227 / 246
恋人自慢
31
しおりを挟む
「謹慎に異動ですか? 他の人たちは何のお咎めもなしなのに」
「ですからね、皆さんは被害者で加害者は宇野先生なんです。そのことが理解できない内は、謹慎期間を短くすることもできませんよ。今日はもう帰って自宅で過ごして下さい」
「院長先生! 片方の言い分だけ聞いて判断するなんてあんまりです!」
「証拠が提出されて、第三者の目から話し合って決めたことです」
院長がピシャリと言い放ち、それ以上の異論は認められなかった。つばさは院長室を追い出され、帰宅するよう命じられた。
もう一度瑠衣の元へ行こうと思っていたが、他スタッフの目もあって近付けなかった。
つばさは真っ赤な顔をしてロッカー内の荷物を持って、病院を出た。この結果に納得できなかった。
そもそも瑠衣と別れたのだって、瑠衣が嘘をついていたからだ。散々綺麗だと褒めてやった。他の女性と比較しても華やかで魅力があると。それなのに、それは全部金で買った偽物だったのだ。
それも、命を救うはずの技術を使ってわざわざ体に傷をつけたのだ。それは許せなかった。だから、直接言っただけに過ぎない。
元々の瑠衣の写真をどこから手に入れたのか、探偵はしっかりとBefore Afterの写真を見せてくれた。
整形前の瑠衣の顔はとても見られたものじゃなかった。あんな顔をした女と付き合っていたと考えただけで吐き気がした。
瑠衣が前の顔の私を好きになってた? と聞いたが、それは絶対にありえなかった。つばさが選ぶべき女性ではなかった。
絶対に交わることのなかった線が、瑠衣が整形したことによってつばさが選ぶことになってしまったのだ。
その事実が悔しくて仕方がなかった。陥れた、騙されたと言うのが正しい。自分に瑠衣は相応しくない。そう思って別れた。
自分にはもっと、自然に美しくて心の綺麗な女性が似合っていると信じて疑わなかった。
医師というだけでモテるのだ。それだけの努力をしてきたのだから当然だった。結婚相談所にも登録したし、マッチングアプリも始めた。
しかし、寄ってくるのは金目的で、見た目も心も美しくない女性ばかり。
つばさから声をかけた美しい容姿をした女性たちは、つばさに見向きもしなかった。
「ですからね、皆さんは被害者で加害者は宇野先生なんです。そのことが理解できない内は、謹慎期間を短くすることもできませんよ。今日はもう帰って自宅で過ごして下さい」
「院長先生! 片方の言い分だけ聞いて判断するなんてあんまりです!」
「証拠が提出されて、第三者の目から話し合って決めたことです」
院長がピシャリと言い放ち、それ以上の異論は認められなかった。つばさは院長室を追い出され、帰宅するよう命じられた。
もう一度瑠衣の元へ行こうと思っていたが、他スタッフの目もあって近付けなかった。
つばさは真っ赤な顔をしてロッカー内の荷物を持って、病院を出た。この結果に納得できなかった。
そもそも瑠衣と別れたのだって、瑠衣が嘘をついていたからだ。散々綺麗だと褒めてやった。他の女性と比較しても華やかで魅力があると。それなのに、それは全部金で買った偽物だったのだ。
それも、命を救うはずの技術を使ってわざわざ体に傷をつけたのだ。それは許せなかった。だから、直接言っただけに過ぎない。
元々の瑠衣の写真をどこから手に入れたのか、探偵はしっかりとBefore Afterの写真を見せてくれた。
整形前の瑠衣の顔はとても見られたものじゃなかった。あんな顔をした女と付き合っていたと考えただけで吐き気がした。
瑠衣が前の顔の私を好きになってた? と聞いたが、それは絶対にありえなかった。つばさが選ぶべき女性ではなかった。
絶対に交わることのなかった線が、瑠衣が整形したことによってつばさが選ぶことになってしまったのだ。
その事実が悔しくて仕方がなかった。陥れた、騙されたと言うのが正しい。自分に瑠衣は相応しくない。そう思って別れた。
自分にはもっと、自然に美しくて心の綺麗な女性が似合っていると信じて疑わなかった。
医師というだけでモテるのだ。それだけの努力をしてきたのだから当然だった。結婚相談所にも登録したし、マッチングアプリも始めた。
しかし、寄ってくるのは金目的で、見た目も心も美しくない女性ばかり。
つばさから声をかけた美しい容姿をした女性たちは、つばさに見向きもしなかった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる