主人公を助ける実力者を目指して、

九条零

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第二章本編開始

第63話、霊長類が生態系の頂点なのは

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ピース王国に紛れていたオメガプランの幹部を倒し、後始末はアジンたちに任せブランド王国に帰還する、

あの時、クロノスが俺に指示をしてきたのだ、ピース王国に紛れていたオメガプランの幹部を倒せと、神々が存在を消すべきと判断したのか、

「!グッド様どこにいらしたんですか?心配しました、」

何日かいなかったからな、心配もするか、

しかし、まだ戦争は続いているのか?停戦協定はもう結ばれてもいいはずだ、

「すまない、それで今の状況は?」

「突然乱入してきた、ダークヒーローライトにより戦争を継続することが困難となり一時休戦し、剣帝ミロク•リクスと剣王ビルトン•ブランドにより撃退に成功、しかし両軍壊滅的被害を受けたとして戦争継続が難しい状況となった、」

「今のところこの先の情報が入ってこない状況です、」

どうなっている?戦争継続が難しい状況なら停戦協定はもう結ばれてもいいはずだ、

「なぜ停戦の報告が来ない?まさか!まだ戦いが続いているのか、」

「はい、おそらく、ビルトン様とシャネロ様、ポルシェ様方が負傷、剣帝が戦線を降りたと報告はありましたが、依然戦いは継続中ということになります、」

そうか、思ってた以上にあの国はこの戦争を重く考えていたようだ、

、、、まさか、玉砕するつもりか!いやまさか、だが俺の前世の世界でも俺の国も、、、

「わかった、あ、セレーネ姉様は?」

行動力のある姉様のことだ、一人でおとなしくしているなんて出来ないはずだ、

「セレーネ様は学校に行っております」

学校?戦争中なのに授業はないはずだけど、

「学校になんのようがあるのだ、」

今国内には戦力がない、軍の大体は戦争に派遣されている、てっきり国内の治安維持に動いてでもいるのかと思ったが、

「それが、校内の魔剣士見習いの資格取得者の学生が戦争の参加希望をしていて」

戦争の参加希望だと、前世の俺の国なら想像できないな、いやそんなことはないか、前世でも他の国の人は、、、

「なるほど、今生徒会長も不在している、だからか、」

「はい、ですからセレーネ様が今お一人で校内の治安維持に力を入れていて、国内は今どの国も混乱状態にあります、」

なるほど、とりあえず今の僕がするべきことは、、、

「わかったとりあえず、セレーネ姉様と合流する、」

グットが急いでクロノスの待っている自室に向かう

「遅かったな、坊や、」

「教えて貰おう、お前の指示通りに俺はダークヒーローの幹部たちまで集めて、アジンたちもだ、主力戦力でピース王国に向かいそこにいるオメガプランの幹部を倒させた、何が目的だった、」

ライトは少し怒っていた、ほんの微細な魔力の乱れそこから感じ取れるのは、悲しみの気持ち

「なんだ!まさか、怒っているのか?」

クロノスだから感じ取れるほんの微細な魔力の乱れ、敵に同情してしまった彼の気持ちが、この世界の残酷さを、生命の悲しみを、

「すまなかった、指令を受けたんだ、天界の神々の奴らに、」

「!神々が、なぜだ、奴がこの世界にとって不都合な存在と神々は判断したのか」

「本来なら私が行って対処するつもりだったんだが、私が動くよりお前たちに動かせたほうが、私もお前たちも都合がいいと思ったんだ、」

なるほど、ダークヒーローの目的はあくまでもオメガプランの壊滅、クロノスの考えは理解した、だが

「世界で新しい霊長類が生まれたんだ、お前が倒したやつだ、」

「新しい霊長類か、もしもあいつを俺が見逃していたらどうなっていた、」

ライトは奴に同情していた、

「なんだw、お前全生命の幸せでも願っているのか、」

万物の幸せを叶えるなんて不可能だとそんなことを思うこと自体、烏滸がましい考えだ、

「はー、もしお前があいつを見逃していたら私が動くより他ないな、」

「俺がそれを止めたら、」

「お前、何が言いたい、」

「俺が考える、霊長類の定義とは、言葉だ、意思の疎通だ、奴にはそれができた、なら殺すべきではないのではないのか、」

「お前は、意思の疎通ができるのなら殺すべきではないと本気で考えているのか?」

霊長類が生態系の頂点なのは主に意思の疎通ができるかどうかのところによるものだ、

「なら、どうしてお前はそいつを殺したんだ、」

「それは、、、」

俺が殺したかったからだ、俺が怖かったから、恐怖だっから、

「、そいつはオメガプランによって作られた生命体、もとが生命力の強い生物を新しい人間とし生み出されたものだ、自然の摂理から反して生み出されたものなんだ、」

もし、自ら意思の疎通が可能になるまで進化する生命体が誕生した時は、俺たちはそいつは新たな霊長類と認めるのだろうか?

「わかった、この話は終わりだ、俺は今の状況を把握しきれていないとりあえず、セレーネ姉様と合流する」

「待て」

クロノスがライトを呼び止める、

「お前、私に何か言うことがあるだろう?」

ライトがクロノスに指示した、時を戻す神の技、それを無理に行使させた

「すまなかった、以前貴様から時間を戻すことが可能と知っていた、だから利用させてもらった、」

『世の摂理を神の断りにより超越させ時を戻せ!クロノスが世界に請願した、破壊された世界を破棄し新たらストーリーを始める』

「この力はもう使わないからな、絶対だ、お前の肉体もこの現世の世界にいる以上ただではすまない」

神の技は元々人間が使うことは不可能であり神であるクロノスに命令など、

「これでも私は神だ、神に対して無意やり命令を行使させたんだそのまま何もないとは思っていないだろな、」

クロノスが猫と戯れながらライトに言う

「この地上の世界は少なくとも不可逆的に天界の神々に支配されているんだ、そんな地上で神の力を行使させた人間に対して何もないと思うのか」

「天界の神々が俺を狙ってくると言うことか、」

「いや、私の前の神々が定めた自然の摂理によってお前の自由は当分の間封印される」

神々が定めた自然の摂理、

「そろそろだぞ、」

「何がだ?」

神々の制裁が、
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