主人公を助ける実力者を目指して、

思い出話

第13話、アジンの楽園、

「私はもう負けるわけにはいかないのよ、初めから全力で行く、彼の願いを叶えるために」

「それは私も同じなのですよ、私も魔王の側近として、必ず魔王様に天下をもたらす、負けるわけにはいかない」

　二番手の決戦が始まる。

「あなたの剣私が断ち切る！」

青いオーラを纏った凄まじい魔力が込められた、剣、

「貴様の剣は素晴らしい、私以外の四天王なら倒せるかもしれない、ですが」

私の魔法は、無限楽園、目があった間、相手に楽園をみせる、

「ハア！」

アジンとアスモデウスの目が合う

　アジンの無限楽園♾
「ここは？私は何を」

なにやらいい感じの普通の部屋、貴族の家と言うかんじの、

ここは、一体私は、どうしてライトがいるの、なんで私とライトが同じ部屋に、

ライトが現れてソファに座る、

「なぁ、僕がさ」

ライトの口が開く、

「何？」

アジンがライトに問いかける、

「僕が、アジンのこと好きって言ったら、どうする？」

「ーーーーーーえ？」

アジンの心がざわつく、必死に冷静な答えを見つけようとする、

「私も、ライトが好きっていう」

今のアジンからなら冷静と言える答えだ、

「なら、嫌いって言ったら？」

「あ、私はライトに嫌われたら、、、尊敬してるから、あなたが望むなら嫌いって言う」

「アジンたちはなんで、僕に優しくしてくれるの？僕に助けられだから、それとも、、、」

そこに愛と言う言葉が入るか、みんなは少なからず、ライトに好意を持っている、


アジンは考える、自分の気持ちを、正直な、思いを、

「正直私がライトのこと好きっていえる、でもこの気持ちは尊敬、いつかあなたの隣に立てるようになったらて、でもそう思ってるのにいつまでも私はあなたには届かない、あなたに近づきたいなのに、なんで」

　　甘えてしまうの、甘えさせてくれるの、なんで、

「教えてあげるよ、アジン君は僕に、ライトに甘えているんだよ」

「僕以外のみんなの前では常に気を張ってトップとしてあり続ける、肩の荷が重い、それは苦しさ、辛さ、そんなことじゃない、みんなは好きでも、(疲れる)だろ、わかるよ」

アジンは心に合ったものが一気に取られた気がした、なんであなたはそんなことまでわかってしまうの、

「他のみんなより、僕といたほうが楽だろ、僕の前では強さを見せなくていい楽になれる、自分を全てわかってくれる人がいる、だからアジン、君は他の誰よりも僕に甘えているんだよ」

なんで、どうして、そんなこと、だったら、もっと、私を甘やかして、

「なにしてるの？」

「あなたに、ライトに甘えてるの」

アジンがライトの胸に寄りかかり、目を瞑る、

あー気持ちいい、もう忘れたい、何もかもつらかった記憶も、不治病も、

「あのアジンが僕に堂々と甘えてくれるとは」

「うるさい、」

アジンが全てを忘れて眠りにつこうとする、

「ねぇ、グッド、私を抱きしめて、」

「いいよ君が望むなら、」

あー、気を許した仲間と気が楽なライト、私は甘えて、また(依存)してしまう、

「アジン君はのこれからの未来は、甘えがなくなるのが耐えられなくなり、ライトにグッドと言う男に依存する、」

アジンの頭に、過去の記憶がフラッシュバックされる、

「どうしたアジン、何か忘れたい、考えたくないことでもあるのか？」

「そうね、もう今は、忘れてしまって、何も考えたくないよ、」

これは、男からしたら、誘いにしか聞こえない、

「なら、全て忘れよう、仲間も、みんなも、これまでのこと全て、」

「あー、楽だ、」

海に沈むような感覚、このまま、沈んで、楽に、

違う、ライトはそんなこと言わない、みんなを大切に思ってくれる、家族のように、だから私はあなたの隣に立ちたいと？！

「どこで覚えた、男に共依存させるのを」

アジンは今一瞬、幸せを感じた、これが現実ではないと理解した上での幸せ、

「待って、ライト、本当に？」

「お前から誘ったんだからな、アジンはこういう俺が好きなんだろ？」

これは確かにアジンが一度思った最高の、

「大丈夫、何も考えないようにしてやる、楽にしてやるから、『俺が』だからもう何もしなくていい、俺に依存しろ」

アジンは深い深い中に落ちていった。


どうして、私は気づいた、これは幻覚なのに、

暖かかった、優しかった、嬉しかった、安心した、気持ちが満たされた、これが私、彼の隣に立ちたいと思った私の思いは、

うざい、ムカつく、私が、私が、彼を、彼の隣に立つのは私なのに、

しっている、一度経験した、楽になりたいから私をわかってほしい抱きしめてほしい、私を救ってほしい、

手を伸ばした、依存という名のものには、不治病という、救いなんてなかったこと、

「だから、私は、彼の、彼の隣に立てるようになる、絶対に私のために、」

　現実
「もうすぐだ、この娘も、もうすぐ落ちる、」

この無限楽園を一定時間くらい続けると私の魔力が尽きない限り永久に眠りにつかせることになる、

「そう」

「ウェー、なんだと、私が血を、ガー」

「あなたの魔法、幻術かしら、それとも夢かしら、素晴らしい夢だったわ、だから1番苦しいやり方で殺す！」

なんだ、やつから流れる尋常ではない魔力！まずい今使った魔法、破られるとは、ダメージが大きい、

「死になさい！」

空から剣に魔力を込め、巨大な魔力の塊を放った、

「まさか、四天王が追い詰められるか、四天王よ我が魔王の魔力を与える！」

四天王たちが魔王の魔力で復活する、

「フン、ライト起きなさいあなたがその程度では負けないでしょう？あなた悪趣味よ」

ライトが起き上がる、

「す、すまない」

どうせライトのこと、私が見た夢も、、、、、、まさか、そんなことはないわよねさすがに、

「ねえ、さすがに、ライトでも、私がさっきかけられた技を除くなんてことは、」

いや、ライトなら、

「いや、すまない、アジンには完全に信頼していたから、特に気にしていなかったよ、それに、僕は今、魔力を縫い終わったところだ」

「フン、どうせなら、魔王も私がやりましょうか？」

「いや、本気を出す」

無限に近い膨大な魔力を纏う、

「な、なんだと、私の魔力よりも、その力をその、人間の体で」

「今の僕では、一時間、いや、30分が限界だ、一瞬でやる！」

しまった、私は今魔力を半分与えてしまった、全力ならまだ私の方が強いが、今では、

「四天王よ今すぐ、片付けろ！」

ここからが最終決戦だ！