男の娘カウンセラー クロサキ ツバキ

下妻 憂

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ケース4『とめたい』

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 カオリの顔が摩擦で擦り切れ始めているのが気になった。何度も何度も除菌ティッシュを新しく引き出しては、自身の顔面を拭っている。強く押し付けていないものの、幾度も繰り返すので皮膚が赤くなり乾燥している。
 西校舎と東校舎を繋ぐ渡り廊下を歩きながら、タクヤは時折振り返って確認する。心配と不安が入り混じる。教師と彼女の両親に連絡し、病院に連れていくべきではなかろうか。
 しかし彼女が承諾しない以上、それは余計に放り出す懸念が大きかったのだ。病院になど行かず、黙って帰宅し事態が悪化しかねない。


 時間は戻る。
 カオリは同級生の間で少し噂になっていた。常にハンカチや除菌ティッシュを持ち歩き、ドアの取っ手や水道の蛇口など、肌と物との間に何かを噛ませて触れる。
 いわゆる、潔癖症である。
 事件が起きたのは午後の休み時間。教室で静かに読書していた彼女に、ケイが何となく話しかけたことが切っ掛けになる。
「ぶえっくしょん!」とケイが、教室中に響くようなクシャミをかました。会話をしていたカオリの顔に、ツバ・鼻水・涙などの体液が降り注ぐ。
「ごめんごめん」と謝罪の言葉の途中に、彼女が嫌悪感をあらわに絶叫する。
「ヒィィーーーーーーーーーー!!!!!」
 地獄の底から響く甲高い不気味な悲鳴。この世でもっともおぞましい光景を目にしたかのように、顔中の筋肉をひきつらせ真っ青になる。ケイでさえ同級生の豹変に、驚きのあまり口を半開きにして数十秒膠着するほど、彼女の変化は凄惨たる有様だった。
 カオリはぺっぺっと、口の中に入った体液を教室の床に吐き捨てる。それでも足りずに水筒を引っ掴むと、机と椅子を蹴倒して廊下に転がり出て、手洗い場にてお茶でうがいを始めた。
 ケイが後ろからペコペコ頭を下げて謝るも、その間、半べそ掻きながら除菌ティッシュで顔を拭いている。
 それをタクヤは引いた位置で野次馬していた。彼女の潔癖症を話で聞いていたが、ここまでの異常を見たのは初めてだ。
 振り向いたケイと視線が合う。
 「先生かご両親に連絡した方が…」と心配の言葉をかける途中に、カオリが「やめて。先生にも親にも知られたくない」と涙声で遮る。「でも…」「お願い…言わないで」。
 こんな状態になってまで秘匿する理由がわからない。思春期頃の心の機微だと解釈するしかない。
 ケイがカオリの背中をさすろうとして、手を止める。「相談室連れて行ってあげて」。


 ケイはカオリを持て余していたのかもしれない。二人は元々近しい間柄。潔癖症のことも幾度か相談していたに違いない。そして起きたクシャミ体液噴霧事件。
 相談室なんかで良かったのか。さっさと帰宅してメンタルクリニックでも精神科でも連れていくべきではないのか。そうした考えは、懇願したケイの落ち込んだ顔を思い出すと霧散する。

 東校舎二階の西側の最果て。
 部活用品、書類の束、用途のわからないオブジェの波を避けながら進む。授業や部活でも普段使いから外された道具、あるいはゴミが申し訳程度に整えられつつ乱雑に放置されている。
 物置同然と化した奥まった先に、目的の場所はあった。
 日焼けしたオンボロ引き戸に、留められた画鋲から吊り下げられた、上部両端に紐が通された粗末なプラカード。
『学生相談室責任者:クロサキ ツバキ』と、ヘタクソな字で手書きされていた。

 取っ手に指を掛ける。気が重い。ガラクタだらけの東校舎二階廊下の散らかり具合は、既にカオリが嫌悪感を顔に出すに十分な汚れ具合だ。果たして彼女は、荒れ放題の相談室に入ることができるのか。
 扉を開く。内側からもわっとしたヤニの臭いが溢れ出る。後ろで「うっ」と喉に詰まる声が聞こえた。

 部屋の奥、頑丈そうな木机に足を乗せ、あわやひっくり返らんばかりに職員室用の椅子の足半分を浮かせて、少女のような部屋の主が前後に揺れながら本を読んでいる。
「クロサキ先生」そう声をかける。
 ガシャンと耳障りな音が響く。椅子の足の全面が床に接地する。「お~~~、いらっしゃい」。先生が雑に束ねた後ろ髪を揺らしながら迎える。
「なんか用? 患者?」口に咥えていたタバコを離し、ふーっと煙を吐く。タクヤは「患者」とだけ短く答える。「どこ?」そう返ってきた。
「どこって…」
 後ろを振り返る。カオリの姿がない。相談室を退室し廊下を見回す。一メートル程度離れた位置に立っていた。
 頭を掻いて聞いてみる。「やっぱり入れない?」「入れない」短い返事。
 相談室の奥からヨタヨタと歩き出てきた先生が「何やってんの? さっさと入んなよ」。訝しげな顔でタクヤ、そしてカオリに視線を移す。
「彼女、入りたくないそうです」
「はぁ? なんで?」
「部屋が汚いから」
 小柄な顔が眉根を寄せ「汚くなんかないやい」と言って、ヤニ煙を顔に吹き付けてくる。
「彼女…カオリさん、潔癖症なんですって」
 潔癖症、その単語を耳にした瞬間、先生は僅かに目を輝かせる。元々濁った眼の黒々しい光り方で。「ほ~~~! 潔癖症か!」。

 先生が部屋外へ出る。カオリの手前まで歩き、手近な書籍の山へ腰かける。埃が舞う。年月が経ち油煙が沈殿してベタベタなはずだろう。座る場所として適していない。
 だが彼は一向に気にした様子もなくカオリに話しかける。
「潔癖症なんて初めて見たよ。強迫神経症の代表的な症状だ。いやぁ、こんないかにもな症例を診察できるなんてカウンセラー冥利につきるなぁ」屈託のない不謹慎な笑顔だった。
 カオリが、大丈夫かこいつ?とこちらに視線を向けてくる。タクヤが記憶している限り、彼が大丈夫だった時など一日たりともない。

 先生が本の山の上で足と指を組む。
「それで、今日はどうしました?」
「私、潔癖症で」
「汚いと思ったところをずっと洗い続けちゃう?」
「はい」
 カルテに書き込む。「なるほどなるほど、儀式行動か。典型的な強迫性障害だね。何故洗っちゃうか自分でもわかる?」。
 一秒の逡巡。「汚いと思うから、ですかね」。
「そりゃ、そうだろうね。本当に汚いと思う?」
 カオリは時折、チラチラと先生のお尻の下付近に視線を向ける。白衣と汚れの接地面が気になるらしい。
「…いえ、普通の人はそこまで気にしないと理解しているつもりです」
「でも汚いと思っちゃうんだ?」
「…はい」
「ふむ…」カルテに書き込む。
 随分と筆滑りが良い。覗き込んだことはないが、真面目に記録を取っているのだろうか。
「自分では治したいと思う?」
 カオリは十秒程度、除菌ティッシュのビニール包装を弄ぶ。「はい、治せるものなら」。
「わかった。じゃあ、何とかしよう」そう言って先生はカオリから除菌ティッシュを引っ手繰った。

 フィールドワークだ…いや野外活動かな、と先生が言った。先導する彼に続いて、裏門からこっそり学校外へと出る。ちょうど休み時間らしかったが、教師と生徒が校外へ出ていくところを誰かに見つからなかったのは幸運だった。授業時間中の外出に罪悪感で心が痛む。
 学校に面した公道を10分ほど歩き、裏道から住宅街へ入った先に目的地がある。
 それは小さな町立公園。それも、どちらかと言えば子供連れが訪れる児童公園のような規模。現に、ベビーカーを押した若い母親二人が談笑している。堂々と正面から侵入してくる中学生女子のような白衣と高校生男女二名に、会話を止め不審な目を向けてきた。
 タクヤがこっそり耳打ちする。「先生、公園なんか来てどうするつもりなんですか?」。やましい事実はないが、通報されたらと不安が募る。そして、大人しくついてくるものの、除菌ティッシュを取り上げられたカオリは落ち着きがない。
「まぁまぁ、ちょっと待て。えーと…おっ、あれだ」
 先生が歩き出す。公園の奥まった隅っこ。一辺三メートルの砂場。作りかけの山に、誰かの忘れたシャベルが突き刺さっている。

「カオリちゃん、だっけ? 今からアタシがやることを真似しなさい」
 何をと聞き返す前に、「ダーーイブ!」と先生が頭から砂場に、不器用なヘッドスライディングをかます。乾いた砂粒が飛び散る。遠目から様子を見ていた母親二人がそっと公園を立ち去った。
「ぺっぺっ、砂が口と鼻に入った。おい、何やってんの。アンタもやる」
 カオリが真っ青な顔で拒否する。「い…嫌です」。
 先生が砂まみれの顔を固くする。「なにぃ、治したくないのか」。
「な…治したいですけど…」
 自分の顔や衣服の砂を、乱暴にはたいて落としていた先生の矛先がこちらに向く。「じゃあ、アンタもやれ」。
 いきなり話を振られたタクヤも頑として譲らない。「嫌です。僕は関係ないじゃないですか」。
「文句言うな。一蓮托生だ」
「うわっ」襟首を掴まれ引き倒される。足元が段差で不安定な為、ふんばりがきかず前のめりに突っ込む。
 高校生にもなって、砂場に倒れ込むとは考えもしなかった。制服の中にも砂粒が入り込んで不快感極まる。
 何するんですか、と言い終わる前に、半身離れた隣にカオリが突っ込んできた。引き倒された訳ではなく、決心して自分から飛び込んだらしい。
「おぉ! 見事な汚れっぷり! それに比べて男子は情けないなぁ」
 仁王立ちで手を叩いてカオリを褒め、タクヤをけなす。妙に気持ちが煮え切らない。
 隣でカオリが起き上がる。やはり彼女も顔中砂粒まみれだ。嫌悪感はタクヤの比ではないだろう。必死に歯を食いしばって、内側の衝動を耐えているようだ。

「お城作るぞ。カオリちゃん、手伝いなさい」
 先生がベタ座りして、砂場の砂を山状に盛り付け始める。既に袖もスカートも、おそらくあの座り方ではパンツも砂まみれだろう。にも関わらず、彼の表情は明るい。
「ほら、そっち側から盛り付けて。タクヤくん、アンタは水を汲んできなさい」
 カオリは今にも泣き出しそうだった。どのような感情が渦を巻いているか、推し量るのさえ憚れる。ただ彼女はそれでも、山を挟んだ先生の対面に座って砂遊びを始める。何度も躊躇しながら、砂に触れ掬って山かさを増やす。
「おぉ、良い感じ良い感じ。ここを崖にしてエディンバラ城にしようか」
 先生の笑顔、カオリもそれに苦々しく返す。
 ここにいても自分に出来ることはない。タクヤは立ち上がって水を汲んでこようと、公園の中を散策する。バケツはない。代わりにジュースの空き缶があったので、水場に行って補給してくる。
「水、こんなので良いですか?」
「おぉ、十分十分。そこに置いといて」
 二人が砂を盛り付ける。その上からたまに水をかけて固める。表情が固いままだが、カオリはよく頑張ってる方だ。
「なぁ、カオリちゃん。この砂場は子供がよく遊んでる。幼い子供だから色々漏れたりもするらしい」
「ひっ…!」
 短い悲鳴を上げ、カオリが全身を震わせる。
「おっと、手を離しちゃいけない。そのまま続けるんだ」
 彼女の嫌悪感は強まっただろう。公園の砂場は決して衛生的な場所ではない。人体に害があるほどではないにせよ。しかし言われるまま、何とか耐えて砂遊びを続ける。
「それになぁ、たまに犬や猫も立ち寄るとか。粗相をしているかもしれない」
 またも不安を煽る世間話。カオリが気の毒なほど辛そうに顔を歪ませる。
「いいか、絶対に砂から手を離すんじゃないぞ」

 「泥酔したサラリーマンが吐いた」「砂場には清掃員がいないんだ」「雑菌以外に寄生虫が混じっていることもある」。砂上の楼閣を建築しながら、先生は五分に一回程度の頻度で、どこで仕入れたのかそれともデタラメなのかもしれない、いかに砂場が不衛生であるのかの小話を語り聞かせる。
 女子高生と良い歳をしたおっさんが砂遊びする様を、タクヤは砂場の淵に腰かけて眺める。
 この異様な光景。近所の住民が不審がって通報したとしても、仕方ないと諦めるしかない。その時は一人だけでも逃げようと誓う。
 カオリは嫌悪感を滲ませながらも、決して砂から手を離そうとしない。先生が「へっへー、お嬢さんお団子をどうぞ」と土を丸めた泥団子を差し出しても「ま…まぁ、美味しそう」と受け取り食べる仕草をした。

 何時間そうしていただろう。夕暮れの空に巻積雲が赤く染まる。カラスが鳴き始める。どこからか夕食のカレーの匂いが漂ってくる。
 砂山は不格好ながらも、かろうじて城の姿を形どっていた。カオリが城壁を水で固めている。まだ青い顔色はしているが、表情の険が消えている。それどころか、どこか笑みさえ浮かべているように見える。砂に触れる指先から躊躇いが消えていた。
 先生が立ち上がり、「アタシちょっと手を洗ってくる。カオリちゃんはどう?」。
 カオリは先生の目をまっすぐに見つめ、「私は結構です」と断る。
「砂遊び、楽しい?」
「はい」
 先生が短く、ふふっと笑う。「あぁ、そう」。服に着いた砂粒を払い落しながら、水道へ向かう。
「あ、僕も…」とタクヤも後に続く。

 先生が水道の蛇口をいっぱいまで捻る。真鍮製の球形に膨らんだ先端の穴から、水道水が噴水のように噴き出す。三メートル程の高さから、水滴が雨となって振り落ちてくる。
「カオリさん、治ったんですか?」
「どうだろう、それは本人にしか分からないな。楽しんでるなら、良いんじゃないか?」
 彼は降り注ぐ水道水を手に貯めて、顔を洗う。砂汚れは落ちたが、目元や口から色の付いた液体が筋になって顔を伝う。薄化粧もしているらしい。白衣の袖でグリグリと拭き、薄く引き伸ばされて悪化する。アイメイクやルージュの下の顔も、化粧で変わらないくらいの童顔だった。
「エクスポージャー…だってさ。脅威刺激に直面させて回避行動が起こらなくなるまで、耐えさせ続ける」
「なんだか、漫画みたいな方法ですね」
 先生はタバコを取り出そうとして、水で湿気っていることに気づき懐に戻す。
「何事も慣れだよ」
 砂場で遊ぶカオリ。あれだけ汚れを嫌った彼女が、今は子供のように泥だらけになって遊んでいる。
 もしかしたら、と思う。耐えて慣れることよりも、童心に返って砂場遊びに興じた楽しさが、彼女の不快感を消し去ったのではないだろうか。隣で白衣を雑巾絞りしている彼が、そこまで考えていたのかは、知る術がない。
「先生、ただ単に砂遊びしたかっただけなんじゃないですか?」
「バーカ、アタシがそんないい加減に見えるのか」
 見える、という言葉は飲み込む。カオリが少し良くなった、その結果さえあれば過程なんてどうだって良いのだ、きっと。
「ところで、アンタは苦手なもんとかないの?」
 水浸しでビチャビチャの白衣に腕を通して聞いてくる。タクヤの心に意地悪が浮かぶ。
「…あえて言うなら、先生です」
 彼はケタケタと声を上げて笑う。そして少女のような顔を、ぐいっと近づけてくる。
「だったらエクスポージャーしないとな。ほらほら、もっと間近で見て慣れなよ」
「慣れませんよ…」
「遠慮するなって」
 しつこく体を擦り付けてくる彼の小柄な体と、ふざけた取っ組み合いになる。
 晴れの日の夕方、大人に片足突っ込んだ男子高生と良い歳した中年男性が、超局地的水道水ゲリラ雨の中にいた。
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