過去を振り返り、なぜ凪を好きになったのかを現在目の前にいる凪に話して聞かせた。
「……マジかよ。お前、最初から……」
こんなことになるなら、変に関わるんじゃなかったと、凪は嫌がらせを受けていた千紘を助けたことを後悔していた。
嫌がるのを無理矢理して、傷付けたらどうしようか……。そんなふうに考えるが、女性が好きで女風の仕事をしている凪が普通に千紘と出会ったところで恋愛感情など抱いてもらえるわけがなかった。
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嫌われたって、怖がられたって今のままじゃ近付けない。近付いたところで、自分は米山が尊敬している後輩の立ち位置で、凪にとってもその程度の認識だろうと思えた。
だったらせめて性的な対象としてくらいは見られたい。そんな願望から、千紘はどうやって凪を手に入れるかを悶々と考えていた。
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絶対に諦めない。そんな執着心が熱量として伝わったのか、遂に店長が米山の異動を了承した。
交渉から1年近くもかかったが、店長からしても全く移籍する気配のない千紘をただ待つより、そんな千紘が推すスタッフを本店で働かせてみようと思ったのだった。
ここまでくれば、後は行動するのみ。
『初めての利用で不安だったり、心配事がありましたら、いつでもDMを歓迎しております』
そんな文章が写真日記にもツイッターにも書かれていて、とりあえず千紘はそこに連絡してみることにした。
これまでの過去を振り返り、なぜ凪を好きになったのかを現在目の前にいる凪に話して聞かせた。
「……マジかよ。お前、最初から……」
こんなことになるなら、変に関わるんじゃなかったと、凪は嫌がらせを受けていた千紘を助けたことを後悔していた。
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