主人公を助ける実力者を目指して、

第二章本編開始

第62話、恐怖を超えるもの

前世の世界で僕が恐怖したものその全てが今の僕には何の意にもない、核、人類が生み出した最強の破壊兵器でさへ今のこの世界に生まれ変わった僕には意味を持たない、

今の自分を恐怖させるものがこの世界に！　

「奴が組織のトップか、」

オメガプランの幹部は自身の名を英数字で表している、その番号が小さければ小さいほど組織内での地位の高さを示す。

「ファイブ、確かにそれなりの力では有ったけれど、まだ我々には及ばない」

チィトゥィリたちと互角に戦えるものは相当のものなのだ、

「われらには及ばなくとも、奴らの力はかなりのものだ、抜かりはないようにしろ、」

ストーリー的に最後の方でなんかくるのがこの世界の真理というものなんだ、

「アジンたちの元へ急ぐぞ」

ライトとチィトゥィリがアジンたちの元へ向かう


「貴様ら、この俺を新人類を、」

アジンとピャーチ、シャスチの3人で追い詰める、ピャーチの遠距離からの高威力魔力弾、シャスチの遠隔操作で襲う魔力弾、何よりアジンの剣による攻撃が強烈に強い、

「その程度なのね、新人類さん、」

「調子に乗るなよ、貴様ら！俺の肉体にダメージを与えることはできない、無駄なんだ。」

「そかしら？」

確かに肉体へのダメージはすぐに回復する、でも、精神的ダメージや魔力の減りは感じられる、私の精密な魔力なら分かる、

「確かに肉体へのダメージはあなたには無い、でも！」

「何をしている！」

ライトが着き、暗く美しい声でライトが話す、

「き、貴様が、か、幹部か、」

震え声で言う

何！、まさか？ライトが焦っている？

「アジン様、これは、」

ライトの魔力の波長が正常ではなかった、この波長は、、、人間が恐怖を覚える状態に現れる症状だ！


ば、馬鹿な！この僕が！恐怖している、こいつは、こいつだけは！今すぐ殺さないと、こいつだけはどの世界にも存在してはいけない！

「貴様がファイブをやったのか、貴様が、」

フォーの魔力が強くなっていく、怒りの力がさらに力を出してくれる、

「ぜ、絶対に、」

「絶対に生かして返すことは許さない、ダークヒーロー全戦力をもって敵を倒せ！」

ライトが今までに無いほどの大声をだして、命令を出す、

「アジン、チィトゥィリ、ピャーチ、シャスチ、今このばにいる幹部と私、全員で総攻撃しろ！」

4人ともライトが今までに無いほどの焦り、恐怖を感じ取った、

「了解、」

ライトの命令で全員がすぐに攻撃体制になる、

「私が仕留める、ハｱｱｱｱｱｱ」

シャスチの放たれた全ての魔力弾がフォーに攻撃する、

「ガァァァァァァァァァァ、俺の肉体が、グ、再生がまに合わない、貴様、」

「再生の隙は与えませんよ、ハァァァー」

ピャーチが魔力を溜めたエネルギーが放たれる、

「ガァァァァァァァァァァ、貴様ら全員、ぶっ飛ばしてやる！」

フォーの身体から魔力弾が生成される、

「貴様の魔力なんぞ俺の魔力が飲み込んでくれる、ガァァァ、」

フォーが魔力弾の攻撃を放とうとした時に、チィトゥィリの斬撃が腕を切り裂いた、

「無駄だよ、私たち全員の相手をするなんて、さすがのお前でも絶対に無理だ」

「む、無駄なのは貴様らの方だ、俺は貴様ら人類に代わる、新たな新人類だぞこの俺が、貴様ら人間も、魔族も聖霊も俺が殺す、貴様ら如きが束になったと！」

「グチャー、プシャー、」

アジンが聖剣でフォーの心臓を貫き、捩じ切った、

「ア、ガ、グ、」

お、俺たちが何をしたと言うのか、なぜ貴様ら人類どもは俺たちを殺すのだ、なぜだ、貴様らの思考がわからない、

世界を汚染し私利私欲のために、俺たちを殺し、無駄に捨てる、貴様らは貴様ら人類は、他の生物にとってこの世界にとって、不必要な害虫だ！

「俺が死んでも、必ず、ブｴｴｴ、」

「なんだ！」

フォーの身体から卵がたくさん分裂された、

「この量を全て破壊するのは、」

「アジン、」

ライトが魔力を高めているのを見たアジンたちが離れる、それを確認したライトが、放つ

「You are  final！」

膨大なエネルギーが放たれ、分裂した全卵ごと飲み込む

「グ、ババかな、き、き様は」

「フォーと言ったか、確かに俺たちはお前たちの命をなんの意味もなく奪う、それは俺たちがこの生態系の頂点である、人類だからだ、」


前世で僕はこの問題に自分で答えを出した、

「みんなみんな生きているんだ友達なんだー」

そんなわけ無いのだ、世界は残酷なんだ、ライオンだって虎だって生態系の一部であり我々人間も同じである

我々がお前たちを気遣うなんて、烏滸がましいことなんだよ、


「なら、俺たちが合う理不尽は、」

「、、、教えようか、考えないんだよ、そんな理不尽は考えることさえしないのが正しい、それが世界の摂理なんだよ」

そう、


母さん、なんで動物を食べるの？動物がかわいそうだよ、

なんを言ってるの？変なこと言わないの、ほら美味しいわよ


なんでみんな、虫をカゴに入れるの？虫がかわいそうだよ、

は？意味わかんね、気持ちわる、


なんで殺処分なんてするの？この世界は僕たちのための世界なの、

なんでみんな何も言わないの、可哀想だよ、


烏滸がましいんだよ、偉そうに、

そうか、僕はおかしいのか、


「ごめんな、それでも俺はお前たちを殺す、所詮人間は偽善者しかいない、」

膨大なエネルギーが放たれフォーの肉体を完全に破壊した、

人間以外の、オメガを作るなんて、核兵器よりも非人道的だ、

「アジン奴らの情報を回収次第すぐに帰還する、この場にもうようはない」

その言葉を言い残し、ライトはこの場を後にする、

その場にいるものも誰一人としてライトのことを理解する事など不可能、でもわからなくも彼のことを理解しようとしてくれるものが彼のそばにいる、

「了解」