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9月
128.ススキ
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昨日の今日で活力復活とはいかなかった私は、まだ残念ながらベットの上だ。あの後雪ちゃんが大騒ぎしてアワアワしながら、家まで連れてきてくれたみたいだけど私は眠ってしまっていたみたい。今度元気になったら鳥飼さんと白衣のお兄さんにもお礼とお詫びをしなきゃなって考えながらベットでウトウトしている。
あの白衣のお兄さんはお医者さんなのかな、若先生よりずっと年下に見えたけど。
ボンヤリそんな事を考えながら天井を見上げて1人過ごしていると、何だか時間に取り残されたみたい。何で風邪でもないのに熱なんか出しちゃったのかな、なんて考えながら雪ちゃんのことを考える。鳥飼さんが電話をしてくれて、本当に直ぐ飛んできてくれたんだって考えるとちょっと嬉しくなってしまう。ベットの中でニヤニヤしちゃう自分が可笑しくて、少し笑ってたつもりだったけどいつの間にかまた眠っちゃってたみたい。
雪ちゃんに、会いたいなぁ
そんなこと考えながら眠ってた私が目を覚ますと、心が通じるみたいに心配そうに雪ちゃんが私の顔を覗きこんでて少し驚く。
「大丈夫?麻希ちゃん。」
「雪ちゃんだ。」
思わずえへへって笑うと雪ちゃんが、少し困ったように微笑みながら頭を撫でてくれる。
「心配したんだよ?」
「うん、あのね、雪ちゃんに会いたいなぁって今考えてたの。凄いね、心が通じちゃったね。」
私がニヤニヤしながら呟くと、雪ちゃんが少し嬉しそうに微笑んで私の事を覗きこむ。あれ、雪ちゃんが近いなって考えたら、雪ちゃんが少し恥ずかしそうに目を閉じてねって囁く。私が大人しく言われた通りにすると、雪ちゃんの熱い唇が同じ位の体温の私の唇に触れる。
「雪ちゃん、体温高いんだね?」
私の言葉に雪ちゃんが恥ずかしそうに頬を赤くして、横を向きながら口元を手で覆う。
「そんなの自分じゃ分かんないよ、麻希ちゃん。」
「鳥飼さんの手、凄く冷たかったの、雪ちゃんは何時もあったかだよね。」
私の何気ない言葉に、雪ちゃんの視線が一瞬鋭くなるのが分かった。雪ちゃんが頭を撫でながら何か考え込んでいるのに、少し心配になる。
「雪ちゃん?」
「あ、ちょっとだけ考え事してた。何?麻希ちゃん。」
「ううん、呼んでみたかっただけ。」
ヘニャッと私が笑うと雪ちゃんが目を丸くして顔を赤くすると、何か反則だとかなんとか呟きながらもう一回目を閉じるように言われた。私が大人しくいう通りにすると、雪ちゃんが今度はさっきより長く前みたいな大人のキスをしてくる。キスが終わってボーッとしてる私のおでこに、雪ちゃんはもう一回チュッて音のするキスをして頭を撫でてくれた。
好きなら、これよりもっと色々するのかなぁ。
ボンヤリした頭でそんなことを考えながら、私はまたウトウトし始める。好き同士で相手の事が、大事ならキスだけじゃなくてもいいのかな。さっきみたいに会いたいなぁとか、もっと傍にいたいなってなることが増えてくならどうしたらいいのかな。雪ちゃん、また、前みたいにここに住んだりしないかな?衛も一緒にだと、部屋が足りないから駄目かも。じゃ、雪ちゃんの家に、私が居候とかはあるかな。そうするにはパパとママに良いよって言って貰わないと、雪ちゃんも許してくれないかも。そんな訳のわからない事ばっかり考えながら、私は眠りに落ちていた。
※※※
「調子大丈夫?」
学校帰りの早紀ちゃんと香苗が2人揃ってお見舞いに来てくれて、ベットの上の私を心配そうに眺めてる。私は笑いながら、2人を眺めて仲良くなったなぁなんて感動してみたり。
「うん、もう大丈夫。熱中症だったみたい。」
「熱中症ぉ?!」
「熱中症も油断できないのよ、香苗ちゃん。」
そうだよ、昨日なんか点滴したんだからと私が腕をまくると香苗が尚更驚いたみたいに目を丸くした。早紀ちゃんが家の中でも最近はなっちゃうのよって、本気で心配そうに私を見つめる。
「でも、ほんと、もう大丈夫だよ!元気だもん。」
ならいいけどと早紀ちゃんが微笑んでくれて、香苗も少し安心したみたいだ。早紀ちゃんがフォークロア・ゲートをやっとクリアしたと話してたら、香苗が今まではそういう話に見向きもしなかったのに面白いの?と私達に問いかけてくる。本当に香苗は色々変わったんだなぁって染々思いながら、珍しい早紀ちゃんの力説を私も援護してみたり。
「ロウのあの眼鏡を押し上げる仕草がいいの!」
「あー、確かにちょっと放置してると眼鏡をあげるよね、うん。」
「ゲームで動かすのって難しくないの?」
「案外慣れると簡単だよ?やってみる?」
私が言うと香苗は少し緊張しながら、うんと頷いた。私は暢気な感じで、ベットの上から香苗が早紀ちゃんに応援されながらコントローラーと格闘してるのを眺める。キャーキャー言いながらコントローラーを振ってる香苗を笑いながら見つめていた私は、ボンヤリ頭の中で木内梓の事を考えていた。
今頃新しい学校に通ってるのかな。
新しい環境になれるのって結構難しいだろうなって正直者考える。高校2年の半分からってどうなんだろうな。もっと沢山話しかけてたら違った今に辿り着いたのかな。フォークロア・ゲートが過去の記憶とかを題材にしてるせいか、そんなことを何気なくかんがえてしまっていた。
あの白衣のお兄さんはお医者さんなのかな、若先生よりずっと年下に見えたけど。
ボンヤリそんな事を考えながら天井を見上げて1人過ごしていると、何だか時間に取り残されたみたい。何で風邪でもないのに熱なんか出しちゃったのかな、なんて考えながら雪ちゃんのことを考える。鳥飼さんが電話をしてくれて、本当に直ぐ飛んできてくれたんだって考えるとちょっと嬉しくなってしまう。ベットの中でニヤニヤしちゃう自分が可笑しくて、少し笑ってたつもりだったけどいつの間にかまた眠っちゃってたみたい。
雪ちゃんに、会いたいなぁ
そんなこと考えながら眠ってた私が目を覚ますと、心が通じるみたいに心配そうに雪ちゃんが私の顔を覗きこんでて少し驚く。
「大丈夫?麻希ちゃん。」
「雪ちゃんだ。」
思わずえへへって笑うと雪ちゃんが、少し困ったように微笑みながら頭を撫でてくれる。
「心配したんだよ?」
「うん、あのね、雪ちゃんに会いたいなぁって今考えてたの。凄いね、心が通じちゃったね。」
私がニヤニヤしながら呟くと、雪ちゃんが少し嬉しそうに微笑んで私の事を覗きこむ。あれ、雪ちゃんが近いなって考えたら、雪ちゃんが少し恥ずかしそうに目を閉じてねって囁く。私が大人しく言われた通りにすると、雪ちゃんの熱い唇が同じ位の体温の私の唇に触れる。
「雪ちゃん、体温高いんだね?」
私の言葉に雪ちゃんが恥ずかしそうに頬を赤くして、横を向きながら口元を手で覆う。
「そんなの自分じゃ分かんないよ、麻希ちゃん。」
「鳥飼さんの手、凄く冷たかったの、雪ちゃんは何時もあったかだよね。」
私の何気ない言葉に、雪ちゃんの視線が一瞬鋭くなるのが分かった。雪ちゃんが頭を撫でながら何か考え込んでいるのに、少し心配になる。
「雪ちゃん?」
「あ、ちょっとだけ考え事してた。何?麻希ちゃん。」
「ううん、呼んでみたかっただけ。」
ヘニャッと私が笑うと雪ちゃんが目を丸くして顔を赤くすると、何か反則だとかなんとか呟きながらもう一回目を閉じるように言われた。私が大人しくいう通りにすると、雪ちゃんが今度はさっきより長く前みたいな大人のキスをしてくる。キスが終わってボーッとしてる私のおでこに、雪ちゃんはもう一回チュッて音のするキスをして頭を撫でてくれた。
好きなら、これよりもっと色々するのかなぁ。
ボンヤリした頭でそんなことを考えながら、私はまたウトウトし始める。好き同士で相手の事が、大事ならキスだけじゃなくてもいいのかな。さっきみたいに会いたいなぁとか、もっと傍にいたいなってなることが増えてくならどうしたらいいのかな。雪ちゃん、また、前みたいにここに住んだりしないかな?衛も一緒にだと、部屋が足りないから駄目かも。じゃ、雪ちゃんの家に、私が居候とかはあるかな。そうするにはパパとママに良いよって言って貰わないと、雪ちゃんも許してくれないかも。そんな訳のわからない事ばっかり考えながら、私は眠りに落ちていた。
※※※
「調子大丈夫?」
学校帰りの早紀ちゃんと香苗が2人揃ってお見舞いに来てくれて、ベットの上の私を心配そうに眺めてる。私は笑いながら、2人を眺めて仲良くなったなぁなんて感動してみたり。
「うん、もう大丈夫。熱中症だったみたい。」
「熱中症ぉ?!」
「熱中症も油断できないのよ、香苗ちゃん。」
そうだよ、昨日なんか点滴したんだからと私が腕をまくると香苗が尚更驚いたみたいに目を丸くした。早紀ちゃんが家の中でも最近はなっちゃうのよって、本気で心配そうに私を見つめる。
「でも、ほんと、もう大丈夫だよ!元気だもん。」
ならいいけどと早紀ちゃんが微笑んでくれて、香苗も少し安心したみたいだ。早紀ちゃんがフォークロア・ゲートをやっとクリアしたと話してたら、香苗が今まではそういう話に見向きもしなかったのに面白いの?と私達に問いかけてくる。本当に香苗は色々変わったんだなぁって染々思いながら、珍しい早紀ちゃんの力説を私も援護してみたり。
「ロウのあの眼鏡を押し上げる仕草がいいの!」
「あー、確かにちょっと放置してると眼鏡をあげるよね、うん。」
「ゲームで動かすのって難しくないの?」
「案外慣れると簡単だよ?やってみる?」
私が言うと香苗は少し緊張しながら、うんと頷いた。私は暢気な感じで、ベットの上から香苗が早紀ちゃんに応援されながらコントローラーと格闘してるのを眺める。キャーキャー言いながらコントローラーを振ってる香苗を笑いながら見つめていた私は、ボンヤリ頭の中で木内梓の事を考えていた。
今頃新しい学校に通ってるのかな。
新しい環境になれるのって結構難しいだろうなって正直者考える。高校2年の半分からってどうなんだろうな。もっと沢山話しかけてたら違った今に辿り着いたのかな。フォークロア・ゲートが過去の記憶とかを題材にしてるせいか、そんなことを何気なくかんがえてしまっていた。
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