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体だけでも
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「本番って客から求められるの?」
千紘が凪の腰に腕を回したまま聞いた。千紘にとっては未知の世界だ。男性しか恋愛対象ではない千紘は、当然男性向けの風俗を利用したことがない。女性を相手にしたこともなかった。
ただ、ゲイだと知ると仲の良い女友達はできたから、女同士でしかできないような彼氏の悪口や性事情を聞くこともできた。
女性が男性と同じように性に関して強く興味を持っていることは知っている。風俗で働く女性が友達として側にいたこともあったから、男が本番行為を強要する確率が高いことも知っている。
ゲイやバイの男同士が肌を寄せ合えば、挿入するのは100%に近い。しかし、女性発信はどうなんだろうと千紘は純粋に疑問に思った。
男女関係なく、金銭が発生すれば気が大きくなって本来のサービス以上のことを求めるのか。
しかし、昔は女性の髪もカットしていた千紘は、トリートメントやカラーで金額が増大しても、過度なサービスを求められたことはなかった。店内で他人の目があるのと、2人きりの空間とでも違うのだろうが、凪から求めるのと客から求めるのとでは千紘にとっても意味が異なるのだ。
「色々かな。向こうからしたいって言ってくる人も多いよ。でも、俺は相手から言われたらしない」
「なんで?」
「それ以上を求めてくる人が多いから。禁止されている行為だってわかってて自分から求めてくる人間は、大体図々しい。タダで延長することや店外で会うことを求めてきたりね。それじゃリピートされても金にならない」
「なるほどね……。じゃあ、凪から誘うんだ」
「うん。挿れたくなったって言うか、聞く。そこで同意が得られればする。まあ、俺からしたいって言った場合、次回からしないと自分に魅力がなくなったか、別に女がいるのかって勘ぐられることがあるから面倒っちゃ面倒なんだけど……」
そう言いながら、凪は本当に面倒くさそうに髪をかきあげた。
千紘が凪の腰に腕を回したまま聞いた。千紘にとっては未知の世界だ。男性しか恋愛対象ではない千紘は、当然男性向けの風俗を利用したことがない。女性を相手にしたこともなかった。
ただ、ゲイだと知ると仲の良い女友達はできたから、女同士でしかできないような彼氏の悪口や性事情を聞くこともできた。
女性が男性と同じように性に関して強く興味を持っていることは知っている。風俗で働く女性が友達として側にいたこともあったから、男が本番行為を強要する確率が高いことも知っている。
ゲイやバイの男同士が肌を寄せ合えば、挿入するのは100%に近い。しかし、女性発信はどうなんだろうと千紘は純粋に疑問に思った。
男女関係なく、金銭が発生すれば気が大きくなって本来のサービス以上のことを求めるのか。
しかし、昔は女性の髪もカットしていた千紘は、トリートメントやカラーで金額が増大しても、過度なサービスを求められたことはなかった。店内で他人の目があるのと、2人きりの空間とでも違うのだろうが、凪から求めるのと客から求めるのとでは千紘にとっても意味が異なるのだ。
「色々かな。向こうからしたいって言ってくる人も多いよ。でも、俺は相手から言われたらしない」
「なんで?」
「それ以上を求めてくる人が多いから。禁止されている行為だってわかってて自分から求めてくる人間は、大体図々しい。タダで延長することや店外で会うことを求めてきたりね。それじゃリピートされても金にならない」
「なるほどね……。じゃあ、凪から誘うんだ」
「うん。挿れたくなったって言うか、聞く。そこで同意が得られればする。まあ、俺からしたいって言った場合、次回からしないと自分に魅力がなくなったか、別に女がいるのかって勘ぐられることがあるから面倒っちゃ面倒なんだけど……」
そう言いながら、凪は本当に面倒くさそうに髪をかきあげた。
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