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第二章 盾は何処へ。
ボクはマッテいる。
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『ーー…んん?なんだスライムか。この世界に来て初めて見たな。』
それがボクとマスターの出会い。
高いところから落ちてきたボクは偶然座っていたマスターに当たって出会った。
スライムのボクにとっては魔界のほとんどが脅威。
だから消滅しない為には静かに見つからず移動しながら戦闘後の痕跡から微かなものを得るしかなかった。
マスターに会った時、ボクはやられると思って動けなくなった。
ただプルプルと震えるしか出来なかった。
『ははは、本物のスライムの方がよっぽどプルプルだな。愛着が湧きそうだ。』
でもマスターはボクを見て笑ってから指先で小突いてきた。
ボクの感触がよかったのかマスターは何度もつついてから言った。
『お前も一人ぼっちなのか?なら私と一緒だな。ちょうどいい、十何年も一人なのは飽きてきた頃だ。共にこの世界を歩かないか?』
そう言ってマスターはボクに手の平を出してくれた。
最初ボクは断ったら消されてしまうと思って素直に手の平に乗ってみた。
『了承した、と見ていいんだな?ならばこれからよろしく。』
手の平に乗ったボクをマスターは自分の肩に乗せると歩き出した。
普段と違う高さから見る景色は広く感じられた。
『ーー…おお!自分より大きなものも食べれるのか!これは掃除が楽になったな!』
マスターが切り落としたゴブリンの頭をこっそり取り込もうとしたら見つかってしまった。
でもマスターはボクのしたことを怒らなかった。
むしろ助かると言って褒めてくれた。
『お前も強くなって欲しいからこれから私が倒した奴はどんどん食べていいぞ。共に成長する姿を見せていこうじゃないか。』
それからしばらくはマスターが倒したものをボクは取り込んでいった。
マスターは敵を倒して、ボクは取り込んで、共に成長していった。
『…あ、アー、あー、マ、スタ……スター…マスター…マスター、マスターマスター。』
『ついに言葉が話せるようになったか!素晴らしいぞ!』
ボクの種族は成長が早いからどんどん進化していった。
他の種族に変化出来るようになって、マスターと同じ言葉を話せて、魔法を使えるようになった。
そして、マスターより先にスライムの最上位の一つである〈エンペラースライム〉に進化した。
『お前もついに最上位に上り詰めたか。これからはお前呼ばわり出来ないな。』
『そんなことない。進化しても、ボクのマスターはマスターだ。』
『ふふ、嬉しいことを言ってくれるじゃないか。なら今さらだが名前を付けよう。』
『名前?ボクに?』
『ああ、そうだな…エンペラースライムだから、略して【エイム】なんてのはどうだ?』
【エイム】、ボクの名前。
最上位に進化しこれ以上嬉しいことはないと思っていた最中にマスターから名前をもらった時、ボクは全身を使って喜んだ。
これからボクはエンペラースライムのエイムと名乗れるのだ。
だからボクも恩返ししたいと思った。
『マスター。ボクは、マスターと【眷属契約】したい。マスターの眷属として生きたい。』
『何?いいのかエイム?契約したら私の命令には絶対従わないといけなくなる。それに私は魔王なんか目指す気もない。このまま仲間としていてもいいんだよ?』
『いいの。ボクはマスターがいなかったらここまで成長出来なかったかもしれないから。』
契約を渋るマスターにボクは言い続けた。
スライムが最上位になる可能性なんてとても低い。よほどの偶然か、奇跡が起きない限りエンペラースライムにまで成長するのにはたくさんの時間が必要になる。
それに魔界は弱肉強食。自分より強くなりそうな奴は倒しておいた方がいいという考え方が多いのにマスターはただただボクの成長を喜んでくれた。
『ボクはずっとマスターのモノ。だから一番の、最初の眷属になりたい。』
『エイム……。』
そこまで言ったらマスターは背中を向けて空を見上げていた。
でもボクは知っている。こういう時マスターは嬉しくて感動しているんだって知っている。
『…うん、正直【眷属契約】なんてずっと使わないだろうなって思ってたけど、エイムが望むなら契約するとしよう!』
こうしてボクはマスターの最初の眷属になった。
離れても会話することが出来たり、失敗して迷子になってもマスターがすぐ見つけてくれるようになったから契約して本当によかった。
数十年経って魔王に仕えることになったマスターはいつしか大魔将軍なんて呼ばれるようになってた。
眷属もその頃にはたくさんいたし、皆はマスターを慕っていた。
でも一番はボクであることに変わりはしないけどね。
*
魔王がヒト族の世界に侵略することになった時、マスターは特別な仕事を与えられた。
魔族全般にとっては危険な聖属性を扱えるヒト族を連れ去るという仕事だった。
マスターならボクの援護なんか必要ない余裕の仕事だと思った。
だからマスターの命令に従ってヒト族の世界に点在する国の偵察に尽力した。
でも、余裕だと思ったマスターの仕事はそうはならなかった。
〈勇者〉と呼ばれる存在がマスターの邪魔をしてきたのだ。
同じ聖属性を使える聖剣と呼ばれる武器を持つそのヒト族のせいでマスターの眷属もいっぱい消えちゃった。
ついには勇者と三度目の対峙でマスターが大ケガをしちゃった時はすごく心配した。
魔王から門を守る魔空城の死守を命じられた時にボクはずっと離れた島でマスターと最後の会話した。
『マスター、ボクも一緒に戦うよ。ボクらなら勇者になんか負けないよ!』
『いやエイムよ。お前には森を守ってもらいたい。そこに住むか弱き者達を守ってくれ。』
『そんなの…マスターが守ってよ!マスターはすごいんだから!皆を守れるんだから!』
『エイム…これは命令だエイム!今の任務を完遂してから魔空城の下にある森の平和を守れ!』
ここにきて命令を出してからマスターはボクの声を聞かず会話を切ってしまった。
眷属として命令には従わざるおえないからボクは途中だった任務を全力で完遂して全力で森に向かった。
でも、ボクが森に着いた時には空にマスターのお城が見えなかった。
高いところでも見えなかったから森に目を向けたら煙と崩れたお城があった。
その場所に向かったけれどマスターは見つからなかった。
あったのはマスターと一緒に作った黒い盾。
盾が割れている姿でいたことにボクは言葉にならないくらいの不安が膨らんできたのを覚えている。
『…そんなことない!マスターは、マスターはきっといる!絶対いる!』
もしかしたら魔界に撤退してここにはいないのかもしれない。
ボクは門の使い方がわからないから行けないけれど……。
だから、ボクは命令通りに森を守ろう。
でも、森全部を守るんだからついでに割れて散った盾も探そう。
ここには上半分くらいしかないから森を探せばきっと見つかる。
マスターが直せるはずだから帰ってきたらすぐ出来るように全部集めておこう。
『だからマスター、早く帰ってきてね。ボクは、ボクは待ってる。マスターが帰ってくるまでずっとズット、マスターを、マッテいるから……。』
それがボクとマスターの出会い。
高いところから落ちてきたボクは偶然座っていたマスターに当たって出会った。
スライムのボクにとっては魔界のほとんどが脅威。
だから消滅しない為には静かに見つからず移動しながら戦闘後の痕跡から微かなものを得るしかなかった。
マスターに会った時、ボクはやられると思って動けなくなった。
ただプルプルと震えるしか出来なかった。
『ははは、本物のスライムの方がよっぽどプルプルだな。愛着が湧きそうだ。』
でもマスターはボクを見て笑ってから指先で小突いてきた。
ボクの感触がよかったのかマスターは何度もつついてから言った。
『お前も一人ぼっちなのか?なら私と一緒だな。ちょうどいい、十何年も一人なのは飽きてきた頃だ。共にこの世界を歩かないか?』
そう言ってマスターはボクに手の平を出してくれた。
最初ボクは断ったら消されてしまうと思って素直に手の平に乗ってみた。
『了承した、と見ていいんだな?ならばこれからよろしく。』
手の平に乗ったボクをマスターは自分の肩に乗せると歩き出した。
普段と違う高さから見る景色は広く感じられた。
『ーー…おお!自分より大きなものも食べれるのか!これは掃除が楽になったな!』
マスターが切り落としたゴブリンの頭をこっそり取り込もうとしたら見つかってしまった。
でもマスターはボクのしたことを怒らなかった。
むしろ助かると言って褒めてくれた。
『お前も強くなって欲しいからこれから私が倒した奴はどんどん食べていいぞ。共に成長する姿を見せていこうじゃないか。』
それからしばらくはマスターが倒したものをボクは取り込んでいった。
マスターは敵を倒して、ボクは取り込んで、共に成長していった。
『…あ、アー、あー、マ、スタ……スター…マスター…マスター、マスターマスター。』
『ついに言葉が話せるようになったか!素晴らしいぞ!』
ボクの種族は成長が早いからどんどん進化していった。
他の種族に変化出来るようになって、マスターと同じ言葉を話せて、魔法を使えるようになった。
そして、マスターより先にスライムの最上位の一つである〈エンペラースライム〉に進化した。
『お前もついに最上位に上り詰めたか。これからはお前呼ばわり出来ないな。』
『そんなことない。進化しても、ボクのマスターはマスターだ。』
『ふふ、嬉しいことを言ってくれるじゃないか。なら今さらだが名前を付けよう。』
『名前?ボクに?』
『ああ、そうだな…エンペラースライムだから、略して【エイム】なんてのはどうだ?』
【エイム】、ボクの名前。
最上位に進化しこれ以上嬉しいことはないと思っていた最中にマスターから名前をもらった時、ボクは全身を使って喜んだ。
これからボクはエンペラースライムのエイムと名乗れるのだ。
だからボクも恩返ししたいと思った。
『マスター。ボクは、マスターと【眷属契約】したい。マスターの眷属として生きたい。』
『何?いいのかエイム?契約したら私の命令には絶対従わないといけなくなる。それに私は魔王なんか目指す気もない。このまま仲間としていてもいいんだよ?』
『いいの。ボクはマスターがいなかったらここまで成長出来なかったかもしれないから。』
契約を渋るマスターにボクは言い続けた。
スライムが最上位になる可能性なんてとても低い。よほどの偶然か、奇跡が起きない限りエンペラースライムにまで成長するのにはたくさんの時間が必要になる。
それに魔界は弱肉強食。自分より強くなりそうな奴は倒しておいた方がいいという考え方が多いのにマスターはただただボクの成長を喜んでくれた。
『ボクはずっとマスターのモノ。だから一番の、最初の眷属になりたい。』
『エイム……。』
そこまで言ったらマスターは背中を向けて空を見上げていた。
でもボクは知っている。こういう時マスターは嬉しくて感動しているんだって知っている。
『…うん、正直【眷属契約】なんてずっと使わないだろうなって思ってたけど、エイムが望むなら契約するとしよう!』
こうしてボクはマスターの最初の眷属になった。
離れても会話することが出来たり、失敗して迷子になってもマスターがすぐ見つけてくれるようになったから契約して本当によかった。
数十年経って魔王に仕えることになったマスターはいつしか大魔将軍なんて呼ばれるようになってた。
眷属もその頃にはたくさんいたし、皆はマスターを慕っていた。
でも一番はボクであることに変わりはしないけどね。
*
魔王がヒト族の世界に侵略することになった時、マスターは特別な仕事を与えられた。
魔族全般にとっては危険な聖属性を扱えるヒト族を連れ去るという仕事だった。
マスターならボクの援護なんか必要ない余裕の仕事だと思った。
だからマスターの命令に従ってヒト族の世界に点在する国の偵察に尽力した。
でも、余裕だと思ったマスターの仕事はそうはならなかった。
〈勇者〉と呼ばれる存在がマスターの邪魔をしてきたのだ。
同じ聖属性を使える聖剣と呼ばれる武器を持つそのヒト族のせいでマスターの眷属もいっぱい消えちゃった。
ついには勇者と三度目の対峙でマスターが大ケガをしちゃった時はすごく心配した。
魔王から門を守る魔空城の死守を命じられた時にボクはずっと離れた島でマスターと最後の会話した。
『マスター、ボクも一緒に戦うよ。ボクらなら勇者になんか負けないよ!』
『いやエイムよ。お前には森を守ってもらいたい。そこに住むか弱き者達を守ってくれ。』
『そんなの…マスターが守ってよ!マスターはすごいんだから!皆を守れるんだから!』
『エイム…これは命令だエイム!今の任務を完遂してから魔空城の下にある森の平和を守れ!』
ここにきて命令を出してからマスターはボクの声を聞かず会話を切ってしまった。
眷属として命令には従わざるおえないからボクは途中だった任務を全力で完遂して全力で森に向かった。
でも、ボクが森に着いた時には空にマスターのお城が見えなかった。
高いところでも見えなかったから森に目を向けたら煙と崩れたお城があった。
その場所に向かったけれどマスターは見つからなかった。
あったのはマスターと一緒に作った黒い盾。
盾が割れている姿でいたことにボクは言葉にならないくらいの不安が膨らんできたのを覚えている。
『…そんなことない!マスターは、マスターはきっといる!絶対いる!』
もしかしたら魔界に撤退してここにはいないのかもしれない。
ボクは門の使い方がわからないから行けないけれど……。
だから、ボクは命令通りに森を守ろう。
でも、森全部を守るんだからついでに割れて散った盾も探そう。
ここには上半分くらいしかないから森を探せばきっと見つかる。
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『だからマスター、早く帰ってきてね。ボクは、ボクは待ってる。マスターが帰ってくるまでずっとズット、マスターを、マッテいるから……。』
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