主人公を助ける実力者を目指して、

九条零

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思い出話

第7.5話、ダークヒーローの資金原、1

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 あれはビルトン兄さまと一緒に音楽鑑賞に言った時だ、僕は衝撃に打たれた、

僕は歌がうまいほうだ、前世では沢山の歌を歌って練習して日々厨二を爆発させていた、はっきり言ってみんなに見られたら俺死にたくなって自殺していただろう、

「今回の歌手は、素晴らしい作曲のセンスで皆の心を動かした才能の少女、シャスチ!」

綺麗に手を振るシャスチを横目にしながら僕は思う、こいつやりやがった、

「まさか、まぁ、でも、著作権なんてこの世界にはない、なら大丈夫だ、きっと、多分、、、、、、」

「何してるのだ?グッドよ、彼女の歌はいつも素晴らしい、今回はどんな曲だろう、」

すみませんビルトン兄様、その歌の元ネタは異世界の偉人の歌なんです、しかも僕によって歪曲されてしまった歌になるなんて、ごめんなさい偉大なる偉人よ、作曲家よ、、、、、!

「今回の歌はご自分の評価というのは如何程のものなんでしょうか?」

「この歌は英雄について歌った歌です、私自身胸を打たれる感じがした歌なので多くの人に聞いてほしいです」

「なるほど、そのタイトルは」

、、、、、、まさか厨二の僕が知ってる曲かつみんなの前でノリで歌ったことあって英雄と言う単語が入る曲はあれしかない、、、すまないエレンたちよ、、、

「最悪の子」

あ、、、終わった、まじ終わった、すまないほんとにごめんなさい、私が歪曲してしまってごめんなさい、

「どうした、グッド、顔色が悪いぞ、」

「大丈夫です兄上、」

まぁ、実際厨二の僕はその歌を聴いたら涙流すほど感動してしまったし、そのくらい感動した歌だったから、それだけシャスチもこの歌が感動したならきっと、、、、、、偉大な作曲家たちなら許してくれる、ごめんなさい、

[魔力の弾が正義の証明 貫けば英雄に近づいた その手でほら 触れてみれば 同じ形同じ体温の悪魔~~~]

「パチパチ」

うわ、丸パクリ、どうせここまでやるなら鉄の弾の方がよかったよ、この世界に鉄の弾なんてないが、なんだよ魔力の弾って、ダサすぎるだろ、、、、、まぁ、歌は、上手かったいいもの聞けてよかった、

正直異世界であの歌が聴けるとは思わなかった、憧れるな、世界一優しい嘘つき、まさにこれこそ全厨二主人公の鏡だ、あーそれを助ける僕、エレンの真意を俺だけは知っている、俺だけはちゃんと理解している、かぁーそんなキャラを僕は目指している、

「スー、ウ、なんて感動する歌だ、涙が、涙が、買うぞみんなの分も魔法声、買っておこう」

兄様は初めてで感動のあまり泣いている、僕も初めてならないていただろう、

「本当に感動する歌です、特に生まれてしまったという歌詞、生まれた環境に納得していないなら自分で生きたいと思っているかのように活力を与えとくれますよね、」

本当に、素晴らしい曲だ、

 シャスチ

「まさか、ライト様が聴きに来てくださっていたなんて、」

「まぁ、たまたまね、それにしてもシャスチの声は美しいよ、歌もよかった、」

「ありがとうございます、ライト様に聞かせていただいた歌の中で1番心に残った歌です、」

そうか、前世で学校のみんなにこの歌聴いて感動で泣いたこと言ったらすっごい馬鹿にされた、僕はあくまで悪役にはなりたくなかったから、靴の中に納豆入れるだけで勘弁してやった、

とはいえ、自分が好きなものを好きって言ってくれたら嬉しいな、

「ですが、一つライト様から聴かせていただいた曲でもいまいちなものがございまして、」

「なんだと!」

ふざけんなよ、僕が感動した歌にいまいちだと、、、どんな歌だ、場合によっては正義の味方であるこのライトが粛正してやる、

「うっせわ、です、」

「あー、、、、、、うん、まぁ、ね、確かに、まだこの中世の世界では理解できなかったか、低次元な人間どもの脳では、」

貴様らいつかこの歌の素晴らしさがわかる日が来る、そんな時が必ずやってくる社会に苦しむそんな時がやってくる、見てろ貴様ら、

「それと、ライト様が聴かせてくださった歌の全て合わせて、100億以上稼げましたこれも全てライト様のおかげ、」

、、、、、、すまない、この世界には著作権はない、だから、ごめんなさい、

 
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